死神達の恋歌   作:yatenyue

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太陽の導き 第一章 最終話 出発

八月八日午前一時

 

 現世。

 

 

 

 

最終話 出発

 

 

 

 

 

 

 

 開けられた窓。

 

 そこから急に何かが飛んできた。

 

 「(ぅ、まさか久しぶりの暗殺者?)」

 

 気になる考えを出しているが置いておいて

 

 それは赤いペイント弾に似たものであった。

 

 それは、壁にぶつかって

 

  《これからすぐに浦原商店まで来られたし》

 

 と血の文字のように文字を形作る。

 

 「惨殺現場のダイイングメッセージみたいだね。」

 

 こりゃ、掃除大変そうだな、なんておもっていると

 

 血文字がさらに形作られ

 

 

 《PS 今これを見てダイイングメッセージみたいとか在り来りなことを思った人はツッコミの才能がないです》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ツッコミのセンスなくて悪かったね。」

 

 

 「どうしたんですか、ふてくされて。

 

 姉様。」

 

 「いや、なんでも・

 

 留守の間家の任務本当に任せていいの?」

 

 「いいに決まってるじゃないですか、

 

 大丈夫です、一人で無理しません。

 

 他家に友人もいますし。」

 

 

 「そう、じゃあ

 

    いってきます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 八月七日の深夜、浦原商店前に集まった一護・織姫・茶渡・石田は、浦原商店の地下に案内されていた。一護が修業に使っていたあの部屋だ。

 

織姫は地下の巨大空間に感動し、テッサイに褒められている。

そんな中、一護はあたりを見回して浦原に声をかける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浦原はまるで自分のことのように嬉しそうに言う。

それに一護が更に質問しようとすると、声を掻き消すように浦原が指を鳴らす。すると、空中から何かが現れる。

 

 

 

「さ、これが尸魂界へ続く門…穿界門

よ一一く聞いといてくださいね。これから教えるのは、この門を死なずに通り抜ける方法っス」

 

 

 

一護を死神化させる(この時、何故かコンまで現れて騒がしくなった)と、同時に彼女も

 

 

 「一護が死神化したなら、私もっと」

 

 片手で印を結ぶと、体から霊体が分離する。

 

 死神の姿をした霊体が。

 

 「って、どうしたんだよそれ!!」

 

 「あんたの修行期間中に、できるようにしただけど?

 

 浦原さん、この体、後で来る車に乗せてもらえます」

 

 「お安いところですよーー」

 

 「変なところに触ったりしたら潰すからな」

 

 何を・・!!?

 

 その場の男の人の顔がこわばった。

 

 

穿界門とその通り方の説明を始める。

 

霊子変換器などの説明はあったが、門を通り抜けるのは問題ないらしい。

それを聞いて、一護は早速門を通ろうとするが、浦原に止められる。

 

 

 

「問題は"時間"なんス。

我々が穿界門を開いて尸魂界へと繋いでいられる時間は…

もって4分!」

 

 

 

その時間を聞いた瞬間、一護達の空気が変わる。しかも、時間内に尸魂界に行けなかったら、一生、現世と尸魂界の狭間一一"断界"に閉じ込められてしまうらしい。

 

 

 

「加えて、その"断界"には"拘流"と呼ばれる魂魄の動きを奪う気流が満たされています。

こいつに足の一本でも搦め取られれば、時間内に"断界"を抜けられる可能性は、限りなくゼロに近くなる」

 

「…ど…どうすれば…」

 

 

 

浦原の説明に、思わずそう口にする織姫。そんな織姫の疑問に答えたのは、喜助ではなく後ろからの声だった。

 

「前に進めばいいんじゃ」

 

 

 黒猫が言う。

 

 この黒猫変化しただけだよね

 

 人間だよね

 

 

 「心と魂は繋がっておる。大切なのは心の在り様一一前に進もうとする意志じゃ。

 

迷わず 恐れず

 

立ち止まらず 振り返らず

 

遺してゆくものたちに想いを馳せず

 

ただ 前に進むのみ

それができる奴だけついて来い」

 

 

 

夜一の言葉を聞き、空気が張り詰める。その空気を壊すかのように、一護が一歩前に踏み出して答える。

 

 

 

「…何寝ボケたこと言ってんだよ。

ここに集まって来た時点で、全員心は決まってんだよ!」

 

「わかっておるのじゃな小僧。負ければ二度と此処へは戻れぬぞ」

 

 

 

一護の返答に、更に聞き返す夜一。その声は、警告だとばかりに、部屋中に響いた。

一護はしっかりと前を見て、先ほどよりも力強く言葉を発する。

 

 

 

「勝ちゃいいだけの話だろ!」

 

「…その通り!」

 

 

 

一護達の変わらぬ決意を目にし、浦原も穿界門を開ける体制を整える。

 

 

 

「用意はいいっスか?開くと同時に駆け込んでくださいね」

 

「わかった」

 

 

 

浦原の言葉に頷くと、一護はコンに"家族を頼む"と言い、尸魂界に行くことに集中する。

それを待っていたかのように、浦原は次の瞬間には言葉と同時に力を込める。

 

 

 

「いきます!!」

 

「おう!!!」

 

 

 

皆、一護の声とともに穿界門の中に入る。

門の中に白くてうごめくものが両脇にあり、遠くには出口らしき明かりが見えた。どうやら、この白いのが拘流らしい。

 

一護・織姫・雨竜・茶渡は想像もできなかった、この光景に思わず足を止めてしまう。

 

 

 ただひとり卯月だけが、それに足を止めずさっさと進む。

 

 僅かな霊子をたどって

 

 

 

 

 

 そして 彼女はその世界に脚を踏み入れた。

 

 

 

 

 

       ~太陽の導き  一章 END~

 

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