【アカネ】
年齢16歳(推測)、セミロングの金髪は前左右へ流れる二房だけが緩く縦にロールされている。
身長はやや低めで発育は控えめ。
魔力で駆動するボディースーツ型のパワーアシストスーツにフード付きの真っ赤な防弾コートが仕事着。
右手にはナックルダスターを展開できる手甲を装備していて、これと右腿の大型ナイフ、右腰の中折れ式の小型グレネードガンが主な武器。
さらに自身で調合した特殊な薬品を特製のリンゴ型小瓶に詰め、左腰の籠型ポーチに複数種類を仕舞っている。
これはアカネの魔力に反応し、様々な効果を発揮する。
使用時は直接手に持って投げたり、グレネードガンで撃ちだしたりする他、ナイフやナックルダスターに装着することも可能。
エル、コムギを構成員とした遺失物狩り(ロストハンター)のチームリーダーであり、その評判は新進気鋭といった所。
身体能力はそれなりに高く、スーツの機能と本人の研鑽もあって格闘戦も可能。
小瓶を利用した変則的な戦法を含め、総合的な戦闘能力はかなり高い。
体術と道具を組み合わせ、近~中距離を間合いとした非常に応用力の高い戦術を使用し、戦闘以外でもその能力を発揮するオールラウンダー。
愛機の人造飛馬(ペガサス)は高出力の大型機で、特製のチューンが施されている。
また、彼女の趣味で外装は真っ赤に染められている。
(ちなみに人造飛馬で劇中のような通常出力下の航空飛行をするタイプは基本的に遺失物狩りなどの荒事に携わる人間くらいしか使わない)
孤児であり、詳しい出自は不明。
本人も大して気にしていないが、聞き流すかどうかはその時の機嫌次第。
恋愛経験は皆無だが、序盤でいきなりファーストキスを(魔力のついでに)奪われた。
その後、その相手の心を(全く欲しくないのに)奪う。
***
【オオカミ】
年齢不明、出自不明、正体不明の三拍子に記憶までなくなっていた訳判らずの青年。
首にかかる程度の襟足の短い茶髪に金色の瞳。
体つきは細身ながらも筋肉質で、身長は高め。
アカネたちが入った遺跡の地下で謎の装置に囲まれた琥珀のような物体の中で眠っていたが、すべてが瓦礫の中に埋もれてしまったので詳細不明。
過去への手掛かりは遺跡が崩れた以上、彼の記憶に唯一残っている『黒い髪の女』だけであるが、彼本人がそれらに興味も頓着も示していないため、現状ではあまり意味がない。
起き抜けにアカネからファーストキスと魔力を奪い、黒狼鬼の主砲から放たれた魔力の砲弾に乗ってこれを操り、終いにはすれ違いざまに傷つけた人造飛馬から動力の魔力を奪い、更にはそれを刃のように変形して放つなど、魔力を直接的に操り、隷属させるような能力を持つ。
だが青年本人は違和感なく本能的にこれを行使しており、どういった理屈で行いどのような理由で行えるようになったのかはやはり一切不明。
好戦的というよりも享楽的であり、どこまでも楽しむために行動している。
しかし、そこへアカネという新たな判断基準ができ、それがどういう行動に繋がっていくかはまだわからない。
遺跡の跡地から長大な黒い剣とオオカミという名を手に入れたが、前者についてはどのような代物かはまだ解かってはいない。
ただ、なにやら仕掛けがありそうなことは確かである。
アカネの唇を奪い、アカネに心奪われた男。
***
【エル】
年齢は十代前半で薄紫のロングヘアにメガネ。
身長はアカネ以上に低く、体型は年相応以下に幼い。
アカネのチームでは医者と技術者と操船など主に後方支援を担当している。
しかし操船などは船自体のシステムが優秀なため、専らは医者や分析がメイン。
幼い容姿に似合わない頭脳と能力、感性と判断基準の持ち主。
***
【コムギ】
アカネと同年代で、深みのある青味がかった黒髪を二つに分けて毛先近くでそれぞれ纏め、名前通りの小麦色の肌を持つ。
顔にはエルと比べて大きめの丸眼鏡を掛け、薄桃色のゆったりとしたアオザイ調の服を纏っている。
肉感的でややむっちりとした体型。
性格はやや引っ込み思案だが優しく思いやりがある。
アカネのチームにおける良心的存在。
突出した能力は持たないが、割と何でもある程度こなせるので必要なところの補佐に入るのが常。
どちらかといえばエルの助手的な役割のほうが多い。
実は現状、オオカミに対する警戒心は一番強い。
***
【セブン】
アカネたちのホームである飛空艇『クロック・ゴート』の機能を統括する人工精霊(メインシステム)。
人格の性別設定は女性。
アカネたちのように少人数のチームで飛空艇を運用する場合、彼女のような固有の人格を持つ人工精霊を用いて運用することで負担を軽減する場合もそれなりに多い。
ただしそれは『クロック・ゴート』のような比較的小型~準中型あたりまでの大きさの船に限定され、黒狼鬼のような大型船の場合には固有の人格を持たない簡易な管制システムを用いている場合がほとんどである。
これは大型船の場合は人工精霊での自動制御には限界があるので、固有人格を持つほどの人工精霊を導入する理由が乏しいため。
実は『クロック・ゴート』のロールアウト自体が日が浅いために、彼女の情緒もまだ成長途上であったりする。
***
【ソニア】
アカネたちのチームの一員ではなく、外様の雇われ要員。
年齢は18歳で、茶色でやや癖のある髪質のセミロングに、男装のような緑色のズボン姿に同色のコートを羽織っている。
また、コートは魔力を流すことで実弾にも耐えうる防御力を発揮する特別製。
外見も中性的なら口調もどこかボーイッシュな少女。
ただし肉付きはコムギにやや劣る程度で、少なくともアカネよりかはある。
武器は魔力の籠もった弾丸を放つライフルと二丁拳銃。
ライフルによる狙撃から二丁拳銃による乱戦まで幅広い戦法を駆使する辺りは武装と間合いは対称的ながらもアカネとどこか似通った部分がある。
そのためかどうかは知らないが、アカネとは非常に気が合い、何度も仕事を共にしている。
アカネからは正式なチームの一員にと勧誘されているが、のらりくらりと躱している。
誘いを受けない理由は黙して語らず。
昏倒したアカネとオオカミを運んだり黒狼鬼の雑魚と戦ったり、今回の件で一番苦労したのは間違いなく彼女。
というわけで、第一章での登場人物紹介です。
現状で判明している情報に若干の補足を付けている程度ですね。
というわけで、これにて第一章は本当におしまい。
しばらく時間を戴くかもしれませんが、次回からの第二章をお待ちくださいませ。
……うん、読者増えてほしいなあ……あと感想欲しい(切実