イッセーとゼノヴィアの実力の差。
ゼノヴィアは何を思う。
よぅイッセーだ
俺は、ゼノヴィアの余りにも勝手な言い分に、思わず魔神化する所だった。
ゼノヴィア「別にふざけてなどいない。私はただ当然の事を言っただけだ」
イッセー「随分 身勝手に成った物だな、教会ってのも」
笑みを浮かべながらそう言うゼノヴィアに、俺はそう言った。
ゼノヴィア「どういう意味だ」
さっきの笑みが消えて、俺を睨みながら聞くゼノヴィア。
イッセー「そりゃそうだろ[汝罪を憎めど人を憎まず]そんな基本中の基本を捨ててるような奴ら、身勝手 以外に例えが有るか?アーシアが悪魔を治療したのも、その基本に従っただけだ。それが気に入らないから追放なんて、身勝手過ぎだろ」
ゼノヴィア「悪魔は敵だ。その悪魔を治療するなど、それこそふざけている」
イリナ「・・・」
ゼノヴィアがそう言う中、イリナは悲しげな表情で俯いていた。
イッセー「それに、教会には狂信者まで居る始末だ」
ゼノヴィア「狂信者とはどういう事だ。何を根拠にそんな事を言う!!」
俺の言葉に、ゼノヴィアは少し怒気を含んで問い質す。
イッセー「聖剣計画」
イリナ「!?」
ゼノヴィア「!?」
やっぱり2人共知ってたな。
イッセー「罪の無い子供達を実験サンプルのように扱い、不要に成れば毒殺と言う残酷さ。そんな奴らに支えられてちゃ、神様も不憫だな」
ゼノヴィア「貴様!!!」
俺の言葉に激怒したゼノヴィアは、聖剣で斬り掛かってきた。
俺は右手に獄炎を纏って受け止めた。
パシッ
ゼノヴィア「な、なんだと!?」
イリナside
私は最初、イッセーくんが悪魔に成ったと気付いた時は悲しかった。
でも、種族が変わってもイッセーくんは変わってなかった。
誰かの為に、自分に出来る事は精一杯する。
私は、そんなイッセーくんが昔から大好き。
だから、ゼノヴィアがイッセーくんの家でイッセーくんを挑発した時は本気で怒った。
そして、ゼノヴィアがアルジェントさんに執拗な言葉を浴びせた時も私は止めた。
でもゼノヴィアは、昔から聞く耳を持たないから私も困ってる。
イッセー「聖剣計画」
そんな中、イッセーくんからその言葉が出た時は本当に驚いた。
そして、イッセーくんの挑発にも似た言葉に、ゼノヴィアはイッセーくんに斬り掛かった。
パシッ
ゼノヴィア「な、なんだと!?」
イッセーくんはそれを素手で受け止めた。
そして、その手は何故か黒く成っていた。
イッセー「これがお前達のやり方か」
ゼノヴィアを睨みながらそう言うイッセーくん。
でも、私はイッセーくんの顔を見てさっきより驚いた。
イッセーくんのおでこに、黒い太陽みたいな模様が浮かんでいた。
イッセー「自分達の気に入らないモノは排除する。そんな考えだから、聖剣計画なんて非道な事をする奴まで出てくるんだ。もしお前が、それでもアーシアを斬るって言うなら天使陣営 全てが俺の敵だ」
ゼノヴィア「それは我々への挑戦か?」
イッセーくんの決意を込めた言葉に、ゼノヴィアはそう聞いた。
イッセー「解釈はそっちに任せる」
聞かれたイッセーくんはそう返す。
イリナ(ゼノヴィア、気付いてないの?イッセーくんから感じる、この桁外れの魔力に)
私がそう思ってると、グレモリー眷属の男の子が話に入って来た。
男の子「その戦い、僕にヤらせてくれないか」
イッセーside
木場「その戦い、僕にヤらせてくれないか」
俺とゼノヴィアが話してると、木場が話に入って来た。
イッセー「ダメだ。目先の事に囚われてるお前じゃ、実力の1割も出せずに負ける」
木場「なら、イッセーくんなら勝てるのか?」
イッセー「楽勝だ」
俺の忠告を聞いて、木場がそう聞いて来た。
それに俺は、当然のように言った。
ゼノヴィア「随分と余裕だな。それとも、ただの自惚れか?」
イッセー「それはお前だ」
俺と木場の会話を聞いて、ゼノヴィアが不満そうに言った。
それに俺は、お返しに上から目線で返した。
ゼノヴィア「ならば、何方が強いか教えてやる」
イッセー「さてさてさーて。一丁戦るか」
そして俺達は、旧校舎の前に在る、芝生の広場に来た。
ゼノヴィア「それでは、始めようか」
そう言いながら、ゼノヴィアはマントを脱ぎ捨てた。
そして露に成ったのはボンテージみたいな戦闘服だった。
イッセー「あれま。随分と刺激的な服だな」
ゼノヴィア「動きやすさを追求した結果だ」
俺の感想に、何故かゼノヴィアは誇らしげに言う。
リアス「イッセー、結界 張ったわよ」
イッセー「サンキュー、リアス」
リアスの計らいに、俺は礼を言う。
イッセー「そんじゃ、来いよ」
俺はそう言いながら
ゼノヴィア「ほう、魔力を武器に出来るのか」
獄炎の黒刀を見て、ゼノヴィアをそう言った。
そしてゼノヴィアは幹竹で斬り掛かって来た。
俺はそれを風が通り過ぎるように躱して、ゼノヴィアの後ろに回り込んだ。
ゼノヴィア「何処だ!?」
イッセー「後ろだ」
ゼノヴィア「!?」
ゼノヴィアの問いに、俺は一言そう答えた。
するとゼノヴィアは、すぐさま間合いを取った。
ゼノヴィア「まぐれだ!まぐれは2度と無い」
そう言って、今度は切っ先を向けて突っ込んで来た。
俺はさっきと同じように躱して、ゼノヴィアの首元に刃を突き付けた。
イッセー「1度目がまぐれなら、2度目は何だよ」
ゼノヴィア「な!!!」
俺の言葉に、ようやく状況を理解して驚くゼノヴィア。
イリナ「ゼノヴィア、貴女の負けよ。イッセーくんが寸止めしたから良かったけど、これが本気だったら貴女の首は今頃 落ちてるわよ」
そこにイリナが、言い逃れ出来ないように逃げ道を塞いだ。
ゼノヴィア「何故だ!!魔力も殆ど感じないお前なんかに!?」
イッセー「なら集中して感知してみろよ」
ゼノヴィアの問いに、俺はそう言って[少しだけ]魔力を上げた。
イリナ「ええ!!!」
ゼノヴィア「な、なに!!?」
俺の魔力を感じて、2人共腰を抜かして驚いた。
イッセー「これで分かったか?ゼノヴィアと俺とじゃ、力の差が在りすぎるんだ。それにお前は剣に頼り過ぎだ。逆に振り回されて、今みたいに足元を掬われる」
ゼノヴィア「・・・」
俺の言葉に、ゼノヴィアは悔しそうな表情で黙ってしまった。
イリナ「行くわよゼノヴィア。余り長居は出来ないわ」
ゼノヴィア「あぁ」
イリナの言葉を受けて、ゼノヴィアは一言返事をしてマントを羽織る。
イリナ「それじゃあ皆さん、さようなら」
そう言って立ち去ろうとするイリナに俺は言った。
イッセー「イリナ、ヤバそうだったら俺の所に来いよ。いつでも力に成ってやるから」
イリナ「ありがとう、イッセーくん」
そう言うと、イリナは昔のまま変わらない笑顔で礼を言う。
そしてゼノヴィアと共に、学園を後にした。
はい、いかがでしたでしょうか?
戦いと言う名の翻弄遊びからのお説教。
精神年齢も経験も違い過ぎて、まさに子供をあしらう大人ですね。(見たまんま)
それでは次回もお楽しみに