地球防衛軍5 俺は普通の一般人です! 作:師匠@ゲーム実況者
師匠です!
まずは謝罪を。
一週間以上更新滞ってしまい申し訳ありません!
先週は卒論のデータ整理や就職先の説明会の補助、就職先へ提出する資料の作成やバイトなどで時間がとれず、月火で仕上げようと思ったら、月曜の夜に38℃の発熱。インフルエンザではなかったものの、今週末が大学の卒業式なため昨日今日と安静にしてました。
そのなかでうまく時間使って書き上げたので、若干不安があります。
変なところがあったらご指摘ください。
今後は活動報告に色々書いていきますので、たまに目を通していただけると助かります。
それでは遅れに遅れた最新話、どうぞ。
M30・31 前哨基地破壊作戦 プランA・B
EDF基地内。
その中の自室へと向かう廊下を俺は呆然とした様子で歩いていた。
頭のなかで、先程の軍曹との会話の内容がずっとぐるぐるとしている。
───「お前には小隊の部隊長を勤めてもらうことになった」
唐突かつ衝撃的なその言葉に、俺の脳が活動を停止させる。
え、いまこの人何て言った?俺に部隊長をやらせるとか言ってなかった?
俺がなにも言わずに固まっていると、軍曹はフッと笑い口元を緩める。
「そう固くなるな。別に今すぐに、というわけではない。今はまだ一緒に組ませる隊員を選んでいる最中だからな」
軍曹の今すぐではない、という言葉に若干安堵するも、部隊長をやるということが現実であるということを認識し、気分が落ち込んだ。
俺が部隊長って……さすがにまだ早いんじゃないですか?だってEDFに入ってまだ一年経ってない新兵に毛が生えたようなもんですよ?
「普通の新兵に毛が生えた程度のやつは、単独でエイリアンの群れに突っ込んだりはしないし、ましてやそれで生き残るなんてことはない。お前は相変わらず自己評価が低いな」
俺の言葉に軍曹が呆れ返った顔をする。そう言われると、何も言えないんですけど……
「これは俺と本部長、そして今までお前と作戦を共にしてきた隊員たちの意見を総じた結果だ。紛れもない、お前の活躍に対する評価なんだ。……それに、今は状況が状況だ。少しでも勝利の可能性が高くなるならその方法を選ぶ義務が俺たちにはある」
…………ちなみに、いつからになるんですか?
「そうだな……。すぐにではとは言ったが、そう遠くもないだろうし、おそらく一ヶ月以内には決まるだろう」
一ヶ月……ですか……
「あくまで目安だがな。それと、リクはお前のところに配属されるのが決まっているから、今後の作戦は一緒のチームとして行動してもらうからな」
あ、はい。了解、です。
「話は以上だ。時間をとらせて悪かったな。下がっていいぞ」─────
自分が小隊長になる、その事実に未だに実感が湧かないでいる。
地球が異星生命体プライマーの侵攻を受けたのがおよそ9ヶ月前。襲撃以来少しずつだが被害が生じているため、いまは急を要している、と理解はしている。だが、いざそれをやれと言われると不安になる。
部隊長になる。それはつまり仲間の命を今まで以上に背負う立場になる、ということだ。
────俺に、そんな役割が果たせるのだろうか……
あーだこーだと色々考えるも、結局答えはまとまらず、結果なにも変わらないまま自室へとたどり着いた。
……とりあえず今日は寝よう。まだ一ヶ月あるんだ。じっくり考えよう。
そう結論付け(現実逃避ともいう)、俺は作戦で疲れた体を休めるのだった。
◇
アイアンウォール作戦成功からあまり日を跨がずして、新たな大型作戦が実行されることとなった。
─────前哨基地破壊作戦
そう、かつて俺がプラズマ砲の衝撃波で吹き飛ばされたあの作戦の相手である。
今回の作戦は基地に接近し敵を一掃。安全を確保できてから工作班によって爆弾を設置し破壊工作を行う、といったプランA。もしもプランAが失敗した際は、重戦車タイタンにて基地の破壊を試みるというプランBの二段構えの作戦である。
現在、作戦エリア周辺には砂嵐が発生しているため、それに紛れる形で基地へと接近することで、敵に察知されることなく近づくことを理想としているらしい。
作戦は三チームに別れて行われ、右側をフェンサーチームが、左側をレンジャーチームが受け持ち、後方で爆破チームとプランBの部隊が待機する、という編成らしい。
そのなかでも俺とリクくんは左側を担当するレンジャーチームと行動を共にするようだ。
「君たちが一緒なのか……、心強いな。アイアンウォールでの活躍はこの目で見させてもらった。頼りにしてる。今回はよろしく頼むぞ」
はい、こちらこそよろしくお願いいたします。
作戦を共にするレンジャーチームの隊員たちと会話を交わし、行動についての話し合いを行った。
そして、その後は武装を手に、作戦へと向かうのであった。
※
作戦エリアに発生している砂嵐は想像以上の濃さで、ほんの数メートル先すら見えないほどであった。
今回はレンジャーチームの護衛をメインとしているため、高機動の組み合わせではない装備を選んだ。
表にはブラストホールスピアとディフレクションシールド、裏にはブラッドストームとガリア重キャノン砲を装備してきた。
ぶっちゃけ、この砂嵐のなかで誘導装置が有効なのか不安だったが、さっきから問題なく使えている辺り、この選択でよかったと思われる。
レンジャーチームと共に砂嵐のなか、敵を駆除しながら基地へと接近していく。
作戦開始から30分ほど経過した頃だろうか……。α種、ドローン、コロニストを処理しつつ接近していると、右側を担当していたフェンサーチームからテレポーションシップを発見したとの報告が入った。
さらに、その通信が入ってすぐに周囲の砂嵐が晴れ始めてしまい、こちらの姿が相手へとさらけ出されてしまった。
しかし、それは相手も同じこと。砂嵐が晴れたことによって、今までブラッドストームしか使えていなかったが、相手を目視することが可能である今なら他の武器も使用出来る。
俺は素早く武器を持ち換えると、接近してきたドローンに向けてスピアを打ち出し撃墜する。
リクくんもスナイプガンを取り出し、敵の処理を行い始めた。
結局、砂嵐が収まったところでやることはいつもと変わりなかったのだった。
※
エイリアンの増援やβ種の出現などを乗り越え、ついに俺たちは基地の付近にまで接近することに成功した。
周囲の敵もほぼ殲滅が完了し、あとは爆弾を設置するだけとなったときだった。
突如、基地周辺に大規模な地震が発生した。
「この振動はなんだ?」
「おい!……動いてるぞ!基地が、動いてる!」
そう、誰かが叫んだ通り、前哨基地が足を生やし、動き始めたのだ。
こんな事態は誰も想定できていないし、予想も出来るはずがない……!
「爆破どころじゃないぞ!」
「まだ設置が途中だ!」
「危険だ! 下がれ!」
「後退ー!」
「爆破チーム、退避する!」
順調に進んでいた作戦がたった一手で覆されてしまった。
たった一手、しかし大きすぎる一手によって現場は大混乱に陥っていた。
『基地から離れろ! 急げ!退却しろ!』
本部から怒号のような通信が入る。
『コンバットフレーム! 爆破チームが撤退するまで、時間を稼げ!』
本部からの通信を耳にしつつ、俺たちは全力でその場から後退をするのだった。
動き出した前哨基地は圧倒的で、時間稼ぎをしていたコンバットフレームをたった一歩で踏み潰すほどの大きさだ。
動きはとてもスローだが、一挙一動が大きく、呑気にしていると簡単に呑まれてしまいそうだ。
俺は殿を勤めつつ、レンジャーチームを先頭に退避を行っていた。
そんな俺の視界にめんどくさいものが映った。
─────このタイミングで、バトルドローンにエイリアンを出してくるのか!!
基地から排出されるおびただしい数のドローン。さらに基地中心部より降下してくるエイリアンたち。
それが、後方を確認していた俺の目に映った。
『後方に狙撃班がいる!彼らと合流後、重戦車の位置まで撤退しろ!』
「了解しました!」
本部からの通信に、隊長が答える。
俺は隊長に、ここで足止めを行いつつ、折を見て撤退することを伝える。
「……すまない、頼む。ただし、危なくなったらすぐに退いてきてくれ。それで君を責めるやつは俺たちのチームにはいない」
……ありがとうございます。
リクくん、あとはよろしく頼んだよ。
「はい。ソウゴさんもお気をつけて」
レンジャーチームの人たちとリクくんを見送った俺は、振り返り敵を見据える。数百メートル先にはドローンが、そのさらに奥にはエイリアンが闊歩している。
まずは牽制がてら、ガリア砲で奥のエイリアンの頭を吹き飛ばす。それによって、エイリアンがこちらの存在に気づき、向かってくる。さらには、ドローンたちも戦闘体制へと移行し、こちらへ飛んでくる。
俺は敵が近づいてくる前に、可能な限りエイリアンを処理していく。
数は多かったものの後方に位置するニクスたちの援護もあり、なんとか接近前にエイリアンだけは全て処理することができた。
厄介なやつは処理できたため、後方へと撤退しつつ、ドローンを破壊していく。
ドローンがある程度まで減ってきたところで、エイリアンとドローンの増援が確認された。
先程より多い数を確認し、あせる俺だったが、そんな俺にリクくんから通信が入った。
『ソウゴさん!こちらは重戦車のところまで撤退できました!こちらと合流し、エイリアンの迎撃をお願いできますか?』
願ってもいない要請に、俺はすぐに返事を返すと、スラスターダッシュでリクくんたちのもとへと後退していった。
リクくんたちと合流してからは、戦車ブラッカー、重戦車タイタン、ニクスの援護を受けつつ、敵勢力の殲滅を行っていった。
殲滅を進めていくうちに基地の砲台が起動、砲撃という驚異が増えたものの、誰一人として諦めることなく、攻撃を続けていた。
その甲斐あったのか、増援としてフェンサーチームやウイングダイバーチームが到着し、新たな戦力となってくれた。
しかし、相手が相手だ。
決して戦況は良いとは言えず、少しずつ少しずつ、劣勢へと追いやられていった。
敵基地への攻撃は無効。こちらの最大攻撃であるレクイエム砲すらものともしない前哨基地。
さらに殺意MAXでこちらを狙ってくる多種多様な砲台たち。
終いには、倒せど倒せど、その都度転送されてくる終わりなきドローンとエイリアンに、隊員たちの士気も尽きかけてきた。
『敵基地に損傷は認められません。これ以上の攻撃は、無意味と判断します』
『そんな悠長な状況ではない! 部隊は壊滅寸前だ!』
情報部からのまるで心がないかのような冷静な通信に、本部が怒りの声をあげる。
現状を把握した本部がある判断を下した。
『基地への攻撃は諦めろ! 各員、基地以外の敵に応戦せよ!』
作戦エリアからの撤退。
それが本部の下した判断だった。しかし、現状を省みるとそれ以外ないと言わざるを得ない。
しかし、まるでそんなことは許さないとでも言うかのように、またしても基地はドローンとエイリアンを吐き出してきた。
『基地はいい! エイリアンとドローンを撃破しろ!このままだと全滅だ! 歩兵部隊、周囲の敵を排除しろ!』
本部からの通達に、誰もが最後の力を振り絞り、敵に立ち向かう。
『基地以外の敵を倒せ!─────各員、生き延びることに専念しろ!』
『『『『Sir!Yes,Sir!!』』』』
思いの込められた本部からの通信に、全隊員が声を揃えて返事を返す。
誰もが残る全てをかけて、エイリアンとドローンを落としていく。
そして、作戦開始から五時間近く経った頃、全身全霊の戦いの末、遂に敵の増援が途切れるときが来た。
この隙を逃すような本部ではない。
『作戦は失敗だ。総員、撤退しろ!』
本部のその命令に誰もが言葉なく撤退を始める。
その表情は皆、疲労と悔しさに満ちていた。
それは俺も例外ではなく、ただただ基地を睨み付けるしかできなかった。
かくして、EDFによる前哨基地への攻撃作戦は、基地の移動要塞化という予想外過ぎる一手により、失敗に終わるのだった。
つづく……
はい、というわけでお送りしました最新話。
ゲームプレイしていて度肝を抜かれた前哨基地です。
これがどれ程の絶望なのかはYouTubeなどで見てみてください。
いや、初見では言葉をなくしますから。
今後の更新ですが、三月中にもう一回更新はするつもりです。
そのあとですが、仕事の忙しさが分からないため、なんとも言えません……
目標としては週一更新を目指したいところですが……そちらも追々活動報告に載せていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、長々と書きましたが今後とも本作をよろしくお願いいたします!
それでは、またね~!(*´-`)ノシ