東方終焉雪   作:カミユ

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どうもカミユです!
メリー「前回は雪君がピンチになって終わってしまいましたね」
ここまでが無双しまくっていたのでここらでちょっと手こずってもらおうと
メリー「今までの無双っぷりはすごかったですよ。性格面とか考えると、容赦しませんから」
主人公が悪役なんてどこのノートに名前を書いたら死んでしまう物語ですか
メリー「それ以上はいけない」

メリー&カミユ「本編へどうぞ!」


第22話 雪の能力

 聖のスペカをまともに受けて左腕の骨と鎖骨と肋骨をやられた雪はその場に脚の力だけで立ち上がる。此処までやられたら気絶するのが普通なのだが……禊に散々やられたことに免疫がついている雪はこれくらいはどうということはないといった風に右腕のみで白雪を構える

 

「マッハ並みじゃないか今の。俺じゃなかったら死んでるだろ………………禊は平気そうだけど」

「何故立ち上がれるのですか?」

「…………お前まさか温情か何かで脚を攻撃しなかったのか?」

 

 立ち上がれる聖は雪に質問をするが、質問で返されて少し戸惑ったような様子を見せる

 

「さっきの攻撃で腕を折ったのはいい判断と思う。まずは敵の得物を破壊するか扱う箇所を使えなくするのは普通だ。更に脚を折れば今の俺は立ち上がれなかっただろうな(白雪に応急手当てをしてもらっていたと思うけどな)」

「アナタは今までどんな人生を送ればそういう思考になるのですか?」

「ん?出かければどこでも厄介ごとに巻き込まれてその度に何かしら疲れたり、マフィアを一部崩壊させたりマンガの影響だったり、考えれば考えるほどどうでもいいことに気づいたりの人生だな。つってもまだ17なんだがな」

 

 聖は雪が狂っている人間にしか見えなくなってきている。と同時に早期決着で勝たなければこちらが危ないことを察した

 ならばやる事は1つ

 

「超人 聖 白蓮」

 

 先ほどと全く同じ速度で雪の脚に狙いを定める

 

「だろうな」

 

 聖の脚が凍りついた後に雪の声が聖の耳に届く

 すぐに聖は雪の顔を見ると、雪の瞳が無くなっていた。いや、よく見れば血管が途中で途切れているように見えているから瞳は存在している。つまりは『雪の瞳は真っ白になっている』

 

「目が……」

「ん、これか?白雪の力を少し強めに使うと白くなるんだよな。にしても俺の挑発通りに脚を狙ってくれて助かったよ。お陰でお前を捉えることができた」

(雪…………それ、誤解を生む発言ですよ)

(なんでだよ)

 

 雪は右腕の力のみで白雪を横にひとなぎする

 が、聖は氷を一瞬で破壊してしゃがみ、白雪の刃を回避してから迷うことなく雪のみぞに拳を叩き込む

 

「ゲボッ……ガ……ゲホッ……迷いがないなこいつ」

「天符 釈迦牟尼の五行山!」

 

 軽く10メートルほど上空に吹き飛ばされた雪は肺の空気が無くなったような錯覚をし、咳き込みながら空中で体制を整えようとするが、間髪入れずに聖の背後から巨大な黄金の手が現れて、雪に向かって手を揃えて側面でチョップをするように叩きつける

 

「休みがねぇなぁ!?」

「なっ……いつの間に……」

 

 先ほど聖が氷を破壊した場所に雪が瞬間移動したように出現し、迷いなく聖の首を捉えた白雪が迫る

 が、忘れてはいけない。この場には雪と聖(ドッペルゲンガー)だけではないのだ

 

「聖危ない!光符 アブソリュートジャスティス!」

 

 離れた場所から星の持っている宝塔からレーザーが発せられ、的確に雪の右手を当てる

 珍しく全く予想していなかった雪は白雪を手放してしまい、白雪は空中で5回転ほどして地面に突き刺さる

 

「白雪!」

 

 レーザーが当たって腫れた右手なんて気にせずにほぼ、無表情だった雪は本気で心配している顔で白雪に駆け出す

 今の雪は聖に背を向けている状態だ。これを見逃す事はない

 

「はあ!」

「ウグッ……」

 

 背中に大きな岩が上空から落ちてきて直撃したらこんな感じなんだろうな〜みたいな一撃を背中に受けた雪は背骨にヒビが入りながら白雪を追い越して地面を何度も叩きつけられながら転がる

 

(雪!大丈夫ですか!?)

(いや、これは大丈夫なんてもんじゃない……手加減のできなかった禊と組手の練習していた時と同じくらいだ)

(不味いじゃないですか!)

(どうするか…………素手で戦ったら100パー勝てない。だからと言って白雪までの距離は全力で動けばすぐに取れるが、それを素直に待ってくれるとは思えない……万事休す……いや、絶体絶命の方があってるか)

 

 雪と白雪の距離は約5メートル。右手が腫れていて、みぞを思いっきり殴られて肺の空気がほとんど残っていない。さらには聖は白雪との距離は2メートルという現状

 雪の思った通りに絶体絶命だ

 

「これが陰極様が言っていた我々を本物以外で葬ることのできる刀ですか。幽々子さんに訊いてみれば情報が出ますかね?」

「は?幽々子って確か博咲家の始祖に当たる雪(せつ)が仕えてたやつの名前じゃないか…………幻想郷に居るのかよ」

 

 聖は白雪の前まで移動するとじっくり眺めるように白雪を見る。聖は刀に通じているわけではないので、綺麗な刀だなぁぐらいにしか思わなかっただろう

 白雪は人を惹きつけるような雰囲気を醸し出しているので聖は手を伸ばして柄を握ろうとすると、『前方から殺気を感じるよりも早く、岩のように固く握られた雪の拳が聖の右頬にめり込んで、そのまま2メートルほど殴り飛ばす』

 

「は…………何が……」

「おい、テメェなに勝手に白雪を触ろうとしてんだよぶっ殺すぞ」

「ひっ…………」

 

 何事もなかったように平然と立つ雪は白雪を握らずに聖にゆっくりと歩く

 聖は威圧的な言動に驚いたというよりも、『雪の目が白から赤に変わっていて』、『それは目の前の獲物を殺しつくすまで止まらない』という眼光が訴えている

 

「立てよ、2度と立てなくなるまでぶっ飛ばし続けてやる」

 

 この時点で聖は逃げるべきだった。だが、本能が目の前のバケモノはそれを一切許してくれないと分かっている。なら、殺される前に殺す

 

「超人 ガルーダの翼!」

 

 超高速で動くスペカで一気にかたをつける方向で雪を一気に倒す

 が、

 

「ガッ……」

 

『聖が雪に衝突する寸前で動きを止め、動くことができなくなった』

 これに聖は動揺して動くことができない。そこに雪は容赦をしない

 

「お前のターンは終わったか?なら次は俺のターンだなぁ!!!!」

 

 

 

 

 それから命蓮寺には打撃音が鳴り響き、雪が白雪で聖を斬るまで続いた

 他の命蓮寺メンバーのドッペルゲンガーはどういうわけか同時に、一瞬のうちに消された

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 〜影の世界〜

 

 この世界は異変が始まった時点で幻想郷にいる生物のドッペルゲンガーが拠点としている、幻想郷と瓜二つの影の世界

 1人の外来人が来たことにより、一気に形成が悪くなった事に打開策を練らねばならなくなった

 

「現状で私たちドッペルゲンガーがやられたのは、紅魔組ではレミリア、永遠亭組は鈴仙、人里では消されてはいないが妹紅が戦闘不能、神霊廟は神子以外全滅。命蓮寺は聖以外は瞬殺されて聖も含んで全滅。無事なのは魔法の森とマヨヒガと博麗神社と白玉楼と天界と太陽の畑と妖怪の山ね」

「おかしいだろ!これだけの数をどうやって……」

「落ち着いて魔理沙。あくまで5、6人を相手にして勝っているから」

「それでも十分おかしいぜ、アリス」

 

 紫が雪によって撃破された住民を言っていく。それに反応した白黒のエプロンを身にまとい、魔女のような帽子と箒を持った金髪ロングの少女が声を上げる

 それに反応したのが、周りに似ている人形を漂わせている金髪ショートの少女、アリス

 

「そう。魔理沙の言った通りこれはおかしい事よ。私は紅魔館で隙だらけのところを命蓮寺の住職の聖同士の拳同士がぶつかるところに移動させたのだから、その時点で死んだと思ったわ。でも」

「普通に生きていた……という事ね」

「だから私たちは聖戦で深手を負った今を一気に攻め立てて彼を撃破するわよ」

 

 紫がこれからの行動を示した。それにはその場の全員が了承する。と、思われたが、2人ほど了承しなかった

 

「私はパスするわ〜」

「幽々子様がそう仰るなら私も参加いたしません」

 

 紫の近くで座っている幽々子と、二本の刀を椅子に置き、礼儀正しく座っている白髪のオカッパみたいな髪にカチューシャをした少女が参加を辞退すると言った

 

「なんで!」「なんでですか!?」

 

 ここで家族を消された咲夜と神子が2人に迫る。2人とも家族を失った悲しみが側から見てもわかるほど疲弊している

 ただ、前に出たのが2人というだけで他の人も同じように目で訴えている

 それでも幽々子は先ほどと態度を変えずに言う

 

「だって、彼に勝てるとは思えないもの」

「貴女の能力だったら……」

「無理ね」

 

 咲夜のセリフに被せるように幽々子が言葉を紡ぐ

 

「彼を殺すことはできないわ。例え私が消されたとしても……ね」

「そう〜?なら私が行ってもいいかしら」

 

 幽々子達から少し離れた場所から声が上がる。幽々子がそちらに視線を向けると青い髪を腰くらいまで伸ばして桃を乗せた帽子をかぶり、白い服に青いスカートを履いた少女。天人の比那名居 天子が声を上げる

 

「アンタがやらないなら私がやるわよ。良いでしょ!」

「貴女でも単独だと撃破されるかもしれないわ!」

「大丈夫よ!なんなら衣玖も連れて行くからさ!」

 

 天子の好奇心にあふれた目を見て紫はため息をつく。言った通り彼女でも1人ではやられてしまうかもしれない。付き添いに衣玖がいれば問題ないか、と判断して了承する

 

「やったわ!衣玖行くわよ!」

「分かりました(ダジャレ?)」

 

 天人の2人がいなくなって紫は幽々子とは逆に座っている少女に目を向ける

 

「天子達でもダメなら次はあなたが行ってちょうだい」

「分かったわ。メンドくさいけど幻想郷の為だからね」

 

 お茶をすすりながら渋々と了承する

 幽々子は解放された

 

「妖夢。貴女は一度彼と手合わせしたくて仕方がないって感じじゃない?」

「えぇ…………こちら側をこれほどまで追い詰めることの出来る人とは戦って見たいですね。でもよろしいのですか?」

「何?」

「その人は幽々子様が惚れた人の子孫なのでしょう?」

「そうよ?でも、今は貴女の成長が見たいのよ。大丈夫。危なくなったら私が助けに行くから」

「分かりました」

 

 妖夢は少し早めに白玉楼に戻り、鍛錬を始めた




メリー「雪君の能力ってなんですか?分かりにくいと思いますが……」
これ以上どうやって表現すればいいのか分かりません……
メリー「候補としてはやはり序章でも言っていた時間関係ですか?」
違いますが、似てはいます。この能力はもっと先に明かされるでしょう

ではまた次回!
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