足柄辰巳は勇者である   作:幻在

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Gは嫌いだ

某日――――

 

 

「ハァアッ!」

若葉の居合の一閃が、辰巳に迫る。

「フッ!」

辰巳は、それを流れるように受け流す。

 

対天剣術『灯篭(とうろう)

 

灯篭が流れる川の如く、力に逆らわず、相手を制する柔の剣術。

 

そのまま、流れるように若葉に斬りかかる辰巳。

若葉はそれをバックステップで回避し、すぐさま前に向かって地面を蹴り、唐竹から刀を振り下ろす。

しかし辰巳はそれをまたもや灯篭で柄から受け流し、そのまま袈裟懸けに振り下ろす。

若葉はそれを体を大きく傾ける事でかわす。

「くっ!」

だが、そこで終わりではない。

振り下ろした時、辰巳はさらに大きく体を捻り、そのまま若葉に体当たりを当てる。

「くぅ!」

倒れまいと地団駄をを踏みながら後退する若葉。

「対天剣術――――」

「しまっ―――」

「――――『疾風(はやて)』」

地面を蹴り、自らの体が霞む程に、一瞬にして加速。

そのまま若葉に、突風のような連撃をお見舞いする。

 

 

寸止めで。

 

 

技の衝撃で尻もちをつく若葉。

「・・・また負けたか」

「俺の袈裟懸けの後にすぐに攻撃できれば、まだ行けたかもな」

悔しそうな表情をする若葉に笑いかけ、辰巳はいつもの癖で、木刀を背中に回してしまう。

「惜しかったですね若葉ちゃん」

ひなたが若葉に手を差し伸べる。

「今日こそはと思ったんだかな・・・やはり鍛え方の違いか」

「戦闘において色はいらないからな」

「その時点でもはや人間の域を超えてますよね・・・・」

苦笑いする若葉とひなた。

そもそも、幼少の頃から子供がするようなものではない練習を自らに課してきた辰巳にとって、常人離れした事をやってのけるのは造作もない事だ。

少なくとも、自分の視界から色彩を排除するという事をやってのける時点で、辰巳はもはやただ人ではない。

 

人を守る為に、自らを鍛えよ。

 

それが、辰巳の誓いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういや、今日は千景はいないのな」

「今回は千景が特別休暇だからな」

丸亀城の教室にて、そう談笑する若葉と辰巳とひなた、そして球子と杏と友奈。

だから、ここにはいない。

「ひなたの方から何か神託は来てないのかー?」

「ええ。今のところ神託は来ていません」

「なら良し。下手に敵が来てもらっても困るからな」

「来ないのが一番だな!」

球子が頷く。

「それにしても、私たちも随分と有名になりましたよね」

辰巳たちの前にある机の上には、いくつもの週刊誌。

「あ、これ、若葉ちゃんのインタビューが載ってるよ!」

「こっちは辰巳だな」

「若葉は俺達のリーダーだから分かるが、なんで俺もなんだ?」

「きっと、副リーダー的な存在だからじゃないですか?」

ひなたが含み笑いをする。

「俺はそんな器じゃないんだけどな・・・」

「そうでもないさ。お前は、実際、皆の武器の特性や有利性について色々と言ってくれているだろう」

「それだと副リーダーじゃなくて先生っていう立場になるような気がするんだが・・・」

げんなりした表情で返す辰巳。

「確かに、辰巳さんは先生って感じしますよね」

「それはタマにも分かるぞ!辰巳の教え方はめちゃくちゃ分かりやすいからな!」

「その教えを忘れて窮地に陥ってたのは誰だ?」

「う・・・・つ、次からは大丈夫だ!油断はしない!」

「頼むぞ。それで死んだら俺達は当たり前として杏が悲しむぞ」

「それは心配するな!タマは死なない!」

自信満々に言い放つ球子。

「それはそうと、お前らに相談がある」

辰巳は、某どこかの人類補完計画を企んでいる男のポーズをしはじめる。

「なに?たっくん?」

「実は妹からの質問なんだがな」

「ああ、火野ちゃんから」

「なんなんだ?」

辰巳が懐から端末を取り出す。そして、とあるメールアプリを起動して、それを皆に見せる。

「・・・・・・・えーっと、『ふと、思ったのですが、巫女の皆さんはゴキ○○が苦手らしいです。何故苦手なのかはよくは分からないけど、勇者の皆さんなら、当然怖がりませんよね?』」

『・・・・・』

誰も、何も言えない。

「火野は、昔っから人間にとって駆除対象となる奴は排除して当然と思ってる故の質問なんだろうが・・・・お前らはどうなんだ?」

それに対する一同の反応はこうだ。

 

「ふ、ふ!あ、あんなもの、わ、私にかか、れば、ただのそこらにいる虫同然だ!」←若葉

「も、もちろん、私は問題ないですよ?何せ、若葉ちゃんが守ってくれるんですからね!」←ひなた

「た、タマも問題ないぞ!ご・・・ゴキ・・・の一匹や二匹・・・・た、タマに任せタマ、え!」←球子

「え、ええ!勇者になったんです!そ、そんな虫なんて、こ、怖くもなんともありませんよ?」←杏

「だだ大丈夫!私これでも、ひゃ、百匹はゴ・・・・・を退治した事はあるもんね!」←友奈

 

全員、挙動不審だ。

「じゃあお前ら」

『?』

「丁度そこに、(くだん)の虫がいるから退治してみろ」

『ゑ?』

辰巳が指さした先、そこには、カサカサと動く黒い虫が―――――

『ぴぁあ――――――!!!』

絶叫が迸り、辰巳以外の全員がその黒い物体のいる壁とは反対側に逃げる。

「・・・・・」

「ち、違うぞ辰巳!こ、これはだな、私はひなたを守ろうとしてだな!」

「明らかにひなたよりも先に壁に辿り着いてたよな?」

「わわ私は本当は怖くなんてありませんよ!?若葉ちゃんが傍にいてくれるなら、あ、あんな虫なんともありません!」

「そう言ってるがガタガタと震えてるよな?」

「た、タマは、杏に引っ張られて仕方なくここに来ただけだ!べ、別にゴキ・・・なんて全然怖くないもんね!」

「その割には、目に涙溜まってるぞ?」

「わわ、私はちょーっと苦手ですけど・・・・ほんとーにちょーっと苦手なだけですけど、勇者になった今、あ、あんな黒い何かなんて全然怖くなんてありません!」

「お前は無理するな。マジで無理するな。球子にしがみ付いている時点で説得力は皆無だぞ」

「・・・・・ごめん、本当はとても苦手です」

「お前は何か言い訳しろよ」

完全に怯えている一同。

辰巳はそれに呆れるしかない。

「しかし・・・」

『ヒィッ!?』

辰巳が振り返った瞬間、黒いアレが動き出す。

それに若葉たちがビビる。

その黒い何かは、何故か辰巳の視線から全力で逃れるように天井を走っていく。

「こ、こっちにくるぞぉぉぉお!!」

「わ、若葉ちゃぁああん!」

「ひ、ひなた!それだと動きにくい!」

「うわぁあん!こっちに来ないでぇええ!!」

「誰か助けてぇええ!!」

直後、黒いアレが翼を広げて天井から若葉たち目掛けて飛んできた。

『ぴぁああ―――――――――――――――――――――――――――ッ!!!!!!!』

先ほどよりも大きな絶叫。

若葉たちが四方八方へ逃げ回る。黒いアレは、そのまま空中を飛び回ると――――突如としてそのゴキブリを掴む手があった。

『!?』

全員が驚く。

「全く、虫一匹に騒ぎ過ぎだ」

辰巳はそのままゴキブリを手に持ったまま窓を開け、そのまま外へ放り投げた。

「はい終わり」

「「た、辰巳ぃぃぃい――――――――――――――――!!!」」

「「辰巳さぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああん!!!」」

「たっく――――――――――――――――――ん!!!」

全員が辰巳に抱き着く。

「分かってたぞ!タマはお前がやる時はやる奴だってな!」

「信じてました!辰巳さんが動いてくれるって!」

「流石だよたっくん―――!!」

「お前がいなかったらどうなってた事か・・・!」

「改めて貴方がいてくれてよかったと思いました」

「そうかそうか、お前ら、そんなに俺がいてくれてよかったか。うん・・・・・だけどなお前ら」

辰巳は自分の携帯端末を取り出す。

「さっきの騒ぎ、ばっちり火野に聞かれてたぞ」

『・・・・・』

絶句する一同。

『・・・まあ、ひなたさんはともかくとして・・・・・若葉さんまでゴキブリ苦手だったんですね』

火野の申し訳なさそうな声に、一同は何も言えない。

いや、言葉を発する事を忘れていた。

『偶然、お兄から電話が来たかと思えば、まさかここまでなんて思いませんでしたね・・・・まあ、誰にでも苦手なものはあるという事ですね。それでは皆さん、お勤め、頑張って下さい。では』

ぶつり、と電話が切れる音がした。

「・・・・・図ったな辰巳」

「なんの事やら」

辰巳は得意げに笑う。

 

 

 

しかしその直後。

 

 

 

窓から戻ってきたゴキブリが辰巳の鼻先に引っ付いた。

 

 

 

 

『・・・・・』

誰も、何も言わない。

辰巳は、ゆっくりと鼻先に引っ付いたゴキブリを引っぺがすと、今度は思いっきり地面に叩きつけた。

『・・・・・』

やはり誰も何も言わない。

辰巳は無言で箒と塵取りを持ってくると、叩きつけられた衝撃で瀕死になったゴキブリを箒で履いて、そのままゴミ箱に入れた。

「・・・・・よし、次の授業の準備をしようか」

そして辰巳は何事もなかったかのように爽やかな笑みを浮かべ、自分の席に戻った。

その時、その場にいる全員が思った。

 

辰巳は絶対に怒らせない様にしよう、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千景が、香川に戻ってきた。

そして、間もなくしてバーテックスの二度目の襲撃がやってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「前回よりも多いな」

辰巳は、高台に上って、敵の数を軽く見積もった。

「辰巳ー!」

「ん?」

ふと、そこへ球子がやってくる。

「球子か、どうした?」

「敵の様子はどうだ?」

「簡潔に言って前回よりも多い」

「そっか・・・・」

球子も、敵の方を見る。

「・・・・球子、少し提案がある」

「なんだ辰巳?」

「お前と杏で俺を援護してくれ。俺が討ち漏らした敵を倒すだけで良い」

「お前は十分に強いよ思うが?」

「何を言うか。集団戦において、強さとチームワークは大切だ。その為の訓練を積んでこなかったから、上手くできるかどうか分からないが、俺はお前らを信頼して戦う。背中は任せる」

辰巳は、背中から剣を引き抜く。

若葉たちは、すでに敵に突っ込んでいる。

球子は、すぐにニヤリと笑う。

「分かった。あんずにも伝えておいてやる!背中はタマたちに任せタマえ!」

「ああ、頼んだぞ!」

高台から飛び降りる辰巳。

地面に降り立つと、一気に加速して敵の集団に突っ込む。

正面から、複数のバーテックスが襲い掛かる。

辰巳は、それを『疾風』で斬り伏せる。

さらに、別方向からやってきた敵を、横薙ぎの一閃で斬り伏せる。

今度は頭上から。下段からの斬り上げで迎撃。

さらに、群がる様に全方位から襲い掛かってくる。

「対天剣術『風車』」

力任せに剣を振り回し、体を軸として回転し、一気に周囲の敵を倒す。

だが、まだ第二陣があったのか、すぐさま次のバーテックスの集団が、技の出し終わりを狙って襲い掛かってくる。

だが、辰巳は至って冷静だ。

何故なら、背中を預けられる仲間がいるからだ。

 

すぐさま、どこからか矢や旋刃盤が飛んできて、バーテックスを撃ち落としていく。

 

「ナイスだ」

「言っただろ!背中はタマたちに任せタマえってな!」

「協力は何よりも大切ですから」

「よし、このまま押し切るぞ!」

「おう!」

「はい!」

そうして、敵を倒していく勇者たち。

 

その内、敵が融合を始めた。

 

「大きくなっただけ?」

「どうなんだろうな」

進化体のその大きさに首を傾げる杏と球子。

「どちらにしろ倒すしかないだろ」

辰巳は、ふと若葉の方へ視線を向ける。

若葉は、他の融合していないバーテックスを倒す事に集中している。

おそらく、若葉の援護は望めないだろう。

ならば、ここにいる者たちだけで対処しなければならない。

その時だ。

 

突如、進化体の口の様な部分が開いたかと思うと、そこから無数の矢が放たれた。

 

『ッ!?!?』

それに全員が目を見開く。

「うわぁぁあああ!?」

「『縄張(なわばり)』ッ!」

球子が旋刃盤を楯状に展開し、辰巳は防御型剣術『縄張』で矢を叩き落す。

だが、その連射速度及び射出量は、杏のクロスボウの比では無い。

流石の辰巳も、対応しきれない。

矢が、腕、足、脇腹と掠める。

「ッ!?辰巳さん!」

「致命傷は避けてるッ!大丈夫だッ!」

そうは言うものの、いつまでも耐えられるかわからない。

だが、突如として、進化体は、狙いを三人から友奈へと変える。

「ッ!?逃げろ友奈!」

「うわわわわわ!?」

矢の雨から逃げる友奈。

「これじゃ近付けないよー!」

あまりにも矢の数が多すぎる。

さらに進化体は友奈から千景へ狙いを変える。

 

無数の矢が、千景に突き刺さる。

 

「ぐんちゃぁぁぁあああん!!?」

友奈の悲鳴が響き渡る。

千景の体が崩れるように倒れ、樹海の底へと落ちていく。

だが、辰巳には分かっていた。

 

千景が貫かれる直前、()()()()()()()()()()()()()事を。

 

周囲に、数人の千景がいた。

「あれは、切り札か?」

「間違いないな」

球子の言葉を、辰巳が肯定する。

 

七人という数から、決して増えも減りもしない、現にその姿を縛り付ける妖怪『七人御先』。

 

その力を纏った千景は、七つの場所に同時に存在し、七という数に縛られ、決して、七人という数から増える事も無ければ減る事も無い。一人殺されようが、二人殺されようが、すぐさま次の千景が現実へと入れ替わり、やられた千景が消滅する。

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。それが、この七人御先の力だ。

故に、今の千景は不死身だ。

(どういう心境の変化かは知らないが・・・・まあやる気出してくれただけありがたいか)

七人に分裂した千景が、進化体に七撃同時に攻撃した。

 

 

そして、この日のバーテックス侵攻は、今回も勇者たちの勝利に終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『それで、お兄はいつになったらひなたさんに告白するんですか?』

「なんでそうなるんだ」

電話相手の火野に突っ込みを入れる辰巳。

『今のお兄があるのは、ひなたさんのお陰ですし、それに、ひなたさんはお淑やかで綺麗で大和撫子で、まさにお兄にぴったりな人です。これ以上ないくらいの人です』

「お前な。アイツは若葉一筋だぞ?そんな奴が俺なんかに振り向いてくれるかっての。そもそも俺はアイツの事は仲間、そして友達として好き(like)なのであって、決して異性として好き(love)な訳じゃねえんだぞ?」

『料理も上手ですし、剣術バカのお兄にはもってこいの人ですよ』

「おい人の話聞いてたか?」

『はい聞いてませんでした』

「聞けよ!?」

思わず声を荒げる辰巳。

『まあまあ、落ち着いて。しかし、好きになる相手はお兄の自由です。ですが、私はひなたさんを推します。きっとひなたさんはお兄の最高のお嫁さんに――――』

「切るぞ」

『あ!?おに―――』

ぶつり、という音と共に、通話を切る辰巳。

「全く、火野の奴は」

「ずいぶんと推されちゃってますね~、私」

「そうだな・・・・・ってうおぉ!?」

ここは丸亀城の近くにある、辰巳の特訓場となっている林。

時刻は九時を回っている。

そして、先ほどの通話は辰巳と火野との定期的な行為の一つだ。

ただ、今回は――――

「聞いてたのかひなた」

「はい、聞いてました」

「ちなみに私もだぞ」

そこには、ひなたと若葉もいた。

「いや、好かれてますねぇ、火野ちゃんに」

「俺にとってはいい迷惑だ」

「しかし、ひなたを嫁にか・・・・白無垢が楽しみだな」

「おい若葉、お前何気に楽しんでないか?」

「親友が結婚式を挙げるとなれば、それが楽しみになるのは当たり前だろう?」

「ぐ、いつもは天然でポンコツで居合だとかその辺りしか取柄の無い癖に、こういう時だけは正論を言いやがって」

「おいそれはどういう意味だ!?」

「まあまあ落ち着いてください二人とも」

今にもケンカに発展しそうな辰巳と若葉の会話を止めるひなた。

「火野ちゃんの事はともかくとして、そろそろ戻った方が良い時間ですよ」

「みたいだな」

辰巳は、右手に持っていた剣を背中の鞘に叩き込む。

そうして三人は自分たちの寮へ戻っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、この時辰巳は予想だにしていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

 

日課の鍛錬を終え、寮に戻って来た時の事。

ふと、郵便ポストに、手紙が入っている事に気が付いた。

「なんだ?」

ポストから引き出し、部屋に戻って中身を空けてみる。

そこには、一枚のチケットと、手紙が。

「えーっと・・・・」

 

『お兄へ。

初めに言っておきますが、この手紙がこれがとどく三日前に出したものであり、前日の電話とは一切関係ないかもしれません。

挨拶は抜きにしておいて、早速ですがこれでデートに行ってきてください。

相手は当然、ひなたさんですよ?

このチケットは、高松市の水族館のペアチケットです。

手に入れるのに結構苦労したので、絶対に行ってきてくださいね。

良いですか?絶対ですよ。

もし行かなかったら大社を抜け出してきた苦労が水の泡になっちゃうから、絶対に言って下さいね。

では、良い報告を楽しみにしています。

勇者としても、頑張ってください。

火野より』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辰巳は、予想していなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさか妹がここまで本気なのだという事を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回『波乱のデート 前編』



オリキャラ紹介

足柄辰巳
中学二年
身長166㎝
趣味 鍛錬(剣道を嗜んでいた) 
好きな食べ物 カツ丼 
概要
初代勇者、四国組唯一の男の勇者。
髪の色は山鳩色(母親からの遺伝によるもの)。身長は勇者随一に高い。
自身のオリジナル剣術『対天剣術』を操る。
幼いころに母親を事故で亡くし、三年前、父親をバーテックスに殺されている。
家族は妹の火野だけ。
他の勇者よりは、失う事に関しては一番、凄惨な過去を持っている。
戦闘力は勇者の中で一番強い。学力も随一。特に理科。(更に言って物理分野)
教えるのがとてつもなく上手い。
特に、武器の扱い方についての教え方は、勇者一同がから賞賛されている。
若葉とはよくうどんかカツ丼かで言い争う事が多い。
性格は、三年前当初は、父親を失った事でかなり気性は荒かったが、ひなたによってかなり落ち着いている。
困っている人は放っておけない。
戦闘においては冷静沈着。
指揮官というよりは兵士の様な役割が合う。
個人での戦闘よりチームワークを優先する。

勇者において。

武器 滅竜剣『バルムンク』 西洋両手直剣 

切り札 不明

戦闘スタイル 近接変化型 状況に応じて戦い方を変える。

チームワーク優先。



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