禊「もはやテンプレ展開」
辞めてー!ネタバレやめてー!
禊「早く幻想郷に行きたい」
あの……何言っているんですかね?
禊「本編へどうぞ」
Side 雪
つい先程の戦闘はレミリアを倒し、フランに負傷させただけで終わった。咲夜ズに関しては、片方の気配が消えたからドッペルゲンガーの方が逃げたんじゃないか?
もうその場にいる必要はないと判断した俺は一階の図書室に行くために行動を開始した。そこへ近くにいる紅魔館の当主様が声を上げる
「どこへ行くつもりよ!」
「あ?図書館だよ。それとも咲夜の加勢に行かないのかみたいなことをいうんじゃないよな?それだったらドッペルゲンガーの方が逃げたぞ」
言うだけ言うとさっさとこの場から移動しようとするが、まだロリ吸血鬼は聞いてくる。移動しながらはダメなのか?
「なんでアンタはドッペルゲンガーを倒すことができたの?ドッペルゲンガーはその姿をした本物しか倒せないはずなのに」
「それは白雪…この刀のおかげだ」
質問に答えて今度こそ移動を開始する。どうやらまだ俺に聞きたいことがあるらしく俺の後ろに付いてくる。詳しく表現するなら生まれたての鳥が親についてくるみたいなものだ。あ、アヒルが適切か?うろ覚えな俺の知識涙目
「ねえねえ図書館の場所わかっているの!?」
「それだったら問題はない。さっき知った」
「咲夜ー!パチェに人間が図書館に行くって報告しておいてー」
「かしこまりました」
レミリアがパチュリーに俺が行くことを報告してくれるみたいだ。有り難いのだが、なんだか騒がしくなりそうな予感がしてきたぞ
それにしても何処からか現れた咲夜はすぐに消えた。時を止めるとかチートすぎる。時止めを使うやつと対等に戦うには同じく時止めを使わないと。やっぱり承太郎とDI○のバトルは熱かったな
「ここか。扉デカすぎねぇか?」
俺の目の前には、背丈の2倍はありそうな高さの扉がある。これが入り口ってどういうことだよ。中は紅魔館以上にでかいって事はないよな?
「何やっているのよ。さっさと入るわよ」
「待てよ、ロリ吸血鬼」
「誰がロリよ!」
「お前だよ。この場においてお前以外はいないだろ。何言ってんだ」
これに慣れているのかロリ吸血鬼ことレミリアはさっさと入る
「何というか予想通りだ」
やはりというか、まあそうだろうなというか。やっぱり紅魔館規模の大きさだった。奥の方には長机と椅子がたくさんあってそこで本を読むスペースになっているんだろう
その中央奥の方に大量の本が積み重なっている大きな机がある。そこにパチュリーが座って本を読んでいる
「パチェー連れてきたわよー」
「…………へえあなたが咲夜が言っていた人間ね。あって早々で悪いんだけどこれを飲んでみて。私の魔法の薬だから。害はないわ」
「あって早々頼むようなことじゃないな。ちなみにそれを飲んだ場合どんな効果が現れるのかを簡潔に説明しろ」
「……筋力アップ」
「そうか。ちょっと貸してくれ」
初対面のパチュリーからなぜかコップに入れた魔法の薬(仮)を渡された。見た瞬間に飲んではいけないという危険信号が全身をせわしなく駆け巡るので一応の効果を聞いてから渡してもらう
パチュリーはゲンドウさんポーズをしながらじっくりこちらを見ているが、一つだけ言わせてもらおう。俺は飲む気は一切ない
なので近くにいるロリ吸血鬼に飲んでもらうことにする
「おい、レミリア。背中に何か付いているぞ」
「え?何処に?」
適当な嘘をついて(実際にはコウモリみたいな羽があると言おうと思ったが、後々がめんどくさくなりそうなのでやめておく)レミリアを後ろに向かせ、適当な埃を手に取る
「ほら。???あれって何だ?」
埃を取ってから上に何かあるような仕草をする。実際はシャンデリアがあるが。ポケ○ンにそんな名前のやつがいたような
「ん?どれ…ウグゴゴ」
「照明器具があるな〜」
レミリアが上を見た瞬間にコップに入っている魔法の薬(仮)を飲ませる。無理矢理にやったから抵抗とかありそうだったけど何故かない。もしかしたら気絶したのか?
「ゲホッゴホッ!何するのよ!パチェの魔法の薬はあまり成功しないのよ!」
「そうか。俺の代わりに実験台になってくれてありがとう、礼を言ったよ」
「誰があんたの代わりに実験台をやったよ!無理矢理飲ませただけじゃない!」
「レミリア、どうした?動かないぞ」
「あれ?動けない」
レミリアが咳き込みながらこちらを向く。それから暫く言い合っていると、レミリアの頭以外が全く動いていないような気がしてきた
一応、レミリアに聞いてみるが全く動かないらしい。これはまさか…………
「おい、パチュリー。これって筋力アップじゃなくて筋力ダウンじゃないか!?」
「あら?何処で間違えたのかしら?」
「良かったー飲まなくて」
「いや、安心してないでこの魔法をときなさいよ!」
「俺魔法とかわからないからパチュリーよろしく」
「暫く実験台になってもらおうかしら」
うわ、こいつゲスだ
「じゃあ次はこれをあなたが飲んで頂戴」
「失敗したのを目の前で見せられたのにか?答えはもちろんノーだ。お前が飲め」
「いやよ。こういうのは他の人が飲んでくれないと」
それから暫く、レミリアが空気のまま言い合っていた。痺れを切らしたパチュリーは身を乗り出して無理矢理俺に飲ませようとするが、
「あれ?また浮遊感?」
幻想郷に来てから何度目のかの浮遊感。しかも、下は悪趣味が極まっている空間が広がっている。スキマだ
「そうはさせるか!そりゃあ!」
ギリギリでスキマの縁?を掴んでぶら下がっている。そのままでは紫に引きずり込まれるのは目に見えているので一気に紅魔館の図書館内部に戻ろうとするが、手を小さなスキマから伸びる綺麗な手によってチョップされ、思いの外痛く、下に落ちていく
「紫貴様覚えてろよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
俺の渾身の叫びはスキマ内に何度も響いた
そして、落下の終わりが見えてきて
先程まで全力で戦っていた命蓮寺の尼、
では、2人は何をしてしまったのか、それは–––––
「どどどどど、どうどうしししましょしょしょう!私は人間を殺してしまった!」
「落ち着いて私!あれは不慮の事故です!全力の一撃どうしで決着がつくかと思ったのにいきなり本人に悪意が全くない状態で間に入ってくるなんて誰が分かるものですか!」
「とりあえず2人とも落ち着いて!」
––––––聖の魔法で強化された拳(全力)を、お互いがぶつかる時にタイミング良く(悪く?)スキマから吐き出された雪が落ちて、二つの岩をも軽く破壊してしまう拳が魔力や魔術で全く補強されていない人間の頰にめり込んだのだ。インパクトの際の音がドンっ!!!なんてなま優しいものではなく、ドブグシャアッッッッ!!!!!!なのだ
本来なら頭が粉砕していてもおかしくないのだが、雪は方が赤く腫れるだけですんだ
インパクト後、雪の体はその場で10回転ほどして、命蓮寺の門まで回転していく
こんな光景を見てしまった命蓮寺の人物達は戦意なんてものはなくなり、ただただ、唖然とした
禊「一難去ってまた一難」
あの……さっしなんで…
禊「次回、雪死す」
雪「勝手に殺すなーーなーーなーー」
ではまた次回!