東方終焉雪   作:カミユ

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どうもカミユです!
燈「雪があそこまでボロボロになるのは禊が幼少期以来ですね」
今も幼少期みたいな見た目ですがああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
燈「10メートル先から投げられましたね。鉄球を」
殺される殺される殺される殺される殺される
燈「発狂していますね」

燈「本編へどうぞ」


第22話 療養は難しい

 Side 雪

 

「衛生兵!衛生兵ーー!」

「あ、ちょっと待ってください。あとちょっとでバイ○ハザードをクリアできそうなのでそこのベッドで横になっていてください」

 

 現在気絶中である(と思われる)俺は白雪と俺の精神世界の狭間の真っ白で色々なものが置かれている世界で肋骨なら鎖骨やら何か色々と負傷している状態で居る

 前述の通り俺は肋骨やら鎖骨やらが折れている状態なのに、この場で何でも出せる奴がバイオのナイフのみの縛りやってるしよ?しかも何処からかいきなり出てきたベッドに寝ていろというしよ?

 なんかもうふて寝したい気分だよ

 

「それにしてもこんな雪を見るのは久々です。そんなに強かったですか?」

「物理攻撃特化怖い…………」

「まあ連戦続きだったので仕方ないとは思いますが。それよりも最後のアレは何ですか?」

「最後のアレ?何だそりゃ」

 

 白雪はバイオをクリアしてから手早く応急処置をしてくれる。それでもまだ痛むので病院に行かなければならないかも…………そうなると永遠亭か?

 というかなんだよその最後のアレって

 

「まさか頭に血が上りすぎて覚えていないのですか?たしかに雪は激怒してましたからね」

「マジか……」

 

 俺が激怒?そんなの2日前にやっているじゃないか

 

「さっさと病院に行きますかね」

「そうして下さい。私がやれる事はやりましたし。永琳さんにやってもらえば確実かと」

「そうしますか」

 

 体に包帯を巻いたまま起き上がって意識を覚醒させる。俺の体は何処に落ちているんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、起きた!」

「………………」

「黙って寝ないで!?」

 

 目を開けると視界いっぱいに大妖怪封獣 ぬえの顔が写される。まだ眠かったので二度寝をするために目を閉じる。俺は低血圧なんだ。静かにしてほしい

 

「聖ー!起きたよー!」

「静かにしてくれませんかね…………。今何時だ?」

 

 ぬえはドタバタと寝起き(負傷中)の人には優しくない足音で部屋を出て行く。今気付いたが、外ではなくて建物の中みたいだ。それで、和室…………なんか香の匂いがする………………(思案中)……あ、そういえば此処、『命蓮寺』ってあったから寺か。それに聖は尼とか言ってたし

 と、考えているとなんか犬の耳?が生えている緑髪ショートの幼女が水を乗せたお盆を両手に持って部屋の戸を開ける

 

「あ」

「あ?」

 

 俺が起きていることについての『あ』なのかわからないが、『あ』と言ったまま動かないので一応同じ言葉でそのまま返す

 

「おはようございます!!!!!」

「ありがとうお陰で目が覚めたよ」

 

 まさか寺どころか周りの木まで揺らすほどの大声を出すとか初見では見抜けないよな?そのおかげで目は覚めた。お礼に頭をわしゃわしゃ強めに撫でる。殴ろうとは思わない事はなかったが、本人は悪意を持ってやっていないからな。流石に殴らない。悪意ありならあんな喜界島みたいな狙った方向に兵器じみた声の大砲をやる訳ないだろ。実際俺の耳はヤバイ。モスキートーンが両耳を支配していると錯覚するほどうるさい

 

「あはははは!元気そうですね」

「骨が何本か折れているがこれだけ動けていることから大丈夫だと分かるな」

 

 思い出したかのように激痛が襲ってくるがこんなのは慣れっこだ。何故なら父さんの修行が地獄すぎて何本の骨を折ったことか…………

 

「元気そうですね。良かったです」

「出たな戦闘特化型尼」

「…………ではこちらへ来て下さい。1人で歩けますか?」

「大丈夫だ。問題ない」

 

 ひじりん怖い

 

 

 

「アナタ大丈夫なの?」

「今すぐ永遠亭に行きたいです。応急処置だけでは心許ない。次のやつが襲って来たら俺は死ぬかもしれない」

 

 台所だろうか。食卓テーブルに正座して待っている少女達が俺が入るのと同時に全員がこちらを見る

 その中でネズミのコスプレみたいな姿の幼女が心配そうに問いかける

 

「私たちで応急手当をしましたが、やはり永遠亭に行ったほうがいいでしょう」

「なら方角と距離を教えてくれ。後は自分でいける」

「ダメに決まっているでしょう!そんなの死にに行くようなものだよ!」

「そうじゃのう。ぬえの言う通りじゃ」

 

 いきなり背後から声をかけて来た人物がいる。誰だよ

 背後を振り返ると眼鏡をかけた茶髪の人間の女性が立っている

 いや、

 

「アンタ人間か?」

「ほう、初見で儂を人間ではないと見抜くとはな。なんの妖怪だと思う?」

「キツネか狸辺りが妥当だな。もしくは鶴みたいに恩返しをするために姿を変える奴とか天邪鬼みたいに人の皮で姿を変えるやつとかも居るからな…………分かんないから口調的に狸で」

「ほお、お主詳しいな。口調で当てられるとは思わなかったが……儂は狸じゃ。二ッ岩 マミゾウじゃ。よろしくの、お前さん」

「マミ……マミんなよ。俺は博咲 雪。とりあえず早く永遠亭に行かなければならないから紫を手っ取り早く呼ぶ方法とかないか?」

「じゃあこう言ってみなよ」

 

 ぬえが耳元で囁くように言う。たしかに白雪から1000年以上は生きているみたいな事は訊いているけど…………良いのかこれ

 ぬえの顔が悪巧みをする子供の顔になっている。これ言っちゃいけないやつだ

 

「紫はBBA「何か言ったかしら?」ってぬえが耳元で言ってた」

 

 BBAと言った瞬間に紫がスキマの中から微笑したまま出てきた。はっきり言って怖い

 

 紫はぬえを追いかけに行ったとさ。腰には気をつけて、と心の中で注意を促す。聞こえているわけがないがな

 

「騒がしいけど俺は永遠亭に向かうことにするよ。方角はあまり関係なかったっけ」

「そうですか?何か移動手段でも……?」

「ある。しかも俺専用のな」

 

 言うだけ言うとさっさと命蓮寺を出ようと歩き出す

 

「ではお体にお気をつけて」

「あぁありがとうな」

 

 玄関まで移動して靴を履き、戸を開けると同じくらいの目線の青髪の少女が立っている。至近距離だが何となくの輪郭はわかる。まず、俺と同じくらいの背の高さで腰くらいまで伸ばした綺麗な青髪ロング。顔立ちは整っていて可愛い部類に余裕で入るだろう。さらに帽子をかぶり、桃を乗せている(?)。飾り物かどうかと審議しようと思ったが、どうでも良くなった。あとすごい好戦的な目をしている

 名前を知らない青髪の少女の背後に存在感をほとんど出していない長い羽衣…………どう表現すれば良いのかわからない…………あれだ、ワ○ンピースの人魚の世界(名前忘れた)の人たちが付けているものを付けており、黒い帽子に赤いリボンが後ろに流れるようにしている。紫の髪でショートの大人な美人と言えばいいのかよく分からないがそんな人だ。俺にファッションとかそう言うのを求めることはオススメしない

 

「アンタが博咲 雪ね!私と勝負しなさい!」

「この場で自分の首を粉砕してくれたら考えやることを検討しよう。じゃあな」

 

 出会い頭に(至近距離で)大声で勝負宣言をする名も知らぬ少女。骨を折っている現状の俺が戦うわけもなくさっさと永遠亭に向かう。側から見たら命蓮寺から永遠亭(俺が戦った場所)に移動したように見えただろう。これは白雪の能力の一つで、白雪から作り出した氷などなら結界とかで阻まれたりしない限りはそこに瞬間移動することができる。戦闘の時に何度か使っていたけどこれは使い勝手が非常に良い

 

「助けて永琳ー!」

「元気そうだから問題ないわね」

 

 永遠亭の玄関の前まで移動して医師を呼ぶが、1秒後には目の前に居て問題なし通告される

 

「骨をやられているわね。なに?鬼と戦ったの?」

「鬼までいるのか。これは神が居ても驚かなくなってきたぞ」

「居るわよ?妖怪の山に」

「行きたくなくなった」

 

 軽く雑談しながら診断を受ける。幻想郷に存在しない種族はないんじゃないか?と思ったりするが、ゴッドイーターまではさすがに居ないだろうと高を括る。フラグにならないことを願う

 

「なるほど、聖にやられたのね」

「戦闘特化型尼が凄かったよ。こんなにされるのは幼馴染の弟以外には居ないだろうと思ってた」

「人外じゃないその弟さん」

「それな」

 

 絶対とまではいかないが、とりあえず無茶をせずにしろと言われた。料金は異変を解決しろとのことだ。そういえば財布は学生服の中だから幽香の家にあるのか。通貨の違いとか知りたかったが、まあ良かったと言えるだろう

 

「ありがとうなー」

「2度とくるんじゃないわよ」

「極力善処はしてみよう」

 

 曖昧な挨拶をして玄関の戸を開けると命蓮寺と同じような展開が起こる

 

「またか」

「アンタどうやって移動したのよ!」

「それを言う必要はないな。そこを退いてくれ、俺は幽香の家に行かなければならないんだ」

「その前にここでアンタを倒すわよ!」

 

 何処から出したのかは分からないが緋い刀というか竹の筒から炎?が出ているみたいなものを取り出して攻撃してくる

 

「絶対安静とか無理だな」




燈「まだ発狂していますね。とは言っても私は話すことがないですよ。おや、ママがこんなところに。どれどれ…………『次回は天子戦』とあります」

燈「ではまた次回」
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