ボーイズ&ルフトヴァッフェ~空の道化師~   作:Ocean501

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ドーモ、オーシャン501です

今回からはサンダースリクエスト消化強化編ということで
やるやる詐欺リストの在庫一掃セールです
顔見世だけで終わってしまった機体も
出来る限り今後の話に出していきたいのでよろしくお願いします

24話は前哨戦ということで爆撃機狩りの回です
サンダース書くなら要塞シリーズ出さないと始まりませんからね
では、本編をどうぞ


Mission24 槍の嵐

 黒森峰学園では本土からとんぼ返りしたパイロットたちが我先にと格納庫へ走り、整備士はわずかな時間で最終チェックを行う。空中管制機がスクランブルする迎撃機と一緒にその巨体を震わせながら空へと飛びこみ、スクランブル待機していた機体はすでに高度を取って真っ先に突っ込んでくるであろう防空網制圧部隊(ワイルドウィーゼル)を警戒して防空地点へと急ぐ。

 サンダースの常套戦術はまさしく教本通りの基地爆撃だった。まず最初に戦闘機に護衛されたP-47をはじめとする頑丈な戦闘爆撃機が真っ先に突入し、基地周辺に配備された対空機関砲、高射砲をつぶし後続の道を確保する。ワイルド・ウィーゼルが敵防空網の一角に風穴を開けるとそこから第二派の戦闘機中心の飛行隊が高空から侵入し、スクランブル待機で第1派に対応できた敵迎撃機を押し流し、基地から上がろうとする敵戦闘機の頭へM2ブローニングを叩き込み制空権を奪取。基地からの出撃を封じられ2派の戦闘機部隊に迎撃機の戦力がズタズタになったころを見計らって中型爆撃機、超重爆撃機による本命の基地爆撃が開始され、その圧倒的な爆装量にものを言わせて焼き尽くす。もちろん、この戦術が毎回きれいに決まるというわけでは決してないが、学園艦のはるか手前で迎撃されたところで、2派分の戦闘機が迎撃機部隊を飲み込むことがほとんどだった。

 今回も、サンダースは部隊を3つに分けて一路黒森峰学園へ向けて進撃している。情報の隠匿はうまくいったようで、事前の情報ではワイルド・ウィーゼル部隊が突入するころにようやくスクランブル以外の機体が上がり始める見込みらしい。

 大規模な空中艦隊の先頭を進むのは第2次世界大戦最優秀戦闘機と謳われたP-51Dマスタング、左翼方向には特徴的な逆ガル翼をもつF4UコルセアのV字編隊も付き従い周囲を警戒し、右翼方向にはP-38Gの編隊が重厚なエンジン音を響かせながら隊列を維持して飛行する。そんな護衛機たちの後で銀色の機体に陽光を惜しげもなく反射しつつ、巨体を空に浮かべるP-47の編隊が過ぎ去ったかと思うと、海軍機らしい瑠璃色の塗装に身を包んだAD-1の編隊が続く。翼の下に大量の無誘導爆弾やHVAR、ティニー・ティムなどの各種ロケットを屋台の提灯のように連ねる単発戦闘爆撃機の1団。大柄で頑丈な機体に大馬力エンジンを搭載した2種の戦闘爆撃機は所属した軍は違えど似たような機体であることに変わりはない。

 そこからさらに後方には米軍が運用した戦闘機がずらりと翼を連ね、さながら戦闘機の見本市となっている。その中でも最も多いのがP-51系列の機体であり、次点で海軍機のF6F、そのほかにもP-47やF6F、P-40、F2Aと言ったメジャーな機体からP-75やXP-82、XP-55などゲテモノと評価されるような機体すら混じっている。

 そして、その2つの攻撃隊よりもはるか後方を飛ぶのはサンダース空軍道の屋台骨の一つ。超重戦略爆撃機B-29や空飛ぶ要塞B-17を主軸とする戦略爆撃飛行隊の1団だった。互いが互いの防御機銃の死角をカバーする堂々たるコンバットボックスを形成し、その様は空中無敵艦隊と呼ぶにふさわしい。

 白鯨の群れと形容するのが適当な爆撃機部隊の周りには、それらを守護するP-51Dが飛び回っているが、サイズと色の関係上クジラにまとわりつくイワシやコバンザメのように見えてしまう。しかし、戦略爆撃機を護衛するのは練度の高いパイロットにしか許されないため、たとえイワシと他校から馬鹿にされようとも誇り高き守護鰯だと笑い飛ばす余裕を持っていた。

 所定の蛇行コースを飛びつつ周囲に目を光らせるP-51Dの1機に同僚から通信が入る。すでにBf110Gと思われる機体に発見されていたため、無線封鎖は解除されており先ほどからひっきりなしに様々な命令や報告が飛び交っている。

 

『アストロズ5よりアストロズ6、何か見えるか?』

「いや、何も。静かなもんだ。今日の任務は楽かもしれん」

『こっちも似たようなもんだ、コーラとポップコーンを持ってくるべきだったな』

「帰ったら爆撃機隊の連中からアイスクリームをせしめてこよう」

『そいつはいい、購買のチョコソースもトッピングするか』

『アストロズ4より、5、6。お前らちょっと気が緩みすぎじゃないか?』

「戦略爆撃機120機と護衛戦闘機72機の大編隊に喧嘩売るような馬鹿は少ないと思うぜ?」

『そうそう。迎撃機は飲んだくれ騎士団(バッカス・ナイツ)が何とかするだろ』

『スートの騎士団か…いや、だが警戒は怠るな。名前付き(ネームド)の数ならウチ以上だ。用心に越したことはない』

 

 

 

 慎重な同僚の言葉に、アストロズ5、6の二人は閉口する。彼の言うこともわかるが、どうせ今回も爆撃機の隣を遊覧飛行して無理やり上がってくる迎撃機を四方八方から滅多打ちにする仕事だと決めつけていた。それが、大きな間違いであるとはつゆにも思わず。

 

 

 

 

 

 

 

 防空網制圧部隊の予想進路を大きく迂回し、第2派の制空部隊をすり抜けてさらに高度を取りながらその後ろの獲物へめがけて突き進む一団がある。数は24機とそう多いというほどではない、およそ2個飛行隊。しかし、密集して飛行する戦闘機の群れには通常空軍道で広く使われる機体とは決定的に違う点が一点だけ存在した。

 24機の戦闘機は先頭を進む1機に先導され、白い飛行機雲を引きつつ緩い左旋回をしながら背の高い積乱雲ぎりぎりをかすめ飛び、雲と雲の狭間を突き進む。慎重な操縦により、進路変更による大きな速度や高度の変化は見られず、それどころか緩やかな加速を続けていた。

 何度目かのターンで雲の合間をすり抜けた直後、ついに目指すべき白鯨の群れをその視界に収める。先頭を飛ぶ大柄な機体のコクピットに収まった男は、周りを小魚のような護衛機に守られて飛ぶ巨大な白鯨の群れを目にし、思わず口笛を吹いた。マスクの下には獲物を見つけた捕食動物を思わせる獰猛な笑みすら浮かべている。

 

「さあ、()()()()()の時間だ」

 

 操縦桿を左右にわずかに倒してバンクを振る、すると24機の機体のうち比較的小柄な12機がさらに高度を上げて積乱雲を飛び越えるようにコースをとった。時間差攻撃の要領はすでに周知されており、その動きによどみは存在しない。最初に自分たちが切り込み、混乱したところに残りの12機が突っ込んで壊乱させる手はずだった。

 スロットルを慎重に開き、戦闘緊急出力まで叩き込む。相変わらず反応は鈍いが、両翼下につりさげられたJumo004は進行方向上の大気を貪って爆発的な推力を機体へと与えていく。”天使が後押ししているような”と謳われた速度性能をいかんなく発揮し、大柄な12機は両翼から”透明な赤い光”を伸ばしながら、800㎞/h以上の速度で猛然と獲物目指して突っ込んでいく。

 獲物の周囲を取り巻いていたイワシのようなP-51Dが反応して主翼を立てるがもう遅い、白鯨――B-29にハリネズミのように搭載された機銃が接近する鋼鉄の燕へと毒牙を向けるが無駄なこと、身を守るために機体を寄せ合いコンバットボックスを分厚くする時間など存在しない。そして相対距離はまもなく1000mを切ろうとしている。

 そこは既に、彼らの槍の射程圏内だった。

 

「シュネー1より各機、槍を放て」

 

 先頭を突き進んでいたMe262A-1a、112nd-TFSシュネー隊の1番機の両翼下につりさげられていた48発の55㎜空対空無誘導ロケット、R4M(オルカン)が0.07秒間隔で4発ずつ打ち出され、それに続いて両翼に続いていた残りのシュネー隊11機も同じく槍を解き放つ。コンバットボックスを形成しようとしていた60機のB29と60機のB-17へ合計576発の無誘導対空ロケットが空を漂泊するかのように噴射ガスの白煙をたなびかせながら殺到した。オルカン()の異名は伊達ではなく、黒森峰最精鋭部隊の一つと言われているシュネー隊が突き出した無数の槍はサンダースのコンバットボックスを舐めるように飛来し破壊と炸裂の歌をバラまき、無敵艦隊を構成していた巨鳥達を穿つ。

 あるB-29は右主翼の根元にロケットの直撃を受けそこからバキリとへし折れて墜落していく。また別のB-29は垂直尾翼を捥ぎ取られコントロールを失い、ちょうど距離を詰めようと接近していたB-17の主翼へと体当たりして2機ともバラバラになって落ちていく。運の悪いB-17の1機は、胴体、右主翼、左エンジンに立て続けに直撃弾を受け、一瞬のうちに乗員ブロック以外の機体構造物を粉砕されて爆発、巨大な黒煙の塊となる。爆撃機の盾になろうとオルカンの射線に躍り出たP-51Dの一機は、望み通り紅蓮の嵐に飲み込まれ、コクピットブロックだけになって落ちていき、ややあってパイロットが射出される。

 ロケットが放たれて立った数秒ののちに、戦闘機、爆撃機合わせて46機が空に散り、あれほど威風堂々と飛んでいたサンダースのコンバットボックスは見る影もない。もちろん、この大惨事の下手人であるシュネー隊を護衛機が見逃すはずもなく、生き残ったマスタングが一矢報いようと、飛行機雲のエッジを空に刻み付けながら爆撃機編隊の前方へと抜けようとするMe262へ12.7㎜の網を張ろうとする。しかし、その抵抗はすぐに中断を余儀なくされた。

 

『シュバルツェ・リーダーより各機、一撃離脱に専念しろ。雑魚にはかまうな』

 

 高空から切り込んできたのは機体を黒く塗装した12機のHe162。背中に背負ったBMW003から火炎の舌を微かに伸ばしながら逆落としに無防備となった爆撃機隊の背中へ30㎜薄殻榴弾を叩き込んでいく。20㎜砲弾の場合4発重爆撃機を撃墜するには20発程度必要とされているが、大威力の30㎜機関砲弾の場合1発当たるだけでも致命傷になった。事実、シュバルツェ・リーダーの放った30㎜機関砲弾の1発はB-29の3番エンジンと4番エンジンの間の主翼上に直撃し大穴を穿つ。30㎜砲弾の炸裂による大穴の空いた主翼に自重を支える力など残っておらず、瞬時にへし折れてのけぞり、身震いした銀色の機体が眼下の雲へと姿を消していく。自分の戦果を誇る暇もなく、機首を引き起こして離脱体制。ゆっくりと緩慢な旋回を行いながらコンバットボックスから退避しようとするが、ここで邪魔が入る。

 

 《取った!》

 

 1機のP-51Dが、バランスの良い運動性能を生かして急旋回し、シュバルツェ・リーダーのHe162の後ろに飛び出す。エース部隊として知られているシュバルツェ・リーダーの背後を取ったサンダースのパイロットが歓声をあげてトリガーに指をかけようとするが、それよりも早く左へ緩旋回していたHe162がクルリと右へと向きを変えて跳ね上がるように射線から逃れた。もともと安定性がお世辞にもよくないと評価されている機体ではあったが、それを逆手にとってレシプロ機を旋回で振り切るのがエースと呼ばれる人種だといえる。僅かな射撃機会を逃したP-51Dは火炎の帯を残して距離をとるHe162を見送ることとしかできない。

 切り込んだHe162が全機離脱するころには旋回を終えたシュヴァルベが数機ずつの編隊に分かれて再びコンバットボックスへ殴り込んでいった。

 しかし、先ほどのオルカンによる強襲とシュバルツェ隊による奇襲でサンダースの数は目減りしていたが、そこは空軍道最強と呼ばれる航空部隊、すでに体制は立ち直りかけておりサンドバッグになってくれる気はないらしく迎撃準備が整えられており、シュネー隊はそこにまともに突っ込む形になった。

 

 《相手は少数だ!進路上に弾幕を張れ!》

 《奴らの30㎜は弾数が少ない!真正面から突っ込んで無駄撃ちさせてやる!》

 『ぐがっ!?くそ!エンジンが!』

 『こちらシュネー11!左エンジン停止!』

 『邪魔だ骨董品(ロートル)!そこをどけ!』

 《編隊を密に!機銃座は無理に追いかけるな!エリアディフェンスを徹底しろ!》

 《鼻先にブローニングをぶち込んで旋回させろ!ジェットはエネルギーを奪えば怖くねぇ!》

 《エンジンから黒煙を吹いてるやつがいるぞ!集中的に狙え!》

 

 爆撃機は翼が触れ合うほど密な編隊を組み、防御機銃で互いの死角をカバーし合う。戦闘機はこちらを撃墜するのではなく進路上に弾をばらまき網を張るように、そこを通過したジェット機をからめとっていく。向こうもF-80などのジェット機を持っているためか対応が早く適格だ。嫌になるほど堅実で有効な手段を数に任せてやってくる。やりにくいことこの上ない。

 しかし、シュネー隊も伊達にエース部隊を名乗っているわけではなく、速度の鎧を維持し弱い部分を見つけて突入し爆撃機へ致命傷を与えて離脱することを繰り返す。レシプロ機との旋回戦に付き合う義理など存在しない、有利な土俵に引きずり込まれ直線的な飛行をしてしまったP-51が流れ弾の30㎜弾を被弾し胴体が2つに分断され木っ端みじんに砕け散る。

 3機を引き連れて再突入したシュネー・リーダーの前に2機のP-51Dが躍り出てヘッドオン、相対速度が軽く音速を超える中、一方からはやや細く連続的な火箭が、もう一方からは巨大な弾丸が断続的に撃ちはなたれ中央で交錯し互いに襲い掛かる。P-51Dの2機編隊は、どちらもがその銀色の機体に30㎜薄殻榴弾の鉄槌を受けて文字通り粉砕されてしまが、一方のMe262もシュネー3が右エンジンに直撃弾を受けて黒煙を引きながら高度を下げていき、シュネー4は右側の2門の30㎜機関砲を破壊されてしまった。傷つき、動きの鈍ったシュネー5にピラニアのようにP-51Dが群がり瞬く間に火球へと変えていく。

 その光景を目の片隅に焼き付けながら、目と鼻の先に迫ったB-29の特徴的な機首へ向けて一斉射、5発の30㎜砲弾を受けたガラス張りの機首が内側に張られた特殊防弾ガラスに沿うような形にぐしゃりと変形し、両翼からピンクのスモークを引いて落ちていく。速度を殺さずに機首を上げて再上昇、追いすがるように放たれる12.7㎜の光の本流をラダーで機体を滑らせて難なく回避する。完全に離脱したところで緩やかに旋回しながら戦場を俯瞰し一つ舌打ちをする。予想はしていたがいかんせん数が多い、鈍重な戦略爆撃機は4割ほど叩き落したが、残りの6割は健在だ。そして、こちらのジェット部隊はサンダースの密なコンバットボックスと数に頼んだ護衛戦闘機の阻止攻撃で無視できない被害が出始めている。そして何よりの問題が

 

「フェニックスより各機、残弾を報告せよ」

 

 生き残ったパイロットからの報告を聞いてこちらも予想通りと渋い顔を作る。どの機体も残弾が存在しないか、あとわずかという惨状。そういう自分もあと1斉射できるかどうかといったところだ。

 対重爆を想定してつくられたMk.108 30㎜航空機関砲は1門あたり90発とけして多くない。機首に4門が集中配置されているため瞬間火力は絶大だが、継続火力は半ば度外視されていた。欲を言えばもう1割ほど削りたいところだが、理想と妄想の区別ぐらいはつく。後は防空戦闘団や駆逐戦闘航空団、特務戦闘航空団に任せる他ないだろう。

 

「残弾がないものは退避しろ、残っているのなら俺に続いて突っ込んだのち離脱だ。いいな?」

 

 了解、と軽い返事とともにまだ弾を残していた2機が合流し、残りの機は離脱する進路を取った。これが泣いても笑っても最後の攻撃になる、シュネー隊のメンツにかけてあと2機は落としたい。

 スロットルを再び開き、エンジンの音が徐々に甲高くなって行くのを感じ取りながら、複数の島に分かれたコンバットボックスへ突っ込んでいく。頭上から逆落としに攻撃してくるP-51Dの火箭を潜り抜け、進路をふさぐようにヘッドオンしたマスタングの火箭をバレルロールでやり過ごすが、回避が遅れたシュネー9の両翼のエンジンが紅蓮の炎に包まれ一瞬遅れて白く塗装された機体が爆散する。

 マスタングを背中合わせの背面飛行状態でやり過ごし、その先のB-29へ向かうが、味方を守ろうと無茶なロールで背中をこちらに向けて空中衝突を図ろうとしたB-17に行く手を阻まれる。戦争ではない空軍道でここまで思い切りのいい判断が出来るところを見るに、おそらくフライトコンピュータによる自動操縦だろう。もしかしたら、進行方向上の爆撃機のフライトコンピュータが特攻の指示を出したのかもしれない。覆いかぶさってくるB-17の巨体へ向け、シュネー8が躊躇なく残弾全てを叩き込む。被弾面積が極大になったときに、1撃で大型機を破砕できる30㎜砲弾十数発を受けた空の要塞はいともたやすく大爆発を起こし、部品を周囲にまき散らしながら散華する。シュネー8はそのまま高度を下げて離脱し、シュネー1は目の前に発生した黒煙を主翼の端で切り裂きつつ、獲物を照準器へと収めトリガーへと指を駆ける。

 

 ――後は頼んだぜ、Joker

 

 このところ噂になりつつある特務戦のあるパイロットの渾名を思い浮かべつつ、目の前に迫ったB-29の巨体へ向けて引き金を引き絞った。

 

 

 

 戦場からジェットの高音がようやく消え去ったとき、残っていたのは爆撃機67機、戦闘機65機にまでうち減らされたサンダース戦略爆撃飛行隊の姿だった。しかし、半数近くに上る被害を受けたとしてもサンダースの歩みが止まることはない。高度を下げつつ再編成を行った戦略爆撃機は進路を維持し、飛行機雲とともに黒森峰へと向かう。

 そして黒森峰では、パイロットたちの死闘が幕をあげようとしていた。

 

 

 

 

 

 




第5夜間戦闘航空団第2飛行戦隊第6飛行隊
通称シュバルツェ隊は12機のザラマンダーを要する飛行隊です。
某ベルカのように督戦任務は特に帯びていません
まあ、ちょっとでも傷ついた爆撃機に集団で殺到して確実に落とす
戦い方を多用しているので闇夜のハゲワシとか言われてますが(;´∀`)

オルカンの命中精度がおかしいですが、サンダースが迎撃機の接近に備えて
非常に緻密なコンバットボックスを組んで身動きが取れなかったことと
シュネー隊の錬度がぴか一だったことが原因です
オルカン直撃して落ちたやつは、天使と踊る前に不運と踊っちまったんですよ

次からはヘクサーをはじめとするクラウン隊やマイスターのズーク隊が
サンダースのヤーボに追い掛け回されながら空に上がる話でも書きましょうかね

ではまた Good Luck! ノシ
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