東方終焉雪   作:カミユ

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どうもカミユです!
燈「最近文字数が少なくなっていませんか?」
それは分かっているのですがどうしてもリアル語彙力が無くてですね
燈「つ辞書」
あ、どうも

燈&カミユ「本編へどうぞ!」


第26話 vs白玉楼の庭師

 雪にドッペルゲンガーの魔理沙が放ったマスタースパークが木々を吹き飛ばしながら迫る

 

「ほいっと。何だこれ。この森抜けていったんじゃないか今のレーザーみたいなの。さっきの青髪少女よりも強いとか笑えてくる」

 

 マスタースパークの威力が雪の考えていた以上に威力が高いことに苦笑いを浮かべる。実際雪が言ったように現在戦っている魔法の森のほぼ中心部から外まで突き抜けた。幻想郷において火力がトップクラスのものを人間にぶつかったら身体が吹き飛んでしまうのは火を見るよりも明らかだ

 

「は〜逃げたい。何もみなかったことにして今すぐに逃げたい。でもこれって絶対に後で不意打ちされるから今のうちに消しておくか」

 

「チッ避けられたか!」

「油断大敵だぜ!魔符 スターダストレヴァリエ!」

 

 本物の魔理沙が箒に跨り、ドッペルゲンガーの自分に星屑と共に突進する

 

「うおっ!危ねぇ!」

「まだまだ!」

 

 所変わってアリスサイド

 アリスたちはお互いに牽制しあっていて魔理沙たちとは違って動きがない

 

「あっちスッゲェ牽制しあってるな。いや本当に俺ってここにいない方がいいと思えて来た

 

(雪気付いていますか?)

「あぁこの森に入ってから妖獣以外の視線がずっと注がれているからな。こりゃあ気付くだろ」

(誰ですかね。少なくとも妖獣なんて比にするなんてとてもできないほどの強さである事は確かですが)

「うまくこっちに来てくれないかな」

 

 雪がこれからどうしようか。ここから去ろうかと本気で考え始めた時に背後から気配がする

 

「貴方が博咲 雪さんですか?」

「違うって言えば信じてくれるか?」

「先ほどの会話を聞いていたので信じることができません」

「盗み聞きかよ。良い趣味とは言えないな」

 

 雪の背後には先ほどまでいなかったはずの少女が立っていた

 少女は雪の顎くらいの身長でおかっぱ白髪で黒いカチューシャを付けている。白いシャツにフリルツインワンピースで身をまとっている。少女の周りには透明で魂みたいなもの、否魂が漂っている。腰には二刀の刀があり、長さが異なっている

 少女は好戦的な目線で雪を見ると長い方の刀を抜刀し、中段の構えを取る

 

「我が主人の命により、魂魄 妖夢。貴方を斬り捨てます」

 

 この光景を雪は黙って見ていた。いつもの彼ならば、めんどくさい、帰れ、逃げたい、などと考えるが、今は口ものを歪め獰猛に笑っている

 

「良かったよ。幻想郷に来てからは剣を使う奴がいなくて困っていたんだ。3日前が最後になったからな」

(雪……おそらく彼女は……)

「強かろうがどんな奴だろうが敵ならばぶった斬る。それだけだ。妖夢だっけ?」

「そうです」

 

「これは公式なルールなんて無い斬り合いだ。勝敗は立ち上がれなくなった方の前ってことで良いか!?」

 

 雪が叫び終えると同時に白髪の剣士が一斉に動き出す

 

((速い!))

 

 2人の剣士は、相手の早さに驚く

 

 妖夢は中段の構えから走る際に脇構えの状態で走る。それに対して雪は白雪を出すも腰に刺したまま。鍔を上げて柄に手をかけて走る

 妖夢が脇構えから手にしている長い刀……楼観剣を斬りあげる。雪は楼観剣の切っ先がギリギリ当たらない場所で急停止し、足に負担をかけるも一歩力強く妖夢に踏み出し手を素早く動かし、斬撃を放つ

 

「甘いですよ!」

 

 距離にして1メートルも無いが、妖夢は短い刀……白楼剣で斬撃を防ぐ

 

「二刀流……か。そういや二刀流の相手のは戦ったことがないな」

 

 雪はこの距離だと少し不利だと感じ一歩飛び下がる

 

「速いですね。外の人間だから侮っている人が多かったようですが、話を訊くのと実際に体験するのはやはり違います」

「そうかい。俺は今まで侮られていたのか。ハッ!前のやつらザマァ!」

 

 妖夢は白楼剣を納め、楼観剣のみを抜き身の状態で持つ

 雪は白雪を抜刀し、脇構えの状態で構える

 

「隙がないですね」

「それはどうも。そちらもないじゃないか」

 

 雪は妖夢がいる方向とは違う場所へと走り出す

 

「へ?」

 

 唐突な行動に妖夢は放心状態になってしまった。妖夢はこれは剣士同士の一騎討ちで正面からの攻防だと思っていたが、先ほど雪が言ったようにこれは斬り合いでどちらかが倒れるまでやる。公式なルールがないこの勝負ではどの様な行為をしても良いのだ

 妖夢が放心している間も雪は行動している。妖夢の周りにある木々が斬られていき、このままだと妖夢に全て当たってしまう

 

「クッ!」

 

 妖夢は倒れてくる木を全て真っ二つにし、雪を探すがどこにもいない。妖夢の顔に影が映り、どんどん大きくなっていく。上を見ると気が機関銃の乱射の様に雑だが妖夢に降り注ぐ

 

「なんて戦い方ですか!幽々子様からの情報で知ってはいましたがこれほどめちゃくちゃなやり方をするなんて!」

 

 自分に当たる木だけを斬っていく。それでも着実に足場は歩くなっていく。足元に注意していくと上空からの攻撃に対応がおろそかになっていく。だから言って木だけを斬っていくと逃げ場がなくなっていく。では、上空の木に対応しながら周りの木を斬ることにするか?だがそうすると雪の思惑通りになってしまう。ならば飛びながら降り注ぐ木を斬っていくか?これが一番良いのでは?

 

(飛びながらここを脱出する!)

 

 上空から降り注ぐ木を全力で斬りながら後退する妖夢だが、背中に激痛が走る

 

(何が……木?しまった!)

 

 妖夢の読みは大部分が正解だが、1つだけ足りない。大量の木が進行形で降り注ぐならば当然、標的に当たらないものがある。それは地面に突き刺さるものもあれば、刺さらないものがある。最初の木は突き刺さったが、後からくる木が突き刺さった木にぶつかり倒れていったのだ。これが妖夢が自分に当たる木だけを斬っている間にも連鎖的に続いていた。むしろ全力で後方に飛ぶまでに当たらない方がおかしかったのだ

 木と木がぶつかり合って、ちょうど横になったところに妖夢が自ら無自覚のうちに当たりに行ったことになる

 

 妖夢は肺の空気が無くなるのを感じながら後方にある木に注意が向いている間にも、無情にも木が降り注ぐ

 

「キャァァァァァァァァ!!!!!」

 

 激痛に耐えながらも木を斬り続けていた妖夢だが、あまりの量に耐えることができなくなり一本の木が腹部に直撃する。それでも木は収まることを知らずに降り注ぐ

 

 この惨劇を演出した張本人である雪は妖夢から50メートルほど離れた場所に立っている。流石にこれ以上は良いだろうと思って雑に伐採された木の上に立ち、遠くを見る様に額に手を当て、目を細める

 

「あーこりゃあやりすぎたか?というか斬撃を飛ばすという発想はなかったのか?それをやれば何の問題もなく出れたと思うんだが」

(その場合はこちら側に場所を教えることになるのであまり意味はないかと)

 

 雪は辺りを見回していたゃあと額に手を当てる

 

「やりすぎた」

(辺り一帯が雑に伐採されていますから。どうするのですか?これ)

「必要な被害だったんだ。異変解決に必要なことだったからしゃーないしゃーない」

 

 白雪はため息をする様に、はあ〜、と息を出す様な仕草をする

 

「けど、まあ、計画通り」

(それを言いたかっただけですよね)




次回はまだ魔法の森です
燈「なるほど、次回がどういうお話になるのか予想ができました」
うっそ……なんでわかるんですか
燈「あなたの性格から考えれば自ずとわかりますよ」
怖っ

ではまた次回!
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