901分枝系統 80013世界 02795726時間断面 ISの世界 【改定作業中/第一章完結】   作:白鮭

25 / 42
昨日(3/18)に間違って上げてしまいました、それの上げなおした物です。
完成した後に推敲してなかったんですよね。


司×一夏(A+B)=鬼畜?

次の休日、俺と美夜は校門前で一夏を待っていた。

 

「下見がてら一夏を待ちながら校門前に来るのは良いけど、思いっきり見られてるな」

 

美夜もここまでの人数が集まって来たのは、予想外だったらしく

 

「すごいね、何かギラギラした視線を感じる。牽制しあって声をかけて来ないと良いけど」

 

俺の場合は戦闘以外では能力を封印していた為に、能力の封印をしていなかった美夜は俺より先に色々な事に気が付いていたのだが、告白以降は能力を抑えることをほぼ止めていた。そうしないと安全が確保出来ないからである。

そして、束さんの所からにんじんロケットで送ってもらって以来の外出なので、ここに来るのも約一ヶ月ぶりなのだが、ものすごい監視されている。美夜との会話を個人間秘匿通信(プライベート・チャンネル)に切り替える、読唇術が使えるやつがいると不味いからだ。

 

『能力を封印してぼんやり歩いていると攫われそうだよな。覚悟はしていたけど、平穏な生活は二ヶ月位しか持たなかったか。これ以降は時詠み以外は封印する事は無さそうだな』

 

『時詠みは封印するんだ、未来が見られると便利そうだけど?』

 

『見え過ぎるから嫌なんだよ。この能力の本来の使い手は、人間の時に自分が死ぬ時まで全部見えていて、エターナルになってようやく先が見通せなくなったらしい。それにエターナルになっても、最低でも三周期先までは確実に分かってたみたいだぞ。

俺の時間干渉能力は、聖杯から能力を作り出したものを鍛えて行ったものだけど、それでも五百年くらい先までは見えるからな。戦闘で短時間使う位で良いよ』

 

『らしいとか、みたいとか能力の詳細が良く分かってないの?』

 

『本来の使い手が、カオス・エターナルの”時詠み”の時深だからな。ロウ・エターナルにも”輪廻の観測者”ボー・ボーって言う時間干渉能力者がいるみたいだけど、能力の使い方が違うみたいだ。こっちは時間圧縮で、俺は圧縮の方が使いやすいんだ。ただ、因果律操作と組み合わせるなら、時深の使う時間加速の方が相性は良い。どっちにも会った事は無くて、”宿命”から貰った戦闘情報から読み取っただけだしな』

 

『私も鍛えないとダメだね。剣技とか神剣魔法は私の方が上手だけど、からめ手とか特殊能力とかは司の方が上手だからね。一撃の威力をもっと上げようかな?』

 

『あれ以上にするのか。まともに食らったら、俺は一撃でマナの霧に帰る(消滅)けどな。時間干渉能力で速さを補ったってエターナル同士の場合だと、戦い方が雑になるから隙を突かれるだろうし。俺は基礎が足りないから美夜が羨ましいけどな』

 

『じゃあ、お互いがんばろう。補って行けば良いんだし』 

 

『そうだな、修行の旅は始まったばっかりだしな』

 

「あ、織斑くんが来た」

 

そんな話をしていると美夜が気が付いて、俺たちは一夏を出迎えた。

 

***

 

「おはよう司、美夜。校門の外なんか見て何してるんだ?」

 

そう言っているので、監視の数を数えながら答える。

 

「俺たちをここから監視してるやつを数えている。俺たちが外出するって外の誰かに連絡したか?」

 

「ああ、弾・・・これから行く友達の所に連絡はしたけど。監視って、そんな大層なのが俺たちに付いてるって冗談だろ?」

 

「ごめん、連絡するのは当たり前だよな。平穏無事に過ごせるかは運次第か、大丈夫だと良いなぁ・・・」

 

そう言って苦笑いしていると、最初は一夏は冗談だと思って笑っていたが、その後に俺と美夜が真剣な顔をしながら緊急時の対処を話していると、次第に顔が引きつって行く。

 

「嘘・・・だよな」

 

「そんな訳無いだろ、ここは狭いし人通りがないから遠距離から六チーム、学園から離れれば離れる程増えるぞ。俺たちも狙われているけど、色々ヤバいのは一夏の方だからな。外出する時は気を付けろよ」

 

そう言いながら校門から出て歩き始めた。

 

「俺の方がヤバいってどういう事だよ!?」

 

顔色を悪くしながら一夏が聞いてくるので、少し危機感を煽る事にする。一夏は自分の安全を軽視する事が多い。ゴーレムⅠの時みたいに無茶されるのは心臓に悪いので、少し大げさに・・・別に大げさでも何でもないのが困りものな話をする。

 

「俺たちは束さんの後ろ盾があるしな。監視しているやつらの狙いは多分、俺か美夜と話すための切欠が欲しいんだよ。そして、出来ればそこからISコアの話に持って行きたい。そんな所だろ。余程のアホじゃなきゃ、束さんに喧嘩なんか売らないよ。

一夏の場合は日本の後ろ盾はあるけど、倉持技研の件や学園の成立の過程を見ると、日本を信用するの少し怖いと思っている。ただ、護衛を付けてくれてるから大丈夫だとは思うんだけどな」

 

一夏はバツの悪い表情をしながら、つぶやくように言う。

 

「俺、護衛は断った。一般人に護衛なんておかしいだろ?」

 

俺は一夏を横目で見た後、目を伏せる。

 

「世界に三人しかいない男性IS搭乗者が、一般人な訳無いだろ。惜しい人を無くしたな。大金を体に張り付けて、治安が最悪のスラムを丸腰で歩いている様な物だぞ。一夏、俺の考える最悪の想像を聞かせてやるから、もっと近くに寄れ」

 

俺と一夏は顔を寄せて、内緒話をする。

 

「つまりだ、薄い本展開になるんだよ。主人公は一夏な」

 

「・・・は?」

 

俺は一夏の下半身を見ながら話を続ける。

 

「一夏は乳牛(・・)扱いされて、俺たちが助けに行くと■■■とか言いながら■■■■とか■■■とかされてるんだよ。後は、一夏の値段はグラム換算で言えば、最高級和牛なんか鼻で笑えるくらい高いからな。■■■■とか・・・」

 

「俺、IS使えるから大丈夫だって!!・・・大丈夫だよな?」

 

声が五月蠅かったので、少し顔を顰めながら続きを話す。

 

「叫ぶなって、気持ちは分かるけど。街中で軍用兵器に匹敵する物をを展開するのか?国際IS委員会とか日本政府に借りを作り続けて、生殖細胞の提供を強要されたあげくに自分の知らない娘とかが家に押しかけて来たり、断り切れなくて、自称優秀な女尊男卑の女と見合い結婚させられたりしないと良いけどな」

 

そんなひそひそ話をしていると、美夜に写真を撮られた。

 

「美夜?」

 

俺が不思議そうに聞くと、美夜はニコニコ笑いながら

 

「漫研の友達に頼まれてた。今度、司×織斑くんで薄い本を作るから資料が欲しいんだって、織斑くんが顔を青くしながら司の話を聞いているって珍しいから、写真に撮ったよ。みんな喜んでくれるかな?後、私に売り子?って言うのもして欲しいんだって、司も一緒に売り子をやろう。衣装も作ってくれるって言ってたし」

 

俺は顔を青くしながら叫ぶ。

 

「どんな本か美夜は知ってるのか!?お願いします、何でも言う事を聞くからその写真は消してくれ!!」

 

一夏も絶望に顔を歪めながら、美夜に懇願する。

 

「美夜、頼むからそんな写真を漫研に渡さないでくれ!俺たちの黒歴史になるから止めてくれ!!」

 

そう言っているのに、その言葉を聞き流しながら美夜がスマホを操作して、写真を送ってしまった・・・送ってしまったのだ・・・・・・

 

「「ああああああ・・・・・・何と言う事を・・・・・・」」

 

「・・・送ったよ。あ、返事が返って来た。すごい喜んでる・・・司と一緒に売り子をするって送ったら、何か向こうがお祭り騒ぎになってるみたい。衣装も作ってくれるって」

 

俺は真っ白になって

 

「何が悲しくて俺×一夏の同人誌を売る為に、本人が売り子をしないといけないんだ。しかも俺のコスプレを本人がするってどういう事だよ・・・」

 

一夏はショックで固まってるし、美夜は喜んでるみたいだけど、俺との経験で男女の付き合いは分かっても、BL的な物の意味は知らないっぽいんだよな。元が神様代理の超箱入り娘だし。

 

後日、出来上がった原稿を見て美夜が真っ赤になって固まってしまい、一夏も写真から想像されたエグイ原稿を見て、護衛が必要だと思ったのか織斑先生に相談したらしくて、先生は俺たちに泣いて感謝していた。

 

身を削る思いをして薄い本を作った結果、一夏を助けたから良いと・・・する訳あるか!鬼畜系BL本で攻めは俺、受けは一夏の同人誌の売り子なんて俺は絶対にしないぞ!!そう心に誓ったが、先の事は怖くて時詠みでも見られなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




キリが良いのでここまで、先に進まない・・・
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。