地球防衛軍5 俺は普通の一般人です!   作:師匠@ゲーム実況者

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待たせたな!

どうも、おはこんばんにちは。師匠です!

いや、一週間お待たせしてごめんなさい。
とりあえず14日に卒論無事提出して完了したので、またこれから続けていきたいと思っております。

細かい話はあとがきにて。
それではどうぞ!



#5 デカい機械ってロマンあるけど、限度ってものがあるよな 【ミッション21~23】

M22 前哨基地 偵察戦

 

 俺のストレス爆発による特攻事件(通称、ダイバーちゃん激おこ事件)から一週間。

 その間に色々なことがあった。

 

 まずは事件翌日。

 

 軍曹に呼び出され、通信越しにだが作戦指令本部長と話すことに。

 昨日の単独特攻は誉められたことではないが、その行動によって駆除が比較的楽になったのは確からしく、今回はこれといったお咎めはなし、ということになった。

 

 いや、もうホントに安心したよね。

 あのときはなにも考えず突っ込んでたけど、後からこれって相当やばいんじゃね?って気づいて冷や汗だらっだらだったからね。 

 そのあとは本部長といくつか会話を交わし、その場を後にしたのだった。

 

 それから三日後、初の夜間任務に参加することとなった。

 今回はウイングダイバーチーム"スプリガン隊"というエリートチームとの作戦だった。

 俺はダイバーちゃんのチームや他のチームとも行動を共にしたことがあり、彼女たちもいい動きをしていたと思っていたのだが、スプリガン隊の面々は動きのキレが違った。

 

 というか俺、コロニスト相手に被弾数ゼロで倒すとか初めてみたんですけど……

 

 俺はというと地上の赤色α種、β種をガトリングとスピアで処理してました。

 作戦エリアが工業地帯だったため、出来るだけ被害を少なくするのが割と大変だった……

 どうやら俺の方に怪物が来てたおかげでコロニストの処理が大変楽だったとスプリガン隊の方々からお礼言われました。

 作戦自体は彼女たちの活躍もあり、比較的楽に終わったのでよかった。

 一つだけ難点があったとすれば、エリートチーム故なのか、少しだけ自尊心が強かった、ということだろうか。まあ俺はそんなに気にならなかったからいいんだけども。

 

 

 ……それより俺、なんか最近囮役みたいなことばかりしてない?

 

 

 それ以外の日は休みだったり、訓練だったり、哨戒任務だったりと過ごしていた。

 そして今日、新たな任務が発令され召集された。

 

 ─────一夜にして都市部に出現した超巨大要塞『前哨基地』の偵察が今回の任務となるらしい。

 今回の任務は、情報が皆無なため相応の覚悟をしておいてほしい、と伝えられた。

 

 いや、だからそんな極地に新人送るなよ……

 

 と言いたいところだがすでに正式登用から二ヶ月。

 普通なら新人扱いされなくなる頃合いなのでもう文句は言えない。

 ……まぁ、新人とか関係なく極地経験してるんですけどね(遠い目

 

 とりあえずスカウトチームの報告でドローンとα種は確認できているらしいので、それに対応できる装備は持っていくとしましょうか。

 

 

 ※

 

 

 というわけで、作戦エリアへと来たわけですけど、早速帰りたいです……

 

 とんでもない数のドローンにそれなりの数のα種。何よりも前哨基地が想像を絶する大きさで、なんかもう言葉をなくしたよね。

 とりあえず情報収集が主目的なため、ドローンとかを排除しながら進むことになった。

 ちなみに今回はレンジャーチーム、ウイングダイバーチーム、フェンサーチームの合同にさらにコンバットフレームの同行という大部隊での出撃であるため、楽ではなかったが比較的安定して戦うことが出来たため、基地へと順調に近づいていくことが出来た。

 

 ─────途中までは。

 

 戦況が変化したのは前哨基地への攻撃が無効と分かり、指令本部が撤退の合図を出そうとしたときだった。

 

 基地から追加で出てきたドローンや、基地に備え付けられている小型砲台の対処に辟易していると、隊員の誰かが何かに気づき声を上げた。

 

 

「───基地の砲台が動き出したぞ!!」

 

 

 その声に誰もが基地に目を向けた。

 そこには、今まで沈黙していたはずのあからさまにヤバそうな超巨大砲台が複数起動している光景が見えた。

 

 ─────アレはやばい。

 

 理屈云々無しに、俺の本能が警鐘を鳴らしていた。

 さらに追い討ちをかけるように、追加で大量のドローンが基地より排出。状況は一気に不利に追い込まれた。

 撤退をしようにも、この数のドローンを無視すれば、一般人たちが過ごしている市街地のほうへと向かってしまうため、ここで迎撃するしかない。そのため、撤退することができない状況である。

 厄介なのはドローンだけだはない。今まで動いていた小型砲台に加え、明らかにヤバイサイズの超巨大砲台、さらに さっき気づいたが中型サイズの砲台も起動しているため、そちらの対処も行わなくてはならない。

 まさに地獄。そんな言葉が似合う状況である。

 幸いにも砲台からの攻撃は歩兵でも回避できる速度の攻撃がほとんどのため、また戦うことが出来た。

 

 俺が攻撃を回避しつつ、ミサイルでドローンを処理しているときだった。

 ふと視線の端に赤く輝き出す巨大砲台が写った。

 

 

 ───────っ!!

 

 

 そしてその直後、全身をかつてないほどの悪寒が襲い、とっさに武器をシールドに切り替えその場から跳び去った。

 

 瞬間、俺の十数メートル目の前を真っ白な光線が横切り、ほぼ同時に爆風と衝撃が俺を襲った。

 そのあまりの勢いに俺は耐えることが出来ず思い切り吹き飛ばされた。

 咄嗟にスラスターを噴かし、空中制御を行ったおかげで無事着地できたが、視界の先にある街は全く無事ではなかった。

 もとより廃墟じみていた街だったが、今の一撃で一部は更地に、余波を受けた範囲もボロボロになってしまっていた。

 幸い、と言っていいのかわからないが、攻撃範囲にいたのは俺だけのようで、他の隊員には被害はなかったようだ。

 

 とりあえず、巨大砲台の様子を見る限り、今すぐに次の攻撃が来るわけではなさそうなので、今のうちにドローンの処理をしておくことにしよう。

 

 巨大砲台の危険性を(身をもって)実感した俺は他の隊員にその事について伝え、基地からの砲撃に怯えながらもドローンの駆除を行っていった。

 

 そしてついにドローンも数えきれるほどになったころ、ようやく撤退が始まった。

 撤退しつつ、残されているドローンを排除していく。殲滅を終えた俺たちは、追加のドローンがないことを確認し、作戦エリアを後にしたのだった。

 

 今日この日より、我々EDFに新たなる脅威が立ちはだかることとなったのだった……

 

 

 ◇

 

 

M23 楔の山

 

 前哨基地の偵察任務から数日。俺に新しい任務が下った。

 内容は山岳部に降下された転送装置───テレポーションアンカーの破壊とその周囲の怪物の処理である。

 今回の作戦は軍曹率いるレンジャーチーム、ダイバーちゃん所属するウイングダイバーチーム、そして何度か一緒の作戦に参加させてもらったことのある顔見知りのフェンサーチームという知り合いばかりの編成だった。

 今回の作戦指揮は軍曹が担うらしく、軍曹の指示のもと作戦前ブリーフィングが行われた。

 アンカーは全部で9本。三ヶ所にそれぞれ3本ずつ配置されているらしい。さらにアンカーの下には護衛するかのようにエイリアンも確認されているとのこと。

 その情報を聞き、俺は今回の装備を確定させる。

 ブリーフィング終了後、すぐに俺は装備の申請を行うために武器庫へと向かった。

 

「……………………」

 

 その様子を、軍曹が意味ありげな表情で見ていることに、俺は気づくことはなかった。

 

 そして時は進み、作戦エリアに到達。これから作戦を開始するというところで軍曹が声を上げた。

 

「さて、これより任務を開始するわけだが、その前に……新人!」

 

 えっ!?あ、はいっ!!

 

 急に軍曹に声をかけられ、驚いて少し声が裏返ってしまったが返事を返す。

 なんだろう……、俺なんかやらかしたっけ……?

 不安になる俺に軍曹が近づいてくる。

 

「一つ聞きたい。新人、なぜお前はこの作戦に"その装備"を選んだ?」

 

 ……えっ?

 

「フェンサーには他兵種に比べ武器の選択幅が多い。しかし、多くの者は使い慣れた武器を使用する。そんな中、お前だけは毎回武器を変えて出撃する。そしてその選択は必ずと言っていいほど、その作戦に合った装備だ」

 

 まあ、そうなるように選んでますからね……

 

「いつも作戦の報告を聞いて、お前の行動には驚かされている。だからその実績からお前を信頼して聞きたい。今回の任務、お前の中でどんな対処法が浮かんでいる?」

 

 軍曹の言葉にいつしか全員が俺の方に注目している。

 ……え、これもしかして言わないといけない流れ?

 

 ぶっちゃけあまり現実的ではないというか、負担が大きくなってしまうというか……

 

「構わん。あくまで案として聞きたいだけだ」

 

 ……わかりました。俺が考えたのは────

 

 軍曹の真剣な表情と周りの視線から、俺はあくまで案として考えていた作戦を口にしたのだった。

 

 

 ※

 

 

 結果として、俺の案は採用。そして作戦は予定していた作戦時間より恐ろしいほど早く終わった。

 

 俺の考えた作戦だが、実に単純な作戦である。

 離れた場所からアンカーを攻撃し、それに気づき、こちらへとやって来る怪物を各個撃破する、というだけのものだ。

 ただこの作戦はアンカーの特性上、早く壊さないと怪物がどんどんと増え、窮地に陥るという大きな問題を抱えている。

 そのため、誰かがアンカーを攻撃し、残りの人たちでやって来る怪物を倒すという方法に必然となってしまうため、あまり現実的ではないと考えていたのだ。

 

 ……なのに、軍曹や他の隊員の人たちは二つ返事で迎撃役を引き受けてくれた。

 そのため、間近まできた敵は味方に任せ、俺は持ってきたガリア重キャノン砲でひたすらアンカーを攻撃&もう片方に装備してきた高高度強襲ミサイルで近づかれる前にやる、といった戦法をとり、全アンカーの破壊を完了させたのだった。

 

 帰投の際、多くの人が俺の作戦を称賛してくれた。そんな彼らに、皆の協力があったおかげだと感謝を伝えていると、ダイバーちゃんがすぐ近くまでやって来ていた。

 

「お疲れさま。今日は大活躍だったね」

 

 そっちこそ、お疲れさま。俺はただ撃ってただけだからね。作戦が成功したのは迎撃してくれた他の皆のおかげだよ。

 

「ふふっ、いつの間にか新人くんも立派になっちゃったなぁ……。もう新人くんってのは合わないね」

 

 そう言って笑うダイバーちゃん。

 その表情から微妙にだが緊張しているのがわかった。

 

「……その、だから、これからはキミのこと名前で呼んでもいいかな……?キミも私のこと名前で呼んでいいからさ」

 

 ……え、名前で?

 

「うん。もうキミも新人なんて呼ぶような存在じゃなくなってきたし、ね?……ダメかな?」

 

 そう言ってちょっと不安そうな顔をするダイバーちゃん。

 ……その表情をするのはズルいなぁ

 

 ううん。別に構わないよ。

 

 そんな表情をされたら断れるはずはなく、名前呼びを許可することになった。まあ、別に困ることないからいいんだけどね……あの目を輝かせてニヤニヤしてる先輩方にからかわれる未来が見えること以外は。

 

 なんて思いつつ視線をダイバーちゃんに戻すと、先程とは反して笑顔になっていた。

 

「えへへ、よかった。それじゃあ改めて。……これからもよろしくね、"ソウゴ"くん!私のこともこれからは名前で呼んでね!」

 

 えっと……うん。こちらこそよろしく、"ミソラ"ちゃん。

 

「うん!よろしくね!!」

 

 名前を呼ぶととびっきりの笑顔を見せてくれるミソラちゃん。

 そのあとは何事もなく、無事に基地へと帰投したのだった。

 

 

 余談だが、基地に帰ってから予想通り先輩方にからかわれたことをここに記しておく。

 ちくしょうめ……!

 

 

 つづく




【補足情報】
主人公

ついに主人公の名前がソウゴと判明。
作者が名づけくそ苦手なので適当に引用。
由来は、某天の道を往くカブト虫ライダーの名前をもじっただけ。


ウイングダイバーちゃん

こちらも名前判明。
由来はウイングダイバー→空を飛ぶ→ソラ→ミソラといった感じ。
安直だが良い名前ではないかと思っている。


はい、一週間もお待たせして申し訳ありません。
とりあえず卒論は終わりましたので、執筆する時間は取れるようになると思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。
それではまた次回!
感想、ご意見などお待ちしております!
くれると作者大変喜び、テンション上がるので、どしどし書いてください(笑)

次の更新は月曜か火曜ぐらいにはあげたいと思っております。
次回をお楽しみに!!
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