東方終焉雪   作:カミユ

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どうもカミユです!
メリー「最近はまた新しい小説を投稿して大変そうですね」
投稿し始めた小説は全力でふざけるキチガイを書きたくなっただけなのでストレス解消にはちょうど良いですね
メリー「まあ頑張って二つの作品を完結してくださいね?」
頑張ります

メリー&カミユ「本編へどうぞ!」


第17話 落とし穴の先は

 Side 雪

 

 俺は何処にいるのだろう。さっきまで妹紅(ドッペル)を倒(サンドバッグ)してから竹に竹で刺したんだけど……それからは竹林から出ようかな〜なんて考えていたら急な浮遊感に襲われ、落ちていくのを自覚した。ま た か よ

 普通ならこんな事を考えるだろうな

 

「あ……えっと……その…ごめんなさい。大丈夫ですか?」

「とりあえず俺をここに連れて来やがったやつを連れて来てくれ。話はそれからだ」

 

 同じ姿の猫の耳みたいな髪型の女性の太陽みたいな柄で後頭部二箇所を強打した。いや、尖っている柄が頭に刺さったような気がしたけど……気のせいだよな?ギャグ空間でも展開されていたのか

 

 

 

 

 

「バイ…。マゴドにズビバゼンデジダ」

「ったく、どうしてこうなるんだろうなあ?」

 

 猫耳のような髪型の女性に連れて来た張本人を呼ぶように頼むと、嬉々として出て来やがった

 あとはやることは決まっているので右手で顔を鷲掴みにする。そのあとはまあプロレス技を嫌という程やった。結果として豚語になるちょい前になるまで顔が腫れた

 顔が腫れる前は元は長いだろう髪を2つの輪のようにして、簪で刺して固定しているみたいだ。顔は整っていて、美人だろう。現在は腫れているのでなんともいえないが。服装は真っ白な薄い水色のワンピースに真っ白な羽衣背にしている。現在正座中。名前は霍 青娥(かく せいが)。仙人らしい。邪仙の間違いじゃね?

 

「で、能力か何かで俺を連れて来たみたいだけどさ、なんで俺なんだよ。他にいるだろ。博麗の巫女とか」

「それが今博麗の巫女の霊夢は他の方に行ってしまっているようで、八雲 紫は永遠亭で気絶中みたいですし、そこで藤原 妹紅を圧倒しているあなたを偶然見つけたので急遽来てもらう事にした。らしいです」

「紫は俺がやったから。妹紅を圧倒していた時に視線を一切感じなかったぞ。コイツ日常的にストーカーでもやってるのか?」

「あながち間違ってはいませんね」

 

 そんな感じで豚語しか言えない(←言えないようにした張本人)青娥の代わりに解説にてくれた猫の耳の髪型の女性の名前は豊聡耳 神子(とよさとみみ の みこ)。赤と青が表裏反対に色付いているマントを羽織り、長さが50センチはありそうな杓を持ち、薄い橙色のシャツを着て、青のスカートをはいている。あとは『和』と側面に書かれているヘッドフォンを付けている。なんと正体は本物の聖徳太子らしい。幻想郷スゲェ。能力がそのまんまの10人の話を同時に聞くことができる程度の能力。程度ってなんだろう?1400年前に眠りについたとか……見た目と年齢が釣り合わないなホント。尸解仙という仙人の中では下の方だとかなんとか。尸解仙…チャイナ服…魔神…う、頭が…!丁寧で礼儀正しい振る舞いをする。燈が性別転換したみたいな感じだと思えば良いかな。猫耳みたいな髪型を除けばな!

 

「太子様ー!またドッペルゲンガーが攻めてきましたぞ!今は屠自古が応戦してくれています!」

「またですか!?分かりました!青娥、雪殿行きますよ!」

「バイ」

「え、ヤダよ?俺は今すぐにもこの場から離れたい所存なのだが……おい、手を引っ張るな!HA☆NA☆SE☆」

 

 銀…いや、白髪の少女が慌てた様子でバタバタせわしなく襖を開け放って神子に報告する。名前は知らないが歴史上の人物である可能性は高い。1400年前だと、物部とか蘇我辺りか?歴史は苦手なんだ。間違ってたら笑うな。やっぱ銀髪だった

 報告を受けた神子はすぐさま立ち上がって指示を飛ばす。青娥は腫れた顔を頑張って治しながら外に出るが俺は拒否の反応を示すと問答無用で手を引っ張られて外に

 

「うわあ……今すぐ回れ右したい。いや、するべきそうするべき。てな訳でアラホラサッサー」

「逃がさないぞー」

 

 離してほしいな〜逃してほしいな〜逃げさせてくれないかなー!?

 外の光景を見た俺はすぐさま回れ右をして逃げ出そうとする。男としてそれはないだろう、だって?ふざけるな!なんか雷とか弾幕とか何故か皿が飛んでんだぞ!あんなとこにいたら皿の破片で切り傷だらけになるわ!そんなとこに自ら行こうとは普通思わないだろ

 回れ右をしてから右足を出そうとすると背中に何か乗っかる感覚が……しかも冷たいんだが…もしかして死んでいるのですかねー?そんなことはないだろう、とそんなことを思いながら振り返ると腕を伸ばしたまま抱きついてきているなんかキョンシーみたいな服を着た少女。額に札が貼りついており、そこには『雪を逃がさないように抱きつく』と書かれている。取ってやろうかその札!

 

「逃げるなー」

「同じことしか言わないなキョンシーみたいな奴!つかゾンビは褐色がいいのが最近の流行りなんですかね〜!?」

「戦え…多々買え…」

「意味絶対に違うよな!?龍騎かよ!」

 

 こうなりゃ振り払えば良いような気がしてきたけどそんなことしても意味ないよな。ちくしょう

 

「……!逃げるな!」

「ひょいっと」

 

 急に雷と皿が飛んできたので軽々回避。後ろ向いていたけど誰がやったのかはすぐにわかる。さっき神子に慌ただしく報告しにきた少女と緑髪で脚が白いニョロニョロ……亡霊か何かだろう。…………行ってはなんだが……服が緑で脚が白い物だと大根のように見えなくはないんだよな……本人に言ったらギャグ空間が展開されて感電するんだろうな。死なないと思うけど

 

「あー、アンタ離してくれない?逃げるつもりはないからさ」

「本当かー?」

「本当本当。攻撃されたら戦う。それが俺が戦うための理由だからな。つか離してくれないとこっちが死ぬんだが」

「分かったぞー。離れるぞー」

 

 さて、キョンシーみたいな奴は離れたしこっちも戦闘態勢に入りますか。右手に白雪を抜き身のまま取り出し、左手から鞘を出す

 

「悪いけどさ、今日は戦ってばかりなんだ。だからすぐに終わらせるぞ」

「お前は私たちが残るには一番邪魔な存在なんだよ。消せるチャンスがあるなら逃す手はないだろう」

「うむ。我は太子様に加勢したいのだが、太子様の邪魔をするお主には消えてもらうしかないだろう」

「物騒だな。俺は鈴仙を消して妹紅の心を折っただけだぞ?そもそも殺そうとしてきたんだから殺されても文句は言えないだろ。まあ文句があっても殺すけどな」

 

 白雪を地面にさしてから言い放つ

 

「今からお前ら2人は殺す。祈りくらいはしとけよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 パリンパリンッ!ズガッ!キンッと皿の割れる音と雷が地面にあたり弾け飛ぶ音、刀が皿を斬る音が神霊廟の一部で鳴り響く

 

「こいつマジかよ……雷の速度で動くのかよ……今のところスペカは全て被弾無しかよ…」

「まだじゃ!諦めぬな屠自古!」

「隙ありー」

 

 ズバンッと雪は屠自古に気が向いた一瞬の隙をついて布都の右腕を斬る落とす

 

「う……くっ」

「布都!」

「こっちに来たな。ずっと遠距離から攻撃していたのにこっちに近付いて来たな」

 

 屠自古が布都に近付いたところを当然のように標的を変えて屠自古の目の前まで移動し、胴体を一文字に斬る

 

「そういえば霊体に斬撃って効くのか?普通に戻ったりは……しないんだな。これって白雪のお陰か?」

(そうですね。私は霊体でもなんであろうと関係なく斬ることが出来ます。斬ることができるだけであって不老不死にはあまり効果はありません)

「いつ訊いてもチートだよなそれ。きれぬものない!なんて五右衛門の斬鉄剣かよ」

 

 斬られた屠自古は地面に転がるとそのまま霧散した。白雪の力が強すぎる。と、雪は再認識した

 

「屠自古…!」

「はい2人目ー」

 

 雪は振り返りながら横に一振り。それによって布都の首が2メートルほど飛び、消えた

 

「んー…ドッペルゲンガーって他人が倒しても消えるのか?それとも白雪の性能が凄いだけなのか……」

(それだったら私の性能でしょう。人里などの戦いに向かない人間ではすぐに妖怪が倒しているでしょう)

「つまり、俺はドッペルゲンガー達にとっては草薙剣並みに天敵って事か。タイミング最悪な時に来たって事かよ。これは無双チャンスか?……待てよ?紫は白雪の事を知ってるんだよな?…………アイツ確信犯か」

(そうですね。訊かれなかったので言いませんでした。恐らくこれは確定事項なのでしょうが、本物は自分のドッペルゲンガーしか倒せなく、ドッペルゲンガーは自分の姿をしたオリジナルしか倒せない。つまり–––)

「適当に弱らせたところを最後に本物が討てばいい。その逆も然り。それが今までできなかったのはお互い2人以上で行動する。ドッペルゲンガーは危なくなったら影に逃げれば良い。何だこれ。ドッペルゲンガーの方が有利だな」

(本当ですね。これまでこれが今まで…私達が幻想入りするまで続いていたのでしょう。そんな中、本人でも本物でも無い私達が問答無用で倒せることがあちら側に知られたら?私達が来たことによって本物の方が有利になったら?)

「ドッペルゲンガー全員が俺を殺しに来るだろうな。あっちが攻撃して来たら反撃すれば良い。反撃するまもなく殺されたらそれまで。殺し合いなんか殺すか殺されるか。生きるか死ぬか。こんなもんだろ?こんなの8歳で理解したぞ」

(理解するのが早すぎですね。全く……末恐ろしい……)

「はあ……うおっ」

「は〜い」

 

 屠自古と布都を倒した雪は白雪と本物とドッペルゲンガーの倒し方などについて、自分たちのこれからについてなどを確認して、やることはやったし速く此処から出るか……出る方法あるよな?などと考えていると、雪の足元に穴が開き、重力に従い穴に収まる

 さらにはその穴からさっき顔が腫れるまで散々プロレス技を叩き込んでやったはずだがコイツの顔には傷は多分無い。治癒した後ドッペルゲンガーになりすましてさっきの報復でもやろうとするのか、青娥が顔を出した

 

「青娥!今すぐドッペルゲンガーを追ってください!」

「分かりました!」

「こっちだー来てくれー。雪が穴にハマってるー」

「私は此処だぞー」

「芳佳殿!我も参加するぞ!」

「芳佳は戦ってないがな。人間が戦っているんだ」

 

 穴の外から青娥と神子と芳佳と屠自古、布都の声が雪の耳に届く。穴の中からも芳佳の声が響く

 つまり、穴の中にいる青娥と芳佳はドッペルゲンガー。それを理解した雪ははあ、とため息をついて青娥に指差す

 

「今からサンドバッグな」

 

 雪は宣言からの行動は早かった。糸くらいの細さの氷が二本、青娥と芳佳の肩につく

 

「そ〜れ!」

 

 雪は腕を振り上げ、氷の糸で穴から出す。2人はなすすべもなく空中で静止する

 

「芳佳ちゃん。この氷を食べて!」

「分かったぞー。ガジガジ…お腹いた…」

 

 青娥は芳佳に付けられている氷の糸を食べるように指示を出し、芳佳はすぐさま行動に移す

 まずは自分の氷を食べ、少しの間を置いた後に体の内側から凍っていき、一瞬で凍りついた

 飛行能力を失ったキョンシーはそのまま地面へ真っ逆さまに落ちて砕け散る

 

「さっさと終わらせるぞ」

 

 空中に留まっていた青娥はものすごい膂力によって地面に叩きつけられる。更に上空に上げられてまた地面に叩きつけられる

 

「が……これは撤退しないと…」

 

 青娥は次に叩きつけられると同時に影に逃げようと考えた

 

「今!」

 

 地面に激突すると同時に影に入ることに成功

 が、そんな事を雪が許すはずもない

 

「どこへ行こうというのかね?」

 

 影に入った青娥を力技で無理矢理引きずり出し、そのまま思いっきりの右ストレート

 

 それからは飽きてきた雪は白雪で首を撥ねとばすと、青娥の体は消えた

 

 

 

 

 

 

 

「私以外全滅…した?しかもたった1人の人間に?」

 

 雪逹から離れた場所で本物とドッペルゲンガーの神子同士が西洋剣で競り合っていた時に神子以外の神霊廟に住んでいる(青娥は不明、芳佳は命蓮寺の墓場)全員がやられてしまった

 それを認識すると同時に脳内に直接無線機のような雑音が流れ、紫の声が響く

 

『神子、此処は引いて戻ってきて頂戴。今の貴女では離れている人間1人にも勝てないわよ』

「承知しました」

 

 紫の指示を受けた神子はそのまま影に入った

 

「逃げられましたか。仕方がありません。今は布都逹のドッペルゲンガーがいなくなった事を喜びましょう」

 

 神子はそう呟くと西洋剣を鞘に納め、マントを翻し雪逹の方に向かった

 

 

 

 

 現在時刻は午後6時頃。もうすぐ暗くなる。幻想郷のほとんどは妖怪なので活発になる。そんな危険な時間に歩かせるはずもない神子逹は雪を説得し(野宿でもなんでもするから問題ないなどとほざくので)、一晩雪は神霊廟に泊まることになった

 その際、布都や屠自古などから嫌という程白雪のことを聞かれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 〜影の世界〜

 

「おい、これはどういうことだ。何人か居なくなっているみたいだが」

 

 幻想郷住人のドッペルゲンガーの殆どが集まっている人里の広場。そこに驚いた低い声が響く

 

隠極(いんごく)様」

「何かあったのか?ドッペルゲンガーはその姿をした本物にしか倒せないはずだが…」

「それが今日の昼頃に突如幻想入りした1人の人間によって、鈴仙・優曇華院・イナバ、物部 布都、蘇我 屠自古、宮古 芳佳、霍 青娥がやられ、交戦した藤原 妹紅が戦意消失です」

 

 紫の報告を受けた陰極はあり得ないといった風に言葉を出す

 

「おいおい。どんだけ強いんだよ。ドッペルゲンガーを倒せるのは本物だけのはずなんだが…」

「それに関しては彼の所有している刀の性能ですね〜。まず、彼を倒すのならその刀を奪わないといけません」

「そうか。確実に奪える奴は……咲夜、頼めるか?」

「分かりました」

「それだったら紅魔館に招待しましょう。本物と私たちが同じ空間にいれば分からないでしょうし」

「やり方は任せるが……死ぬんじゃないぞ」

「分かっているわよ」

 

 陰極はその言葉を聞くとブツブツと何かを呟きながらその場を去る




メリー「この異変の黒幕みたいな人が登場しましたね」
はい、早く出しておかないと出す機会がなくなりすぎると思ったので
メリー「能力はなんとなくわかりますね。雪君が勝てるかどうか」
彼まだ幻想郷に来てから1度も能力使っていないんですよね
メリー「そう言えばそうですね」
早く出したいです
メリー「頑張ってください」

ではまた次回!
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