あらすじ
この世界には二柱の神がいた...という訳ではなく、なぜか歴戦の戦士達が皆プロデューサーとして仕事を全うとしていた。
このアイドル業界というなの戦場へ、かつての戦士達はアイドルを送り出す。果たして、トップアイドルという一握りの存在へ導くため戦士達は奔走するのであった...
※この作品は「アイドルマスターミリオンバッツ!」の派生作品です。一部設定を引き継いでいますがミリオンバッツを見ていただけるとより楽しめると思います
前作や他の作品から来た人はどうもこんにちわ!
パン袋のアレことバッククロージャーです。
1度アイドルマスターミリオンバッツを書き終えた時、他のやつらがプロデューサーやってれば自由に書けたなーって思い書きました。
要望があればミリオンバッツの方も続けようかと思いますが基本こっち書くと思います。
それではプロローグを書いていきましょう。
かつて、二柱の神がいた...という訳でもなく、当たり前の様に調和と混沌の戦士達が社会人生活をしている(年齢とか関係なく)、そんな世界。
彼らは一体どのようなアイドル達と共に業界を進んでいるのでしょうか...?
Place:765プロ-----
「はい、こちら765プロ」
鳴り響く電話のコールを切るように受話器をとった白髪の男性。
彼は落ち着きがあり、且つ相手に気後れしない程の芯のある声で応対をしている。
765プロ・統括プロデューサー『ウォーリア・オブ・ライト』(以降WOL)
「ええ。はい...うちの天海春香をですか?感謝します。そのオファー、必ずやお受けしましょう!」
時々戦士名残りの堅苦しい口調が出るが、それも先方には愛嬌として捕えられている。
彼の普段の仕事は、電話の応対とオファーのチェックなどデスクワーク全般だ。
「今戻った!」
「ただいま帰りました」
事務所に戻ってきたのは白髪でバンダナを頭に巻いた青年だ。
髪を切る暇なく忙しい彼は後ろ髪をまとめなおかつ邪魔になるからとバンダナまで巻いているのだ。
「千早のスタジオ収録、一発オーケーだったんだ!さすがだよ」
765プロ・プロデューサー『フリオニール』
「いえ、私は歌手として当然なことをしたまでです。そんな、大げさに褒められるような事じゃ...」
「いや、ご苦労だった如月千早。君の活躍は目覚しい程だ、もっと誇るべきだと私も思うが」
「ほら、リーダーもそう言ってるんだしいいじゃないか!褒められるだけならタダだし」
「ふふっ、そうですか?でしたら、素直に受け取っておきます」
情に熱く、気さくなフリオニールと理路整然として落ち着きのあるWOLは一見水と油の様にも見えるが、その実互いに理解し合う仲間だ。
「ちょっとリーダー?千早さんの話もいいけど、シアターにいるバッツ達に連絡とったの?」
ここにはあと一人、プロデューサーがいる。子供同然の見た目や年齢には違わぬ落ち着きと才能を秘めた伝説の"オニオンナイト"が。
765プロ・プロデューサー『オニオンナイト』
「そうだったな、私とした事が忘れるところだった」
「もう、しっかりしてよリーダー。やっぱり僕が居ないと上手く回らないなぁこの事務所も」
「そうだな。いつも助かっている」
(...オニオンプロデューサーって、子供よね?実際私の弟とそこまで年齢は変わらないのだけれど...)
そう千早が思うとおり、彼は千早の亡き弟・優と年齢こそ少し違っても子供の範疇であることには間違いない。
そんな彼がプロデューサーとしているのだから世の中不思議だ。
千早が思案にくれている内にWOLが765プロライブシアターに電話を掛ける。
「私だ。プロデューサーに変わってくれ」
Place:765プロライブシアター-----
ここはライブシアター。39プロジェクトの発足と共に立ち上げられたこの劇場は765プロの次なるアイドルの卵が孵化を心待ちにしている。
「もしもし、俺だ。いつもの定時連絡か?今日はちょっと遅かったな、どうした?」
765プロライブシアター・プロデューサー『バッツ・クラウザー』
『 すまない、少し立て込んでいた』
「ん、ならいっか。こっちは次来るこけら落とし公演で一杯一杯だ。モーグリの手も借りたいよ...」
『そうか。この世界にはモーグリは居ないと思うが』
「冗談だって!...えーっと、ちなみに舞台セットは順調だ。これは間に合う。後はレッスンを詰めればなんとかなりそうかな」
『了解した。こちらは今度男性アイドルグループとの共演のため1度315プロへ足を運ぶ。バッツは引き続き頼む』
「よしきた。じゃあ切るぞー...よしっ」
一連の連絡を終え、バッツは各ユニットの様子を見にレッスンルームへ足を運ぶ...
Place:315プロ-----
男性アイドルを育成している315プロにもまた数人の調和の戦士達がいる。
「今日は765プロのプロデューサーが来る日でしたよね?どんな人なんでしょうか」
大学に通いながらアシスタントを務めている山村賢はプロデューサーに質問する。
「例えるなら、皆のリーダーね。頑固な所はあるけど真っ直ぐで、みんな想いなの」
315プロ・プロデューサー『ティナ・ブランフォード』
「本当に、皮肉に思えるくらい真っ直ぐ...だな」
315プロ・プロデューサー『ライトニング』
「へぇ、そうなんですか。それはすごい人なんですね、みなさんからの信頼に厚い人ですかぁ...」
ティナとライトニングの回答に人物像を描く山村。その中には、優しい笑顔を浮かべた美青年が写し出されていた。
その時と同じ辺りでガチャ、とドアが開く。
「全く...あなたもう28でしょ?もう少し場所をわきまえたら?」
315プロ・プロデューサー『ヤ・シュトラ』
「いや本当にごめんプロデューサー!だから、そんなに怒らないでくれよ...」
「お前もこれに懲りたらあんな寒いギャグを言わないことだな」
「お、俺は面白かったと思いますよ、輝さん!」
ヤ・シュトラは先程まで営業に行っていた。天道輝・桜庭薫・柏木翼の三人からなるユニット"DRAMATIC STARS"をバラエティ番組のゲストとして出演させていた。
その際に輝が変なタイミングでダジャレをかまし、スタジオを凍えさせたのだ。
「おかえり、ヤ・シュトラ」
「ええ。ただいま、ティナ。765の方には連絡ついた?」
「うん!でも、渋滞で少し遅れてるみたい」
これでも普通免許を所持していたWOLは都会ならではの交通渋滞に阻まれ、着くのに時間がかかっている様子だ。
「はぁ...私が行く。バイクで行けば渋滞でもなんとか出来るだろ」
「ライトが行くの?ならお留守番は任せて」
仕方ない、とライトが支度をする。ティナはその間胸を張って留守番をするらしい。ヤ・シュトラはそのやり取りを見て微笑んでいた。
Place:346プロダクション-----
ここは346プロ。お城を思わせる巨大な事務所は、アイドルの活動拠点の他にもスタジオやカフェも完備している。
その大会議室で百鬼夜行という表現が似合う、混沌めいた風貌の人物が円卓に軒を連ねていた。
「我々の暫くの活動目標は、アイドル界の支配のための人材育成を重点に置くことに決定した」
346プロ・統括理事『皇帝』
会議室のプロジェクター側に陣取る金髪の男性は、威厳ある重々しい声色でプロダクションの方針の説明をする。
「ならば話は早い。より優れた人材発掘のため、このガーランドが足を運ぶとしよう!」
346プロ・総合プロデューサー『ガーランド』
「いいでしょう。でしたら現在活動が著しくないプロジェクトを白紙に戻し、そのプロデューサーを新たなプロジェクトの担当に回します」
346プロ・専務『アルティミシア』
「ああ?そしたらそのアイドル達はどーすんだよ。どんな子だって頑張ってんだぜ?」
346プロ・健康管理部長『ジェクト』
「このアイドルは...現実はやさしくない。時間は待ってはくれない、そうでしょう?」
「...つってもよ!」
「まぁ待て。白紙化したプロジェクトのメンバーも別のプロジェクトへ分割して配属させる。ジェクト、貴様なら三流も一流にさせる事など造作もないことであろう?」
「おう、当たり前よ!んじゃあアイドルはそのままでいいんだな!」
アルティミシアとジェクトによる一触即発の空気を皇帝が仲裁し、展開を沈める。
「ファファファ!ではこれからの展望を記事に記すとしよう」
346プロ・専属記者『エクスデス』
「なら、僕はスタジオのさらなる手配と...そうだね、次は僕もプロデュースに回ろう。手綱をとる指揮者は多い方がいいだろう?」
346プロ・舞台設営班長『クジャ』
「あぁはいはい、ナルシは放っておいて...ボクちんは食材を倍調達しなきゃなのでお先、失礼しまーす」
346プロ・346カフェオーナー『ケフカ・パラッツォ』
「では我々も解散だ。ガーランド、下々の者に伝達を頼むぞ」
「承知」
暗がりの強い会議室で行われた会議室はさながら悪の支配者による会議にも見えたが、その実アイドル業界を戦っていくための作戦会議なのだ。
765、315、346。それぞれがそれぞれの方針のもとアイドルを戦場へ送り出す。
だが忘れてはならならい。この者達は全て等しく
「この世界では、我々はみなプロデューサーだ!」
「どうしたのリーダー?突然」
「いや...すまない、取り乱したようだ」
「ふふ、変なプロデューサーさん。それじゃ今日も」
よろしくお願いしますね、プロデューサーさん!
いかがでしたか?
本作は私のやりたい放題詰め込んだものなので設定や文がカオスになっています。
まだ登場していない戦士達も後々の話にしっかり登場します。
ご感想、誤字脱字報告等いただけると幸いです!