新米風紀委員の活動日誌   作:椋風花

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踏み砕かれる思惑

 その後は、昼食も夕食もスパナが運んできてくれた。

 昼食時には部屋の前にいる監視役の人に苦言を呈されていたが、スパナが気にしなかったので、利奈も気にかけないことにした。

 

「ねえ、朝のあの紙って、スパナの名前を漢字で書いたの?」

 

 雑談をしているうちに仲良くなって、次の日にはわずかばかりの敬語と警戒心を取り払ってしまった。

 スパナの質問がどれも日本文化に関するもので、一度も利奈の素性を探ろうとしなかったからだ。

 

「そう。スパナって名前が見つからなかったから、読めそうな漢字を組み合わせた」

「だったら、鼻は違うのにした方がいいと思う。だって、鼻って鼻だよ」

 

 言いながら自分の鼻を人差し指で触ると、ふむとスパナは顎に手を当てた。

 

「パナで検索した漢字のなかで、一番面白い漢字だったんだけど」

「字の形で決めるのは危ないよ。日本人が変な単語のTシャツとか着てたら変に思うでしょ」

「んー……。それなら、違う漢字も検討してみる。夕食のときに持ってくるからまた読んで」

「うん、わかった」

 

 昼食のときに、そんな話をした。

 

 スパナがいなくなるとすることがなくなるけれど、捕虜の身で暇だの退屈だの言ってられないだろう。

 

 今のところ待遇は良好だ。

 正一は約束通り服を返却してくれたし、昨日の夜にはシャワーにも行かせてもらえた。

 さすがに携帯電話は返してもらえなかったが、持っていたところでどうせ役には立たない。

 

(いつまでここにいなきゃいけないんだろう)

 

 早く帰りたい。ボンゴレアジトにも、十年前にも。

 怪我を負ったランボの容体を確認したいし、わずかばかりかもしれないが、この基地についての情報を彼らに伝えたい。

 この基地は、おそらく地下に存在している。

 

(どこにも窓がないし、スパナが持ってきた和菓子、並盛町の老舗和菓子店の羊羹だった。

 並盛町付近の地上にこの基地があるのなら、絶対ヒバリさんが場所を突き止めているはず)

 

 それは自分たちに対する信頼でもあった。

 並盛町内の建物に潜伏していたとしたら、十年後の風紀メンバーが気付かないはずがない。

 

 そんな利奈の焦りに応えるように、部屋のドアが開いた。

 もっともそれは――

 

「入江様がお待ちです」

 

 ――悪夢への入り口だったけれど。

 

 

__

 

 

 利奈が案内されたのは、円形ドーム型の大部屋だった。

 

 入り口から見て左には半円を描くように大きなモニターが備えつけられていて、その下には何箇所かにわけて椅子と机が置かれている。そこに座っている人はみんな、空中に出ているモニターを見ながら、手元にあるキーボードを叩いていた。未来のパソコンである。

 そして部屋の右側には同じようなモニターと、なにやらわからない機械の操作パネルやら計測器と、多数の隊員の姿があった。

 利奈が連れてこられることを知っていたのか、利奈を一瞥するだけで仕事の手は休めない。

 

 そして部屋の中央部には人が乗る丸い台と、学校の教壇のような机がひとつ。そこに正一が立っていた。

 部屋の中央部と壁面以外にはなにもないので、部屋の中央にいる正一の存在感が際立っている。

 なるほど、ここは指令室かなにからしい。

 

「入江様。連れて参りました」

 

 連れてこられた利奈は、低い位置から正一を見上げた。

 見下ろす正一の瞳はこのあいだと違い、冷ややかさを感じる。真一文字に結ばれた口元は固く、顔つきも変わっていた。

 鼻を突くコーヒーの匂いに目を動かすと、机の上にマグカップが置いてあった。淹れたてなのか、大量に湯気が出ている。

 

「こちらに」

 

 声には一切の隙がなかった。

 前回とまるで違う正一の態度に戸惑いながらも、利奈は台に足をかける。

 

「……あの、今度はなんですか」

 

 解放の話でないことは雰囲気で察している。良い話でないことも。

 もしそうだったとしたら、部屋を出るときに荷物を持たせてくれているはずだ。

 

「私、なんで呼ばれたんですか?」

 

 声が喉に張り付きそうになる。

 これからいったい、なにが始まるのだろう。 

 

「君を呼んだのは、僕じゃない」

「……え?」

 

 予想外の答えに戸惑う。

 

『僕だよ』

 

 予想外の角度から、声が響いた。

 

「っ!」

 

 声の聞こえた方に目をやったが、そこにいた隊員は利奈に背中を向けていた。

 作業に追われている様子で、利奈に声をかけたようには思えない。

 

(あっちから聞こえたのに……)

 

 正一の表情を確認するが、正一からはなんの反応も得られない。

 だれかの代わりに利奈を呼び出したので、彼は役目を終えているだろう。

 

 もう一度、声が聞こえた方角に目を向けた利奈は、そのままその空間を凝視した。

 方角に間違いがなければ、その辺りになにかがあるはずなのだ。幻術で人が潜んでいる可能性もある。

 

 しかし利奈の予測は外れる。

 利奈が見ていたよりもわずかに上、なにも映し出していなかったモニターが、一瞬で切り替わった。

 

『やあ、初めまして』

 

 にこやかに笑う男の映像。

 彼からも利奈が真正面に見えているようで、利奈に目を合わせて手を振っている。

 

(……だれ?)

 

 親しみのこもった表情で手を振る彼は何者なのか。

 敵であるボンゴレファミリーの関係者への挨拶にしては、ずいぶんとあっけらかんとしていた。

 まさか、彼も日本オタクだったりするのだろうか。

 

 思考を巡らせて百面相する利奈を、彼は面白そうに眺めている。

 

『僕のこと、知らない? 正ちゃん、こういうときは先に説明しておかなくちゃ』

 

 大勢の人がいるなかで唐突にたしなめられ、正一はムッと顔をしかめた。

 

「急に言い出されたから時間がなかったんですよ。捕虜の顔が見てみたいだなんて」

『だって気になるじゃない。正ちゃんが敵の女の子を世話してるなんて聞いたらさ』

「っ、そういう冗談はやめてください。怒りますよ」

『もー、正ちゃんはすぐ怒るんだから。場を和ませるためのジョークだよ』

「白蘭さんのジョークは笑えないんです」

「……白蘭?」

 

 人の名前にしては珍しく、利奈はつい名前を復唱してしまった。

 その瞬間、周りの人たちの視線が利奈を刺したが、画面のなかの青年は表情を変えずに頷いた。

 

『うん、僕の名前は白蘭。で、正ちゃんの上司』

 

(じょ、うし?)

 

 スパナは言っていた。正一はミルフィオーレの中で二番目の地位にいる人物だと。

 つまり、その上司となると――

 

(一番! このファミリーのボス!?)

 

 ゾクッと肌に嫌な感覚が走り、利奈は反射的にモニターから距離を取った。

 その反応を見逃さずに、白蘭が目を細める。

 

『……やっぱり、その子はボンゴレの子なんじゃない?

 これだけで僕が何者なのかわかったみたいだし』

 

(やばい!)

 

 あからさまに警戒してしまった。

 スパナに話を聞いていなければ気付きもしなかっただろうが、それを言い訳にしたらスパナが処罰される可能性がある。

 保身のためにスパナを売るわけにもいかず、利奈は自分の迂闊さを呪いながら唇を噛みしめた。

 

 正一はそんな利奈に目をやったものの、すぐに色のない息をついて白蘭を見上げた。

 

「それはこれから調べれば済むことです。白蘭さんが手を煩わせる必要はありません」

 

 とんでもないことになってしまった。

 ボンゴレの関係者だと確信を持ったら、彼らは利奈に情報を洗いざらい吐かせようとするだろう。

 しかし、この状況で下手に弁解しようとすれば、より一層彼らに疑われてしまう。

 

「気が済んだのなら、彼女を部屋に戻してもかまいませんか? 僕も仕事がありますから」

『えー、もう? まだ全然話してないのに』

 

 挽回の一手が浮かばない。

 このままでは綱吉たちが危険に晒されてしまう。

 

(どうしよう……!? どうすればいいの!?)

 

 焦りが頂点に達したところで、白蘭が手を打ち合わせた。

 乾いた音が空気を変える。

 

『忘れちゃうところだった。その子に伝えておきたいことがあってね』

「えっ?」

 

(私に?)

 

 ミルフィオーレファミリーボス直々の話とはいったいなんなのか。

 まったく想像できずに戸惑う利奈に、白蘭はあっけらかんとした態度で語りかけた。

 

『その様子だと、今なにが起こっているかまったく知らないんでしょ?

 ボンゴレがどうなってるかとか、僕が君の仲間になにをしたのかとか』

「……え?」

「っ!? 白蘭さん! 駄目だ!」

 

 利奈の目が大きく見開かれる。

 

 なにかを察した正一が叫ぶ。

 すべてを目にしながら、白蘭は口を動かした。

 

『君の大切な人、殺しちゃった』

 

 ――君の大切な人、殺しちゃった。

 

(なにそれ)

 

 利奈は、その言葉が自分を動揺させるための嘘なのだろうと考えた。

 だから取り消されるのを待った。

 

(ほら、早く言ってよ)

 

 白蘭の目はまっすぐに利奈を見つめている。唇は動かない。

 

 ――君の大切な人、殺しちゃった。

 

 そんな言葉、嘘に決まっている。そうに違いない。

 

 嘘だと思おうとした。口に出して否定しようとも考えた。

 それなのに心臓は早鐘のように脈打って、出そうとした言葉は喉につっかえて出てこなくなる。

 

「――!」

 

 隣の正一がなにかを口にしているのに、その声がまったく耳に入らない。

 ひどく怒っているみたいだけど、それが白蘭が嘘をついたからなのか、あるいは本当のことを言ったからなのか、言葉がわからないから区別がつかなかった。

 利奈の耳に届いているのは、白蘭の座っている椅子が軋んでいる音だけで、それもなんのヒントにもならない。

 

『ねえ、今、だれのことだと思った?』

 

 怒鳴る正一を一切無視しながら、白蘭は利奈に尋ねた。

 不思議なことに、正一の声は聞こえなくても、白蘭の声ははっきりと聞こえた。

 しかし利奈は答えられない。

 

『君の大切な人って、だれなのかな?』

 

 そこでやっと、だれが殺されたのかを知らされていないことに気がついた。

 

(聞きたくない)

 

 聞いてしまったら、もう、事実として受け入れなければならなくなる。

 それでも、聞かずにはいられなかった。

 

「……だれ?」

 

 掠れた声になってしまったが、白蘭には届いたらしい。

 椅子の背もたれに背中を預け、立てた人差し指をゆらゆらと揺らす。

 

『んー、じゃあヒント。君たちのなかで一番偉い人』

 

 真っ先に恭弥が思い浮かび、利奈はまず、そのありえなさに目を瞠った。

 しかし、すぐに勘違いに気付く。

 

 白蘭たちは利奈をボンゴレファミリーの人間だと思っている。

 それなら君たちという単語は、ボンゴレファミリーのことを指し示すはずだ。

 

 次に利奈は唇を震わせた。

 答えが出てしまったからだ。ボンゴレファミリーで一番偉い人間ということは――

 

――

 

「いい加減にしてください!」

 

 とうとう正一は通信を切った。

 しかしすぐさま回線が復帰し、正一は正面のモニターを睨みつける。

 

「いったい、なんの目的でこんなことをしているんですか! これじゃあ! これじゃ、ただの――」

『ただのイジメだって?』

「っ!」

 

 画面が暗くなって背後から白蘭の声が聞こえると、正一は勢いよく振り返った。

 今度はそこのモニターに白蘭が現れる。

 

『でも、彼女には知る義務があるでしょ? 責任があるんだから』

 

 ピクリと彼女の指が動いた。

 そういえば机を叩いたとき、彼女はまったく反応を見せていなかった。もしかしたらショックで音が聞こえなくなっているのかもしれない。

 

 ――このとき、注意を少女に向けたのは、正一痛恨のミスであった。

 

 正一が目を逸らすと同時に、白蘭が振り返ったばかりの少女の瞳を捕らえたからだ。

 正一が白蘭との通信を強引に切り上げる前に。正一が彼女をこの部屋から連れ去る前に。白蘭は会心の一撃を与えるべく言葉を続けた。

 

『君がいたから、沢田綱吉は死んだんだ』

 

 ――それは、あまりにも無慈悲な通告だった。

 

 少女の瞳から光が失せていくのを、正一はただただ見ていることしかできなかった。

 

『考えなかった? そこに監禁された理由を。君が捕まっていることで、ボンゴレにどんな影響がでるかを』

 

 少女が力なく首を振った。

 あまりの痛々しさに、様子を窺っていた隊員たちの何人かが顔を背ける。

 

「……やめてください」

『まあ、僕としては助かったんだけどね。君がいなかったら、こんなに早く話は進まなかった。

 警戒心の強いあの十代目が一も二もなく交渉に応じて、あんな無防備に撃たれるなんてことは――』

「もうやめてくれ……っ!」

 

 懇願すら滲んだ正一の声に、再び白蘭の視線が正一に向いた。

 その眼差しは平静そのもので、正一は自分がいつにもなく取り乱していることを自覚する。

 だからといって、今さら感情を隠すことなんてできなかった。

 

「……やめましょうよ。こんなことして、なんになるんですか」

 

 こんなものはただの暴力だ。

 無力な人間に無力なことを突きつけ、その代償を噛みしめさせるなんて。

 

『……正ちゃんは優しいんだね』

 

 それは正一を責める言葉だった。

 慈愛すら感じさせる声音で、白蘭は正一を責めた。

 

『でもさ、いずれ知ることになるんだ。だったら、だれに責任があるのかを教えてあげなくちゃ』

「でも、こんなのは間違っています」

 

 敵対する人間を擁護したって意味がない。

 しかしだからといって、無関係な彼女に人の死の責任を負わせるなんて、そんなのは間違っている。

 

『正ちゃんはそういうけどさ――っ』

 

 その先は、白蘭の声よりもはるかに高い破壊音で掻き消された。

 

 床一面に散らばる黒と黒。液体と固体。コーヒーとマグカップ。

 

 一瞬前まで机の上に載っていたそれらは、少女の手によって床へとぶちまけられていた。 

 あまりにも突然のことで正一と白蘭はおろか、そこにいたすべての人間が、呆然と少女に目をやった。

 

「……なに、言ってんのよ」

 

 今まで聞いた彼女の声のなかで、もっとも強い声音だった。

 触れたら火傷しそうなほどの強い憎悪を滾らせながら、少女は歩き出した。

 

「全部――全部、あんたのせいじゃないの……!」

 

 黒いシミを踏みつけ、カップの残骸を踏み砕き、少女は歩を進める。画面に映る、白蘭のもとへと。

 

「あんたなんか――!」

 

 割れ残ったマグカップを拾い上げると、今度はそれをモニターへと投げつけた。

 モニターに亀裂が走り、映像が途絶える。それでも彼女は手を休めない。落ちた残骸を拾って、手元のモニターを割り始める。

 隊員たちが動き出したのは、みっつめのモニターが破損してからだった。

 

「殺してやる!」

 

 一人が後ろから押さえつけるが、それでも腕を振るいながら少女は叫んだ。

 

「殺してやる! 殺してやる! 殺してっ――」

 

 数人がかりでようやく引き剥がす。彼女は負けじと抵抗したが、敵わないと知るやいやなや泣き出した。

 

「離して! 離してしてよおお!」

 

 泣きながら、もがきながら、少女は前へ前へと手を伸ばす。

 

「あんたなんか殺してやる! 私がっ、絶対に殺してやるんだから! 白蘭! あんたは、私が!」

 

 少女はとうとう床へと押さえつけられた。

 

「やめて! 離して! っ、この」

「入江様」

 

 直属の部下が正一の指示を仰ぐ。

 

 このままでは部屋にも帰せない。

 仕方のないことだと自分を言い聞かせて、正一は首を縦に振った。

 

「うあっ!」

 

 腕に鎮静剤が打ちこまれる。

 徐々に動きが鈍くなり、すぐに少女は気を失った。

 

『……大丈夫?』

 

 ただ一人安全な場所にいた白蘭が、身を乗り出して画面を覗きこんできた。

 白蘭の見ている映像からは損害状況は確認できないようだ。

 隊員たちが一人、また一人と少女から距離を取る。

 

「……大丈夫じゃありませんよ。白蘭さんのせいで」

 

 正一はすでに冷静さを取り戻していた。

 だからこそ、鋭い視線で白蘭を睨みつける。

 

『僕だって、まさかこうなるなんて予測していなかったよ。

 正ちゃんがその子の手の届くところに飲み物を置いていたのもね。精密機械がある部屋なのに』

「その点については僕の落ち度です。白蘭さんが彼女を刺激した点も含めてね」

 

 皮肉を皮肉で返した正一に、白蘭は肩をすくめた。

 

『損傷はどれくらい?』

「被害状況は?」

「ただ今!」

 

 慌てて隊員たちが部品の点検を始めた。

 目に見えるモニターの損傷よりも、コーヒーがかかったことによる目に見えない破損のほうが重大だった。

 

「この辺りの装置は全滅ですね。

 修理するには部品をすべて取り換えなければなりません」

「時間はどれくらいかかる?」

「ひとつずつ換えていくとキリがありませんが――部屋の電源を一度落として、そのあいだにすべてを入れ替えるのであれば、復旧にそこまで時間はかからないかと」

『そっか。それなら安心だね』

 

 無責任な言葉に険のある眼差しを注ぐが、白蘭はものともしない。

 

「……では、片付けをしなければいけないので、この辺で」

『わかった。それじゃあ、またね』

 

 それだけ言って、白蘭は通信を切った。

 途端に室内が静まり返り、正一は深くため息をついた。

 

「その子を部屋に戻しておいてくれ」

「承知しました」

 

 気を失った少女を一人が背負いあげる。

 少女の手は破片を強く握りしめたさいに切ったのか、血を滲ませていた。

 

「その傷の手当ても頼む」

「承知しました」

 

 隊員たちが、それぞれ仕事に戻っていく。

 何事もなかったように振る舞う隊員たちだが、その顔は暗い。

 

(認められない。……目的も、手段も)

 

 部屋の中央に戻り、白蘭に切られて黒くなった通信画面を削除する。

 白蘭から来たメールも目を通してから削除する。

 手が動いたので、近くの監視カメラの映像を呼び出した。

 

 担がれた少女の小さい背が画面に映る。

 正一はしばしその背中を見つめ――映像を削除した。

 

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