真・恋姫†無双 -糜芳伝-   作:蛍石

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本編五十一話投稿です。

納期遅れとか万死に値しますね。本当に申し訳ない。
推敲にも時間をかけていないので、誤字脱字が多そう。


第五十一話 Lights in the night -汜水関攻防戦①-

 ー華琳(曹操)

 

『兵は詭道なり』。

 この中華において、あまりにも広く知れ渡っている有名な言葉だ。幼子ですらこの言葉を知る者はいるだろう。しかしそんな陳腐な言葉であるが、実践する事はいたく難しい。相手を出し抜こうと策に拘りすぎると、かえって悪い結果を招く事が多い物だ。

 ならば、現在目の前で行われているこれ(・・)はどうであろうか。わざわざ夜中に篝火を煌々と灯し、昼間と変わらぬように作業をしているこの光景は。果たして知恵深い賢者の行いか、浅慮なる小策士の振る舞いか。

 元々停戦期間は今日の日没までと定められていたので、既にその時間は過ぎている。夜襲の可能性も考えられるし、どの道夜が明ければ再び董卓軍と干戈を交える事になる。不測の事態への警戒と合わせて、今後私達がどう動くべきかについて春蘭達を招いて軍議を行っていたのが幸いした。明日に備えて早く休んでいては、この徐州勢の動きを見逃していただろう。徐州勢はこの連合の中でも強く注視しなくてはならない勢力の一つ。この動きを翌朝知る事になっていたら、おそらく酷く悔やんでいた事だろう。

 

桂花(荀彧)

 

 私は徐州勢に関する意見を求めるために、隣に立つ桂花の名を口にした。

 

「色々と思惑はあるのでしょうが、薪と油を無駄に使ってまで急がなくてはいけない理由は乏しいと思います。 わざわざこんな事をせずとも、あと数刻もすれば太陽が昇りますし、それから作業に取り掛かったとしても大した違いはありません」

 

 私が名前を呼んだ意図を察し、桂花は即座に自身の見解を口にした。その言葉、そして話しぶりから考えるに、どうやら桂花は今こうして篝火の明かりの下で動いている徐州の動きに否定的な感情を持っているようだ。

 しかし、その言葉にはある程度理解を示せる。わざわざ夜を徹して戦の準備をする必要性は極めて薄い。それならば、今夜は休養にあてて明朝作業をするのでも大した違いはない。

 しかし、徐州勢はわざわざ夜に動く事を選んだ。あえて理に背いたその行動、それは私にとって非常に興味深い。

 

「しかし桂花。 わざわざこうして動いているのだ。 何かしら理由はあるのではないか?」

「それは有るのでしょうね。 だけど思いつく限りの利点をすべて足し合わせたとしても、貴重な燃料を消費する損の方が大きいと思うわ」

「なんだ、単にお前の思慮が足りていないだけではないか」

 

 秋蘭(夏侯淵)の質問には落ち着いて答えた桂花だったが、春蘭《夏侯惇》のその言葉に眦を吊り上げた。

 

「ただ単にぼけっと突っ立ているだけのあんたには言われたくないわよ! その空っぽの頭が飾りじゃないのなら、少しはまともな意見を出してみなさい!」

「当たり前ではないか! 思いついているからこんな事を言うのだ!」

 

 まるで子供が自慢をするかのように胸を張ってそういう春蘭を、桂花は胡乱げな眼差しで見つめた。そして、ため息を一つついて春蘭に言葉をかけた。

 

「あんまり聞きたくないけど聞いてあげるわ。 思いっきり馬鹿にしてあげるから考えを言ってみなさい」

「ふん、そんな減らず口を聞いていられるのも今のうちだ。 私の話を聞いて恐れ慄くがいい!」

 

 そこで一度言葉を切り、春蘭は息を吸い直してこう口にした。

 

「良いか。 今から準備を始めれば、朝日が昇ったらすぐに戦いを始められるだろう!」

「……あんたのその発言の意図は、明日になったら戦いを即刻始めたいからよね?」

「当たり前だ! ようやく退屈だった停戦が終わり、明日から戦が再開するのだぞ。 徐州勢に限らず、待ちきれないと考えている輩は多いはずだ! なら、朝になったらすぐに戦いを始めたいと思うのは当然だろう!」

 

 いつもだったら一蹴するであろう春蘭の意見について、桂花がわざわざ意図を確認してみせたのは、その言葉にある程度の理が有る事を理解しているからだろう。

 もっとも、顔を天に向けてため息を吐いている事から、春蘭の意図が桂花の思惑と全然異なっていたのも窺えるのだが。

 その態度に反応して、何かを言おうとする春蘭を手のひらを向ける事で制止しながら、桂花は顔を下げて春蘭に向き直った。

 

「意図を除けば、あんたにしては悪くない意見だったわ。 ただし、その意図が致命的にずれているけど」

 

 珍しく頭から馬鹿にするのではなく、意見一部に理がある事を認めた上でそう言ってのけた桂花に、春蘭は若干面食らっているようだった。そんな相手の様子を気にすることなく、桂花は言葉を続けた。

 

「朝日が昇ったらすぐに戦う、それは確かに利点の一つよ。 特に今は東側に陣取っているわけだから」

「ん? 方角が何か関係あるのか?」

 

 春蘭のその言葉に桂花の顔が盛大に引き攣り、大声を出そうと息を吸い込んだところで秋蘭が口を挟んだ。

 

「姉者、太陽はどちらから昇る?」

「それは東からだろう。 だが、それがどうかしたのか?」

「ああ。 つまり相手より東に居れば、朝日を背負って戦う事ができるという事だな」

 

 地の利を得るというのは、何も自分の居る地形を利用する事だけではない。相手との位置取りによって、自分達にとって有利な状況を作る事も出来る。

 

「相手が太陽の眩さでこちらを直視出来ないようにすれば、それだけこちらは楽に戦う事ができるようになる。 だけど……」

「それでもまだ得られる物が足りない。 朝日を利用するだけなら、明日である必要はない。 明日準備を終えて明後日から攻撃を始めても良いのだから」

 

 桂花の言葉を途中で引き取り、私はそう春蘭に説明をした。

 春蘭が日の位置などの戦場の様子を意識せずに戦っていた事に心中で少し戦慄しつつ、私はさらに言葉を続けた。

 

「ついでに言えば、やろうと思えば今日の日没までに準備を終えておく事もできたはずよ。 停戦って言っても、交戦をしなければ自陣内で何をしてようと問題はないのだから。 だから、夜が明けてすぐに戦いたいというだけでは、今作業をしている理由にはならないわ」

 

 そう。普通に考えれば桂花の言うとおり。長いとは言えない停戦期間ではあったが、それでも準備を終えておくには十分だったはずなのだ。

 だから、今こうして彼らが動いているのはまったく別の理由。貴重な燃料を消費してでも翌朝攻撃を開始したい理由は……おそらく()なのだろう。

 これは、自分達を有利にする手段なのではなく、相手を陥れるためへの妨害措置。自分達に直接の利が無かったとしても、対峙する側に害を与えられるならば、それは転じて自らの益となる。ならば、これにより董卓軍にどのような害を与える事が出来る?

 私は少しの間考え、理由を一つ思いついた。人によってはほとんど意味がないかもしれない。しかし……。一定以上の能力を持つ敵を相手にしているならば、大きい意味を持つ。

 

「どうやら随分と汜水関の将を高く評価しているようね」

 

 前方に聳え立つ要塞に視線を向け、脳裏に一人の徐州の将の姿を思い浮かべながら、私はそう呟いた。

 

 ー(姜維)

 

「おそらく『時間』よ」

「なるほど」

 

『何で日が暮れてから、相手はわざわざ作業を始めたのか』

 そう問いかけた私へ、隣に立つ(賈駆)殿は私にそう答えた。私もその答えに納得できたので、あっさりと頷いた。

 詠殿は目の前の光景から生じる胸中の苦い感情を押し殺そうとせず、眉間に皺が寄っている。それに加えて、先ほどまで行っていた華雄殿との言い争いも尾を引いているのだろう。

 この汜水関の事実上の主将が不機嫌なのを察しての事だろう。城壁に立つ歩哨を務める兵達はこちらへ近寄ろうとせず、遠巻きに視線をちらちらと送ってくるのみだ。猛獣を相手にするようなその態度も、彼女は腹立たしさを感じるのだろうが、私とて用件が無ければ強いて近寄ろうとはしないのは明白なので、極力兵達の態度も詠殿の不機嫌も気にしないようにする。

 

「つまり、こちらが対応策を考える事が出来ないようにする(はかりごと)だと」

 

 詠殿は私の確認の言葉を聞いて、気を取り直すように小さく息を吐いた後、皺が寄っている眉間を指で揉み解しながら説明を始めた。

 

「そうね。 ボク達が考えるための時間を削りに来ているんだと思う。 昼間に作業をしたとしても、攻撃を始めるのは翌朝になるわけだから」

 

 つまりは朝までの時間がどれだけ残されているかの違いだ。目の前の様子から見て取れるとおりに、明日の朝に敵方が私達の籠もる汜水関へ攻撃を開始するのだとすれば、今日の昼間に作業を始めた場合に比べて、夜に作業を始められた方がこちらは数刻ほど動きを知る事が遅くなる。たった数刻ほどではあるが、それだけの時間があれば対抗措置の一つくらいは思い付けていたかもしれない。時間はその時々によって黄金よりもずっと貴重な場合がある。戦場という特殊な場所においては特にその傾向は強い。

 

「昼に準備を終えて、そのまま夜襲をする……というわけにも行きませんしね」

「ええ。 無理ではないだろうけど、難しいと思うわ。 ボクならまずやらない」

 

 私も詠殿同様に、視界の効かない闇の中、柵と堀が幾重にも立ち塞がる陣地に攻め込む気になれない。良くて堀に落ち、運が悪ければ城壁からの矢の雨を受ける事になる。よほどしっかりと成功する算段が立っていない限り、そういう博打は避けるだろう。まして停戦前に私達は彼らの夜襲を幾度も退けているのだから、実行しようとしても連合の盟主である袁本初(袁紹)殿に止められるだろう。やはり攻撃を始めるのは朝だと思われる。

 太陽の照っている時間に戦いを行いたい、私達の時間を可能な限り削りたい、という二点を満たすためには、この方法は確かに効率が良い。

 

「つまり目の前のこれ(・・)の対応を思いつくために、ボク達に与えられた時間は一晩のみ。 まして、向こうが何を作ろうとしているの全貌が分かるのはさらに数刻を要するでしょうね。 見た目には闇の中燦々と輝くほどに派手なのに、実態は最高に地味な嫌がらせよ」

 

 詠殿は地味な嫌がらせと言ったが、これが効果的なのも事実だ。そうでなくては、こんなに詠殿も苛立ってはいないだろう。

 何とか情報を得られないか、作業を妨害できないかと、この戦いの始まる前から敵陣に潜ませている間者に合図を送っているのだが、上手くいってはいない。どうやら組み立ての作業場所へ入れる者を限定する事で、情報が漏れるのを避けているらしい。作業のためにその一角に出入りする人間を、顔を知る一部の徐州の兵に制限されれば、衛兵達の見覚えがない間者は近づく事もできないだろう。下手に近づきすぎると怪しまれるだけだろうし、八方塞がりに近い。何か徐州の一部の兵が怪しい動きをしているという報せが間者から入ってきたのが遅かったのも、それが影響しているのだろう。

 

「随分と周到な事ですね。 もっとも、おかげでこちらは完全に出し抜かれたわけですが」

「まだ実際に干戈を交えたわけでもないし、挽回の機会は十分あるけどね」

 

 そこで詠殿は言葉を切り、大きく息を吸って吐き出した。眉間の皺が消えているところを見ると、気持ちの入れ替えのためだったのだろう。

 

「……で、どう思う?」

「おそらく彼で間違いないかと。 停戦の使者も彼の縁者でしたし、夜間に迅速な土木作業を行うところなどがよく似ています」

 

 涼州での戦いの時も、いつ建てたか分からないような陣地構築から策を組み立てていた。目の前の光景は、その時とあまりにも類似しているように見える。ならばやはり、目の前の光景には子方(糜芳)殿が絡んでいるのだろう。

 

「なら、やっぱり夜襲は厳禁ね」

 

 呟くようにそういう詠殿に、重々しくならないように相槌を打つ。

 

「そうですね。 西涼での戦いの時、私と華雄殿は陣地を放棄したように見せかけた策に嵌りました。 これも誘いの手という可能性は捨てきれません」

 

 あの時の私は華雄殿に敗北を与えるための子方殿の策に組み込まれていたわけだが、策の全貌を知る立場になかった。だから、子方殿の仕掛けた策に嵌り、冬場の冷たい河で泳ぐはめになった。仮にあの時、埋伏の毒として子方殿に協力する立場にいなければ、捕まった後に兵達の慰み物にされた上で殺されていただろう。実際には勝った側に数えられるのだろうが、私にとってあれは手痛い敗北として脳裏に刻まれている。

 あの時の陣地放棄といい、今回の土木作業といい、まるで虫を誘うための灯火のようだ。明るさに惹かれて近づけば身を焼かれる事になるのではないだろうか。

 

「少し考えれば分かる事でしょうに……馬鹿華雄! 分かりやすく誘いの一手を打っている相手の思惑に、わざわざ乗ってやる必要なんてまるでないでしょうが!」

 

 話している間に先程の諍いを思い出したのだろう。段々と気が昂ってきて声が大きくなってきている。その華雄殿はこの場にいない。万が一にも勝手に兵を動かす事がないように、(張遼)殿が見張ってくれているはずだ。

 常に戦には攻勢をもって当たらんとする華雄殿の資質。状況次第では得難い資質に数えられるのだろうが。

 

「城壁の利を捨てて打って出てどうするのよ! しかも大した考えに立脚しての事でもないのよ!?」

「機を待つ事も戦のうちですからね」

 

 華雄殿は気が短く、待つ事が致命的に上手くない。今回のように守りを目的とした戦いにおいてはその資質は致命的になりかねない。

 

「おそらく、連日の挑発に痺れを切らしているのもあるのでしょう。 私達が何とか無理矢理抑え込ませているだけで、鬱積した怒りは燻ってますし。 いつ破裂するか分かりませんよ、今のままでは」

 

 おそらく、その日は遠からず訪れるはずだ。華雄殿の気質を考えると、出撃を止めようとする私達と同士討ちを始めかねない。

 

「だから、遠からず一度打って出る必要はあります。 幸い、相手がその口実を用意してくれているわけですし」

 

 彼らが今作っている物が衝車などの兵器だとすれば、確実に破壊するために兵を繰り出す必要がある。とはいえ、今のまま華雄殿を出撃させると、兵器を破壊した勢いのままに敵陣まで切り込んでいきそうだ。流石にそこまでされるのはまずい。

 

「……ふう。 その辺りを考えるのは軍師であるボクの仕事ね。 分かってる、何とかしてみるわよ。 だから将である貴女は、もう休んで明日に備えて。 明日は早くから動いてもらうわよ」

「御意に。 詠殿は?」

「ボクは今夜はここであいつらの様子を見張るわ。 何をやろうとしているのか、糸口を掴めるかもしれないし」

「そうですか。 では先に休ませて頂きます。 ご無理はなさらぬよう」

 

 無言で手を振る事で私への返答とした詠殿は、そのまま前傾姿勢で城壁に体を預けて視線を敵陣へと向けた。私も|踵≪きびす≫を返し、宛がわれている私室へと向かう。

 

(さて、私達は一体どう動くべきなのだろうか)

 

 部屋に着くまでの間、胸中で自らに問いかける。

 出来る事ならばこのままここで膠着状態を保ち、情勢の変化を待ちたいのだがそれも難しいだろう。私個人としても受け身で事態を解決するのを待つというのは性には合わない。さりとて、こうして籠城をしている身では打てる手が少なすぎる。

 私達は月様のためにも、城を枕に討死するわけにはいかない。しかし打開する術も思いつかない。

 

(せめて敵陣の内に味方を作る事が出来ればいいのだが……今の状況では厳しいか)

 

 西涼の時もそうだったが、子方殿なら接触を図っても問答無用で切るような軽挙はしないだろう。しかし私達が勝ちすぎているためか、敵と通じている者がいるのではないかと袁本初殿は疑いの目を味方に向けているらしい。おそらく今接触すると子方殿に迷惑がかかる事になるだろう。今この縁が切られると、本当に協力者を作る事が出来なくなる。

 

(なかなかに難しい状況ではあるが、何とかするしかないか)

 

 薄暗い城内の廊下と自分の道行きを重ねそうになるのを堪え、何とか背筋を真っ直ぐに伸ばし私が使っている部屋へと足を進めた。

 




最後までお読み頂きありがとうございます。

・夜中に篝火を煌々と〜
要は墨俣一夜城。ただし築城中に攻撃される可能性が極めて低いイージーモードな模様。
桂花にも言わせていますが、夜の作業はよほどの理由が無い限りは無駄が多いので避けた方が無難なんでしょうね。

・停戦期間
日の出と日没は古代では分かりやすい期日だったのではないかなと思い、こういう扱いにしました。
話は逸れるのですが、太史慈の敗残兵集めの時に、吉川三國志だと日時計作らせて正午を期日に設定してた記憶が。日時計は既に有ったにせよ、それを頼りに期日設定をしたりしてたのは当時では既にメジャーな行為だったんですかね?
いや、手前で調べろって話なんですがw

・太陽の位置
春蘭は考えてなさそう(真顔)。
鈴々や恋も考えてなさそうだけど、本能で太陽を背にする位置を取りそうな気がする。春蘭はそんなの気にせずにそのまま戦って敵陣ごと粉砕しそうw

・作業場所へ入れる者を限定
セキュリティゲートを設置して、カード認証方式で入室者を限定するハイセキュアエリア……というわけではなく、単に現地で雇った人足を作業に使わない、くらいの意味です。

・戦いが始まる前から潜ませている間者
現地で軽作業をやらせるための人足が徴用される事を見越して、その中にあらかじめ仕込んでいた者です。地味ながら重要な動き。
おそらく連絡方法は夜に松明を振るとかかな。地味に作戦を漏えいさせていたりします。

・大した考えに立脚しての事でもない
逆に言えば、きちんと理に適った発言で有るならば取り上げるのもやぶさかではないという事です。
詠ちゃん、一から十まで相手の考えを跳ね除けるほど狭量ではありません。多分、きっと。

・姜維と華雄
何だかんだで西涼の時の縁で仲良くやっていそう。荒ぶる華雄となだめる姜維。これはいける(?)。

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