時系列としては奥様は未来の次元犯罪者(激糖編)の第4痴話の後になります
第5痴話:初めてはいつでしょうか?(プレシア編)
暖かい・・・ただ一緒に寝ているだけでこんなにも安らぐ
「・・プレシア・・・それ有機野菜やない・・・・・なんだよ『ラルゴ・キールかかってこい』って」
・・・何の夢を見ているのかしら?
「・・・プレシア・・・その歳で・・・・・・悪の女性幹部かよ・・・・・」
・・・本当になんの夢を見てるのよ?
「プレシアー・・・・・・プレシアー・・・・」
ふふふ、私はここにいるわよ?・・・・名前を読んでもらえるだけでこんなにうれしいなんてね
気がつけばずっと傍にいた・・・・勉強ばかりしていた私をよく外に連れだしたわね
『おーいプレシアちゃーん』
『え?』
『イヤッホォー! オリ主サイコォー!』
『え?え?』
『こんなところで何やってんだ?』
『?????』
『今日は・・・夏祭りだぞーーーー!』
そういって手を繋いでお祭りに行ったわね、あのときの繋いでた手、暖かかった
※尚このときのことは主人公君にとって黒歴史のようです
・・・・・・そうだ私は彼と離れたくない・・・ずっと一緒にいたいからあんなとんでもないことをしてしまった
10年前の夏休み
「おまたせ、アイスティーしかなかったけどいいかしら?」
「別に構わないよ、勉強を教えてもらっているんだからさ贅沢なんて言わないよ、それにしても教えるのうまいな」
「そう?」
「うんうん・・・・・このアイスティーうまいな」
「ちょっと隠し味を入れているからね」
「へぇ」
・・・・・飲んだわね?飲んだわよね?
「・・・・ねぇ」
「はい?・・・プレシア?どうした?ちょっと怖い顔してるぞ?」
「2週間前、町で一緒に歩いていた女の子・・・・誰?」
「え?何で知っているの?・・・・・道に迷っていたらしかったから案内をしてただけだよ?」
「それじゃあなんであんなに笑っていたの?」
「んー?まぁ雑談しながらだったからなぁ、お礼とかも何度も何度も言われたから思わず笑っちゃったな」
「・・・あなたは私以外にもあんな笑顔を見せるのね?」
「?プレシア?・・・・あれ?」
効いてきたようね・・・・
「あら?どうしたの?具合でも悪いの?」
「いや・・なんか・・・手足に・・・力が・・・」
「それは大変ね、それじゃベットでお休みしましょうか?」
「!?い・・いや!大丈夫!大丈夫!ちょっと疲れているだけみたいだから」
「なにを言っているの?ふらふらじゃない、ちょっと休みましょ」
「プレシア・・手を引っ張らないで・・爪が・・痛い・・・」
「いいから来なさい」
なにをおびえているの?あの女には笑顔を見せて私にはその表情を向けるの?
「プレ・・・シア・・・やめて・・くれ」
「いいから・・・いいから・・・いいから・・・いいから・・・いいから・・・きてよ」
「プ・・レ・・・シア・・」
「僕は・・・嫌だ・・・」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!そんな言葉なんて聞きたくない!!!」
「!?・・・?・・あ・・イタイ・・・イタイイタイイタイ!!!・・・・・・・・・・・・・」
「はぁはぁ・・・あはははは!最初から電撃で気絶させればよかったのよ!アハハハハ!」
「・・・あれ?ここは?・・・プレシアの・・部屋?ん・・あれ?手錠?なんで?」
「気が付いたわね?」
「プレ・・シア?・・・!?おいなんだよその恰好!?」
「ん?これからすることに服なんて必要ないでしょ?」
「うっ・・・」
「目を開けてこっちを見て」
「え?・・・あがががいぎゃあああああああ!!」
目を背ける彼に対して電流を流す
「・・・そうよ・・・ずっと私を見てくれればいいの、そうすればご褒美をあげるから・・ね?」
「うぁ・・・・なんで?・・・・こんなことを?」
「あなたのことを愛しているから」
「え?」
「これでも結構我慢してきたのよ?だけどね・・・私以外の人にあんな笑顔を浮かべるなんて・・・・もう限界よ・・・・・笑顔を向けてくれるのは私だけでいいの、優しくされるのも私だけでいいの、勉強を教えるのも私だけでいいの、あなたの料理を食べるのも私だけでいいの、あなたが褒めるのも私だけでいいの、あなたが頭をなでるのも私だけでいいの」
「プレ・・・シア?」
「全部全部私だけのもの・・・・その顔も」
ぴちゃ
「汗も」
ぴちゃ
「手のひらも、腕も、胸板も、髪の毛も全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部」
ぴちゃ・・・・くちゃ・・・ぺろ・・・・ぐちゃ・・・
「うっ・・あぁ・・やめてくれ・・舐めないで・・・・くれ・・・」
「ふふふ」
「え?首に・・・歯を立てて?・・・何を?」
ガリ!
「あがっ!」
「じゅる・・・・ちゅう・・・・うぐ・・・うぐ・・こくん・・・・はぁぁぁぁぁぁ!おいしい!おいしい!おいしい!あなたの血がこんなにもおいしいなんて!」
「うぁ・・・やめてくれぇ・・・」
「ごめんなさいね・・・ああこんなに涙を流して」
ぴちゃ・・・くちゃ・・・
「涙もおいしいわね」
「ああ・・・・ああ」
「あは・・・おびえた表情ね、知らなかった・・・あなたこんな顔もできるのね」
「やめ・・・・て・・・」
「おびえた表情もいいけど・・・・そろそろご褒美もあげなくちゃね」
そういって私は彼にキスをする、私の・・・おそらく彼も初めてのキス・・・・・なんで口を閉じるの?無駄なのに・・・ほらこうやって鼻をつまんで・・・・あは・・・口の中もおいしい、気持ちいい、とろける、もっともっともっともっともっともっともっともっともっと!!
「はぁはぁ・・・もうそろそろいいわね・・・私たちのハジメテ・・・・・」
「あう・・たすけ・・・・て」
「無駄よ、私達の両親は区内の旅行で今日と明日いないじゃない・・・お薬とか手錠を用意して頑張ったのよ?・・・だから」
そう、頑張ったんだから・・・ご褒美に・・・・・
「あなたを頂戴?」
それから私は何度も彼を貪り尽くした、彼が泣き叫んでも気絶してもその行為をやめることはしなかった、私の部屋は防音だったから近所にも気づかれることなく2日間が過ぎた。
「・・・・私は・・・なんてことを・・・」
だが私は2日目になってようやく自分のやった行為を悔やんだ、こんなことをしても彼の心は離れていくだけなのに、それに気づくのには遅すぎた・・・・彼は私を許さないだろう
「謝らないと・・・・・」
それでも私は謝りたかった・・・・・・・・・だが結局それはできなかった
「・・・・・」
「あ・・・おはよう・・・」
彼の傷は治しておいた・・・だけど心までは・・・
「・・・・・」
「あのね・・・その・・・」
「なぁプレシア」
「え!な・・・に?」
「今日何日?」
「え?今日は・・・」
彼に今日の日付を教える・・・すると
「ここ2日間ぐらいの記憶が全くないんだが僕何してたんだ?」
「え?」
「いやね、プレシアに勉強を教えてもらうために家に来たところまでは覚えているんだけどそれ以降まったく覚えていない」
「・・・本当なの?」
「うんマジマジ、やべーよ記憶障害?どうしよう?なぁ僕この2日間なにやってたんだ?しかも今僕プレシアのベットで寝てるよね?なんか君に変なことしなかった?」
「え?そっそんなことないわ!」
「本当?大丈夫?ひどいことしなかった?」
そんな心配そうな目で見ないで・・・・ひどいことをしたのは私なのに・・・・
「うわー!どうしよう!どうしよう!なぁ!僕何してた?教えてくれ!思い出したい」
「・・・・昨日お酒飲んでたわ」
「oh・・・」
なんで正直に言わないの?
「未成年なのに酒飲んだの!?うわぁうわぁ・・・何やってるの!?それで2日間の記憶って吹き飛ぶのかよ!?」
今ならまだ言える・・・だから言うのよ
「うわぁ、病院行きたいけど未成年で酒飲んだからなぁ~仕方がない、とりあえず記憶がない以外は問題ないみたいだからみんなには内緒にしよう、プレシアも黙っててくれないか?」
「ええ、わかったわ」
・・・・覚えてないなら・・・・彼は私から離れない・・・・・だから・・・・イイワヨネ?
この2日間のことは二人だけの約束っていうことで終わってしまった、その後何事もなかったかのように今までの関係を続けることができた・・・・・ただ
「zzz・・・・」
「ごめんなさいね」
ときどき時間を見計らって彼を眠らせて事に及んだ、・・・・・さすがに子供はできないように薬を飲んだりはしたけど・・・一度壊れたブレーキはもう元には戻れなかった
正直に言ってしまうとあの快感が忘れられなかった、それから回数を重ねるごとに背徳感も癖になってしまった
「さぁ今日もキモチヨクナリマショウ?」
結局私たちが20歳になるまであの行為は続いてしまった、20歳になってようやく彼が意識を保っている状態で一緒になることができた、ものすごくうれしかった本当の意味で一緒になれたのだから
「zzz・・・・・ふにゅ・・」
「今日は少し焦ったわね・・・あの時を思い出したのかと思ったわ」
だけど思い出したところで彼を逃がすなど毛頭なかった
「あの頃は若かったわね、誰にも相談せずに自分だけでため込んであんなことやっちゃうなんて」
きっかけではあったがひどいものだった・・・・・結果オーライではあるが・・・・
「・・・そうだわ、久しぶりに」
私は魔力で小さい針を形成する、そして・・・・・・・・・
プス
針を彼の首にさすと僅かながら血が出てきた
「ん・・・」
ちゅ・・・ちゅ・・・こく・・・うぐ・・・こくん
「はぁ・・・・御馳走様」
やっぱり彼はオイシイ
Q:なんでこんなの書いたんだ!
A:作者の趣味です
こういうの好きなんです、すいません許してください、何でもしますから