オーバーロード 異世界に転移したアリストテレス【停止中】   作:始まりの0

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 漸く、Ⅲ期が始まりました。

 これからが楽しみですね。

 今回は、Ⅲ期の1話で出て来た彼女達が出てきます。


EP22 星の守護者、NPC達を混乱させる

 ~ゼオス自室~

 

「ふぅ………作戦成功。いやぁ~あの時の装備がこんな事に役立つとは………一時期は俺を金庫代わりにするなと思っていたが、こういう時には役に立つな」

 

 取り敢えず、アルベドの口止めが成功したのでほっとするゼオス。

 

「安堵したらちょっと疲れたな…………フム、少し甘い物が食べたいな。えっと確か食堂が在ったな」

 

 そう言って、部屋を出て食堂に向かうゼオス。誰かに言い付ければ済む話なのだが、そう言った事に慣れていない彼は食堂に歩いて向かうので在った。

 

 

 数分後、食堂に続く扉の前に辿り着いた。何故、徒歩で来たのかというと

 

「食事は食べる前と、食べてる時が楽しみだからな。転移しちゃうとその1つの楽しみがなくなってしまうからだ…………俺は誰に向かって言ってるんだ?」

 

 

 

 

 

 ~食堂内~

 

「はぁ~相変わらず、美味しそう」

 

 

「そうだね」

 

 食堂の中には一般メイド……戦闘能力の持たない清掃などを行うメイド達である。そんなメイド達やNPC達は此処で食事をとっている。

 

「それじゃ、食べようか」

 

 一般メイド、美しい金髪のシクスス、短髪のフォアイル、髪に星の様な輝きを宿すリュミエールの3人は共に食事をする為に席に着いた。

 

「えっと、シクススだったな。此処は何処で食事を貰えばいいのだ?」

 

 とシクススに後ろから声が掛かる。どうやら何処で食事を貰うのか分からない様だ。

 

「そんなのあそこに決まってるでしょ」

 

 

「そうか」

 

 

「食事中には話しかけないで欲しいんですけど」

 

 彼女達は食事中には喋る事はしない様で、喋り掛けられた事で少しご立腹の様である。

 

「すまないな。食事中は静かにするべきだったな」

 

 

「そうそう……………2人とも、どうしたの?」

 

 普段、食事を始めたら喋る事無く、行儀よく食事を行うメイド仲間のフォアイルとリュミエールは緊張しているのか立ち上がって固まっている。

 

「しっ………しっ……」

 

 

「うっ後ろ」

 

 2人はまるでこの世の終わりを見た様な顔をしていた。そして周囲を見回してみる、この場にいる全員が立ち上がり固まっている。

 

「ん?」

 

 シクススは手を止めて、後ろを振り返ってみた。

 

「成程、あそこに並んで貰うのか。会社の食堂となんの代わりもないな。

 

 こういう所は向こうと変わらないのだな。いや、創造した俺達の影響という事か」

 

 顎に手を当てて食事の受け取り口を見つめながら、そう呟いている至高の42人の1人ゼオス・アルドライグの姿が在った。

 

「ぜっゼオス・アルドライグ様!?」

 

 

「おう。シクスス、助かったぞ」

 

 

「もっ申し訳ありません!」

 

 シクススはどうやら自分が仕出かしてしまった事を理解した。ゼオスと分からなかった為にタメ口を聞いてしまい、挙句、話しかけられた事を怒った。そんな事は在ってはならない。

 

 NPCは至高の存在達に創造された身であり、彼等にとって神も同然だ。そんな相手に対してとっていい態度ではないからだ。

 

「何故に謝っている?」

 

 

「しっ至高の御方であるゼオス・アルドライグ様に御無礼を働いてしまい………わっ私の命をもって」

 

 

「謝罪しなくていいぞ。お前等にとって食事は必要不可欠で、重要な事だと知ってるからな。それを邪魔されたなら怒るのは当然だ」

 

 

「しっしかし」

 

 

「フム、そこまで気にしなくていいぞ。この場にいる皆も気軽に話しかけてくれていいんだが…………どうも、皆固すぎる。あっ、そうだ。何時も、ナザリックの清掃ご苦労。他の皆も、何時も助かっているぞ」

 

 この場にいる全てのNPCがゼオスの言葉に胸を打たれた。自分達の様な下っ端でしかない者達に労いの言葉を貰えたのだから。

 

「それでは食事をいt………メッセージ?モモ………じゃなかった。アインズか?」

 

 アインズの名前が出て場が騒ぎ出す。だが直ぐに至高の存在の邪魔になると考えたのか、黙ってしまった。

 

「もう直ぐ、エ・ランテルに着くんだけどこのままハム助に乗って行くのが恥ずかしいどうすればいいって?…………フッ。

 

 大丈夫だろう。俺等以外にその生き物を強大なモンスターと認識してるらしいし…………尊敬の眼差しで見られるんじゃないか」

 

 完全に人事なので、面白そうに笑いを堪えながらそう言うゼオス。とは言え、此処で話をすると、NPC達に迷惑が掛かると思ったのか、出口に向かい身を翻す。

 

 何かに気付いた様で、シクススに向かい手を伸ばした。

 

「!?」

 

 どうやら、彼女の頬に付いていたケチャップを取っただけの様だ。そして手で取ったケチャップを舐める、最後に彼女の頭を撫でるとそのまま出て行ってしまった。彼は此処まで物凄く自然体で行っていた。

 

 場は唖然としてしまう。そして全員、シクススに視線を向ける。当の本人は………

 

 至高の存在であるゼオスにそんな事をされ、完全にショートしてしまっているシクスス。そして数秒後、彼女の足元は鼻血で血の海となってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~ゼオスは何故シクススにあんな事をしたのですか?~

 

「えっ、姪っ子には何時もしてたぞ?普通のことだろう?」

 

 

【これは至高の存在だけが許される事なので、良い子はマネしない様に。

 

 特に上級のNPCにすると確実に命を失います】←ナザリックに近付いた時点でだけど。

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