ありふれた転生で世界救済   作:妄創

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 急いで書いたので、誤字脱字が酷いかも知れません!ごめんなさい。
 


英雄のステータス

 

 

 

 戦う事を決意したならば、戦う術を学ばなければならない。

 

 クラスメイトはともかく、レンジには全く必要ないようにも思える。だが、勿論レンジも強制参加だ。

 

 と言っても、レンジは前世から受け継ぐ戦闘経験を生かす為の身体が出来上がっていないので、戦術や戦略は別として肉体のトレーニングが必須である。

 

 正拳突き一万回すれば良いのかな?感謝を込めながら?誰に?神様は絶対ないな。

 

 

 勿論、身体が出来ていないのに、そんな正拳突き一万回などという頭の悪い事はしない。持続は力なりっというがそういう事ではないし、正拳突きで使う筋肉などたかが知れている。

 

 異世界で正拳突きの達人になる気はない。それ、正拳突き一万回なら今でも出来る。

 

 しかし、最悪の場合レンジ一人で筋トレや型の練習なんて事態になるかも知れない。クラスの皆は勿論訓練の相手にならないだろう(雫は大分食らい付いてくるだろうが)し、このトータスに生きる人達はどのくらい強いのだろうか?

 

 (神との戦いどころか、魔族に苦戦して異世界人喚ぶくらいだしなぁ)

 

 レンジは深い溜め息を吐き出すのだった。

 

 

 そんなこちらの事情を把握していたのか、聖教教会は訓練施設としての役割を、教会の本山のある神山の麓に位置するハイリヒ王国っという国に一任したらしい。

 

 教会からの頼みを断れない時点で、王国の方が立場が下。つまり、国王より教皇の方が権力がある。そして、教皇の上にいるのが、マジゴミクソ野郎こと神エヒト。

 

 ……エヒトの手の内にいるこの状況、レンジは大変ご立腹だった。この右手は、エヒトを殴る為にあるんじゃないか? とりま、ご尊顔を拝する事がございましたら、つまらないものですが右ストレートにてご挨拶させて頂きます。いや、感謝の(・・・)正拳突き一万回かな?

 

 

 トータスの勇者一団となったレンジ達は聖教教会の正面門に案内された。善は急げっと言わんばかりに早速下山してハイリヒ王国へと赴くためだ。

 

 聖教教会の本殿は神山の頂上にあったらしく、凱旋門のよう華やかかつ、少し仰々しい門を通ると、外の世界には良質な絨毯が敷かれているかのようなと雲海が広がっていた。

 

 高所ではあるが高山病などの症状は出ていないし、息苦しさも特に感じる事はなかった。おそらく、何かしろの魔法で酸素供給などをしているのだろう。っと考えているレンジの横で、ハジメやクラスメイト達は、太陽の光を反射してキラキラと煌めく雲海と透き通るような青空という雄大な景色に呆然と見蕩れた。

 

 神々の住まう所は、どこも静寂と神秘性そして、ノスタルジックな場所だった。故に、このような景色は見慣れている。それに比べる訳ではないが、鳳凰神(フレアデス)の神界も同じようなところだった。

 

 さて、何を自慢に思っているのか分からないが得意気な顔したイシュタルに促されて先に進んでいくと、何やら柵に囲まれている円形の大きな白い台座があった。

 

 皆が台座に乗せられる。台座には巨大な魔法陣が刻まれていたので、読み解こうレンジは観察するのだが、その前にやはりお得意気な顔のイシュタルが、呪文を唱えはじめた。……ちがうんだよなぁ、そうじゃねえんだよなあ。ま、ラン○スタだから仕方ないっと自分を無理矢理納得させるレンジ。

 

「彼の者へと至る道、信仰と共に開かれん、“天道”」

 

 詠唱の完結と共に、魔法陣が発光。そして、そこに刻まれた通りの効力を発揮したのか、まるでロープウェイのように滑らかに台座が地上へ移動する。

 

 この台座は正しく魔法版ロープウェイなのだろう。そこは転移魔法組み込んでおくのが定石では? っと前世の感覚で思い、レンジは密かに嘆息を洩らす。

 

 しかし、ある意味初めて見る“魔法”という現状に他の生徒達がキャッキャッと騒いでいた。雲海に突入する頃には大騒ぎだ。

 

 どうしよいもない原始的、それも初歩段階にある魔法にキャッキャッする同級生を見て、レンジはなんだか凄く年寄りになった気分だった。だが、事実その通りだ。

 

 やがて、雲海の中を抜けて地上がその姿を現した。眼下ある大きな国、いや正しくは王都だろう人口密集地が見える。あれが、ハイリヒ王国の王都。一応は栄えているようで良かった。

 

 レンジの乗る台座はそのまま王都の空を飛び、王宮と空中回廊で繋がっている高い塔の中へと入っていった。

 

 その時、ハジメは皮肉げに素晴らしい演出だと笑っていた。雲海を抜け天より降りたる“神の使徒”という構図そのままであったからだ。ハジメ達のことだけでなく、聖教信者が教会関係者を神聖視するのも心理的な状況を生み出しているのだろう。

 

 逆にレンジは、そんな事は全く考えておらず、別の事で、ある結論に至っていた。

 

 神エヒト。お前……、純血な神ではないな?

 

 レンジと異世界転移したのは、エヒト。これはイシュタルが言っていた事だ。つまり、イシュタル含め教会関係者は、教室に現れた魔法陣とは無関係。

 

 魔法発動の隠蔽もされていないあのざらな魔法陣。あれは本来、神が使うような代物ではない。というか、本物の神という存在は概ね、魔術陣など使わない。

 

 神という超越存在は、無詠唱で自身の司る摂理を操作する。そして、異世界から人を喚ぶ程度ならば、担当する摂理の管轄外だろうが、神通力で召喚出来てしまうものだ。

 

 しかし、神エヒトはわざわざ手間の掛かる魔法という手段を選んだ。これはつまり、自身の神通力と神格が下位のものだという事を晒しているだけだ。

 

 だが、このエヒトという神は自分の恥を晒すような性格ではないだろう。聖教教会の大聖堂の装飾や、イシュタル・ランゴバルドの話から推測するに、自尊心に溢れたタイプの筈だ。

 

 ならば、考え付く答えは、神エヒトは神通力と神格を持っていない。魔法に秀でただけの超越存在。神というより、亜神である。

 

 恐らくは、強力な魔法力を持ち、死から逃れ続ける最高位魔術師だろう。

 

 この答えに至った理由は他にも、この台座に刻まれている魔法陣の術式系体と、教室に現れた魔法陣の術式系体が酷似していたからだ。

 

 教室の魔法陣がトータスにおける魔法の完全な形で、台座の魔法陣はその劣化版だ。勿論、二つの魔法陣が直接的な互換関係にある訳ではない。

 

 もはや、全くの別もの。しかし、魔法陣に使われてかある魔法文字や、組まれた術式の法則は共通点が多かった。

 

 それに、レンジの魂の一部──魔術神(アンブロト)がそうだっと言っている。

 

 全く、俺の前で神を騙るとは、中々いい度胸してるよ、亜神エヒト。

 

 

 王宮に到着すると休む暇もなく、王族やらなんやの国に深く関わる方々との謁見と、そして晩餐会が開かれた。

 

 周りにいる騎士やメイド、そして異世界の料理に忙しそうに目を移すクラスメイト達。この時もやはりレンジは落ち着いていた。異世界の料理には少し目を配ったが、前世と少し似たり寄ったりだったのですぐに興味も無くなったが。

 

 仕切りに光輝達に歩み寄るイシュタル(プレイヤー這いよるラ○ゴスタ)や、香織に何やら熱心に話し掛ける王子(十歳の初恋、がんばれ少年)。そして、メイドさんによるレンジへのアタック(腰砕けのメイドさんが大量に……)。

 

 まあ、悪い雰囲気の晩餐会ではなかった。夜、割り当てられた部屋にメイドさんが強襲しに来なければ。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 翌日から早速訓練と座学が始まった。

 

「よし、全員に配り終わったな? このプレートは、ステータスプレートと呼ばれている。文字通り、自分の客観的なステータスを数値化して示してくれるものだ。最も信頼のある身分証明書でもある。これがあれば迷子になっても平気だからな、失くすなよ?」

 

 始めに、集まった生徒達にステータスプレートと呼ばれる十二センチ×七センチ位の銀色のプレートが配られる事になった。

 

 割りと貴重品であるということを、騎士団長メルド・ロギンスが簡単に説明してくれる。

 

 得意気な武器は槍だろうか? ロギンスロギンス、ロンギヌスなのだし……。

 

 一国の騎士団長が訓練に付きっきりで、職務の方は大丈夫なのだろうかっと思うが、勇者一団を生半可な者に任す訳にもいかないらしい。

 

 というか、メルド団長本人が「むしろ面倒な雑事を副長に押し付ける理由ができて助かった!」と豪快に笑っていた。もしや、それが目的……取り敢えず、副長さんには御冥福を申し上げる。

 

「プレートの一面に魔法陣が刻まれているだろう。そこに、一緒に渡した針で指に傷を作って魔法陣に血を一滴垂らしてくれ。それで所持者が登録される。 “ステータスオープン”と言えば表に自分のステータスが表示されるはずだ。ああ、原理とか聞くなよ? そんなもん知らないからな。神代のアーティファクトの類だ」

「アーティファクト?」

 

 アーティファクトという聞き慣れない単語に、その単語を光輝が鸚鵡返しする。レンジは、馬鹿を見た気分になった。

 

「アーティファクトって言うのはな、現代じゃ再現できない強力な力を持った魔法の道具のことだ。まだ神やその眷属達が地上にいた神代に創られたと言われている。そのステータスプレートもその一つでな、複製するアーティファクトと一緒に、昔からこの世界に普及しているものとしては唯一のアーティファクトだ。普通は、アーティファクトと言えば国宝になるもんなんだが、これは一般市民にも流通している。身分証に便利だからな」

 

 え~なるほど、と感嘆の頷きを洩らす生徒達。そして、言われたままに針を指先にチョンと指して、浮かんできた血の滴を魔法陣に擦りつけた。すると、魔法陣が一瞬淡く輝いき、ステータスプルートに変化が現れた。

 

 どうやら、各々のステータスが表示されたようだった。レンジも同じように……。

 

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蓮ヶ谷レンジ 17歳 男 レベル:1

天職:魔法剣士

筋力:150

体力:150

耐性:150

敏捷:150

魔力:150

魔耐:150

技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性[+超硬]・複合魔法・外界術式[+高速構築][+術式隠蔽]・剣術[+剣聖]・弓術[+一矢入魂][+高速射撃]・剛力[+豪腕]・縮地[+転歩]・先読[+既視感覚]・高速魔力回復[+魔力貯蓄]・気配感知[+周辺感知]・魔力感知[+魔力捕捉]・魔力操作[+魔法干渉]・限界突破[+覇潰][+臨界突破]・神通解放[+神格権能][+神界顕現]・言語理解

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 ……レンジはそっとステータスプレートを懐にしまった。きっと、疲れているんだっと自分を納得させる。

 

「全員見れたか? 説明するぞ? まず、最初に“レベル”があるだろう? それは各ステータスの上昇と共に上がる。上限は100でそれがその人間の限界を示す。つまりレベルは、その人間が到達できる領域の現在値を示していると思ってくれ。レベル100ということは、人間としての潜在能力を全て発揮した極地ということだからな。そんな奴はそうそういない」

 

 どうやらレベル制のゲームのようにレベルが上がるとステータスが上がるっという仕組みでもないらしい。

 

「ステータスは日々の鍛錬で当然上昇するし、魔法や魔法具で上昇させることもできる。また、魔力の高い者は自然と他のステータスも高くなる。詳しいことはわかっていないが、魔力が身体のスペックを無意識に補助しているのではないかと考えられている。それと、後で、お前等用に装備を選んでもらうから楽しみにしておけ。何せ救国の勇者御一行だからな。国の宝物庫大解放だぞ!」

 

 メルド団長の言葉から推測すると、この世界はゲームのように敵を倒せば、経験値が貰えてそれが一定値貯まれば、レベルアップするよう理はないらしい。地球と同じく、地道な努力で腕を磨かなければいけないようだ。

 

「次に“天職”ってのがあるだろう? それは言うなれば“才能”だ。末尾にある“技能”と連動していて、その天職の領分においては無類の才能を発揮する。天職持ちは少ない。戦闘系天職と非戦系天職に分類されるんだが、戦闘系は千人に一人、ものによっちゃあ万人に一人の割合だ。非戦系も少ないと言えば少ないが……百人に一人はいるな。十人に一人という珍しくないものも結構ある。生産職は持っている奴が多いな」

 

 生産職を持つ者はこのクラスには、というか上位世界である地球から転移した者ならば居ないだろう。トータスの人と比べて、その潜在能力には数倍から数十倍の差があるっという話であるし。

 

「後は……各ステータスは見たままだ。大体レベル1の平均は10くらいだな。まぁ、お前達ならその数倍から数十倍は高いだろうがな! 全く羨ましい限りだ! あ、ステータスプレートの内容は報告してくれ。訓練内容の参考にしなきゃならんからな」

 

 なるほど、つまりレンジは十五倍高いのか。ならば、勇者である光輝は二十倍くらいだろうか?

 

 その時、メルド団長の呼び掛けに答えようと、光輝が丁度ステータスの報告しに向かうところだった。果たして、そのステータスは……

 

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天之河光輝 17歳 男 レベル:1

天職:勇者

筋力:100

体力:100

耐性:100

敏捷:100

魔力:100

魔耐:100

技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解

==============================

 

 レンジは空を仰いだ。

 

「ほお~、流石勇者様だな。レベル1で既に三桁か……技能も普通は二つ三つなんだがな……規格外な奴め! 頼もしい限りだ!」

「いや~、あはは……」

 

 団長の称賛に照れたのか、わざとらしく頭を掻く光輝。ちなみにだが、団長のレベルは62でステータス平均は300前後。ハイリヒ王国は勿論の事、この世界でもトップレベルの強さだという。

 

 しかし、それを光輝はレベル1で三分の一程に迫っている。成長率次第では、あっさり追い抜く事も可能だろう。

 

 それを、同じくレベル1で半分食い込む俺って、何者?……あ、神殺しの大英雄だったわ。

 

 メルド団長の話から考えるに、本来ならば肉体自体は勇者に並ぶか、それ以下なのでないか?

 

 しかし、レンジの魂魄がそれを補うどころか、勇者スペックを超えさせているのだろう。

 

 レンジの前世の世界では、魔力はその者の身体と魂魄から発していたのだ。きっと、その魂魄から発せられる魔力が異世界トータスに来てから、此方の世界の法則に乗っ取り、肉体のスペックをカバーしはじめたのではないだろうか?

 

 まぁ、各ステータスの事が高いのは別に問題じゃないだろう。問題は、技能が全て勇者の上位互換であり、尚且つ前世の世界での力が技能として表示された事だ。

 

 外界術式や、それに付随する高速構築と術式隠蔽。そして、ある意味もっともまずい神通解放、神格権能、神界顕現の三つ。

 

 これは何とかしなければならない。まあ、手段はあるが、時間がない。

 

 ステータスプレートの文字を弄くるくらいなら、外界術式で何とかなるだろうし、最悪は『狂宴神(ケイリオス)の左手』を使えばいい。

 

 ケイリオスは全て混ぜ合わせる混沌の神であると同時に、規律正しいゲームを作る遊戯の神であった。つまり、彼の神の神格は『世の理を再構築力する』力とも言えたのだ。

 

 ケイリオスは混沌を支配する時は右手を、遊戯をする時は左手を使った。それゆえ、このゲームのような世界のシステムに干渉するならば、彼の左手こそ相応しい。

 

 右手使ったらぶっ壊れるぞ。確実に。

 

 だが、その神の左手も簡単に使えるものではないし、外界術式で書き換えるのにも時間が掛かる。なんとか、時間を稼ぐ必要が……、ハジメのところにメルド団長が向かった。

 

「ああ、その、何だ。錬成師というのは、まぁ、言ってみれば鍛治職のことだ。鍛冶するときに便利だとか……」

 

 おや?地球人なのに、生産職? これは稀少だ。

 

 そして、今だっ! 術式展開、魔法陣に介入開始っ!!

 

「おいおい、南雲。もしかしてお前、非戦系か? 鍛治職でどうやって戦うんだよ? メルドさん、その錬成師って珍しいんっすか?」

「……いや、鍛治職の十人に一人は持っている。国お抱えの職人は全員持っているな」

「おいおい、南雲~。お前、そんなんで戦えるわけ?」

 

 檜山大介が実に憎たらしくニヤニヤとハジメを煽っている。普段ならば庇ってやるが、今は保身を優先するレンジ。

 

 うおぉぉぉっ、魔法陣改竄、開始ィ!

 

「さぁ、やってみないと分からないかな」

「じゃあさ、ちょっとステータス見せてみろよ。天職がショボイ分ステータスは高いんだよなぁ~?」

 

 そうだっ! やらなきゃ分からないんだぞ! ハジメ、良いこと言った!!

 

 あと、檜山。てめぇは後でお仕置きだ。

 

 ハジメから投げやりに渡されたステータスプレートを檜山が見ると、腹を抱えて笑い出した。

 

「ぶっはははっ~、何だこれ! 完全に一般人じゃねぇか!」

「ぎゃははは~、むしろ平均が10なんだから、場合によっちゃその辺の子供より弱いかもな~」

「ヒァハハハ~、無理無理! 直ぐ死ぬってコイツ! 肉壁にもならねぇよ!」

 

 

 次々に他の生徒達が笑いだす中、女神香織が憤然とし動きだそうとするが、その前にウガーと何処か可愛らしいが、私怒っていますみたいな声を発する人がいた。愛子先生(二十五歳)だ!

 

「こらー! 何を笑っているんですか! 仲間を笑うなんて先生許しませんよ! ええ、先生は絶対許しません! 早くプレートを南雲君に返しなさい!」

 

 小さな体で精一杯の怒りを表現しようとする愛子先生(二十五歳)。その姿に毒気を抜かれたのか、ようやくプレートがハジメに返される。

 

 それと、ほぼ同時にレンジの改竄作業も無事に終了した。ヤバそうな技能を全て非表示にする事が出来たのだ。

 

 さて、ハジメのフォローをするかっとハジメのところへ……

 

「南雲君、気にすることはありませんよ! 先生だって非戦系? とかいう天職ですし、ステータスだってほとんど平均です。南雲君は一人じゃありませんからね!」

 

 愛子先生(二十五歳)がハジメを励ますように、肩をポンポンっ。どうやら、大丈夫そうだ。よかっ──

 

 「ほらっ」と愛子先生は自分のステータスを見せてあげた。

 

 ハジメが膝から崩れ落ちるのに、それほど時間は掛からなかった。

 

 ハ、ハジメェー!

 

 保身の代償は、あまりにも無慈悲である。

 

 

 




 
 こいつ、7000文字を超えているのか?

 もう、ずっとこのくらいの文字数なんじゃないか?

 いや、きっと何処かで短くなる筈……
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