ハイスクールD×D 転生した魔神   作:I S S E I

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お待たせしました。

いやいよイッセーが、[あれ]を出します。

それでは本編どうぞ。


暴かれた真実 魔神の逆鱗

木場side

 

僕は今、フリードと剣戟を繰り広げていた。

 

禁手に至る前より、フリードの動きを捉える事が出来る。

 

すると、バルパーが狼狽えながらで言う。

 

バルパー「せ、聖魔剣だと!?有り得ない!相反する力が融け合う事は無い筈だ!」

 

どうやら、かなり動転してるみたいだ。

 

すると、ゼノヴィアと紫藤さんが横からフリードに斬り掛かった。

 

その瞬間、フリードは後ろに飛び退いて避けた。

 

ゼノヴィア「木場祐斗。まだ共同戦線は生きているか?」

 

木場「だと思うけど」

 

ゼノヴィアの問い掛けに、僕は一言そう答えた。

 

ゼノヴィア「ならば、共にあれを破壊しよう」

 

木場「良いのかい?」

 

ゼノヴィアの提案に、僕は聞き返した。

 

ゼノヴィア「構わない。あれは最早、エクスカリバーの力を持った異形の剣だ」

 

木場「分かった」

 

ゼノヴィアの答えに、僕は頷いた。

 

イリナ「私も一緒に戦うわ。私だって、聖剣使いなんだから」

 

そう言って、紫藤さんもゼノヴィアの隣に立った。

 

すると徐に、ゼノヴィアがエクスカリバーを地面に刺した。

 

ゼノヴィア「ぺトロ、バシレイオス、ディオニュシウス、そして聖母マリアよ。我が声に耳を傾けてくれ」

 

そして右腕を横に伸ばして、言霊を唱えた。

 

すると空間が開いて、鎖が巻かれた剣の柄が出てきた。

 

ゼノヴィア「この刃に宿りしセイントの御名において、我は解放する。聖剣デュランダル!!!」

 

デュランダルだって!?

 

エクスカリバーに並ぶ程の聖剣じゃないか!!

 

バルパー「デュランダルだと!?」

 

フリード「おいおい、マジかよ」

 

コカビエル「貴様、エクスカリバーの使い手では無かったのか!?」

 

デュランダルの出現に、バルパーやフリードだけじゃ無くコカビエルさえも驚いていた。

 

バルパー「バカな!私の研究では、まだデュランダルを扱える域では無い筈だ!」

 

ゼノヴィア「残念だったな。私はフリード・セルゼンや因子を授かった者とは違って、数少ない天然物なんだ!」

 

バルパーの否定的な言葉に、ゼノヴィアがそう答えた。

 

バルパー「完全適性者、真の聖剣使いと言う事か!!」

 

成る程ね、彼女は本当に神の祝福を受けたんだな。

 

ゼノヴィア「デュランダルは汎ゆるモノを切り刻む暴君でね。私の言う事も碌に聞かない。だから普段は異空間に仕舞ってるんだ」

 

ゼノヴィアの言葉の直後、デュランダルからエクスカリバー以上のオーラが溢れて来た。

 

木場(これが、デュランダルか)

 

フリード「チッ漫画みたいな展開してんじゃねえよ!!!」

 

そう良いながら、フリードがゼノヴィアに斬り掛かった。

 

そして剣同士がぶつかり、激しい剣戟が繰り広げられた。

 

ピキッ

 

すると、エクスカリバーに亀裂が入った。

 

フリード「な、何だと!?」

 

ゼノヴィア「ふん、所詮は紛い物と言う事か」

 

フリードが驚いていると、ゼノヴィアが吐き捨てるようにそう言った。

 

フリード「チッ、ガラクタが!!」

 

フリードが悪態をつくと、ゼノヴィアがフリードに斬り掛かった。

 

すると、フリードはそれを高速の動きで間合いを取りながら躱した。

 

フリード「クソが!!」

 

木場(逃がさない!)

 

僕は一瞬でフリードの後ろに回り込んだ。

 

フリード「!?いつの間に!!」

 

木場「覚悟しろ!!その剣ごと、お前を斬る!!!」

 

フリード「この、死に損ない如きが!!!」

 

僕の言葉に、フリードはそう言って斬り掛かった。

 

僕はそれを迎え撃った。

 

渾身の力を込めて。

 

バキンッ

 

そして刀身同士がぶつかった瞬間、エクスカリバーが真っ二つに折れた。

 

フリード「そ、そんなバカな!!!」

 

木場「そんな剣で、僕達の想いは壊せやしない!!!」

 

驚いているフリードに、僕はそう言った。

 

木場「見ていてくれたかい?僕達は、エクスカリバーを越えたよ!!」

 

僕は、聖魔剣を見詰めながらそう呟いた。

 

イッセーside

 

イッセー「木場の奴、ヤりやがったな」

 

俺は木場の戦いを見て、そう呟いた。

 

イッセー「それにしても、まさかこのタイミングで禁手(バランス・ブレイカー)に至るなんてな」

 

ドライグ(禁手(バランス・ブレイカー)は力量と切っ掛けさえ在れば開花する。あの騎士の場合が今だったって訳だ)

 

俺が感心してると、ドライグが補足を呉れた。

 

そんな会話をしてると、木場とゼノヴィアとイリナがバルパーに迫った。

 

木場「同士達の仇、此処で取らせて貰う!!」

 

ゼノヴィア「観念して十字を描け!!」

 

イリナ「これで年貢の納め時よ!!」

 

3人がそれぞれ、切っ先をバルパーに向けてそう言った。

 

でもバルパーは、それ所じゃ無いくらい狼狽えていた。

 

それに何処か絶望してるようにも見える。

 

バルパー「そうか、分かったぞ!!聖と魔は本来相容れない力!!それが交わると言う事は、魔王だけで無く神も」

 

バルパーが何かぶつぶつ言ってると、光の槍がバルパー目掛けて飛んで来た。

 

ズンッ

 

バルパー「ガハッ!!!」

 

バルパーは槍が刺さった瞬間、吐血した。

 

イッセー「コカビエルの仕業か!!」

 

俺はそう言って、上に居るコカビエルを見た。

 

バルパー「コカビエル・・な、何故だ!?」

 

途切れ途切れにバルパーはコカビエルに聞いた。

 

するとコカビエルは、バルパーを嘲笑うように答えた。

 

コカビエル「何、用済みに成ったから殺すだけだ」

 

コカビエルの言葉を聞いた直後、バルパーは息絶えた。

 

そしてコカビエルは、俺の方を見て言った。

 

コカビエル「さぁ、余興は此処までだ!赤龍帝、俺と戦え。伝説に名高い赤龍帝の力、戦争の前に味わいたい!!!」

 

するとゼノヴィアが、コカビエルに向かって叫ぶ。

 

ゼノヴィア「ふざけるな!!!そんな事をすれば、何れだけの人の命が失われるか分かっているのか!?貴様は、神の名のもとに断罪してやる!!!」

 

ゼノヴィアの言葉を聞いて、コカビエルは笑いながらとんでもない事を言った。

 

コカビエル「神?ふん、よく居もしない者の為に其処まで信仰 出来るな」

 

イッセー(コカビエルの奴なんて言った?神が居ないだって?)

 

するとドライグが話し掛けて来た。

 

ドライグ(相棒、確かに魔王と一緒に神も死んでいる。聖と魔は相容れない力。それが融け合うと言う事は、そう言う事だ)

 

イッセー「・・・」

 

ドライグの言葉を聞いて、俺は察した。

 

アーシアが救われなかった理由。

 

何で聖剣計画なんてモノが野放しに成ってたのか。

 

全部説明が付く。

 

イッセー(だとしたら不味い!!!)

 

俺が察した時、ゼノヴィアがコカビエルに聞き返した。

 

ゼノヴィア「居もしないとはどういう事だ!?」

 

コカビエル「おっと、口が滑ったな。まぁ良いか、どうせ戦争するんだ。黙っていても仕方ないか」

 

コカビエルがそう言った時、俺は止めに入った。

 

イッセー「止めろコカビエル!!!その口を閉じろ!!!」

 

だかコカビエルは、そのまま続けた。

 

コカビエル「ほう!赤龍帝は気付いたか、まぁ良い。先の戦争で魔王だけで無く、神も死んだのさ」

 

イッセー、コカビエル以外「なっ!!!」

 

いち早く察した俺とコカビエル以外の皆が驚いた。

 

特にアーシア、イリナ、ゼノヴィアは絶望の表情だった。

 

ゼノヴィア「嘘だ!!主が死んでいるなんて、信じられるか!!!」

 

ゼノヴィアが否定したけど、コカビエルが確信を付いた。

 

コカビエル「いや死んでいる。その聖魔剣が良い証拠だ。本来ならば、聖と魔は交わらん。なのに今、聖と魔が交わっている。その意味が分かるだろ」

 

ゼノヴィア「そ、そんな」

 

イリナ「それじゃあ、神の愛は何処に!?」

 

アーシア「くすんっ、ひっく」

 

ゼノヴィアとイリナは剣を地面に落とし、絶望して膝を付いて頭を抱えた。

 

アーシアに関しては言葉にならず泣く事しか出来てない。

 

コカビエル「ふん、ミカエルは良くやっている。神の代わりに天使と人間を纏めているからな。[システム]さえ機能していれば、神への祈りも祝福も悪魔祓いもある程度は機能するからな」

 

コカビエルの言葉を聞いて、何とか立てていたアーシアも崩れ落ちた。

 

すぐに俺が支えたけど、目には光が無かった。

 

俺はこの時点で、我慢の限界だった。

 

イッセー「コカビエル、何故 止めたのにばらした。コイツ等がこうなる事が、分からなかった訳じゃねえだろ!!!」

 

俺が声を荒らげながらコカビエルに聞いた。

 

でもコカビエルの答えが、俺の[逆鱗]に触れた。

 

コカビエル「分かっていたさ、だから言ったんだ。俺はこう言うのも嫌いでは無いからな」

 

イッセー「許さねえ」

 

俺が静かにそう呟くと、ドライグがコカビエルに話し掛けた。

 

ドライグ〈堕天使コカビエル〉

 

コカビエル「ほう、赤龍帝か。何の用だ?」

 

話し掛けられたコカビエルは、笑みを浮かべながら聞いた。

 

ドライグ〈今のうちに、念仏でも唱えておけ。お前は、決して踏んではならない地雷を踏んだ〉

 

ドライグの忠告と同時に、俺は[今の]全力の魔力を解放した。

 

イッセー以外「!?」

 

俺の魔力にこの場に居る者全てが驚いた。

 

俺は翼(悪魔)と赤龍帝の籠手を出して、コカビエルと同じ高さまで飛んだ。

 

イッセー「コカビエル、覚悟しろ。お前の罪を、俺が断罪してやる」

 

俺はそう言って、ドライグの力を解放した。

 

イッセー「禁手化(バランス・ブレイク)

 

[Welsh Dragon Balance Breaker]




いかがでしたでしょうか?

ついにイッセーの禁手を発動しました。

次回はコカビエル、フルボッコタイムです。

それでは、また次回をお楽しみに
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