現在僕は人生最大の山場を迎えている
今僕がいるのは現在結婚を前提に交際している彼女、高町ヴィヴィオのご両親が住んでいるマンションの一室
そのリビングで隣に座っているのはニコニコしている高町ヴィヴィオ、机の向かいには真っ赤な顔で少し落ち着かない様子の高町なのはさん(3x歳)、そしてその隣には状況をまったく理解していないフェイトそんがいる
「・・・大事な話って何かな?」
そう切り出したのは高町さんだった
「えーと、そうですねこういうのはもっと早く言うべきだったと思うんですが・・・」
だめだ、緊張して今まで考えてきた言葉全部すっとんでいる
ヴィヴィオは「頑張って!」と小声で励まし、フェイトそんは昨日の仕事の疲れか船を漕いでいる
「僕もいいかげんいい歳なのでいい加減告白するべきだと思いまして・・・・」
「う・・・うん、それで?」
高町さんは段々と鼻息を荒くして僕の言葉に耳を傾け、ヴィヴィオは僕のことをじっと見つめて、フェイトそんはおでこを机にぶつけて悶絶している
ええい,ままよ!
「高町なのはさん!!」
「はい!!」
「娘さんを僕にください!!」
「はい!喜んで!・・・・・・・え?」
その後フェイトそんのぱちぱちと拍手する音だけがむなしく響き渡った
「あれから6年か・・・・・」
娘と一緒に夕食の買出しをしている最中にふと妻のご両親へのご挨拶を思い出した
あの後は大変だった、高町さんが「ミトメタクナイ!ミトメタクナイ!」と暴れだし、妻は「認めてよ!」と暴れだし、フェイトそんは「今日MGクロス○ーンパッチワークの販売日だった買いに行こう」と僕の手を引っ張って地球へといった
それから約二年の母娘の冷戦状態が続き、妻の懐妊で戦争に決着がついた
最近ではようやく僕とヴィヴィオのことを認めるような発言をするようになり今では
「ヴィヴィオセイサイ・・・・・・ニゴウ・・・・アイジン」と自分に言い聞かせているようである
「あれ?夕食の買出し?」
声のする方を向くとそこには生後1歳にも満たない赤子をベビーカーに乗せているフェイトそんと
「こんにちは後無沙汰しております」
「こんにちわー」
その旦那さんであるエリオ・M・ハラオウンが息子を肩車して挨拶をしてくれた
「はいこんにちわー、久しぶりだなエリオ今日は家族サービスか?」
「ええ、久しぶりに休暇が取れたので午前中に遊園地へ連れて行ってその帰りです」
「そっか、妻は休暇つぶされて今日家には戻れないって泣きながら出社したよ」
どこかの犯罪グループのアジト
「お前達が戦う意思を見せれば私はこのアジトを破壊尽くすだけだぁ」
「なんなんだ!あの女!仲間を手当たり次第に殴りかかり、施設を破壊しているぞ!」
「今○ね!すぐ○ね!骨まで砕けろおおおおおお!!スターライトブレイカーーーーー!」
「ちょっそれ非殺傷設定ですよねっアッーーーーーーーーー」
「小林ーーーーー!!」
「それで今日はこの後家族団らんで夕食か?」
「ええ食料を買ったはいいですが今日は疲れているようなので外食にしようかと」
「それなら僕の家で食べていくといいよ、今日は妻が帰ってこないから娘がさびしがっていたんだよ」
「いいんですか?子供達もあなたの料理が好きなので喜びます」
そういうとエリオはフェイトそんにこの後の予定を話すと「いいよ、録画したクロス○ーンのアニメ見よう」と承諾、子供達も大喜びだ
「それじゃ今鍵あけるから待っていてね」
そういって僕はポケットからキーを取り出してドアの鍵を開けた
「ただいまーって誰もいないか・・・・」
「おかえりなさい!ごはんにする?おふろにする?それとも・・・わ・た(バタン
・・・・・・・今見てはいけないものを見た気がする、ここは我が家だよな間違っても義母が裸エプロンで
出迎えなんてしてないよな
表札には僕と妻と娘の名前しかないよ・・
なのは←表札の妻の欄の上に紙が張られている
ベリ!グシャ!
「あのー・・・」
「いうなエリオ、あれは幻覚だ幻だイザナミだ。いいね?」
「アッハイ」
ガチャ
「もー、いきなり閉めるなんてひどいよー、あれなんでフェイトちゃん達がいるの?」
「それはこちらの台詞ですお義母さん、とりあえずいい歳してその格好はやめてください風邪ひきます」
「ん~こういう格好じゃ興奮しないの?後この下にはスク水着けてるから大丈夫だよ」
「ニッチ過ぎるわ、早く着替えてください」
「ちぇー、レイジングハート、モードリリース」
「おい、それバリアジャケットなのか!?」
原作では主人公、この世界ではただのはっちゃけたおば(検閲削除)の高町なのはが僕達を出迎えた
「で、なんでここに来たんですか?」
「えー、だって今日はヴィヴィオは帰れないんでしょ?娘が寂しがっていると思ってきたの」
「あなたの娘じゃないです、孫で・・すみませんアクセルシューターぶつけないでください」
「わかればよろしい」
「しかし何で妻が今日帰れないことを知っているんですか?」
「だってあのお仕事押し付けたの・・・・・じゃなくてヴィヴィオの同僚に聞いたの」
いま押し付けたっていったぞこのおばさん・・・すみませんアクセルシューターぶつけないでください
「ともかく!今日はヴィヴィオの代わりに私が夜のお供をするの!」
「すみません間に合っています、てか子供達の前で言わないでください教育に悪いです」
エリオの息子と僕の娘がエリオに「夜のお供ってなにー」と言ってエリオが必死にごまかしていた
すまんエリオ
結局義母分も含めて料理に取り掛かることにした、僕と義母は調理、エリオは食器を並べて、フェイトそんは子供達と一緒にアニメを見ていた
「ところで何であんな姿で出迎えたんだ?」
「え?好きなんでしょ?ああいうの、ヴィヴィオじゃやってくれなさそうだし喜ぶかなぁと思って」
「誰が喜ぶんですかあんなの」
「・・・・本棚の2段目、左から4番目のブックカバーの中身」
「・・・・・っどどどうしてそれを」
「一度やってみたかったんだよねー息子のソロ活動用の本探し~、今度机の上においてあげようか?」
「何がお望みでしょうか」
「ふっふっふ、じゃあ今日の料理にこの自家製ソースを使ってみてよ自信作なんだ」
「・・・・・毒じゃないよね?」
「毒じゃないよーちょっと元気になれるエキスが入っているだけだよー」
「まぁ毒じゃないならいいけどね・・・・」
そんなこんなで料理が完成、今日は洋食をメインにしてみた
さすがにあのソースを直接料理の味付けにするには勇気がなかったのでエビフライにかけて食べてみる
「・・・・・」
「どうしたの?毒なんて入ってないよ?」
「あ!ヴィヴィオお帰り!」
「「「え?」」」
「すまん!エリオ!」
「え?何を?」
一瞬の隙を突いてソースをかけたエビフライをエリオの口の中に放り込む
「ああああ!ずるい!」
「げほ・・・げほ・・何を食べさせたんですか・・・う!!?」
「おい!どうしたエリオ!苦しそうだが大丈夫か?お義母さん!何を入れたんですか!?」
「え?ええっとその・・・・?」
苦しそうに呻くエリオ、うろたえる義母、「あれ?ヴィヴィオは?」と場違いな発言をするフェイトそん
子供達はエリオを心配している
「・・・・・」
「おい?どうしたんだ?エリオ」
急に呻かなくなったエリオはこちらをじっと見つめている・・・すると
ガバッ!
エリオに押し倒された
「え?エリオ・・?何を・・?離してくれよ・・・」
「暴れんなよ・・・暴れんなよ・・・」
「エ・・・エリオ?」
「お前のことが好きだったんだよ!」
「ファッ!?」
おい!なんか目が据わっているぞ!やめろ!息を吹きかけるな!お義母さん!何まじまじと見てるんですか!鼻息荒いですよ!フェイトそん!「二人は仲がいいんだね~」って何ほのぼのと語っているの!
子供達よ!これはプロレスごっこじゃない!助けてくれ!ちょっエリオそこは・・・ンアッー!
「ひどい目にあった」
「ごめんね~あんなことになるとは思わなかったよ」
あのあと僕はエリオを気絶させることで何とか後ろの貞操を守りきった、その後正気に戻ったエリオは僕に土下座してひたすら謝った後、食事を済ませて妻と子供達とともに帰宅した
なおあのソースについて義母に聞いたがごまかされた、「スカリ・・・・・話が違・・・・」とぶつぶつ言っていたが怖くなって追求はしなかった
今は娘のお風呂を入れ寝かしつけた後、義母とお酒を飲んでいる最中である
「いやーそれにしても笑った笑った」
「笑い事じゃないよまったく、はっちゃけすぎだ」
けらけらと笑う義母、こうしてみると原作の面影がまったくない
「ふふ、でもありがとう突然訪問して迷惑したでしょ?」
「今に始まったことじゃないんで気にしていないですよ、それに」
「それに?」
「昔、僕にならいくらでも迷惑をかけて良いって言ったしね」
「・・・・覚えていたんだ」
あれは闇の書事件の終わったあたりだった
国語の小テストが返却された後、義母が浮かない顔をしていたのがきっかけだった
「どうしたの高町さん、浮かない顔をしていたけどテストの結果がよくなかったの?」
「・・・・うん」
「そうか・・・・僕でよければ教えられると思うけどどうかな?」
「え・・?いいの?でも迷惑じゃないかな?」
「いいよ僕も復習になってためになるから」
そんなこんなで放課後教室に残って小テストの見直しを一緒にした
「成績が落ちた?」
「うん、その最近勉強を疎かにしちゃったせいで成績が落ちちゃったの」
考えてみればこの一年くらい高町さんは魔法に関する事件に関与して勉強する時間がなかったなぁと思った
そこから高町さんは「どうしよう・・・お母さんやお父さんに迷惑・・・魔法やめさせれちゃう・・・・」
とだんだんと涙声になり、ついてには完全に涙をぽろぽろと流しながら語っていた
「ちょちょっと泣き止んでくれ、これじゃ僕が悪者になってしまう!」
「ごめんなざい、ごめんなざい、ごめんなざい、めいわくだよね」
とりあえず落ち着かせるべく僕は高町さんの頭をぽんぽんとなでてなるべくやさしい口調でしゃべった
「別に迷惑じゃないさ、たださ落ち着いて聞いてほしいんだ」
「・・・・うん」
「迷惑がかかるっていってるけどさ、どんなに頑張っても誰かかしらに迷惑をかけちゃうもんなんだよ」
「そうなの?」
「そうそう僕だって親にあのゲームがほしいとか困らせてたし、優等生のテスタロッサさんだって『赤ちゃんってどこからくるの?』って僕に聞いてきたんだよ?無知ってこわいね」
「????そうなの?」
「(下ネタは通じないか)・・・まあ何が言いたいかというと迷惑だと考える前にもう少し誰かに頼ってもいいと思うんだ、自分だけで思い込んで溜め込むのが一番よくないよ」
「・・・・・そうかな?」
「まぁ今まで迷惑をかけないようにって考えてきたんだからいきなり変えるのは難しいかなぁ」
「・・・・・・・・・・」
「よし!それじゃまず困ったらまず僕に相談してみたらどうだい?」
「え?でも迷惑じゃ・・・」
「ここまできたんだ、最後まで面倒は見るさ、まずは慣れるためにと軽い気持ちで思えばいいさ、それにね」
「?」
「可愛い女の子に頼りにされるのはうれしいものさ、いくらでも迷惑かけて良いさ」
「ふぇ!?かわわわいいってて」
「おや?自覚がなかったのか?学校内でファンクラブができるくらいなんだが?」
「初耳だよぅ・・・」
「はは、さて当面の問題は成績だな、ひとまずは魔法を少しお休みして勉強に専念してみたらどうだ」
「え・・・でも・・・」
「なにも魔法をやめろとは言わないさ、けどそれがすべてじゃないんだしさ」
「だけど・・・私はこれしか取柄が・・・・」
「そんなことないさ、魔法だけが取柄じゃないさ」
「どうしてそんなことが言えるの?」
「それは・・・・・」
「・・・・・・・」
「どうしたの?」
「いや・・・・・改めて思い出すとこれ相当恥ずかしいこと言ってるな、黒歴史にしたいんだが」
「あははは・・・・あの後一緒に帰る途中で急に立ち止まったかと思えば
『ハズカシーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
忘れろ忘れろ忘れろ忘れろーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!』
っていきなり電柱に頭を何度もぶつけていたよね」
「頼むから広めるようなことはしないでくれ、誰にも・・・妻にでさえ話していないんだからな」
「うん・・・・・私達だけの内緒話だね」
「ああそうだな・・・・って昔話してたら眠くなってきたな、もうこんな時間か、こんな夜遅くじゃ帰るのは難しいな」
時計を見るとすでに日付が変わっていた
「そうだね、泊まってていいかな?」
「・・・まぁ良いけど、じゃ僕はもう寝ますねベットは妻のものを使ってください」
「うん、もう少し飲んだら寝ることにするね、おやすみなさい」
「ん?ああ・・・おやすみなさい」
静かな寝息を立てている彼に忍び寄る影があった
「・・・・今日はありがとね楽しかったよ」
忍び寄った影は彼の顔に自身の顔を近づけるとつぶやいた
「あなたは忘れたい、黒歴史にしたいだなんて言っていたけど私は忘れない・・・・忘れたくない」
忍び寄っている影・・・”彼女”は三十路を過ぎた今でも尚エースオブエースとして称えられそして憧れの的であった
しかしその一方で彼女に対する妬み、恐れなどといった負の感情を向けられることも少なくはなかった
中には根も葉もない噂を立てられたり誹謗中傷を受けることもあった
それでも彼女がどんなに嫌なことがあっても罵倒雑言を受けようとも笑顔を絶やさずに今日まで頑張れたのも彼のあの言葉があったからだ
「そんなことないさ、魔法だけが取柄じゃないさ」
「どうしてそんなことが言えるの?」
「それはね高町さんの笑顔を見ていると元気が出てくるんだ」
「・・・・・それって取柄なのかな?」
「うっ・・・まぁ・・・取柄というかチャームポイントかなぁ、うん僕は好きだよ」
「・・・・私ってやっぱり魔法しか・・・・」
「ああ・・・ええと違うよ?取柄取柄・・・数学の成績がいいじゃないか!」
「・・・私より成績のいい人が言っても・・・・・」
「うっ・・・・・いやだけどそのだな・・・」
結局まともな答えが返ってこなかったなぁと思い出し笑いをしていると彼女は寝ている彼に再びつぶやいた
「でも何か嫌なことがあったときはあのときの言葉を思い出していたっけ」
笑顔でいれば少なくともあの人だけは元気になれるんだと思えば不思議と力が沸いてきた、いつか魔法が使えなくなっても笑顔さえ忘れなければ・・・・・・・・・
「私が魔法が使えなくなったとき・・・どうなるかな?皆失望するかな?私から離れるのかな?」
本当はそんなことがないと思っているが自分の交友関係のほとんどが魔法があったからであった
やはりそういう考えが思い浮かんでしまう
だけど彼だけは例え魔法がなくてもいつも通りに自分と接してくれるとなぜか確信していた
今日みたいに突然訪問してもちょっと困った顔をして対応してくれる、いたずらをしても怒りはするが最後には許してくれる、今まで迷惑かけても自分から離れることはけしてしなかった
「・・・・・・ずるいなぁ」
そんな彼の愛情を一心に受けている存在がいる、しかもそれが自分の娘なんだから
仕事が忙しかったとき、小さいヴィヴィオの世話を彼にお願いしていたことが多かった
傍から見れば彼は自分の娘の世話している父親に見え、私はそれを見守る母親、本当の夫婦でもないのにその関係に満足してしまった自分がいた
だからだろう、いつかきっと振り向いてくれる、本当の家族になろうと言ってくれる日が来るだろうと信じてしまった。
滑稽だ、結局娘は彼を父親としてではなく一人の男性として愛しており、私は自分から告白することもせずにただいたずらに時を過ごしてしまったのだから
「けどね、あなたをあきらめたわけじゃないんだよ?あなたとヴィヴィオのことは認めているよ?だけどね」
愛人の一人くらい増えても良いよね?
すると彼女は彼の頬に口付けをすると満足そうに微笑んだ
「いつかあなたからしてくれることを祈ってるね」
今日は良く眠れそうだ、そう思った彼女は彼の部屋を後にした
「なにをしているのかな?かな?」
思わず「ひっ!」と短い悲鳴をあげた
「ヴィ・・・ヴィヴィオ?今日は帰らないんじゃなかったの?」
「うん・・・だからもう『今日』じゃないよ?それでも早く帰りたくて愛する家族の顔を早く見たくて頑張ったんだよ?」
「・・・そうなんだ・・・・・・どこから見ていたの?」
「『あなたをあきらめたわけじゃないんだよ?』あたりかな?かな?」
「そっか・・・聞いちゃったんだ・・・あははははははは」
「そうだね・・聞いちゃったね・・・・うふふふふふふふ」
「「THIS WAY」」
その日史上最大にして最悪の親子喧嘩が開始された
次回予告
「僕は妻と娘を愛している、悪いがあきらめてくれ」
「・・・・仕方がありませんね、本当はこんなことをしたくはないのですが」
愛を貫いた彼に星光さんがとった行動とは
「エリオー!僕だー!結婚してくれ!」
「レヴィさん!駄目です!僕には妻と子供が!」
謎の女性に襲われる彼の親友
「わ、我はただ・・その・・・お嫁さんになりたくて・・・」
(神様)
(女神だ・・・)
(結婚したい・・・)
王様はあざとい(確信)
「すごいぞ!かっこいいぞ!いいなぁそのバリアジャケット」
「ふふどうかな?レヴィ、もしバルニフィカスを貸してくれたらこの姿と同じくらいかっこいいバリアジャケットにレヴィもなれるんだけど、どうかな?」
「うん!喜んで貸すよ!」
暗躍する第三勢力
かつての強敵が再び彼らの前に立ちふさがる
果たして彼は親友を救い出し彼女達を倒すことができるだろうか?
次回「エリオ、宇宙を駆ける」お楽しみに
これはネタです、お願いですから石を投げないでくださいお願いします