燈「今回もいつも通り雪の無双ですかね?」
ハハハ
燈(図星ですか)
燈&カミユ「本線へどうぞ!」
Side レミリア(本物)
私は前日までこの戦いは本物とドッペルゲンガーが誰1人として欠けることなく続く運命が見えていた。しかしそれが昨日で変わった。それも急激に。どれだけ見ても、どれだけ操っても断固として変わることのなかった運命
妖怪の賢者である紫ですらも続くものだと言っていた
たった1人の
それがさっき少し図書室でドッペルゲンガーの書物を探していたら運命がまた変わった。私の行動一つで私たちが劣勢になる。それを阻止するために親友のパチェに怒られながらも客室まで全力で走って向かう
客室の前まで来るとドアを破壊する勢いで開ける。中には私たち紅魔館に住んでいる住人が座っており、私のドッペルゲンガーの向かい側に座っている白髪の男?が紅茶が淹れてあるカップに口をつけていながら私の方を見ていた。何よこいつ……運命がまったく見えない……。どうやら『ここ』が運命の分かれ目のようだ。飲み物というところからおそらく毒物だろう、それも即効性のある
「待ちなさい!そいつらはドッペルゲンガーよ!その紅茶には毒が……!」
私が危機迫る表情で言うが、言っている途中で毒入り紅茶を口に含む。と同時に人間の体は机に倒れる
やってしまった!運命が変わる……!
「ふふふ!私達を私達以外で倒せる人間を殺してやったわ!これで少しだけ私たちが有利になる!」
「くっ……あれ?」
ドッペルゲンガーの私の言葉に言葉を詰まらせるている。しかし、運命が変わらない。ドッペルゲンガーはまだ気付いていないようだが
「あははははははははははははははハゥ」
「え」
私のドッペルゲンガーの高笑いが途中で途切れる。何故か。私はまったく攻撃していない。ならば誰がやったか
「毒入り紅茶を出すのかよ。毒入りスープを思い浮かべたじゃないか。成分はなんだ?トリカブトか?」
「なんで……」
「は?毒って単語が聞こえた瞬間に口に含んだ紅茶を凍らせた。ほら」
確かにさっきまで机に倒れていた人間が背後に回ってドッペルゲンガーの私の首を斬っていた
どうして生きているのかは、口に含んだ紅茶を凍らせたらしく、舌を出して示す
そしてそのままの勢いで近くにいる咲夜のドッペルゲンガーの首を狙って刀を一振りする
「クッ……」
「ん?ナイフか」
白雪の刃が咲夜の首を捉えていたが、回避と同時に雪の視界を埋めるほどのナイフが雪に放たれる
それを先程斬ったレミリア(ドッペルゲンガー)の首を掴み、後ろに下がりながら視界を埋め尽くすナイフの中に投げる。それと同時に雪の全方位を囲うように氷の分厚い壁が形成される。分厚い壁にナイフが何本も突き刺さる。雪によって投げられたレミリア(ドッペルゲンガー)の首にもナイフが刺さっており、すでに消えて刺さっていたナイフはその場に落ちる
「……っ!よくも私にお嬢様に攻撃を……!」
「敵にそっちの感情を押し付けられてもな…………(……咲夜の能力は瞬間移動じゃないのか?瞬間移動が能力ならぶっちゃけもう死んでいるものだと思っていたが……。それ以外なら……ナイフが一度に視界を埋め尽くすほど出すとなると時止めか………)DI○かよ!」
「……」
雪は氷の壁の中で咲夜の能力を考える。そして出た答えが時を止める能力。これはジ○ジ○を発売されている漫画を全て読んでいるのですぐに思いついた。それを除くなら、ドッヂボールで例えよう。禊が体格に似合わない速度で雪をボールを投げるとしよう。雪に当たる前までの間に雪が時を止めたら、雪だけはボールに限らずに全てが止まって見えるだろう。雪が横にずれたらボールはさっきまで雪が居た場所を時を止めたとしてもその場に落ちずに通過する。つまり、同時にナイフが動くならそれは時を止めたことになる。瞬間移動は対象の上に移動させないと意味がない
この事を考えて雪は少し落胆した
(なんだ、時を止めるだけかよ。でも時を止められるなら空間くらいは操れそうだな。もしかして紅魔館が外から見た時よりも中が大きいのは咲夜の能力か?)
この時に雪は前日のことを忘れている。初めて生きた人間を殺める前に言われた言葉を
「時を止める能力ならこれが一番簡単だ」
雪が言って、白雪を床に突き刺そうとした時に、雪の全身を駆け巡る悪寒が起こる
雪が咲夜から真反対を顔、目をまったく動かさずに観る
そこにはフランが雪に右手を突き出して、手の中に球体が存在する
雪は防衛本能に従って行動に移す
「な……………え?あれ?」
フランはきょとんとした表情で右手を見る。本来はないのが当たり前だが、無いなら無いでおかしい事がある
フランの能力は『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』を持っている。この能力はそのままの意味で右手の中に出した球体を破壊すると、球体の対象を問答無用で破壊する事が出来る
それが発動しない。右手の中に球体が無いなら能力が発動して雪の体が吹き飛んでいるはずだが、全くもって無事だ
では何が起こったのか
「危ない危ない。今のには肝が冷えるどころか死ぬかと思ったぞ」
雪は氷の壁の中から斬撃を飛ばし、『フランの手の中にある球体を粉砕した』。その球体を破壊したら雪の体が吹き飛ぶ可能性があった。雪はそんなことは些細なことだと思うまでもなく本能で動いた。結果として雪は五体満足で動く事ができる
(危ないことをしますね。一歩間違えれば死んでいましたよ!)
(確かにな。でも、さっきやってこかないと100パー死んでた。結果オーライ結果オーライ)
(妹様(フラン)の能力が攻略された?今のままだと勝ち目はない。パチュリー様は詠唱中。小悪魔は戦えるのか不安。美鈴を今すぐ連れてきて加勢してもらう?それなら数の有利でこちらが勝てる。お嬢様の本物は私たちを攻撃することにためらっていらっしゃる。今この状況で雪が一番警戒しているのが私。この戦いは私が少しでも生き残る必要がある!)
雪は白雪と氷の壁の中で自分の身を守っている。咲夜の考えの通り、雪は撃破順位を咲夜→フラン→その他は分からない。攻撃してきた順で倒す。ということになっている
咲夜がその場にいる限り雪はその場から離れないだろう。咲夜の能力が分かったとしてもそれに対処できるかどうかは別だ。できないことはないが少し不安がある、程度だが。常に視界の一部をフランに向けている
「さて、と。さっさと倒すか」
ふう……と息を吐き、目を閉じ、白雪を納刀して居合の構えを取る。一気に自分の世界に入る
(イメージは咲夜を能力を発動させる前に斬り、その時にフランが能力を発動するだろう時に球体と一緒に斬る)
(仕掛けてくる……美鈴を呼んでこないと!)
咲夜は目を閉じた雪を見た瞬間に時を止めて自分だけ動ける世界で門番の近くに隠れている美鈴を連れてこようとすると、ばったりと本物の咲夜と鉢合わせになる
「なっ……」
「疲れているみたいね。今がチャンスかしら?」
能力を解き、2人の咲夜がお互いのナイフをぶつけ合う
(……!咲夜の気配が無くなった。それと同時に咲夜の気配が増えた。近くの廊下で戦っているな。それ以外には一階の本がたくさんあるところ…図書館?…にパチュリーと小悪魔の気配、図書館?の地下にフランの気配。つまり、この場にいるドッペルゲンガーはレミリア以外ということになるか)
自分の世界で紅魔館内の気配を全て把握する。咲夜は放っておくとしてこの部屋にいるドッペルゲンガーは倒しておくか、と考え–––––
「真楼の居合 瞬!」
パリンッ!という氷の壁の中から斬撃を放って氷を破壊する音と、ズバンッ?というフランの腕が斬り離される音が同時に部屋に響いた
「あ……ァァァァァ!」
「フラン!退却するわよ!」
フランは腕を斬られて痛みに苦痛の声をあげ、パチュリーはそれを見て詠唱を止めて影に入るように指示を出す
「逃がさないぞ」
雪はフランが影に入る前に斬撃を飛ばす。が、フランはフラフラと紙一重で回避して影に入る
「チッ逃げられたか。まあ良いや。図書室行こうと」
燈「おや?雪にしては珍しいですね。一人しか倒していません」
たまにはいいかと
燈「雪の能力をいつ出そうかと悩んでいますね?」
はいそうです。流石おも…
燈「はいストップです。私の能力を後書きで明かすとはいけません」
はいすみません
ではまた次回!