東方終焉雪   作:カミユ

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どうもカミユです!

大変長らくお待たせしました!リアルの生活が一変したのでそちらの対処に時間を取ってしまいました。今回から投稿ペースを早めていけるように頑張ります


第49話 学園祭2日目①

〜文化祭2日目〜

 

暗闇が辺りを包む場所。そこで一人の男の声が響く

 

「今日が試合日か」

 

音もなくその場を去る。その場には破壊された無数のガラクタになった部品が散らばっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文化祭2日目。そこで開催される企画が始まる。

 

「さぁ!今年も開催されるこの企画!正直私もどうかと思うひとつの街を巻き込んだ祭りの時間だー!」

 

おおおおぉぉぉぉぉ!!!!と校庭に集まっている生徒たちの雄叫びを上げる

 

「ルールは簡単!相手校の生徒のハチマキをより多く集める事だ!怪我せずに正々堂々と行うように!説明以上!」

 

おおおおぉぉぉぉぉ!!!!と校庭に集まっている生徒たちの雄叫びを上げる

 

今年は俺も参加する。さて、まずはどこに行くか。人気のない路地裏にでも行くかな

 

「雪」

「なんだ燈」

「今回は禊かレオさんと一緒に行動してください。あなたに悪意を持つ人物がこの街に来ているみたいです」

「そうか……そいつは何処だ?」

「…………路地裏です」

「分かった。さっさと黙らせてこの企画に参加する」

「……禊は援護に向かってもらいます」

「それで良いよ」

 

燈のこういう忠告は本当によく当たる。学園祭なんだから平和に楽しくやりたいものなんだが……

 

「さて、まずは……」

 

俺は横に視線を送る。そこには体操をやっているレオがいる。距離を取っているためこっちに絡んできてはいないが、いつこっちに来るかわからん。バレないように人混みに紛れよう

 

「まあレオなら目の前のやつに集中するだろう。邪魔をしては来ないだろ多分」

 

「では開始の時間まであと少しなので今のうちに体操しましょう!ルールをしっかりと守ってやりましょう!」

 

マイクを片手に持っている司会者が姿を消す。ついでに台を片付け始める

 

開始まであと5分

 

「さてと、あとちょっとか。どうする…」

 

か。と最後まで言い終わる前に音が消えた

 

「…………は?」

(雪、気をつけてください。結界が展開されました)

 

急展開に俺が呆然とすると白雪が解説してくれた。それによって周りを見ると、誰も居ない。近くにいた燈と禊。さらに体操していたレオも、司会者も居なくなっている

 

「これ俗に言う人払いの結界ってやつか?」

 

「ようこそ、博咲 雪。そして初めまして」

 

周りに誰もいないことを確認した。本気で誰もいない

ため息混じりに呟くと、校門から声をかけられた

 

「誰だ?」

「私はそうだな。ドクとでも呼んでくれ」

 

ドクと名乗る奴は、声からして男だ。背丈は180cmくらいか。白衣を着ていることまではわかるが、他の特徴が分からない

 

「何の用だ」

「なに、5分ほど暇なのだろう?私と話そうではないか」

「壁にでも話してろ」

「なかなかと辛辣だね」

 

コホン、と一度ドクは咳払いをしてから話し出す

 

「君と一対一で戦おうと言う奴がいてね。済まないが、付き合って欲しい」

「壁にでも話してろ」

「ふふふ。君は魔術に耐性はないみたいだね」

 

1人で話しているドクの話を聞き流しながら、コイツの特徴を掴もうと見ているが、全く分からない。どうなっているんだ

 

「あ、そうだ。君にいい話をしようと思うけど、聞いてみてくれないか?」

「……」

「君の親を殺した組織が何年か前に研究していた実験の被験体がこの近くにいるらしいから戦ってみてくれないか?」

「……」

「黙りか。さて、そろそろ5分か」

「……」

「では、また会おうか。博咲 雪」

 

ドクと名乗る男は光に溶け込むように姿を消した。最後まで分からなかった

 

「雪。始まっていますよ?」

「!燈か」

 

ドクの特徴が分からなく嘆息した途端に燈に声をかけられた。反射的にそちらを向くと、殆どの生徒が走り出した。本当に5分経ったみたいだ

 

「行きますよ」

「…おう」

 

燈に促され、走り出す

 

 

少し遅れて街に出ると、まだハチマキの取り合いは始まっておらず、生徒たちは隣町まで各々の速さで移動していた

 

「燈、どこだ?」

「もう少し進んで左の路地です」

 

歩いている生徒たちの移動速度に合わせて、目的地まで移動すると、他にバレないようにこっそりと路地に入る

燈から「ご武運を……」と言われた

 

「さて、ここの先か」

 

路地に入ると一瞬視界がブレた

 

「つ……」

 

ブレた時に反射的に目を閉じてしまう

目を開けると、辺りには何も無くなっていた。視界には地平線まで白色だ

 

「なんだこれ」

「ここは誰にも侵入することの出来ない結界内だ」

 

俺がつぶやくと、それに答えるように後ろから声がした

振り向くと、そこには俺よりも年上であろう男が立っていた。腰には刀を差しており、隙の無い佇まいだ

赤髪の短髪で目が鋭い。鷹のようだ。背は俺が少し頭をあげる程度だから175cm程だろう

 

「アンタは誰だ」

「名乗っていなかったな。俺は片桐 鬼刃(かたぎり きば)。旅をして強いやつを探している者だ」

「道場破りしていそうだな」

 

率直な感想としては通り魔だが……言わないでおこう

 

「どうしてここに居る」

「それはな……」

 

片桐は一度言葉を区切り、居合の構えをとりながら良く通る声で宣言した

 

「俺はお前との一対一の決闘を所望する!」

「…………は?」

 

一瞬ポカンとしてしまう

 

「一度お前の戦闘する映像を観て剣を交わしたいと思ったんだ。そうすれば俺は更に上に行ける」

「お前を倒せばここから出られるのか?」

「そうだ」

 

ハァとため息を着く。今日で何度目なんだこのため息は

そして深呼吸を一度

 

「分かった。ここから出て学園祭に参加しないといけないからな。その決闘受けるよ」

「感謝する!」

 

俺も白雪を構える

 

(雪。彼は貴方よりも強いですよ)

(そうだな。だからってずっとここにはいられない。なら倒すしかない)

(気を付けてくださいね)

(ああ)

 

白雪と短く会話し、目の前の的に集中する

 

「いざ、尋常に」

「勝負!」

 

 

 

 

 

 

2人の剣士が同時に動いた

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