お楽しみあれ
俺、命狙われます
よぅ皆 イッセーだ
黒歌達を助けてから早くも5年が過ぎた。
この5年の間に変わった事は、黒歌達の正体が両親にバレた。
理由は単純だ。
黒歌達がもとの姿で昼寝をしていた時、俺の部屋を掃除しに来た母さんに見付かったからだ。
当たり前だが、帰ってから両親に問い詰められた。
そりゃそうだよな。
ただの猫だと思ってたら、実は妖怪でしたなんてあり得ない話だ。
でも黒歌達が身寄りが無いこと、俺に助けられるまで生きるか死ぬかの瀬戸際に居た事をおおまかに説明すると両親は号泣した。
でもこれが切っ掛けになって、黒歌達はこのまま兵藤家で暮らせる事になったんだ。
そしてある日、黒歌達が俺と学校に行きたいと言い出した。
ならばと父さんが編入の手続きをしてくれた。
歳的に黒歌は俺と同学年、白音は1つ下で収まった。
その為俺は、2人に学校で教わった事を全て教えた。
同時に俺も黒歌達から仙術を教わっている。
そして現在。
俺と黒歌は高校2年、白音は高校1年になった。
ちなみに俺達が通っているのは、町でトップレベルの最難校である駒王学園だ。
試験勉強の時、松田と元浜に「勉強教えてくれ!!!」と泣き付かれたのは余談だ。
俺は1人校門を抜けると、黄色い歓声が飛び交う。
女子生徒A「キャー!!!リアスお姉様ステキー!!!」
女子生徒B「朱乃お姉様はまさに大和撫子、はぁ~憧れちゃう」
女子生徒C「木場くーんこっち向いてー!!」
女子生徒D「ちょっと!何抜け駆けしてるのよ!!」
女子生徒E「やっぱり塔城さん姉妹は、いつ見ても絵になるわね」
等々、毎朝こんな感じだ。
でも入学した時、昔助けた3人が集まってた事には驚いた。
それと気になったかもしれないが、俺達3人が何で別々に登校してるかは苗字で察したと思う。
俺が元々独りっ子だと知ってる
それと変わった事がもう1つ、黒歌と白音が[悪魔]になった事だ。
でも、2人はそれをまだ言って来ない。
まぁ、頃合いを見てるって事で納得しとくか!
時間が過ぎて放課後。
黒歌と白音は部活の為、俺1人で帰っている。
イッセー(何か朝からじろじろ見られて鬱陶しいな)
そう、俺は朝から[誰かに見られてる]
ドライグ(今の所敵意は無いようだが、用心に越したことはない)
イッセー(そうだな)
やっぱりドライグも気付いてたみたいだな。
俺達が話していると、後ろから呼び止められた。
???「あ、あの!!!」
イッセー「ん?」
振り替えるとそこには、黒のロングヘアーに他校の制服を着た女の子が立っていた。
でも、俺はすぐその子が[人じゃない]とわかった。
けど、俺は態度を崩さず対応する。
イッセー「俺に何か要か?」
???「はい! あ、あの」
かなりよそよそしいが、芝居だと解ってる上で見るとわざとらしく見える。
何故解るかと言えば、殺気が駄々漏れだからだ。
イッセー「とりあえず、そこの公園で話さないか?」
俺は向かい側に見えている公園の入り口を指差して言った。
???「は、はい」
彼女が応じた為、俺達は公園に入る。
人目が無くなってから、女は口を開いた。
???「あの、兵藤一誠くんですよね?」
イッセー「あぁ」
夕麻「私、天野夕麻って言います!突然ですけど、貴方が好きです!!私と、付き合って下さい!」
そう言って頭を下げた。
イッセー(いつまでこんな芝居を続けるつもりだ)
俺はまだ芝居を続けるこいつにしびれを切らせて、夕麻に言った。
イッセー「いい加減に本性表せよ!」
夕麻「!な、何の事?」
惚ける夕麻に俺は続ける。
イッセー「最初から分かってんだよ!朝から監視してた事も、俺を殺そうとしてる事もな!」
夕麻「!?」
少し語気を強めに言うと、一瞬驚いた顔をする。
でもすぐ平常になり本性を現した。
夕麻は飛び上がりながら姿を変えていく。
夕麻「まさか、監視の段階で気付かれてるなんてね」
そう言う夕麻の背中には、神社の時のおっさんと同じ黒い羽が生えていた。
イッセー「お前、堕天使か?」
俺の問いに夕麻は関心していた。
夕麻「へー! 知ってたのね」
イッセー「まぁな」
俺が相槌を打つと、夕麻は右手に光の槍を作り出した。
そして投げる構えを取りながら言う。
夕麻「あなたには
最後の言葉と同時に、夕麻は槍を投げた。
しかし
パシ!
夕麻「!?そ、そんな!」
俺は投げられた槍を左手でキャッチした。
それを見て、夕麻は信じられないとばかりに驚いていた。
夕麻「な、何で人間ごときが、私の槍を!?」
かなり動揺してるのか、吃りながら聞いてきた。
イッセー「人間も侮れないって事だよ。とりあえず、これは返すぜ。ほい!」
グサ!
夕麻「ぐふぅ!!!っくぅ!」
投げ返した槍が、夕麻の腹を貫通。
苦しみながらも夕麻は逆上して、さらに攻撃しようとするが
夕麻「この、人間風情g!?」
イッセー「ん?」
俺と夕麻は何かを感じた、すると夕麻は
夕麻「ッチ、気付かれたわね。今日は見逃して上げる。でも、貴方は必ずこのレイナーレが殺してあげるわ!!」
そう言い残してレイナーレは逃げた。
イッセー「俺もさっさと帰るか」
俺は感じた気配が来る前にそそくさと公園を後にした。
リアスside
私は堕天使の力を感じて、学園近くの公園に朱乃と一緒にやって来た。
でも到着した時には、もう逃げられたあとだった。
リアス「もう逃げた後みたいね」
朱乃「そうみたいですわね、ん?これは」
私達が様子を見ていると朱乃が何かに気付いた。
リアス「朱乃、どうしたの?」
朱乃「いえ、此処にうちの学生証が」
リアス「学生証?」
朱乃が落ちていた学生証を拾った。
リアス「中を見てみましょ」
朱乃「そうですね」
悪いとは思ったけど、確認のために中を見る事にした。
でも、中の身分表を見て私達は驚愕した。
リアス「!?う、嘘でしょ!!!」
朱乃「こ、こんな事って!!!」
名前の欄には、私達がずっと会いたかった人の名前があった。
兵藤一誠と
いかがだったでしょうか?
次回はいよいよリアス達との再会です