作者「気付く人は気付くだろうなぁ」
イッセーside
アザゼルに攻撃を仕掛けたのはヴァーリだった。
アザゼル「んで、どういう事だヴァーリ」
ヴァーリ「実はコカビエルの羽を持ち帰る途中に勧誘を受けてね。僕は戦うのが生き甲斐みたいなモノだから、勧誘を受け入れたんだ。それに僕には大きな目標が有るからね。
裏切りの理由を堂々と語るヴァーリ。
イッセー「女で戦闘狂ってか」
ヴァーリ「なんだ、気付いていたのか」
俺がそう言うと、ヴァーリは関心した表情でそう言った。
アザゼル「ヴァーリの性別は置いといて、とりあえず自己紹介しろよ。同じく魔王の末裔さんよ」
リアス「魔王の末裔ってどういう事よ!?」
アザゼルの言葉にいち早く反応したのはリアスだった。
ヴァーリ「僕の名は、ヴァーリ・ルシファー」
アザゼル、ヴァーリ以外「!?」
まさかの名字に俺を含めてアザゼルとヴァーリ以外の皆が驚いた。
ヴァーリ「僕は先代魔王の孫である父と、人間の母との間に生まれたハーフなんだ。奇跡という言葉は、僕の為に有るのかもね」
ヴァーリはそう言った直後、悪魔の翼を5対10枚を出した。
イッセー「羽の枚数からして、最上級悪魔クラスは固いな。さてさてさーて、ヴァーリちゃんの望みは
ヴァーリ「お察しの通りだよ。僕はあの時から君と闘いたくて使用が無かったんだ」
俺の読みを聞いて嬉しそうに肯定するヴァーリ。
イッセー「にししし、そんじゃあ闘るか」ポキポキ
俺は意気込みながら指の関節を鳴らす。
だけどいきなり学園を囲んで5つの魔方陣が現れた。
それと同時に、直径5メートルは有る巨大な魔力弾が出てきた。
イッセー「おいおいおーい、これはどういう事だ!?」
ヴァーリ「どうやら魔法使い達が何処かで予め生成した魔力弾を、術者と共に転移魔法で此処に照準を合わせたって処だろうね」
俺が驚いてると、ヴァーリが分析していた。
イッセー「(ヴァーリの反応から見て、知らなかったって様子だな)くっそ、ロストヴェインさえ有れば」
俺がそう呟くと、フードの女が俺の肩を叩いた。
トントン
イッセー「なんだこんな時に!?」
フードの女「これを」
俺が振り向くと、女がある物を俺に渡してきた。
イッセー「!こ、これは!?」
リアスside
私はとてつもなく焦っていた。
推定でも5メートルは有る魔力弾が5つ。
しかも学園を囲むように配置されていた。
リアス「お兄様、どうにか成りませんか!?」
サーゼクス「流石にこの大きさの魔力弾を、しかも別方向に配置されている魔力弾を同時に対処は無理だ」
お兄様に頼ったけど、お兄様までもがこの回答。
私は学園が無くなる事を覚悟した。
でも、その時イッセーの声が聞こえた。
イッセー「「「「「
ズドオオオォォォン
爆発音がして、魔法使い達が消し飛んだ。
イッセー「「「「「何とかなったな。久しぶりだから扱えるか不安だったけど」」」」」
声がした方を見ると、イッセーが5人居た。
イッセー、フードの女 以外「何で5人居る(んだ)(のよ)(んですか)!?」
私達の叫びが校庭に響いた。
NOside
イッセーとフードの女以外の面々が絶叫した後(のち)、イッセーが皆の疑問を噛み砕いて説明した。
イッセー[本体]「簡単に言えば実像分身だ。こんなふうにな」
イッセーはそう言って分身を増やし、リアス、朱乃、アーシア、黒歌、白音、ゼノヴィア、ギャスパー、イリナ、ソーナを後ろから抱き締めた。
リアス「イッセー!?///」
朱乃「イッセー君!?///」
アーシア「イッセーさん///」
黒歌「イッセー!?///」
白音「イッセーさん!?///」
ゼノヴィア「イッセー!?///」
ギャスパー「イッセー先輩!?///」
イリナ「イッセー君!?///」
ソーナ「イッセー君!?///」
いきなり後ろから抱き付かれ、照れながら驚く面々。
イッセー「「「「「「「「「嫌か?」」」」」」」」」
リアス「嫌じゃないわ///」
朱乃「嬉しいです///」
アーシア「嫌じゃありません///」
黒歌「このままが良いにゃ///」
白音「毎日して下さい///」
ゼノヴィア「いじわるな聞き方をするな///」
ギャスパー「落ち着きます///」
イリナ「恥ずかしいけど、嫌じゃないよ///」
ソーナ「嫌ではありません///」
アザゼル「この状況でイチャつくな!!!」
それを見て、アザゼルが見かねて突っ込んだ。
イッセー「「「「「「「「いやー、緊張を解そうかと」」」」」」」」
アザゼル「時と場合を選びやがれ!!!」(怒)
イッセーの砕けた態度に、アザゼルが更に怒って突っ込んだ。
イッセー「「「「「「「「「さてさてさーて、そんじゃあ赤と白の喧嘩を始めるか」」」」」」」」」
イッセーはそう言って分身を消し、こっそりとフードの女に剣を返した。
イッセー「行くぞ、ヴァーリ」
ヴァーリ「待っていたよ、この時を」
2人は間を置いて唱えた。
イッセー「
ヴァーリ「
〈Welsh dragon Balance Breaker〉
〈Vanishing dragon Balance Breaker〉
そして、2人は鎧を纏った。
アザゼル side
兵藤一誠とヴァーリは鎧を纏い、ヴァーリが地上に降りてゆっくりとお互いに距離を縮める。
だが、何より驚くのは2人のオーラだ。
アザゼル「まさか、兵藤一誠の力がこれ程とはな。ヴァーリとほぼ互角だ」
リアス「私達としてはヴァーリがイッセーと互角なのが驚きよ」
俺が兵藤一誠を評価すると、リアス・グレモリーがそう言った。
そうしている間に、2人が間合いに入った。
ガアアアァァァン
爆発音にも似た衝突音が響き渡る。
イッセー「ヤるじゃねえか、女が此処までヤるなんて驚いたぜ」
ヴァーリ「フン、僕の目的は最強に成る事だからね。これくらい当然だよ」
お互いの右拳を突き合わせて嬉しそうに話す2人。
アザゼル「おいおい、拳を付き合わせただけでこの衝突音。ヴァーリの実力は把握していたが、兵藤一誠も化け物じゃねえかやっぱり!!!」
俺は驚くしかなかった。
ヴァーリの強さは幼い頃から見てきた。
だが、兵藤一誠の力も異常だった。
ドドドドドドドドドド
ビキッ バキッ
会話が終わった瞬間からの拳打の応酬。
2人の拳圧で地面に亀裂が入っていく。
アザゼル「おいおい、2人をあのまま戦わせて良いのかよ?このままじゃ地形が変わっちまうぞ!!!」
サーゼクス「しかし、止めるにしてもあのオーラの渦に飛び込めば無事では済まないぞ」
ミカエル「確かにそうですね。あのオーラは私が知っている歴代二天龍の中でも別格です」
俺が慌てる中、サーゼクスに止められ、ミカエルがそう語った。
確かに俺が知る限りでも、歴代の中で別格だ。
すると、2人はいきなり殴り合いをやめて距離を取った。
イッセー「どうだヴァーリ、身体は暖まったか?」
ヴァーリ「あぁ、もう十分だ」
俺は耳を疑った。
あれだけの殴り合いが全部ウォームアップ。
黒歌「い、イッセー、いくらなんでもそれはやり過ぎにゃ。もし2人がこのまま更に力を上げたら、結界が持たないにゃ」
確か、アイツは猫又だったな。
となると仙術で察知したか。
アザゼル「こりゃ、俺達でマジの結界を張るしかないな。サーゼクス、セラフォルー、ミカエル、俺達で結界を張るぞ。部下達の結界じゃ持たねえ」
フードの女「それには及びません」
俺は3人に協力を仰いだ。
しかし、フードの女がそれを止めた。
ミカエル「それはどういう事ですか?」
フードの女「私が結界を張ります。
フードの女がそう唱えた瞬間、2人を隔離するように10メートル程のドーム状のダイヤのような結界が現れた。
フードの女「これで回りへの被害は無くなりました」
サラっととんでもない事を言うフードの女。
ミカエル「そういえば、貴女にはこの結界が有りましたね」
ミカエルが思い出したようにそう言った。
アザゼル「おいミカエル、あの結界は何なんだ?」
ミカエル「あれは
俺がミカエルに結界の事を聞くと、ミカエルはそう説明した。
イッセー「にししし、これなら思いっきり暴れても心配いらないな」
すると兵藤一誠は結界を見て安心した様子でそう言った。
アザゼル「おい兵藤一誠、お前この結界を知っているのか?」
俺は兵藤一誠の様子から察してそう聞いた。
イッセー「それについては後で話すから待ってな。今はこの喧嘩を楽しませろ」
ヴァーリ「それは同意見だ。万年独身のオタク総督は黙っててくれ」
兵藤一誠の返答にヴァーリが俺の禁句を言った。
アザゼル「ゴラアアアァァァ!!!それは言うなって言ってるだろうがあああぁぁぉ!!!」
俺は堪らずヴァーリに叫んだ。
ヴァーリ「そんな事よりも、そろそろ本気で行こうか」
イッセー「そうだな。本気を出すのは
2人がそう言った瞬間、雰囲気が変わった。
イッセー side
まさか[アイツ]まで此方に来てるとは思わなかったぜ。
ロストヴェインを渡された時はマジで驚いた。
通りで懐かしい気配だった訳だ。
これが終わったら聞いてみるか。
一様ロストヴェインはまた預けたし、今はヴァーリとの喧嘩を楽しむか。
イッセー「にししし、一気にギアを上げるぞ」
ヴァーリ「そうだね。僕もそうするよ」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
俺達はさっきより更に速い打ち合いをした。
〈Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost〉
ヴァーリ「君にはもう印が付いてるんだよ」
〈Divid Divid Divid Divid Divid Divid Divid Divid Divid Divid Divid Divid〉
俺が倍加すると、ヴァーリがそう言って半減させてきた。
イッセー「やっぱりそれが少し厄介だな。ならこれでどうだ」
俺は右手に獄炎を収束させ、ソフトボール状に形成した。
イッセー「
俺は野球のようにヴァーリに向かって投げた。
ヴァーリ「当たらなければどうという事はないよ」
そう言って[弾]を避けた。
イッセー「甘いぜヴァーリ」
ドカアアアァァァン
ヴァーリ「しまった!!!」
爆発する獄炎は、その名の通り着弾するとすぐに爆発する。
ただ弾を避けただけじゃ逃げきれない。
ヴァーリが距離を取ってくれたから本気で撃てた。
ヴァーリ「ハァ、ハァ、ハァ」
獄炎が止んでヴァーリが膝を付いて息を切らしていた。
ヴァーリ「まさか着弾した直後に爆発するとはね。迂闊だったよ」
イッセー「にししし、油断大敵って言うだろ。それに殆ど中心に居たからダメージがデカイだろ。そろそろ本気じゃなくて全力に成れよ」
俺は途中からヴァーリがまだ力を抑えてる事に気付いた。
ヴァーリ「アルビオン、彼はこう言ってるけど使うかい?」
アルビオン〈自重しろヴァーリ。と言いたいが、この男の強さは本物だ。15分だ、それ以上は寿命を使ってしまう〉
イッセー「相談は終わったか?」
俺は頃合いを見てそう生きた。
ヴァーリ「うん、見せてあげるよ。僕達の力を」
ドオオオォォォン
すると、ヴァーリのオーラが跳ね上がった。
ヴァーリ「我、目覚めるは━━」
〈消し飛ぶよっ!〉〈消し飛ぶねっ!〉
ヴァーリとは違う声も聞こえる。
ヴァーリ「覇の理に全てを奪われし二天龍なり━━」
〈夢が終わるっ!〉〈幻が始まるっ!〉
ヴァーリ「無限を妬み、無幻を想う━━」
〈全部だっ!〉〈そう、すべてを捧げろっ!〉
「我、白き龍の覇道を極め━━」
「「「「「「「「汝を無垢の極限へと誘おう━━ッ!」」」」」」」」
『
そう唱えた瞬間、ヴァーリは光に包まれた。
そして、人形がどんどん異形に変わっていく。
光が止むと、ヴァーリの姿が完全にドラゴンに成っていた。
ヴァーリ『これが僕達の全力、覇龍だ』
イッセー「なら俺は、[俺自身の本気]を見せてやるよ」
俺はそう言って禁手化を解き、魔力を最大まで上げた。
区切りが良いから今回は此処までです。
フードの女、誰でしょうね。(笑)