ボーイズ&ルフトヴァッフェ~空の道化師~ 作:Ocean501
前回が半分以上説明会だったので
ちょっと早めに投下します
やっぱりドンパチ書くのは楽しいです
??「戦争を!一心不乱の大戦争を!」
『スカイアイよりクラウン隊、地上部隊が黒死病にたかられている。追い払ってやってくれ。戦闘機部隊は護衛機に手がいっぱいでそっちに手が回らない』
晴れ渡った森の上空で無数の戦闘機が空にエッジを刻みつつ殴り合っている。確か、今回制空任務にあたっているのは第1戦術戦闘航空団第2飛行戦隊の36機。Bf109G-6やFw190A-9を装備した精鋭飛行隊だが、相手もLa-7にYak-9と負けず劣らず高性能機揃い、乗ってるパイロットも遠目から解るほど良い腕をしている。
森の向こう側の丘陵地帯では鈍色の猛獣が点々と展開し、時折履帯の後を刻みつけながら移動している。その上空には味方の攻撃機は存在せず、20両以上の戦車が手つかずのまま野放しになっていた。最も森に近い方の丘の上に黒煙をもうもうと上げるKVの姿が見えるが、位置関係的に黒森峰側から狙撃されたのだろう。
正直、攻撃機を七面鳥打ちするよりこのまま高空まで駆け上がって一戦交えたいところだが、命令無視で飛行禁止なぞシャレにならないのでぼやくだけにとどめておく。
「俺らは低空の掃除か、何なら戦車の装甲も磨いておこうか?」
『そうむくれるなよ、ヘクサー。幼馴染が居るんだろう?』
「………何処で聞いた?」
『てっつぁんが言ってた。いやぁ、西住隊長と幼馴染ならもっと早く言ってくれればいいのに』
「クラウン1よりスカイアイ、ちょっと特務戦広報部に機銃掃射して来てもいいか?」
『ネガティブ。帰ったところでオタクの准将閣下が対空機関砲のトリガーに指をかけて待っているだろ。アホな事言ってないでお姫様たちを助けに行け。戦車道からの救援要請が多くて目が回りそうだ』
「了解。クラウン隊はこれより敵攻撃機の掃討に入る」
スロットルをマックスに入れて高度20000ftから地上へと駆け下りていく。地図上では大きな森が広がっていたはずだが、今は無残に三分割されており、そこかしこで黒煙が上がっている。初手に12機のPe-8が4機ずつに分かれて進撃し、絨毯爆撃して隠れ家を三分割したのは本当らしい。低空には木々の間からその下に潜む黒森峰戦車を補足しようと、無数のIL-2やPe-2-21が鳶のように旋回を繰り返し、時折ロケット弾を数発発射して木々をなぎ倒す。
その少し上には直掩役なのか比較的旧式のl-16が滞空し、目を光らせている。戦闘機の数は10機程度とそう多くない、爆撃機を狩る片手間に攻撃すればいいだろう。
機体を少しロールさせて、丁度目の前を横切って降下体勢のPe-2-21を狙いトリガーを引き絞る。機首から放たれた7.92㎜曳光弾がコクピットを穿ち、直ぐ後に突入した20㎜砲弾が主翼を粉砕し、ついでにエンジンカウルも吹き飛ばす。一瞬にして左翼が火に包まれたPe-2-21がぐらりと揺らいだかと思うと、搭載していたロケットに誘爆し錐もみ回転しながら墜落を始める。
《ゼーブラ3がやられた!》
《新手か!?数は!?》
《相手はたったの2機だ!直掩機に任せろ!》
《チーグル・リーダーより各機!2機で突っ込んできたマヌケを歓迎してやれ!突入!》
戦果確認しつつ機首を上げて急上昇、緑一色だった視界が一瞬にして空に置き換わり体感速度を見誤りそうになる。弾かれた矢のように急降下したエネルギーを高度へと変換していたが、何時もより低い位置でエネルギーを失い始めた。
理由は簡単で両翼に取り付けられたMG151/15ガンポッドが原因だった。可能な限り空気抵抗を減らすようにデザインされているが、本来存在しないものを無理やり搭載したため運動性能は低下する。この武装は本来特務戦には配備されていないが、長期戦が予想される合同戦に増援として派遣される可能性を考えた守屋の指示で、第7防空戦闘航空団からレンタルして取り付けられていた。
ピッチアップし背面飛行、天地が逆転した頭上では数機のlー16がこちらを攻撃しようと一直線に上昇を駆け、そのすぐ近くではまるでこちらなどいないかのようにIL-2の2機編隊がゆったりと旋回している。フラップを開いて急旋回し、ダイブ、スロットルを緊急出力まで跳ね上げるとDB601Eの咆哮が一段と大きくなり逆落としに急降下。l-16の編隊がこちらの進行方向所に7.62㎜弾の網を張ろうとするがそれよりも早く予定交差点を駆け抜け、IL-2の背後へと迫る。後部機銃座がないため防御砲火も無く、低空を舞っているため速度も出ない。そして、爆撃機の中では軽快な方でも、純粋な戦闘機相手ではドンガメ以外の何物でもなかった。
《サヴァーカ4!5!チェックシックス!》
《くそ!高度が!》
しかし、IL-2は操縦席周りに強固な装甲を張り巡らせ、空飛ぶコンクリートトーチカとあだ名されている。特にパイロット背部の装甲板は12㎜にも達し、距離と角度にもよるが20㎜薄殻榴弾の直撃にも耐える場合があった。しかし、今のヘクサーの機体にはその強固な装甲を貫く槍が搭載されている。
ラダーで機体を滑らせ、何時もとは若干違う位置に取り付けられたトリガーをコンマ数秒、2回に分けて引き絞る。両翼のガンポッドから解き放たれた15㎜弾は2機のIl2 へと殺到し、あっさりとその装甲板を貫通して内部の重要機器を引き裂いた。
《ぐぁっ!?》
《サヴァーカ4が落とされた!?サヴァーカ5!応答しろ!》
《クソ!エンジンをやられた!気を付けろ!奴は!》
その続きを言う前に、動きの鈍くなったIL-2の装甲化されていない主翼をヘクサーのMG151/20から打ち出された20㎜弾に打ち抜かれ弾け飛ぶ。片翼を失ったIL-2は火炎に包まれながら森に突っ込み爆発を起こした。
撃ち落とした獲物に興味を失ったかのようにヘクサーのBf109は機首をはね上げ、次の獲物へとそのナイフを突きつけるべく上昇を開始する。
『こちら10号車!1機、いや2機の撃墜を確認!おそらくIL-2です!』
『8号車です!双発爆撃機の墜落を確認しました!』
『ひゃあぁぁぁ!?こ、こちら16号車!め、目の前にl-16が』
無線機からは味方のから続々と撃墜された敵機の報告が入ってくる。誰が落としたのか、管制機に問い合わせるまでもない。悲鳴や管制交じりの味方の声が届くたびに悲壮な空気で満たされ始めていた車内の空気がどんどん好転し始める。それと反比例するかのように攻撃を受けたという報告は減り始めていた。おそらく、クラウン隊の攻撃で地上に気を配る余裕が失われ始めているのだろう。
「あの、副隊長」
「ひゃっ!?何ですか?」
落とされた敵機の位置を味方車両の潜伏地点から大雑把に計算していたみほは、近くにいた砲手を務める女子生徒――たしか、逸見と名乗っていた――に声をかけられ、驚いて妙な声をあげてしまった。口調は丁寧だが、どこか勝気な印象を受けてしまい個人的に苦手な人物だったからというのもある。
「副隊長は知っていたのですか?クラウン隊の噂が本当だったということを」
そういえば、彼女はクラウン隊が増援に来ると聞かされたとき「ペテン師がなんの役に立つんでしょうか」と毒づいていたのを思い出す。そのときの自分が、姉の言う銀の弾丸がクラウン隊の事だと聞いたときに素直に了解と返答したことを覚えていたのだろうか?
「ううん…知っていたというか、信じていた、が近いと思います」
「は、はぁ…」
「クラウン隊の隊長さんは幼馴染で、昔からよく遊んでくれていたんです。あの人は確かに割と手段を選ばないところとかありますけど、自分を大きく見せようとしたことは一度もありませんし、そんなことをするような人じゃなかったので」
「でも、2番機が嘘をついていた、という可能性も」
「確かに、でも…」
「でも?」
「もしそんな人だったら、博さんは胸を張って相棒って言ってませんよ」
ニコリと自然に笑みがこぼれる。一緒に食事を取ったときに出た話題だった、あの時の彼はとても誇らしげにその”相棒”の事を話していた。おそらくだがその相棒に博の事を聞いても、同じように博の事を”相棒”と表現するだろう。その関係はあまり友人のいない自分にとってとてもまぶしく感じられた。西住流は時には味方に”死んで来い”という命令すら出す。
全面的に信頼を置き、自分の命運を無条件に任せられる存在。自分にも、そういった仲間ができるのだろうか?
そして、自分はそのまだ見ぬ相棒を犠牲にするような戦術を選択せねばならないのだろうか?
そういえば…
「最後に戦車道が楽しいって思ったの、いつだったっけ…」
みほの発した自分への問いかけは、すぐ近くに落着したl-16の爆音によってかき消されてしまった。
『グッキル!15㎜の使い心地はどうだい?』
「正直、20㎜でさっさと主翼ぶち抜いたほうが楽な気がする。君はどうだ?」
『機首配置に慣れ過ぎてぶっちゃけ当てづらいにもほどがある、っと!』
そうはいっているが、リヒターのBf109は自分の後方上空から攻撃を仕掛けようと旋回を始めたl-16の丸っこい機体をいとも簡単にハチの巣に変えて叩き落す。言っている事とやっている事が違うような気がするが、墜としてくれるなら文句は言えないし、言うつもりもない。
MG151/15に装填された銃弾の中には15㎜徹甲焼夷弾(サーメットコア)が混ぜられていた。この弾丸は通常の徹甲弾と異なり弾頭部に化学処理されたチタンやニッケルを使用した特殊合金が搭載されており、直角に命中すれば1000mで25㎜、100mならば48㎜の装甲を射抜けるほどの高い貫通能力を誇った。
『貸し一つだ』
「うまい棒、梅ジャム、チロルチョコ、さあどれがいい?」
『そっちの菓子じゃねーよ。しかも全部駄菓子だし』
「駄菓子を馬鹿にすると残念美人な社長令嬢が殴り込んでくるぞ」
『銀髪っていいよな!』
「俺はもっと落ち着いた色のほうが…なんで性癖の話になった!?」
『私は眼鏡派だ、コンタクトなど邪道よ!』
「アンタが悪乗りすると収集つかなくなるからヤメロ!仕事してくれスカイアイ!」
時折暴走する癖さえ除けば優秀な管制機なんだがと心の中でぼやきつつ森の上を掠める様にフライパス、正面からヘッドオンで向かってくるIl-10の3機を捉える。
3機はさきほど鮮やかに2機のシュトルモビクを叩き落したBf109に恐れをなしたのか、両翼に備え付けた7.62mm ShKASと23mm VYa-23を当たるはずのない距離から乱射し始める。此方を撃墜せんと殺到する徹甲弾と曳光弾の奔流を機体をロールさせて回避。突出した1機に向けて15㎜機銃を叩き込むと真正面からエンジンと風防を撃ち抜かれ、即座にパイロットが脱出。残された機体は黒煙とピンクのスモークを引きながら森の中へと姿を消す。残った2機は自棄になったのか両翼に残った全てのロケット弾に点火。真っ白い白煙を引きながら殺到した8本のBRS-132だが、そもそも命中率が悪い無誘導ロケットが俊敏な戦闘機を捉えられるはずもない。
ロールの勢いそのままに同じ方向へバレルロール。頭上を乳白色の航跡を残して飛び過ぎていくロケット弾の群れを感じつつ、敵パイロットのヘルメットに描かれた派手なペイントがはっきり見える距離から20㎜弾を右主翼前縁へと叩き込む。主翼前方の翼桁を砕かれたIl-10は数百m飛行した後、右翼がネジ切れるように脱落し森を掠めてその向こうの草原に突っ込んで爆発する。思い切り機首を上げて宙返りし上下逆のまま残ったPe-2-21へ再突入。後部機銃座から7.62㎜弾が吐き出されているが、肝心の母機が右へ回避機動を取ったため射線がズレて明後日の方向へと飛んで行ってしまっている。それでも、直ぐに修正し火箭がにじり寄ってくるが、薙ぎ払われた防御砲火の上を上下反転した機体を戻すついでにくるりとロールで飛び越える。この機は珍しく2人乗りなのか機銃手が目を見開いて何事かを言っているが知った事ではない。装甲などという贅沢なものを張っていない無防備な胴体中央部メイン燃料タンクへ多目的ベルトに換装した7.92㎜弾を叩き込む。徹甲弾、徹甲曳光弾がタンクを穿ち白い燃料が噴き出したかと思うと、徹甲焼夷弾と調整済み着発焼夷弾が燃料に着火する。一瞬にして胴体後部が業火に覆われたPe-2-21は弾かれるように機首を上げて、流星のように空を駆けあがる。二人分の射出シートが外に放り出されたのもつかの間、1000ft付近で火だるまになった機体は業火の華を咲かせバラバラに砕け散った。
『リーラ4よりスカイアイ。地上部隊はどうなった?まさかもう全滅はしていないだろうな?』
『クラウン隊が現在CASを掃除中だ。すでに7機を墜とし、いや今8機目の撃墜を確認』
『こちらヴィオレット10、確認した。あれは…
『空中ピエロのフライングサーカスは本当だったってわけか』
『リーラ・リーダーより全機、奴らはペテン師ではなさそうだ。空飛ぶ道化師にプラウダの戦闘機を近づけさせるな!ここで始末しろ!』
『スカイアイよりクラウン隊。もうすぐ特務戦からの増援が到着する、戦闘機もある程度排除しておいてくれ』
「ったく、今日は暴走も注文も多めだな?スカイアイ」
『クラウン2よりスカイアイ、あの連中ならほっといても問題ない様に思えるが』
『私もそう思うが、まあ、察しろ』
何とも歯切れの悪いスカイアイの声に思わず苦笑してしまう。彼もこの後来る飛行隊に制空支援は本当に必要なのか迷うのだろう。制空権が味方側にあろうがなかろうが、そこに獲物があればすべてをなぎ倒して突入する連中だ。
ふと、悪寒を感じてペダルを蹴飛ばしつつ思い切り操縦桿を引く。Bf109は右へ流れながら急上昇し、一瞬前まで居た領域を7.62㎜の弾幕が通過した。エンジンパワーに物を言わせて1500ftほど上昇し体勢を立て直す。自分よりも下方、先ほど不意打ちの機銃掃射を仕掛けてきた機体は直ぐに見つかった。此方に見つけられた敵機は、無理に離脱しようとはせず緩慢な旋回をしながら様子をうかがっているように見える。
寸詰まりのコンパクトな機体が右へ左へくるくると宙を舞ってこちらをあざ笑うように飛び始める。全金属単葉機の初期において最強とされた傑作機は、格闘戦能力ではフリッツを凌駕している。このまま飛びついて一撃を躱され、単純な旋回戦に持ち込まれれば手も足も出ない。
相手の出鼻を崩すしかない。此方を誘う様に背中を見せたl-16に機体をねじって突入、天地が垂直に立ち上がり機首が鋭く地上へと向いた。大方ギリギリまで退きつけてこちらの一撃を躱し、此方の進路に機関砲の網を張って離脱を阻止、そのまま格闘戦に持ち込む腹積もりだろう。
しかし、と心地よい加速Gに身をゆだねながらマスクの中で獰猛な笑みを浮かべる。
左右への横転、上下への回避、それらを組み合わせた機動は其れこそ無限に存在する。とはいえ、機体が一つである以上出せる答えは一つだけ。極端に言ってしまえば、その一点さえ見切ってしまえば高度差、速度、旋回性能、火力は大した意味を持たない。無限にも思える選択の中から相手が掬い取る一、そこに致命の一撃を叩き込む。
照準器にl-16の愛嬌さえ感じさせる後姿が映り込む。機首を微調整しトリガーを引き絞ると機首から曳光弾が光の尾を引いて吐き出され、結果的に火箭に飛び込むように左へ急横転したl-16の右翼を破砕し火球へと変えた。横転の慣性を止める術を失った機体はパイロットを吐き出したのちライフルのように高速回転しながら森の中へと消える。
『チーグル・リーダーがやられた!?嘘だろ!?』
『チーグル隊!助けてくれ!もう一機に追われぐげっ!?』
『サヴァーカ6もやられた!?なんだ、何が起こってる?!敵はたったの2機なんだろう!?』
機首を上げて旋回上昇、眼下を見下ろすと森の間に戦車の姿がちらりと見える。そして、その車両に襲い掛かろうとしているPe-2-21の姿も。
位置関係はちょうど戦車を挟んで反対側。スロットルを緊急出力にまで叩き込み、限界以上の力をエンジンから搾り取り、緩降下。弾き飛ばされるように愛機が加速しPe-2-21へと迫る、しかしどう考えても向こうの方が早くロケットを発射する、取れる手はそう多くない。
全門斉射が出来る様にトリガーに指を掛け直し、やや大きく偏差を取って大凡1300m付近から1秒連射する。数十発の各種航空機関砲弾は僅かに拡散しながらもPe-2-21の機首付近に殺到した。想定された射距離の倍以上の距離であり、破壊力は減少していたものの20㎜薄殻榴弾、15㎜徹甲焼夷弾、複数種類の7,92㎜弾をまともに食らった機首はコクピットの保護されている部分以外が拉げ、両翼からスモークを焚きつつ攻撃針路から外れて行く。
『済まない、助かった』
機首を上げて再び上昇している最中、無線に飛び込んできたのは聞き覚えのある声。何処かホッとした様な声色で、普段の彼女の声よりも幾分柔らかい。少し離れた場所ではまた一機、IL-10がリヒターの20㎜弾に切り刻まれて空中分解する。
「なんだ、キミだったのか。被弾は?」
『今のところ無傷だ、2個小隊を失ったが』
正直、あちこちで黒煙が上がりそこかしこでクレーターが出来ているところを見ると、よくそれだけの損害で切り抜けたなと言う感想が最初に浮かぶ。
「そろそろ物騒な空飛ぶ騎兵隊が到着する、精々こき使ってやってくれ。なんなら全部やらせてもいいぞ」
『君は騎兵隊じゃないのか?』
『…ガラじゃない。道化師で十分だ』
本気でそう思っているような声が通信機から聞こえてくる。自分からしてみれば、真綿で締めようとしてきた敵を鮮やかに葬ってくれた騎兵隊だが、彼は気に喰わないらしい。
「向こうの敵戦車は如何している?」
『丘の裏で昼寝を決め込んでるよ。数は…20ちょいってところか』
考えていたよりも敵の数は少ない。爆撃隊は敵の直掩機と刺し違えたと聞いていたが、出来る限りの仕事はしてくれたようだ。それに、彼の話では次に来る部隊は相当な腕利きらしく形勢は有利になっていくのだろう。空飛ぶ騎士に救援されるお姫様気分もそう悪くはないが、それだけでは我慢がならないし西住流の沽券にかかわる。爆撃機もこちらに突っ込んで来る頻度が目に見えて激減した。そろそろ、森に潜んでもらっていた我々の猛獣を叩き起こす頃合いだろう。
「クラウン・リーダー。上を任せていいか?」
『任せておけ。それじゃあ』
――――逆襲を始めよう
どちらからともなく呟いた声にかぶさるように、けたたましいサイレンが戦場に響き始めていた。
クラウン隊乱入と性癖暴露回
地上ではみぽりんがシリアスってますが
空の連中はシリアスブレイクしつつ敵機もブレイク
空軍は勇猛果敢支離滅裂だし多少はね?(震え
さてさて、ご機嫌なサイレンも聞こえてきましたし
合同戦の〆はスツーカリートが似合いそうな話になりそうです
ではまた ノシ