東方終焉雪   作:カミユ

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どうも、カミユです!
雪「花粉が辛い」
全くもって同意見です。ティッシュの消費量がハンパないです
雪「この話を執筆してる時はティッシュ箱が横に必ずあったからな」
花粉症では無い人が羨ましいです
雪「燈と禊は花粉症じゃないぞ」
良いなあ
雪「始めようか」
雪&カミユ「本編へどうぞ!」


第4話 前日の話し合い(?)

 Side 雪

 

 あの出来事から次の日、俺は今、命雛家の家に居る

 前日は金曜日なので今日は土曜日だ。学校の会議では『来週の日曜日まで学校での全活動は禁止とする』という事になった。つまり部活ができないという意味なのだが俺達は帰宅部なのでいつも通りになるだけ

 そんな訳で燈からメールで『前日の事でお話ししたいことがあるので家に来て下さい』と送られた。好都合なので『了解』とだけ返して命雛家まで来たのが1時間前。チャイムを押すと燈が出迎えて来て部屋まで案内された

 部屋では禊がスプラトゥ○ン2のガチを相手と大差をつけて勝っていた。俺が部屋に入ると禊はすぐに本体を片付ける

 で、燈がお茶を3人分(人数分)をお盆に乗せて持って来た

 まあ、ここまでは普通だろう。よくある光景だ。問題はここからだ

 燈がお茶を二人が向かい合って勉強ができるくらいの広さのあるテーブルに置いていると禊は何処からかジェンガとトランプを持って来たのだ。訳も分からずに静かにしていると燈がトランプをきり三人分に分けて、禊がジェンガの準備をしていた。それから今に至る

 

「なあ燈」

「どうしました?あ、揃いました。何か訊きたそうな顔をしていますが」

「何で俺達はジェンガやりながらババ抜きやってるんだ?揃わなかった」

「危ない」

「?」

「いや、『雪は何を言っているのでしょう?』みたいな顔をするな。1時間前のメールは何だったんだよ。仕返しにここに置いてやる」

「そうですね。まずはババ抜きを終わらせてからにしましょうか。しかし、そこでは自分の首を締める事になりますよ?」

「え?ちょっ禊待て!そこにやったら!」

「えい」

「…………終わった………で、でもここならまだ…チャンスは……」

 

 ガラガラガラと俺が真ん中あたりの部分を半分出した時にジェンガの塔が崩れたのと俺の精神が一部崩れるのがほぼ同時だった

 

「これで雪が2連敗ですね。いや、ババ抜きを入れれば4連敗ですか」

「そこ、言い換えなくてよろしい」

「組み立てガンバ」

 

 ジェンガの組み立てながらババ抜きをやっていると燈が上がった。と、ちょうどその時、家のチャイムが鳴る

 

「おや?誰でしょうか。私は出て来ますね」

「分かった。その間にババ抜き(コレ)は終わらせてやるよ」

「勝つ」

「勝つのはこっちだ」

 

 そこからは速かった。燈が立ち上がると同時に俺が禊の手札からカードを取ってこっちの手札に同じ数字がないかを見て、揃うとすぐに捨てる。この間約1秒。次に禊。俺の手札からカードを取って1組を捨てる。その間約1秒。これを繰り返してから約10秒。俺の手札には♠︎の8。禊には2枚の手札。さっき❤︎の8と♦︎の8が燈によって捨てられている。となると、禊の手札は♣︎の8とjoker

 今は俺がカードを取るターン。俺は剣術をやっているので相手の僅かな動作には敏感だ(と思う)。試しに禊の顔を見ながら右のカードに手を伸ばす。反応はない。次に左のカードに手を伸ばすと僅かに、本当に僅かに目が見開かれた

 

(勝った!)

 

 勝ちを確信し、右のカードを取ろうとした時一週間前のことを思い出す。あの時は禊が罠として行動した。この事を思い出して手を止める

 どうする?禊の行動が罠だった場合はjokerは俺に来る。なら左のほうにするか?だがそれを見越していたら?だったらこっちはその裏をかけば♣︎は俺に来る

 

(いや、深く考えるな。ここは目を瞑って自分の感覚で取るんだ)

 

 手をテーブルの上に置き、目を瞑る。その時、禊がカードを入れ替えたようなする音がした。俺の読みだと右が♣︎の8、左がjoker。それを入れ替えたということは逆になったということ

 そこからは反射的に左のカードを取った

 

「joker?どういうことだ?」

 

 さっきの読みは反対だったということか?

 

「ひょい」

 

 俺がカードを手札に加え、カードを禊に見えない位置でシャッフリしながら考えているが判らない。少しシャッフルしてカードを禊が取れる位置まで持っていくとすぐにjokerを引く

 

「またjoker」

「この場合長くなるのが定番だよな」

 

 それからしばらくお互いがjokerを引き続けるようなことが起こった。長く続いたババ抜きが終わったのは階段から二人分の足音が聞こえ、今居る部屋のドアが開く音と同時だった

 

「やっほー。昨日ぶり!」

「よっし、5連敗阻止!」

「蓮子とメリー。いらっしゃい」

「お邪魔します。二人は何やっていたの?」

「ババ抜き。今やっと勝てた」

「そのジェンガは?」

「ババ抜きと一緒にやってた」

「同時に?」

「うん」

「「器用(だ)ね〜」」

 

 蓮子がドアを開いくと同時に俺が♣︎の8を取る

 メリーからの質問に答えていたけど第三者から見れば『広いテーブルで横に崩れたジェンガを放っておきながらババ抜きをやっている二人』という事になるのか。いつもの事だ、気にするな

 

「どうでしたか?……その様子だと雪が勝ったみたいですね。良かったじゃないですか。5連敗を防ぐことができて」

「何、煽っているのか?」

「どう受け取るのかは雪の自由ですよ」

 

 二人分のお茶をお盆に乗せて燈が持って来たところで煽られた

 

「それにしても二人の家って広いんだね。あまり想像していたのと違うな〜」

「そうね。そういえば雪君の家にも行ったことがないような」

「雪の家は私たちの家よりも広いですよ。道場が有りますし」

「え!?本当?じゃあ明日メリーと一緒に雪の家に行くね!」

「別に来てもいいけど。お前ら秘封倶楽部?の活動は良いのかよ」

「別に一日くらいは大丈夫だよ」

「それがキッカケで不思議が一つ消えた。みたいな展開になって欲しいものだな?」

「そういうこと言わないで!」

 

 そんな雑談をしながらジェンガを組み立てていると、燈がカードを集めてきり始めた

 

「では、せっかく5人集まったので7並べでもやりますか」

「となると1人10枚くらいか?良いと思うけど他は?」

「やる」

「何だかんだ私たちって揃ってこういうのをやる事が無いから私はやりたいな〜メリーはどうするの?」

「私も蓮子と同じ理由でやるわ」

「では配りますね。jokerは無しの3回までパスの使用ができます」

 

 燈が手際よくカードを配りながらルール説明する

 

「ところでさ」

「どうしました?」

「ジェンガ、どうするの?」

「もちろん真ん中に置いてやりますよ?」

「崩れた時の損害が……」

「その時は場にあるカードを並べれば問題有りませんよ?」

「うん」

 

 そんなこんなで7並べが始まった。手札は普通である。裸エプロン先輩みたいな角のカードの寄せ集めじゃなくて良かった

 

「では、♠︎の7を持っていたお方から7並べを開始し、その反対側のお方がジェンガを始める。時計回りで周回するという事でよろしいですか?」

 

 燈の提案により順番が決まった。♠︎の7を持っていたのは蓮子だった。その反対側に居るのが俺。7並べの順番は、蓮子→燈→俺→禊→メリー。ジェンガは、俺→禊→メリー→蓮子→燈で開始される

 

「でさ、2人はどうして来たの?(まずは一番下の真ん中を取るのは定石。そうだな、じゃあ一番上の右に…と)」

「昨日の事を話し合いたいと思ったからね。燈達の家の場所は知っていたからね」(❤︎の6を置く)

「四月末くらいに尾けられていた感じはしていましたが貴女達でしたか」(❤︎の5を置く)

「そういえばあった」(下から二番目の左のパーツを抜き取り一番上の右に置く)

「え?お前達そんな事やってたの?」(♦︎の8を置く)

「私はやっていないわよ。蓮子だけよ」(下から二番目の右のパーツを抜き取り一番上の真ん中に置く)

「ストーカーじゃん」(禊が♦︎の6を置く)

「そ…それよりもさ、昨日の事話そうよ!」(下から三番目の真ん中のパーツを抜き取り一番上の真ん中に置く)

「そうですね。何から訊きたいですか?」(下から四番目の右のパーツを抜き取り一番上の右に置く)

「それじゃあ、雪君は私たちが外に出た後体育館に残った時に何していたの?」(♦︎の5を置く)

 

 今7並べとジェンガが一周した。まあまあの出だしだと思うが燈の手札次第では一抜けしそうだ。燈だったら思い通りにカードを自由に配る事が出来そうだし。やらないと思うが

 メリーの問いには答える事は簡単だがその後の質問と蓮子の食いつきが一瞬で予想できてしまった

 

 ※ここから7並べとジェンガの経過は会話の後の表示はしません

 

「斬った」

「どうやって?」

「刀で、こう真っ二つに」

「その刀は何処から出したの?」

「………(言っちゃいけないよな)ノーコメントでお願いします」

「えー?何でー?私達の仲じゃないか〜」

「生憎これは誰にも話せない事なんでね」

「それは燈君達にも?」

「私達は知っていますよ。まあ雪の口からは訊かされていませんが」

「じゃあどうやって?」

「2人が遊びに来た時に父さんが言っちゃったんだよ。何でかね」

「これは秘封倶楽部としては知りたい事だね。まあ明日雪の家に行くからその時知る事にしよう」

「父さんが言うかね」

 

 そんなこんなで秘封倶楽部の2人が明日俺ん家に来る事は確定した

 7並べはまた一周して燈が❤︎の3を出し、ジェンガでは2段ほど積み重なったところだ。ジェンガの方はペースが早い気がする

 

「これから学校どうなると思う?あ、パスで」

「普通に考えたら休校になるだろうな。あと警察がずっと立っているとかありえそう」

「今朝禊と学校に行ってみましたがkeep outのテープは張られていませんでしたよ」

「パス」

「もしかして学校は警察に通報してないのかしら」

「まあ普通に考えたらどんな言い方したらまともに取り合ってくれるかね。『大人数の超能力を持った人達が襲って来た』なんて言ったら病院を勧められそうだな」

「まあ、警察側…もっと言えば政府の方達が超能力の存在を知っていて、尚且つ認めている。となると話は別ですけどね」

「確かに、それに生徒だけでどうにかなったしね!下手に警察が沢山来てもパニックになって拳銃をぶっ放してどうにかなるとは思えないし」

「ある意味パニック状態でしたけどね」

「でも、蓮子の意見には同意するかな。あの後残ってたけど床に転がってた人達全員起き上がって来たし」

「バイオ○ザードみたいな展開ね」

「まあ死人が動いているって言ってたな。中にはレベル紫?だっけ。5人くらい居たみたいだぞ」

「実質雪はその人達全員を斬ったと言う事ですね」

「そう言うことになるな。あ〜そうそう。俺たちのレベルの事なんだがな、どうやら機械は正常に動いてたみたいだぞ」

「どう言う事?確か3人はモニターの色が黒のまま変わらなかったけど」

 

 その事は簡単に説明した。蓮子とメリーはまだ理解しきれていないみたいだけど双子は分かったみたいだ。一方○行を超えているなんて有り得ないなんて言われだけどな

 7並べは❤︎と♦︎のところは揃った。蓮子と禊が一回パスしたが

 ジェンガは下の方がヤバイ。あと2、3回取ると崩れそうになっている。しかも右寄りに傾いているし(やったのは燈)。今は俺の番で何とか成功した

 

「そうだ!明日雪の家にここに居る全員で集合して松戒さん達のアジトを探さない!?」

「………(絶句中)」

「マジレスをさせてもらいますと、不法侵入等をする事になりますのでやらない方が賢明かと」

「ふっ!そんなのは些細なことよ!法なんて気にしていたら不思議なんて解明できないでしょ!」

「………………ねぇメリー」

「何かしら」

「今までに不法侵入等した回数は?」

「手足の指じゃあ数えにれないわ」

「通報」

「雪。君はこんな言葉を知っているかな?"バレなきゃ犯罪じゃないんですよ"」

「燈どうする?このままだとコイツ等「私を含めないで」明日やりかねないぞ。しかも俺の家の前から出発しそうだ」

「私達がストッパーになりましょう」

 

 メリーの言葉によりスマホを取り出し1を二回、0を一回押そうとしたら禊が無言で首を横にゆっくり振るからやめた。代わりに燈に相談してみたところ俺たちも行く事になった。ちくしょう

 蓮子がなんか饒舌に話しているとジェンガがガラガラと崩れた。この時の番はメリー

 

「やっとジェンガが終わったな」

「えぇやっとね。7並べと一緒にやるのは大変だと分かったわ」

「あ、私は上がりますね7並べ」

 

 ジェンガが崩れた後燈が♣︎のキングを出して一抜け。その後は俺→禊→メリーの準備で終わった

 燈がトランプを、禊と俺でジェンガを片付ける

 この日は5人で遊んだ。特に何事もなく平和な1日。俺はこう考えてしまう

 

(明後日大丈夫かな。俺たち)

 

 明日が心配な俺の考えは幼馴染には筒抜けらしく同情された

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「能力者の数は?」

「レベル紫が10人、レベル緑が15人。計25人です」

「2日ではそんなものか。しかし、博咲 雪の父親、博咲 霙(はくざき みぞれ)に勝てると思うか?博咲 雪は空間を歪曲させる奴を平然と斬るような奴の父親だぞ」

「それは此方の作戦を実行すれば博咲 霙が人間離れしたものを持っていなければ、此方の被害を出さずに成功すると思われます」

「…………ほう…これを行おう。一応失敗した時のものを後で渡してくれ」

「分かりました」

「それと、実行日は何時やるのだ?」

「月曜日です。その後は2日後の水曜日になるでしょう」

「そうか。それにしても俺たちがやったこととはいえ翠刹高校はどうなっているんだ。休日に学校の活動は全て停止されるだけで月曜日には通常登校なんて有り得るか?」

「現実に起こっているのでなんとも………」

「……そうだな」

 

 

 

 金曜日に松戒達による騒動は確実に1人の人間の人生を狂わせる




今回はほのぼの回ですね
雪「最後が不穏すぎるのだが…あの…その…」
それは次回ですね。それと前回の前書きで言いましたが、プロローグが思ったよりも長くなりそうです
雪「何話くらいになるんだ?」
おそらく8話ほど…
雪「微妙…」

ではまた次回!
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