オーバーロード 異世界に転移したアリストテレス【停止中】 作:始まりの0
~アインズ私室~
「それで本当にいいの?」
「あぁ。この世界ではユグドラシルの時の様に俺達が蘇れる保証はない。なら俺が行く………少なくともこの身なら遅れはとらない筈だ。
それに………アインズ・ウール・ゴウンにはモモちゃんが必要だ」
ゼオスがアインズにそう言うと、アインズは黙ってしまった。
「…………」
「もしかして………ギルド長なのに事務仕事しかしてない、本当に自分は長として相応しいのかって考えてる?」
「なっなんで?」
「モモちゃんならそう考えてるかと思ってな…………モモちゃん、俺も、たっちさんも、ペロロンチーノも、他の皆だってモモちゃんなら任せられるって思ったからギルド長に推薦したんだ。自信を持ってくれ」
「ユウちゃん………ありがとう」
「モモちゃんはギルド長らしく堂々と待っていてくれ」
「分かった………もう何も言わない。でもちゃんと帰って来るって約束してくれ。ユウちゃんは親友で、大切な仲間なんだから」
「おう!モモちゃんの方も頼むぜ」
「了解………ワールドアイテムは持って行かなくていいの?」
「あぁ、課金アイテムも沢山あるしな。まぁ、幾つか武器は持って行くけど」
「武器……確か宝物庫だよね…………うっ、胃が痛い」
そう言って腹を抱えながら落ち込むアインズ。
「いや、骸骨なのに胃が痛いっておかしいだろ。まぁ、気持ちは分からなくないけど。俺が唯一作ったアイツはあそこまでは………」
「ごはっ!?」
どうやらパンドラズ・アクターの事を思い出し、それで精神的なダメージを受けているアインズ。落ち込んだ彼はベッドに倒れ込んだ。
「はぁ~黒歴史だ………ゲームの中なら良かったけど、現実に動いて喋ってるのを見ると………どうしても精神的に」
と落ち込んでいると、身体が光に包まれ精神が抑制された。
「俺は取り敢えず、必要な物を取って来るよ」
「じゃあ、俺は冒険者組合の方に行くよ。勿論、ユウちゃん達の幻影付きでね。そうすれば俺だけでなく、ユウちゃん達の名も売れるしね」
「あぁ………じゃあ、シャルティアを取り戻す為に」
「頑張ろう!」
2人はそう言うと、互いの拳と拳をぶつけた。これは前の世界の時から変わらない2人が行う儀式の様な物だ、何かを行う時、2人はこうして拳と拳を重ねた。
今すべきことは、盟友の子であるシャルティアを救う事だ。
~エ・ランテル近郊の森~
シャルティアが立っている場所を見下ろせる崖の上に門が出現し、そこから現れたゼオスと番外席次。
「さてと………番外席次、お前は下がっていろ」
「むぅ………」
「戦いを見たいというから、連れてきたんだ。約束は守れ」
「分かった」
どうやら番外席次は自分が戦いたいと考えて居た様だがゼオスにそう言われて、彼女は納得したらしい。それを見ると、彼を中心にドーム状の立体魔法陣が展開する。
「本格的な攻撃でなければ反応しないのか…………」
ゼオスの
「フォーウ」
「キャスパリーグ………彼女を守ってくれ」
「フォウ………キュー」
キャスパリーグと呼ばれた獣はゼオスに向かい翔けだすと、甘える様に彼の顔に頬ずりする。
「後で構ってやるから………ほらっ」
「フォウ!」
キャスパリーグはゼオスの言葉を受け、番外席次の方へと飛び、彼女の肩に乗った。
「なに、この子?」
「そいつは俺が唯一創ったNPC【原罪のⅣ・キャスパリーグ】。愛らしい姿はしているが、お前よりも強いぞ……少し派手にやるからな。そいつと一緒に下がってろ」
「分かったわ」
番外席次はそう言うと、キャスパリーグと共にこの場より去った。それを確認したゼオスはシャルティアを見下ろした。
「さてと………始めようか。
『終焉の鐘は鳴り響いた。ならば始めよう、
ゼオスを中心に一気に周囲の気温が低下し、凍り始めた。やがてその冷気はシャルティアまでも凍らせ始めた。
「『大神は獣により喰われ、あらゆる命は消え、邪神は解放され、地上は魔が溢れ、世界は混沌に支配される。
なれば再び地上に命を取り戻す為に、総てを浄化しよう。邪神も魔も、穢れも、万象の一切を焼き尽くせ。新たに世界に命が溢れる様に、次の世界の始める為に』」
ゼオスの足元から炎が噴き出すと、それが剣の形と成った。彼はそれを握り締めると、剣先を天へと向けた。
「超位魔法!【
ゼオスが世界の終焉の時に全てを焼き尽くす魔剣・レーヴァティンを振り降ろす。その瞬間、世界は熱気と光に包まれた。
と言う訳で、主人公のNPCとしてフォウさんが登場しました。
感想にプライミッツ・マーダーを出してほしいと言うのがありましたが、マスコット的なフォウさんにしました。
理由?番外ちゃんと並べると良い感じになりそうなので。