とりあえず最初の部分なんでものすごい短いです。
序説
-神-
この言葉の定義を、明確に示す事ができる者はいるだろうか。
否、これだけではよく分からないだろう。
しかし、現在存在する神には多種多様な神が、事実「文献」に存在する。
そう。文献に。
破壊神、創造神、龍神、天空神、絶対神…
しかし。
彼らを映像や画像として記録できた例は一つとして存在しない。
人が科学を信じたから神は存在できなくなった?
…神とはそんなに脆弱なのだろうか。
では何故彼らを見ることができないのか。
神は等しく、公平性を重視する。
それなら一部の人間しか視認できないのは可笑しな話だろう。
過去の時代では神の言葉を聞き、伝えた者たちが居たという。
それでもやはりおかしいだろう。
ならば民衆の前に出てきて演説でもした方が代役を立てるよりよっぽど楽だろう。
何か不都合でもあったのだろうか?
あるいは神というのは内気なのだろうか?
それにしては「人を救う」というのは随分滑稽な話ではないか。
まぁ、ここまで数々の否定的な意見を述べてきたが…
少なくとも。
神は存在するのかもしれない。
しかし少なくとも自分には見えない。声も聞こえない。
パタン
「…………」
無言のまま「少年」は本を閉じる。
最高につまらなさそうな顔を浮かばせ、眼前にかかりかけた前髪をはらいながら。
「神の存在の実証…ねぇ…」
そして
少年は本に挟まっていた一輪の朝顔の押し花が留められている封筒に目を落とす。
そこには簡単な手書きの文字が、一行
{この世の全ての幻想が存在する世界に行く気はありますか?}
封筒はまだ真新しい。
それに
「…妖力を利用しての人間の陰陽結界か」
・・
確かに今を生きる人間には視認もできぬし、触感すらないだろう。
事実。
「少年」の周囲の人間はだれ一人として紫色の封筒に気付いた様子の者はいない。
「面白そうじゃないか」
いい加減少年は飽き飽きしていた。
幾重にも巻き付く鎖のような空気
何時でも目を刺してくる蛍光灯。
そして人間として生活する以上守らなければならない規則。
ちっぽけな大地の上でそれよりも大きな力をぶつけ合う人類。
表向きには「争いのない世界」という餌を撒いておきながら、
裏では平気で同種族を騙し、蔑み、その人間の生涯を何食わぬ顔で壊す。
見ていて何の感情も起こらなかった。
元々少年がいた世界がまた再現されているだけだ。
そんな彼には刺激が存在しなかった。
彼の見た目と同じような年代の者たちはありもしない情報に踊らされ、また踊らせて
仮面を着けて過ごす。
少なくとも彼にはそれが彼らにとってどう有意義なのか、何が面白いのかよく分からなかった。
そんな彼は生涯の勘から感じる。
こいつは自分を退屈させない生活へ誘っていると。
彼の顔のつまらなさそうな顔が微笑に変わる。
今この時
「幻想が集まる世界…か」
「行ってみる価値はあるな」
少年がそうつぶやくと同時に、店の外では一瞬風がうねった。
店外の誰もが風に気を取られた直後
表の世界から一人の命が、いや、存在そのものが音もなく消えた。
いつの間にか本は消えていた。
一人の客が消えた店内に風で止んでいた人々の細々とした話合いが徐々に戻ってくる。
どこか遠くから猫の鳴き声が聞こえた.
「よーし書き終わったー!さてさて何文字かn…」
‐‐‐‐‐‐‐‐‐1284字‐‐‐‐‐‐‐‐
「………」
実際に初めて書いてみて毎話5000字ほどで構成している方々を改めて尊敬…
とりあえず次回から物語は始まるけど大丈夫かこれ…
(まさか推奨文字数が2500字というのを書き終えて説明を改めて見直すまで知らなかったぞい…)
はてさてどうなります事やら…