そして、ライザー登場です。
早くレーティングゲームに行きてー
よぅイッセーだ
昨日はリアス達が帰った後が大変だった。
俺の殺気に気付いた堕天使ガールズが、リアス達が帰った後に雪崩れ込んできた。
どうやら少し殺気を出し過ぎたみたいだ。
それから3人を落ち着かせて、事情を話して事無きを得た。
でも話し終わった後、3人は剥れてた。
どうやらリアスが、俺の頬にキスしたのが悔しいみたいだ。
3人は部屋へ戻る前にリアスと同じように、俺の頬にキスして行った。
さらに今朝は3人があからさまに嬉しそうにしてた為、速攻アーシアに勘付かれた。
すぐ問い詰められ、レイナーレが白状した。
話を聞いたアーシアは、昨日のレイナーレ達と同じように剥れた。
そして登校直前、アーシアも俺の頬にキスして来た。
そんなこんなで、朝からホントに賑やかで毎日飽きない。
そんでもって昼休みに弁当を食ってたら、旧校舎の方からグレイフィアの魔力を感じた。
イッセー(たぶん昨日の事だろうな)
俺は内心そう思ってた。
さてさてさーて、どうなります事やら。
そして放課後になり部室へ向かう中、俺はレイナーレ達に言う。
イッセー「悪いけど、レイナーレ達は隣の空き教室に待機してくれないか」
俺の頼みに、ドーナシークが聞いて来た。
ドーナシーク「理由を聞いても良いか?」
イッセー「悪魔事情としか言えない」
ドーナシーク「わかった」
俺の答えに、ドーナシークは一言そう言った。
そして、途中で合流した木場と一緒に部室の前に着いた。
イッセー「そんじゃ、また後でな。何か遭ったら魔方陣で呼ぶから」
レイナーレ「わかったわ。気を付けてね」
イッセー「おう」
と言うやり取りをして、レイナーレ達と別れた。
すると、木場が部室の戸を開けようとして何かに気付く。
木場「!まさか、此処に来るまで気配に気付かないなんて」
と悔しそうに言う木場。
イッセー「とりあえず入ろうぜ」
と言って俺達は部室に入る。
部室にはリアスと朱乃、そしてグレイフィアが居た。
リアス「皆揃ったわね。イッセー、レイナーレ達は?」
レイナーレ達が居ない事に気付いて、リアスが尋ねて来た。
イッセー「隣の空き教室に待機させた」
リアス「良い判断よ。流石イッセーね」
俺の答えにそう言うリアス。
グレイフィア「お嬢様、私がご説明しましょうか?」
リアス「いえ、私が説明するわ」
グレイフィアが説明すると言うが、リアスがそう言って止めた。
リアス「実はね」
リアスが説明しようとした時、部室に魔方陣が現れた。
木場「フェニックス」
魔方陣を見て木場が呟く。
木場が呟いた直後、スーツを着崩した金髪男が出てきた。
金髪男「ふぅ、久しぶりの人間界だ」
男がそう言うと、リアスを見て
金髪男「やぁ愛しのリアス、会いたかったぜ」
と言った。
イッセー「誰だコイツ?」
そう呟いた俺に、グレイフィアが教えてくれた。
グレイフィア「この方はライザー・フェニックス様。フェニックス家の三男にして、リアス様の許嫁です」
リアスが俺の所に来た理由が分かった気がする。
すると、ライザーが不満そうにリアスに言う。
ライザー「おいおいリアス、下僕の教育がなってないな。俺を知らないとは」
リアス「教える必要が無いもの」
リアスも不機嫌な表情そう返した。
そしてお互いにソファーに対面にして座りリアスが俺に
リアス「イッセーは私の隣に座って」
と言われた為、言われた通りリアスの隣に座る。
ライザー「いやーリアスの女王が入れたお茶はうまいなぁ」
朱乃「痛み入りますわ」
接客として出されたお茶を、ライザーはわざとらしく褒める。
それに朱乃は笑顔で応えたが、目が笑ってない。
するとライザーは、ティーカップを置くと話を切り出した。
ライザー「さてリアス、式の予定を決めよう」
リアス「いい加減にしてちょうだい!私は貴方と結婚しないわ!!!」
痺れを切らせたリアスが、怒りながらそう言う。
だがライザーは、リアスの意思を否定するような言い方をする。
ライザー「これは両家の間で決まった事だ。お前個人の意見はどうでもいい」
この言葉に、リアスより先に俺がキレた。
イッセー「お前は何様のつもりだ?」
俺の問い掛けに、ライザーが睨みながら言う。
ライザー「なんだ貴様は?上級悪魔同士の会話に口を挟むとは、覚悟は出来ているのか」
イッセー「聞いてるのは此方だ。リアスを道具みたいに言いやがって、何様のつもりだ」
ライザーの言葉に、俺は殺気と魔力を出しながらそう言う。
すると、そこにグレイフィアが入ってきた。
グレイフィア「兵藤様、ライザー様、お引き下さい。私はサーゼクス様の命で此処に来ています。なので、この場では私も遠慮は致しません」
そう言いながら、かなりの魔力と威圧感を出してきた。
これでもまだ抑えてる方か。
ライザー「最強の女王に言われては、引かざるをえない」
イッセー「・・・」
ライザーは冷や汗を掻きながらそう言って引いた。
木場side
グレイフィア様に止められて、ライザーさんは冷や汗を掻いていた。
でもイッセーくんは、後ろからでも分かるくらい平然としていた。
グレイフィア「グレモリー家とフェニックス家の当主様は、こうなる事は分かっておりました。ですから、最終手段を取らせていただきます」
リアス「最終手段?どういう事かしら、グレイフィア」
グレイフィア様の言葉に、部長が睨みながら問い掛けた。
グレイフィア「お嬢様がどうしてもご自分の意思を通されるのなら、レーティングゲームで決着を着けていただきます」
[レーティングゲーム]
それは成熟した悪魔が眷属を率いて、実戦または競技形式で行われるエンターテイメントの事だ。
でも部長はまだ参加できないはず、だとしたら!
グレイフィア「旦那様は、リアス様が拒む事を見越して予め準備していました」
リアス「つまりは私が拒んだ場合は、こうして婚約を成立させるつもりだったのね。何処まで私の人生を弄べば気がすむのかしら!!!」
グレイフィア様の説明を聞いて、部長はかなり悔しそうだった。
するとイッセーくんが部長に言う。
イッセー「良かったなリアス、出来レースにならなくて」
イッセーくんの言葉に、ライザーが怒りながら聞く。
ライザー「おい小僧!!それはどういう意味だ!!!」
イッセー「そのままの意味だ。この婚約は破談になるって事だよ」
ライザーの問いに、イッセーくんは得意気に答えた。
木場(まるで挑発だな)
僕は内心そう思った。
するとライザーは、不適な笑みを浮かべてイッセーくんの言葉を否定する。
ライザー「それはあり得ないな。俺の眷属だけとなら勝てるかも知れないが、俺が居る限りそれはない」
得意気にそう言うライザーに、僕は内心苛立っていた。
でもライザーはさらに続ける。
ライザー「それに、この中でリアスの他に戦えそうなのは女王くらいだろ。まさかとは思うが、リアスの眷属はこれで全員か?」
リアス「そうよ」
部長が答えると、ライザーは笑いながら言う。
ライザー「ハハハハ!!おいおいこんなんじゃ勝負にならないな。リアスの眷属が6人に対して」
パチンッ
ライザーが指を鳴らすと、ライザーの眷属が一斉に現れた。
ライザー「此方は15人フルメンバーだ」
そう言うライザーに、イッセーくんがさらに挑発する。
イッセー「フェニックスの特性は不死身の体と炎だったな。特性に頼るだけの自惚れって訳か」
リアス、朱乃、黒歌、白音、木場「プッ」
グレイフィア「・・・」
イッセーくんの挑発に、僕達は吹いてしまった。
グレイフィア様も必死で笑いを堪えている。
そしてライザーさんは、顔を真っ赤にして怒っていた。
ライザー「貴様、俺を愚弄する気か!!!」
激昂するライザーに、ライザーの女王が宥める。
ライザーの女王「ライザー様、どうか落ち着いて下さい」
ライザー「そうだなユーベルーナ、一旦落ち着こう」
そう言うと堂々とキスを始めた。
しかもただ触れるだけじゃなく、大人のキスをしている。
アーシア「朱乃さん、前が見えません」
白音「姉様、何故目を隠すんですか?」
ライザーの行動を読んで、朱乃さんはアーシアさんの、黒歌さんは白音ちゃんの目をそれぞれ塞いでいた。
2人共、ナイスです。
イッセー「お前、ホントにリアスを愛する気があるのか?」
明らかに怒気を含んだ声でライザーに聞くイッセーくん。
ライザー「あぁ愛するぞ、俺のハーレムの1人としてな」
悪びれもなく答えるライザー。
イッセー「お前みたいなクズに、リアスは不釣り合いだ」
ライザー「ミラ、殺れ」
ミラ「はい」
イッセーくんの言葉に、ライザーが眷属の1人を嗾ける。
ミラと呼ばれた少女は棍棒でイッセーくんに襲い掛かる。
ピタッ
ミラ「え?」
イッセーくんは指1本で止めてしまった。
ライザー「な、なに!?」
ライザーも、その眷属も驚いていた。
そしてイッセーくんはゆっくりと立ち上がり
イッセー「ほい!」
ボコッ
ミラ「グフッ」
ミラと言う子のお腹に蹴りを入れた。
そしてそのままライザーの下へ飛んで行き、ライザーがそれを受け止めた。
ライザー「ミラ!貴様、よくも俺の眷属を!!!」
イッセー「お前が仕掛けさせといてよく言うぜ。俺はただ、火の粉を払っただけだぜ」
ライザーの怒りに、イッセーくんはそう言った。
すると、またグレイフィア様が口を開く。
今度はさっきより威圧が強い。
グレイフィア「兵藤様、ライザー様いい加減にして下さい。それに、今のは兵藤様の方が正しいです。ご自分で仕掛けさせたのですから、反撃されても文句は言えません」
ライザー「ぐっ!」
グレイフィア様の言葉に、ライザーは苦虫を噛み潰したような顔になる。
グレイフィア「それでお嬢様、このゲーム受けますか?」
リアス「当然受けるわ」
グレイフィア様の問いに、部長は答えた。
ライザー「へぇー受けるのか。リアス、負けた時の言い訳を考えておけよ」
そう言ってライザーとその眷属は帰って行った。
イッセーside
ライザーが帰った後、グレイフィアに聞いてみた。
イッセー「グレイフィア、トレーニング期間をくれないか?」
グレイフィア「トレーニング期間ですか?」
俺の頼みに、グレイフィアが鸚鵡返しをして来た。
イッセー「あぁ、初めてのゲームだからルールの確認や連携訓練もしたいしな」
グレイフィア「わかりました。では10日間の期間を設けます」
俺が理由を言うとグレイフィアは承諾してくれた。
イッセー「それだけ在れば充分だ」
こうして俺達は、ゲームに向けての訓練が始まった。
はい今回は此処までになります。
次回はグレモリー眷属特訓です。
ちなみに木場まだイッセーの過去を知りません。