東方銀呼録-白亜の幻想譚   作:星巫女

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夏が近づいてきましたね。
うだりそうな巫女さんです。

というわけでこちらは過去の時間軸です。
皆…!あとちょっとだから…!

あ、それと御免なさい。
今回作者の性癖がばっちり現れた微エロ展開が終盤に含まれてます
直接的な表現があるわけではありませんが、そういうのがあかんひとはちょっと注意
(注意の意味ナシ

ではではどうぞ~
あと週一投稿目指して入るんですけどやっぱり勉学などが重なると難しいですね…


第七話 「誕生の理由」

「お前たちでも感知できんか…。一体どこに消えたんだ?」

 

不安気に首を左右にふるふると振った狼を傍目にガゼルは黙考していた。

 

最後にあの子たちを見てから、2日経とうとしていた。

レミリアが消え、その日にフランが自身の元から去った後、フランも消えた。

 

別に姿が見えないだけならばここまでの心配はしない。

ただ、いつもなら屋敷の方から微弱ながら感じられる彼女らの魔力の胎動を今は全く感じられないのだ。

通常殺気等と言ったメカニズムの不明なスピリチュアルなものは排除される要素だが、魔術を扱う間柄であればこの魔力の胎動、波によって殺気が作られることもある。

 

余程距離を離さなければ魔力の波はそうそう消えやしない。

どこまで自身から遠くに行ったとても感じようと感知能力が劣っていなければ、任意で感じ取ろうとする事ができる。

生きていれば魔力の波は鼓動と共に発生し空間に影響するが、もし肉体が死んでしまえば波は発生しなくなる。

 

だがガゼルにはどうにも彼女達が死んでいる、とは思えなかった。

ただの予感だと言い切ろうと思えば言い切れてしまう。

或いは、最悪な結末を否定しようとして生まれた妄想の産物だったかもしれない。

 

だったら尚更どうなっているのかが分からない、知りたい。

ただ外に出るのを禁止された以外のアクシデントが向こうで起きてしまったのか。

思考止まらぬガゼルの脳内に、新たな可能性が浮かんだ。

 

考え有る死以外に魔力の波が止まる要因は、もう一つ。

外部に魔力の波を漏らさない為の、魔道具を使うこと。

魔法使いが敵の魔法使いを捕らえ、見つからずに運ぶ為に魔法で細工された檻や箱。

本来なら他にも可能性は有るだろうが、雑な言い方をすればガゼルの感知に引っかかっていない時点でほぼほぼのものが否定される。

魔道具を使う–––レミリアとフランがある種の監禁状態にいる可能性が、ガゼルの中で真実味を帯びてきた。

 

ふと思い立って下を向くと先程まで不安気な声を漏らしていた狼たちが何かを訴えかけるように視線をこちらに向けてきていた。

いつもフランに可愛がられていた、もふもふとした毛並みの魔狼達。

その瞳に浮かぶ意味を理解した時、ガゼルの中の意思は思考を差し置いて一つに結び合った。

 

「……仮に何もなく杞憂であったなら問題はない。だがもし彼女達に何らかの危険が迫っているのなら」

 

お節介だとしても構わない。今はただ、この忌々しい不安をどうにかしなければ。

 

「確かめに行こう。あの子達に今何が起きたのか」

 

一瞬狼に視線を戻したガゼルは泉から行く先である西の方の紅色の尖塔を見ると呼吸を整え、気を引き締める。

 

普段であれば特に何も感じない時間帯であっても、この時だけは心の内から湧き上がってくるわずかな不安にガゼルの瞼が割合大きく動いた。

いつもであれば景色の中に溶け込んでいる赤色の館も、この時だけは大口を開け、待ち構える悪魔のようにしか見えなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………………」

 

両腕が、重い。

 

動かそうとするたびに耳障りな音を立てるおもり付きの鎖錠はそう簡単に私を離してはくれなかった。

ただの手錠であれば吸血鬼からしてみればなんら問題ない。

しかし長年魔力に曝され続けたが故か手錠は変質しており、ただの重金属から鉄噛みの悪魔が牙を折るであろう硬度とどんな怪力であっても動かすことは難儀な重量の魔金属となっていた。

当然音も重厚ではなくなっており、鐘同士が擦りあわされるような耳障りな音へと変質してしまっている。

手錠に鍵穴は存在せず、それが個人の意思によって操作されていることは彼女の放つ憎悪を孕んだ視線からも明白だった。

 

しかし視線だけは刺々しくも、その体は余りにも正反対で、悲惨だった。

 

普段は白磁のように透き通っている手のひらには、何か重いものを受け止めたように跡が残っている。

よくよく観察してみると腕の形や向きもどこかおかしかった。

 

今現在彼女がいるのはいつも机に向かわされている自室ではなく、レミリア自身ですら存在自体を知らなかった

地下室だった。

 

メイド達が総動員で何時も綺麗に磨き上げられている地上の館部分と違って何年、いや何百年も使われていないのかと思えるほどにあちこちの壁が傷み、ひび割れている。

その壁には悪魔が人間を喰らっているように見える気味の悪い絵画が等間隔で設置されている場所もあれば、明らかに悪魔用ではない手錠がいくつも並んだ壁もあった。

手錠の周りは繋がれたモノが抵抗したのか外側に向かって血痕が薄く、それでいて尚激しく残っている。

 

中央部分はどこから持ってきたのかシーツが敷いてあり、その上に魔方陣が焼き入れてある魔紙が置いてある。

天井にはおどろおどろしい蛇の頭蓋をモチーフとした照明が吊るされていた。

 

「(こんな場所…知らなかったし、知りたくもなかった)」

 

誰がどう見ようと来賓用の部屋ではない。

ここは…大昔、私が生まれる前から存在していたのであろう…拷問部屋、いや…ナニかの為の祭祀場。

 

一日近くココに監禁されているが今でもなお死者の怨念のような…なんというか負の感情を感じてしまう。

 

理性が死にそうな中首を横に向け、左側を見ると、そこにはフランがこの場にそぐわないあどけない顔で

眠ってしまっていた。

 

…私がここに閉じ込められてから約一日半。

最初に監禁されてから丁度一回日が回ったころ、気絶したフランがこの部屋に運ばれ、壁に繋がれた。

薬か、はたまた魔法で眠らされていたのか分からないがさして抵抗する様子もなかった。

 

 

そこまでを記憶から探り出したその時、視界の奥の扉が軋みを上げて光を迎え入れ始めた。

入ってきたのは―

 

「その様子だとまだ諦めた様子ではないらしいな、レミリア」

 

姉妹の髪色を合わせたように若干の金が混ざった白髪を逆立った形にし、

父であるはずのヘイグ・スカーレットだった。

 

「……諦めさせたいんだったらそれ相応の事をしてみたらどうかしら?お父様」

 

「…なるほど自らが何故鎖に繋がれているのかは分かったわけか。そういう頭だけは回るのだな」

 

おそらく私もフランも殺害されるだけを理由にこの部屋に連れてこられた訳ではない。

周囲の様子を見るに何らかの儀式の為に連れてこられたのだとみるべきだ。

 

ナニかの為に捧ぐ供物を無暗に傷つけはしないだろう―そう呼んでの返答だった。

 

故に心さえ折れなければ直接殺されるような事はない。

 

「私の能力を使えば何時でもお前を従順な犬にすることはできるんだがな?」

 

「…とても娘に話しかけている父親とは思えない言葉ね」

 

ニタニタと笑いを浮かべながら話しかけてくる様不快感しか感じない。

この鎖がなければ…!

 

「既にお前たちの保護期間は終わりを迎えつつある…計画は最終段階に入った」

 

顔に浮かんでいるのは狂喜の道化師のような面。

 

まるで化粧をしているかのように口周りが赤く光っている。

 

「館の中も飾り終えた。後は―時が来るのを待つまで」

 

「(…悔しいけど私たちだけではどうにもならない。でもガゼルはおそらくまだあの場所で待ってる筈…)」

 

万事休すか、レミリアは絶望を胸に感じながら眼を閉じた。

今はただこの現実から目を背けたかった。

 

 

 

 

「…どういうことだこれは」

着いた先の紅魔館は―不気味なほどに静かで、誰の気配もなかった。

 

館の窓という窓が割れ、それぞれの尖塔の先が崩れかけていた。

遠目から見た時は分からなかったが館全体に黒い茨のような物が巻き付いている。

 

どうやら茨の先は周辺の樹木に接続され、精力を奪ってさらに伸長しているようだった。

茨そのものの内部を赤黒い液体が流れ、時々蠢いている。

 

そらに所々空いた穴から異臭が漏れ出ている。

 

確かに悪魔たちの住む館ではあったが、明らかにこのような異形ではなかったはずだ。

というかこんな所死んでも住みたくない。

 

「……………………っ…」

 

さらに館に近づくにつれて異臭の正体が嫌でも分かってくる。

どれだけの量か想像したくもない血と、死臭。

 

悪魔の腐敗速度はよく知らないが立ち込める腐敗臭の強さからしてそこまで長くは経っていないだろう。

逆に時間が経っていないのにこの臭いの強さという事はどれだけの量の死体が館内に在るのか。

 

 

一や十どころではない。もっとたくさんの―

 

そこまで想像したところでガゼルは彼女らの魔力反応の位置を確認する。

どうやら館の地下深くにいるらしかった。

 

そこまで確認して正面入り口から入ろうとした矢先―

 

「……誰か…誰か居ないか…ぁが…」

 

「…生存者か?」

 

館の入り口から右側に逸れた方面からナニかの声がした。

何か情報が得られるかもしれないという一心の思いで声の聞こえた方向に走る。

 

辿り着いた割れたステンドグラスの下に居たのは―

 

右脚と鳩尾付近が背骨が見えているほどに溶け、顔面の左半分もが溶け落ちている悪魔の姿だ。

元々眼鏡を掛けていたのであろう。残った右半分の顔の目に残った眼鏡が乗っていた。

 

溶けているのであろう場所は今も音と煙を出しながら彼の体を侵食している。

 

「…当主が…ヘイグの奴が……館の連中を…」

 

言葉を吐き出すたびに苦痛の表情を浮かべ、呻く悪魔。

まさか彼の正体は―

 

「お前…レミリアの教育係だという爺さんか?」

レミリアの名を出すと同時に残った目を見開き、呼吸を早くする爺。

どうやら肯定の意を示したようだった。

 

「そうか…貴方がレミィの言っていた…銀の師匠ですか…」

 

「余り喋ると寿命が縮むぞ爺さん」

 

喋る度に溶解が進んでいるように見える。

どうやらこれを仕掛けた奴は相当に賢しいらしい。

 

「単刀直入に聞こう。二人はどこにいる?」

 

老人の手当てを一瞬考えたがおそらくもう無理だろう。

いくら自分でも体の半分以上が溶けた者を相手に回復は見込めない。

 

元より二人の救出を急ぐべきだろう。

 

「あの子たちは…今は地下の祭祀場でしょうな…ヘイグかリリェル様の部屋の壁からしか入れません…」

「ですが今宵ヘイグは祭祀場の扉に鍵を掛けました…私の命をもって」

 

「っ…だからその殺され方か」

 

「ヘイグは儀式が始まる時間を計って私に向ける能力を調整しました」

「ですから銀の方。私をここに置いて先に…祭祀場へとお向かいください。着くころには私の命も尽きて

 扉が開くでしょう。」

 

そういうと爺は少し腹をこちら側に出して見せた。

 

「あいつが思っているよりも少しばかり早く死ぬように…少し肉体を削りました。

 恐らく計画されている儀式が始まるよりも早く扉が開く…筈です」

 

「いきなり出会ってこんな事を頼むのも変な話ですが…あの子たちを救ってやってください」

 

「言われずともそうするつもりだ」

 

「いえ…今回だけではないのです。今回の事件がもし終わった後も、あの子たちの為に―」

「―あの子たちを二人だけにしてほしいのです」

 

「……それは俺にあの子達から離れろと?」

 

「傷ついた彼女達を一人にするのは酷ですが…もし、その時に他に頼れる人がいればあの子達は恐らくその人に依存してしまう」

「その為にも一度離れていただきたいのです」

 

「…あの子たちがそれで精神崩壊でも起こしてしまったらそうするんだ?」

 

「それで壊れてしまうようなヤワな子ではない…王とは常に前を向かねばならないのです」

 

「…………。」

 

恐らくこの爺の本気でレミリアたちの事を考えての通達なのだろう。

 

死に際の目には本気の「愛」が宿っている。

 

「分かった。あんたの言うとおりにしよう」

 

「助力…感謝致しますぞ…銀の方…」

 

「それと俺はガゼルだ。覚えておきな」

 

「ではガゼル様…あの子達を…愚かな妄執に憑りつかれた息子への仕置きを…不甲斐ない爺の代わりに下してやってください…」

 

「分かった。だから、素直に休みなよ爺さん」

 

それを言い終わると爺は目を閉じ体を壁に預けた。

 

「さぁ、早く行きなされ…」

 

言葉への返答を渡さず今度こそ館の中へと走り出す。

もう、腐臭は気にならなかった。

 

そのまま足音はホールの階段を上って上層へと消えていった。

そして足音が完全に消えてからおよそ五分後。

ついに、限界が来た。

 

「あなた様の…教えは受け継ぎましたぞ…ル……様…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静寂

 

 

 

 

 

「さてと…時間だ」

 

あぁ、来てしまった。

ついに…あの人は来なかった。

 

フランとレミリアは広げられた魔方陣の上に寝かされていた。

今度は金属の手錠ではなく、魔術で作られた薄く光る紫炎の手錠で体が拘束されてしまっている。

 

フランの方も今は完全に目を覚まし、不安の表情でこちらを見つめている。

 

「私たちを使って…何をするつもりなの…」

 

時間を稼ぐ。

何としてでも抗わなくてはいけない。

 

それがあの人の言葉だ。

 

「なんだ、儀式には気づいてもこれが一体どれだけの意義を秘めているのか知らなかったのかね?」

 

そう言うとヘイグは天井に向かって巨大な紫色に発光するペンタグラムを展開する。

 

「(っ…見ていると意識が朦朧としてくる…!)」

 

フランに至っては完全に天井に見入ってしまっていた。

 

「この遥か古よりスカーレット家の当主間だけで計画されてきた『融合計画』…

 名前は単純だが成功した際の見返りはすばらしいものなのだよレミリア」

「なに、お前たちは何も怖い事なんてないのだぞ?なぜなら―

 お前たちは私にその身と精神を捧げるだけで永遠の命を得られるのだからなぁ…」

 

「…悪いけど夢物語を語られて諸手を挙げて賛同する年齢は終わったのよ」

 

「何も夢物語などではない。お前たち姉妹が私に服従し、その「能力」と素晴らしい質の魔力の結晶を

 渡せばこの世は悪魔が実権を握る理想郷となるのだよ…!」

 

「…!」

 

「かつて我らスカーレット一族の先祖は神代に王権の争いを繰り広げるほどの実力者だった…そしてあの忌々しき 天使とやらの手によって地上に追いやられ、このようなちんけな羽を持たされ死の感じない平和を啜っている」

「だがそれではいけないのだよレミリア。何故なら我ら一族には王たる資格があるのだ。

 資格があり、席が空いているのにそれを拒否する理由がどこにあるというのかね?」

 

「お前たち二人の能力…特にレミリア、お前の未来を視る事のできる能力は王たる者には必要不可欠な能力だ。

 まぁフランの能力は詳細は分からないが喰ってみれば分かるだろうさ」

 

そう夢見心地に語っていくヘイグはまるで少年が理想を語る様な流暢さで、吐き気のする邪悪な眼であった。

 

「貴様ら二人を産むための母体を探すのは随分と骨が折れたのだよ?貧乏だったが顔と生まれてくる子供の能力の質が高くなる可能性が高い型の血液を持った娘を長年探し続けた結果…見つかったのがリリェルだ」

 

「っ…その言い方…」

 

「ご明察だ娘よ。お前らを産んだ後、あいつは大人しく部屋で人形らしくしていればよかったのをちょろちょろと歩き回ってなぁ…その結果この祭祀場を見つけてしまったのだよ」

 

「…!」

 

「問い詰めてきたからその場で体に教えてやったよ。特に絶望も怨嗟の声も出さずにお前等だけの事を叫んで死んでいったから対して面白くもなかったがね」

 

…こいつは、本当に私たちにかつて父親面をしていた者なのか?

奴の口から軽々と今までの悪事が漏れていくほどに自分の体重が軽くなっていくような錯覚を覚える。

 

「お前が…!お母様を…!」

 

「病気と言った時に泣き崩れたお前たちを見て内心は笑いが止まらなかったがね。

 あんなやつにかける情けなんてどこにも存在しないのにねぇ」

 

粘つくような笑みが、視界の中で揺らめく。

 

「さてそろそろ『紅の雨』が降る頃だ。君たち二人には幸せになれるおまじないをかけてあげよう」

 

ヘイグが姉妹の顔を自身の眼を見るように手錠に指示し、眼を強制的に見させる。

 

「あ―――」

 

「私の能力は『あらゆるものを溶かす程度の能力』。その気になれば理性や自制心を溶かし、私の言いなりにする こともできるのだよ」

「今の会話を溶かして代わりに魅了の魔術で私に対する服従心を植え付けさせてもらった。

 あぁ、フランはちょっと理性を溶かしすぎたかな?もうメロメロみたいだね?」

 

フランに至っては頬を紅潮させ、呼吸を荒くしていた。

すでに理性は残っていないだろう。どうにかして体を押しとどめているらしかった。

 

だがレミリアも決して無事ではない。

先程まで憎悪に満ちていた視線が今や恋人を見る熱い視線に変わりつつある。

既に尻尾が生えていれば激しく振られているかもしれない状況だ。

 

「(っ…嫌なのに…憎いのに…胸の疼きが止まらないっ…!)」

 

「さぁレミリア、フラン。二人で夜への忠誠を誓うんだ。そうすれば儀式は完了し、世界から一切の太陽という太陽は君の運命操作によって消え去る」

 

「はい…お父様…」

 

あぁ、だめだ。

やっちゃいけないとわかっているのにフランのほうにむかってしまう。

しまいなのに、こうふんしてしちゃってる。

 

そしてフランの唇が目の前に―

 

―揺るぎない勝利を目の前にしてヘイグは内心勝ち誇った。

ここまで来れば後は魅了された二人が行為を済ませれば終わりだ。

勝った――!

「(あぁついに‼夜の‼夜の時代が…!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋敷のどこかから風切り音が祭祀場に向かっていることに彼は気づいていなかった

 

 




やりすぎたかもしれない。
でも後悔はしていない。

むしろ清々しいきb(殴


次話でシリアスは終わりになるかも

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