オーバーロード 異世界に転移したアリストテレス【停止中】   作:始まりの0

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 今回もかなりやり過ぎた………FGOで術師匠来たから調子乗ってしまった。


EP28 星の守護者の本気その②

「さてと………」

 

 総てが停止した世界で唯一動けるゼオスは周囲を見回した。

 

 ゼオスの我が意思は時すらも支配する(ザ・ワールド)に対抗できるのは、同じ時間停止を使用するか、時間停止の対策をしている()()()()()のみである。

 

 レベル70上のプレイヤー達は「時間停止」と「即死」に対して対策は必須としている。シャルティアを始め守護者一同もその対策は行っているものの()()()()()ではない故に、ゼオスの我が意思は時すらも支配する(ザ・ワールド)からは逃れる事はできないのだ。

 

「やるか………【魔法効果範囲拡大化(ワイデンマジック)聖光の檻(ホーリー・ゲージ)】」

 

 ゼオスが後方に大きく下がり、崖の上に立ち空に向け手を上げた。すると空から4本の水晶の柱が落下してくる、柱はシャルティア、エインヘリヤル、シャルティアの眷属を囲む様に地面に突き刺さった。

 

「ふぅ………これでよし。時は動き出す」

 

 ゼオスの言葉と共に時間が再び動き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

「はっ!?ゼオス様は一体どこに?!」

 

 シャルティアは突如視界より消えたゼオスの姿を探し周囲を見渡した。彼の姿は崖の上に在った。

 

「!」

 

 エインヘリヤルはゼオスの姿を捉えると、彼に向かい突進していく。だが突如出現した光の壁に弾き飛ばされた。それに気付いたシャルティアは眷属達に散開する様に命じた。眷属達は散開するが、光の壁により一定以上は出ていけない様だ。

 

「これは一体?!」

 

 

「第6位階魔法:聖光の檻(ホーリー・ゲージ)。聖なるルーンが刻まれたクリスタルの柱を召喚し、その中に敵を捕らえる魔法だ。

 

 まぁ、第6位階でお前を閉じ込められるとは思っていないさ」

 

 

「ならなんの為に………はっ?!」

 

 

「閉じ込められないが、足止め出来れば十分とは思わないか?」

 

 そう笑いながら言うゼオスの手には朱を主とした金や銀等で装飾された槍があった。

 

 シャルティアはその槍に見覚えがあった。ナザリックがまだユグドラシルに在った時に、創造主であるペロロンチーノとゼオスが槍を前に色々と話していたのを彼女は近くで聞いていた。

 

 その時の事を思いだし、顔が青ざめる。

 

 ゼオスは槍先を空に向ける。すると曇っていた空が更に暗くなり、雷が鳴り、周囲に落ち始めた。ゼオスの槍に雷が直撃する。

 

 槍は雷を纏った。そして、彼はその槍を投げる構えを取った。その瞬間、シャルティアは逃げる事を選択した。光の壁がシャルティアがその場から逃走する事を邪魔する。

 

「ぐうぅぅぅぅぅ!!!」

 

 シャルティアは光の壁を突破しようとするが、直ぐに破る事はできない様だ。

 

 ―バチッ!バチッ!バチッ!―

 

「!!」

 

 凄まじい電撃の音がする。シャルティアは一瞬、後ろを振り返った。そこには自分達に向かい槍を投げようとするゼオスの姿があった。彼の瞳は虹色の光を放っていた、常人がそれを見ればその輝きに心を奪われるだろう。だがシャルティアにとって恐怖の対象でしかなかった。

 

「【この雷は大神による裁きである(ジャッチメント・オブ・グングニル)】」

 

 投擲された槍はシャルティアや眷属達の中央に突き刺さる。槍は一瞬、眩い光を放つ。そして次の瞬間、暗雲から無数の雷が降り注いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ…………」

 

 先程の雷により周囲は荒野と化し、空を覆っていた暗雲は先程の衝撃で吹き飛び、青空が広がっていた。荒野ではシャルティアが膝を付いていた。見た所、殆どダメージを追っていない様に見えるが、彼女の鎧は既にボロボロになっている。

 

「ほぉ…………殆どダメージを喰らってないのか…………成程、寸でのところで聖光の檻(ホーリー・ゲージ)から脱出し、【不浄衝撃盾】でダメージを受け、残りは鎧で受け止めたのか」

 

 

「流石ゼオス様、御慧眼、畏れ入ります……」

 

 

「倒しきったと思っていたが………流石はナザリックの守護者と言うべきか」

 

 

「ありがとうございます………ですが先程の1撃、少し無理をなさった様ですね。魔力がかなり減っておいでです」

 

 

「その通り。この大神の神槍(グングニル)の真の力は自身のHPとMPを半分、槍に捧げる事で一定範囲内の敵に神の雷を落とす。エインヘリヤルもお前の眷属も消し飛んだ様で安心した」

 

 

「ゼオス様ぁ………どうして敵対している私にその様な事を?普通であれば黙っている筈でしょう?ゼオス様は回復されるそうですけど、私もこのスポイトランスで回復できます。回復しきる前に接近戦で攻めれば」

 

 ゼオスはシャルティアの言葉を聞いて口端を釣り上げ、不敵な笑みを浮かべた。

 

「確かに俺は今のHPは半分、MPは半分以下………対してお前は一度死んだとは言え、HPは7割残している。だが、不浄衝撃盾は使い切ったな」

 

 

「たっ確かにそうですが、状況から言って」

 

 

「なぁ、シャルティア。俺が何故、ナザリック最強と言われているか分かるか?」

 

 

「それは………」

 

 

「知らないのは当然だ。お前達の知識は俺達が与えただけの物………実際に見て、体験した物ではないからな。

 

 だからこそ知らない。俺が何故故にナザリックで最終兵器と言われたか………その身に刻むといい」

 

 ゼオスがそう言った瞬間、周囲の景色が一変した。先程まで、森の中に出来た荒野におり、空は清々しい青空だった。

 

 だが今のシャルティアの目に映っているの光景は違った。

 

「いっ一体何をなさったのですか!?」

 

 

「おいおい、シャルティア。()()()()()驚いていてはこの先苦労するぞ」

 

 

「この程度………ですか………」

 

 シャルティアの目に映っているのは青空ではなく、夜空………そして血の様に紅い月。森ではなく、巨大な城だった。

 

 これは世界を変えるゼオスの力だ。世界を変える様な力を持つのはシャルティアの知る中ではワールドアイテムくらいの物だ。だと言うのに、彼はそんな道具は持っている様子はない。

 

 ならば答えは1つ。ゼオス自身の力で世界を改変したと言う事だ。故にシャルティアは恐怖した。

 

「シャルティアよ。闘いを始める前に言った通り、アインズ・ウール・ゴウンがお前に引導を渡してやる!」

 

 星の守護者とシャルティアの戦いも局面に差し掛かった。




 武器やスキル・魔法などは後々まとめて記載します。
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