ポケットモンスター 悪ノ花道   作:天導 優

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連続投稿です。
若干眠気をおびてますが頑張ります。


実戦

サカキside

私は今、サイが持ってきた資料に目を通している。

アイツはポケモンの強化を目的としダークポケモンに目をつけて研究していたな。

その研究の結果は長年ロケット団のボスを務めていた私ですら驚くものだった。

その研究は下手をすれば神の領域に踏み込んでもおかしくない代物だからだ。

すると何者かが慌てて私の部屋に入ってきた。

「サカキ様、正気ですか。あのような子供に幹部の座を与えるなど」

確かこいつはアポロとかいったな。

ジョウト地方に向かわせていた幹部の一人の筈なんだが。

「当然だ。アイツは既にお前よりも上の実績を誇っている。それでもアイツを認めないと」

「なら、アイツとバトルさせてください」

「バトルだと」

「ロケット団内における知識は確かなものがあるのは認めます。ですが実戦は違うということを証明してみせます」

アポロはサイのバトルを見たことがなかったな。

「良いだろう。報酬は何が望みだ?」

「次期ボスの座を私に」

なるほど、それが狙いか。

「なら、サイが勝利した場合はアイツの下につけ」

「な!?」

「どうした?。実力があるから言ったのではないか?」

「分かりました。あのような子供に負ける私ではありませんので」

そういうとアポロは退室した。

退室した後私はサイに連絡をいれた。

 

サイside

先ほどサカキ様から連絡があった。

なんでもアポロとか言う幹部の一人がオレがロケット団の幹部を勤めている事が気にくわないらしい。

「勝つ保証はあるのか」

番長の格好したオレの部下では1位2位を争う部下、カンザキが話しかけてきた。

「当然でしょ、サイならあのアポロって人もしたっぱ以下よ」

この女性はかつてオレに話しかけてきた女性(※第1話参照)、名をルイとか言ってたな。

実力はカンザキと双璧をなす強さを持っている。

「ルイが言った通り、オレが研究していたダークポケモンを使えば火を見るより明らかだな」

「ってことは今度のバトルでダークポケモンのお披露目するわけか」

「ああ、そうだな」

 

バトル当日

 

「フン、お前がアポロとか言うしたっぱか」

「な、口の減らないガキだな。年上の人間にタメ口など」

「当然だろ。下につく人間に敬語を使う必要があるのか?。答えはない決まってるだろ。使う必要もない」

「待て、お前たち。ここには罵闘口龍しに来たわけではないだろ」

サカキ様の言うとおりだな。

にしても、結構な人数が集まったな。

この地下バトル場は観客5000人(VIP席は別)は入れるがその席全てが埋まっている。

「それでは、ポケモンバトルを始める。ルールは1vs1のバトルだ。それでは始め」

「いくぞ、私のポケモンはヘルガーだ」

観客が騒いでるな。ヘルガーがコイツのエースらしいからな。それなら。

「オレはキレイハナだ」

「キサマ、ふざけているのか。ヘルガー、ほのおのきば

「キレイハナ、かわせ」

「逃がすな、スモッグ

「この程度か」

「何!!」

「格の違いを教えてやるよ。キレイハナ、ダークラッシュ

キレイハナが黒い霧の様なものを纏ってヘルガーに体当たりした。

次の瞬間、ヘルガーはぶっ飛び、壁に激突し、瀕死状態になっていた。

この瞬間、オレはアポロより強いと証明できたわけだ。

アポロの奴がオレを認めるかどうかは別にしてもな。




今回出てきたカンザキとルイはポケモンのゲームでもマニアックな物好き人なら分かると思います。
感想、質問など待ってます。

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