オーバーロード 異世界に転移したアリストテレス【停止中】 作:始まりの0
~ゼオスの自室~
「はぁ~………やっぱりか」
ゼオスは自分の部屋にある豪華なベッドの上に身を投げ出すと、枕に顔を埋める。
(ある程度、予測はしていたが………アルベドがねぇ。果たして、本当にこれでよかったのだろうか?)
先程のアルベドに事実を改竄して話した。
(改竄と言うより、殆ど捏造に近いけど………とはいうものの、タブラさんがアルベドに愛情を持っていたのは事実だし…………万が一に備えて、モモちゃんと口裏を合わせて………いや、でもそれをすると、どうして説明するに至ったかを言う必要が………駄目だな。
取り敢えず、口外しない様にアルベドに釘を差しておこう。こういう場合は口止め料を払った方が良いかな。あっ、そうだ。アレを渡そう)
ゼオスは一先ず、これからの行動を決めると起き上がる。
「?」
その時、違和感を感じた。
「はぁ~」
何を思ったのか、再び顔を枕に埋める。
「スンッスンッ…………何やら良い匂い。香水でも振ってるのか?」
自分の枕から香る匂いを嗅ぐ。
「はぁ~落ち着く。俺等の世界で嗅いだ香水の匂いはきつくて、我慢ならなかったけどこれならありだな。
今度、メイド達にどんな香水なのか聞いておこう」
ゼオスはそう言うと、立ち上がりアルベドのいる場所へと向かう為に指輪の力を使い転移した。
彼はこの時、勘違いしていた。一般メイド達は清掃を行う。しかし、ゼオスは部屋は普段から鍵をかけている為、メイド達は入れない。因みに本人はそれを忘れているのだ。
だと言うのに、何故か部屋が綺麗に保たれているのは不思議だが元々ゲームの世界という事で気にしてはいけない。
ならば、何の匂いかというと
『暇ね』
番外席次は部屋から出れなかったので、殆どベッドでゴロゴロと。
『すぅすぅ』
寝る時もベッド。つまりそう言う事である。
この時、後に親友も同じ様な事をする等、全く思っても無かったゼオスであった。
~執務室~
―コンッコンッ―
「アルベド、未だ居るか?」」
ノックすると足音と共に扉が開き、アルベドが出迎えた。
「少しは落ち着いたか?」
ゼオスの言葉に首を縦に振り肯定した。未だ目が赤く腫れている。
「入ってもいいか?」
「はい」
アルベドの許可を得て部屋に入るゼオス。
「アルベド、お前も座れ………少しは気持ちの整理はついたか?」
ゼオスはソファーに座る。彼女に座る様に促すとそう言った。
「それは………」
「未だ整理できないのは致し方ない事だ………時間を掛けて整理すればいい」
「はい、ありがとうございます」
「それはそうと………先程、お前に話した事はアインズには黙っておいてくれ。あの話は俺達の中でも超重要機密だからな、俺がアインズに怒られてしまう」
「そんな機密を私に……」
「お前の胸に刺さった棘を取る為だからな………でも、これだぞ」
人差し指を口元に当てながらそう言った。
「畏まりました。このアルベド、命に代えましても先程の話を口にしないと誓います」
「それでだ………これをお前に渡そう」
そう言うと、空間の歪みから紐で封された少し大きな木箱を取り出した。
「これは?」
「口止め料と言う奴だ」
「こっこの様な物、頂けません!」
「いいから納めておけ。元々それはお前専用に用意した物だからな」
「私専用……どう言う事でしょう?」
「まぁ、開ければ分かる」
アルベドは少し戸惑いながらも、ゼオスに促されたので箱を開ける事にした。結ばれている紐を解くと、そっと蓋を開けた。
「布?」
中には白い布が入っていた。アルベドは蓋を横に置くと、その布を手に取ってみた。布と思っていたそれは、ドレスだった。
清純を思わせる純白のドレスとベール、金で出来たティアラ、パンプス、水晶の花のブーケが入っていた。
「こっこれは」
「俺とタブラさんが考案したウェディングドレスだ」
「!?」
「茶釜さん、やまいこさん、餡ころもっちもちさんが結婚という話題で盛り上がっていたのを聞いた男性陣が【
皆、それを作るのに熱を入れ過ぎて一時期ナザリックは資金難になったくらいだ。(俺は資金の補填と素材回収で連れ回されたっけ)
そう言う訳だ。だから納めてくれ」
アルベドはその話を聞いて心打たれる。自分は……
「あっ………あり……がとう……ございま……す」
アルベドは喜びから涙が溢れてくる、彼女はそれを止めようとしても止まらない。それを見た、ゼオスはハンカチを彼女に差し出した。
少し時間が経ち、彼女は落ち着いた様で、涙は止まった様だ。
「ゼオス様………これまでの御無礼、真に申し訳ありません」
「お前の全てを許す。だから気にするな。もし気にするのであれば、これまで以上にナザリックに………いや、此処は敢えて、モモンガに尽くせと言おう」
「はい!」
こうして、一先ず、アルベドの心のつかえを少しでも取り除けて良かったと考えているゼオス。
「さて、俺はそろそろ戻るとしよう。ではな」
「ゼオス様」
「ん?」
「いってらっしゃいませ。御戻りを御待ちしております」
アルベドは笑顔でそう言うと一礼した。ゼオスはそれを見て、表面上だけでない笑顔であると感じ、それを喜んだ。
「あぁ……行ってくる」
ゼオスはそう言うと、リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンの力を使うと自身の部屋へと転移した。
・NPC専用装備【花嫁衣裳】
一時期、自分の創った娘(娘)達が結婚すると言う設定で創った装備。どんな事をしても決して汚れる事無く、装備すると家事スキルが上昇するだけの装備
家事スキルが上がるだけだが、着用すると色々なエフェクトが出現する為に、かなり金が掛かっており、一時期ナザリックは資金難になり、主人公が資金の補填と素材回収で働かされた。
アルベドだけでなく、シャルティア達の分もあるが、それぞれ創造主の個性が出過ぎたので、運営の介入がありそうだったのでゼオスや女性陣により修正された。
「これなんてシャルティアに似合う筈だ!流石俺!」
「却下、露出が多すぎる」
「えっ!?ゼオっち!酷い!これ見てくれよ!ぜlt「黙れ、黒歴史晒すぞ」何処をどう直せば宜しいでしょうか、お姉様!」
姉に言われて(脅し)素直に受け入れたペロロンチーノ。