誤字報告してくれた方に感謝しまーす。
いや、マジで風邪がつらい。でも仕事を休めない。
皆さんもインフルエンザが流行っているみたいなんでー気を付けてくださーい。
では、どーぞ。(誤字、脱字あったらゴメンナサーイ)
学園都市"最強"の能力───
ありとあらゆる
決してそれだけで、"最強"の座に君臨していた訳ではなく、その力を使いこなす脳ミソ───《頭脳》があってこそ、その本領を発揮する。
そこら辺の一般人が同じ能力を持った所で、演算が出来なければただの力の持ち腐れ。
しかし、この転生者───
「わ、悪かった……ゆ、ゆるじでくだばい」
「も、もう、勘弁してくれ……」
圧倒的な不条理に対し、たった一人で全ての力をねじ伏せる。まさに"最強"の二つ名が相応しい男。
そんな男がいれば、誰しも一度は挑み、自分こそが"最強"だと証明したくなるだろう。
そんな───面白そうだから、アイツに喧嘩を売ってみよう。―――などという。
彼等の軽はずみな行動でこの悲劇は起こった。
数で圧倒すれば勝てる。
力で圧倒すれば勝てる。
"個性"で圧倒すれば勝てる。
だがしかし、そんな安い攻撃はいとも容易く反射された。
まるで全てを拒絶するかのように。
「つーゥかよォ……オマエ等、何がしたい訳?」
一方通行は疑問に思った。
コイツらは何故、自分から攻撃を仕掛けてきて、最後にはこうやって謝るのか。
どんな奴も、ヒーローもヴィランも自分の名声欲しさに喧嘩を売ってくる奴は皆、腕の一本も弾けばこうして泣きながら謝る。
なら、喧嘩など売って来なければいいのに。どうして"最強"と噂が立っただけで、こうも突っかかってくるのか。ほっといて欲しいものだ。
「なァ、全員殺しちまえば、ビビって下らねェ事すン奴ってのは、いなくなンのか?」
「─────ヒィッ」
その一方通行の発言に男達は顔色を変える。
この喧嘩を売って来た者達はきっとこの先、
殺さず、やばい奴、と噂にしてくれる方がいいだろうか?
そんな事を模索しつつ、
(成る程ねェ……俺じゃなく、
思わず顔が歪んだ。
それは、より一層自分を『化け物』と自覚させるもので、孤独を感じさせるものだ。
「ククッ……イイねェ、イイ感じに腐ってンなァ……俺も」
そう言って、
暗い裏路地を抜ければ、差し込んでくる日の光。それは自分とは真逆なもので、空から引きずり下ろして黙らせたくなる光。
◇
◇
◇
ここ最近だ。ここ最近で、
昔は
奴の元にいれば楽だが、
(まァ、一人で考えてもどォしよォもねェンだがな……)
第一歩として挙げられるのが、『黒翼』なのだが、どうやっても発動はしない。
いくら頭が良くなったといえど、アレを出すのは相当困難を極めるらしい。
アレを出さなければ、『白翼』など、もってのほかであろう。
らっしゃせー、とやる気の無い店員の声を聞きながら、ドリンクコーナーの方へ向かっていく。店員とは裏腹に品物はよく揃えられており、数多の缶コーヒーが並べられていた。
(つゥーか、俺はいつから缶コーヒー好きになったンだ?)
自分でも少々疑問に思うが、一日に飲む缶コーヒーの数が異常であるのは重々承知である。これも
買い物籠にガツガツと大量の缶コーヒーを入れていく。せっかくなので、いつも飲んでいる種類とは別の缶コーヒーも大量にだ。
みるみるうちに、買い物籠はブラックコーヒーで溢れかえった。
見る者によっては、異様な光景そのものである。決して、缶コーヒーを大量買いしているからでは無い。
大量の缶コーヒーが入った買い物籠を
細身の肉体である
自身にかかる重力のベクトルを操作しているのだ。
そんな下らない事に能力を使い続けているから、細身のガリガリ体型になってしまうのだが。
別に上条当麻がこの世界に存在する訳では無いし、訳のわからない奴が相手なら、距離を取って遠距離から攻撃すればいい。
わざわざ殴りに行く程、この
まあ、余裕があれば、無敵になる為に逆算も試みるが。
そのままレジへ缶コーヒーを持っていくと、店員が少し引き気味な顔をしつつ、品物をレジへ通していく。
「6400円です」
「……、」
買った本数はピッタリ50本。
買い物袋を4つにわけ、店員は気怠そうに袋の中へと詰めていく。
「あざっしたー」
店員の声と同時に袋を持ち、外へ足を進める。
流石に買い物袋を四つとも、もって歩くのは気が引ける
ベンチに腰を下ろし、プシュと炭酸ジュースを開けた時の様な音が鳴り響く。開けたのは缶コーヒーなのだが。
───ぐゥ
可愛らしい音が
そういえば、朝から何も食べていない。
なんやかんやで、何も食べず、昼になってしまっているのだ。
(弔の野郎が動きだすのはまだ先──特にやる事もねェ……どうするか)
目の前では公園で遊んでいる子供達とその親らしき人物。
ヴィランなどいなければ、平和な日本なのに、と心で思いつつ。そんな事を思っている自分自身に笑いが込み上げてきた。
(自分が悪党の癖に何考えてやがンだ? 俺ァ……)
一方通行はそのままベンチから立ち上がる。空になった缶コーヒーを15メートル程離れた、反対側の歩道にあるゴミ箱へ軽く投げた。
すると、缶コーヒーはソコソコのスピードをだし、見事に小さな穴の中へと吸い込まれていく。
「飯でも食べにいくか……」
一人でポツリと呟き、
◇
◇
◇
東京のある一角、『レストラン』と言う名のレストランに、
住んでいるマンションの近くという事もあり、よく通っているので、常連の一人に数えられている。
しかし、いつもなら「いらっしゃいませ!」と爽やかな声で言ってくる店員達は押し黙っている。
何より、店員達の
「オラッ! とっとと伏せろ!」
(オイオイ、ついてねェな…治安悪過ぎンだろ、クソッタレ)
何故だか最近妙にヴィランに遭遇する。それも、嫌がらせの様に。
「オイ! テメェ何コソコソ───ッ!?」
───ヒュン
「くぼぇ、あ、!?」
痛々しい音と共に、その場に倒れ伏す。
「───Aのステーキセット」
何事もなかったかの様に座って注文を言う。
すると、店員と客は凄まじい歓声を上げた───が、
「───うるせェ。さっさとしろ」
その一言で誰もが押し黙った。あの歓声の中で耳元まで届いた一方通行の声。
声量を全員の耳元まで届くようにベクトルを変換したのだ。
「お、お待たせしました。Aのステーキセットとコーヒーです」
「あァ? コーヒーなンて頼ンでねェぞ?」
女性のウェイトレスが、ステーキセット以外に入れたてのアメリカンコーヒーを持ってきた。
一方通行は間違いだろォが、とコーヒーをウェイトレスに返そうとするが。
「これは店からのサービスです。先ほどは本当にありがとうございました!」
「……、」
店員の眩しいくらいの笑み。正直言って目が痛いと、一方通行は女性の声に応える事なく、料理に手を付け始める。
半分くらい食べた所で、気絶したヴィランを回収しに来たヒーローが店内に入ってくる。
そのヒーローのコスチュームは炎を纏っている様なデザイン。顔の炎で出来た髭は"個性"を駆使して作った本物の炎であろう。
その姿は嫌な威圧感を放っており、ヒーローよりもヴィラン向きな風貌だ。
(確かありゃ……)
先程の店員と、そのヒーローは何やら会話をしている。すると、女性の店員は
(ハァ……面倒くせェ……)
こちらへ向かってそのヒーローが歩いてくる。
そして、
「……、」
「貴様、その白い髪、その目……あの時のガキ。
嫌な予感は的中した。だが、一方通行はヒーローの言葉をまるで聞いていないかのように食事の手を止めようとしない。
「あくまで、シラを切るつもりか……この悪党め」
漸く、
「そっかそっかァ…オマエ、万年第2位のヒーロー様かァ…?」
ギィとそのヒーローの目つきが変わり、手には強烈な燃え盛る火炎を纏い、
豪快な音と衝撃が辺りを覆い、黒い煙が
先程、コーヒーをサービスで持ってきたウェイトレスは口を押さえて唖然とする。
この男。名を
「コイツは危険な奴だ! 皆早く離れ───」
その時、黒い煙の中から───男性の声。
「危険だァ? 店の中でぶっ放しといてよォ……オマエの方が危険なンじゃねェか?」
エンデヴァーは思わず目を丸くした。目の前の男は疎か、辺りにはまるで被害が出ていない。
「オマエさァ、ヴィランの方が向いてンじゃねェか? その下品な髭とかよォ!」
「貴様ッ!」
再び、エンデヴァーは手に炎を纏う。だが、それよりも早く
一線。
まるで弾丸の様にエンデヴァーの腹にコーヒーカップが吸い込まれ、窓ガラスを突き破って外へと放り出された。
その光景を見ていた客や店員は当然、何が何だかわかっていない。
すると、
「ガラス窓の修理代だ」
そう言い残し、一方通行は割れたガラス窓から外へ出て行った。
◇
◇
◇
「何でオマエが万年第2位か教えてやろうかァ? いや、分かってンじゃねェか? オールマイトとオマエ……第1位と第2位、そこには埋められねェ力の差があるって事をよォ!」
「だ、だまれェェェェッ!」
「ヒーロー失格だなァこりゃ……だからオマエは万年第2位なンだよ───三下ァ!」
一方通行が小石を蹴り飛ばす。その石は、あの御坂美琴の
「グォおおおおおおおおおッ!?」
衝撃波により、ズタズタに体は引き裂かれ、膝をつくヒーロー界No.2。
「大した事ねェな……大体、オマエはヒーローとして俺を攻撃した訳じゃねェ。俺の首を持って帰りゃ名声が貰えるとか思ったンだろォけどよォ」
「そんな中途半端な炎じゃ、この
圧倒。
ヒーロー界No.2を赤子を捻るかの如し、大した攻撃もせずに完勝してのけたのだ。
「仕舞いだ」
一方通行は歩み寄る。一歩、一歩、その命を奪うべく。
───その時だった。
「エンデヴァーからはなれろ! ゔぃらん!」
幼い声だった。
目を向ければ、親に必死に抑えられるも、こちらに向かって叫んでいる少年。
「エンデヴァーはまけないんだぞ! つよいんだぞ! 頑張れ! 頑張れ!」
右手にはエンデヴァーの人形を持ち、必死に声援を送る幼き少年。
そんな少年を
「チッ」
舌打ち。
歩み寄っていた足を止め、そっとエンデヴァーだけに聞こえる声で語りかける。
「どうした……何故トドメを刺さない…?」
「まだ小せェガキが、オマエを守る為に叫ンでんのは反則じゃねェか?」
「!?」
エンデヴァーは困惑する。この悪党は───ガキが俺を守ろうとしているだけで、見逃すのか?と。
それも当然だろう。噂が噂なのだから。
「どォする。あのガキとニ対一でまだやンなら、リクエストに応えてオマエを血みどろにしてやる。ただ、戦う上であのガキが邪魔になるってンなら、ここは仕切り直しだ。忌々しいが一度だけ下がってやるよ───それが悪党の美学ってモンだ」
その発言はまるで、エンデヴァーがこれ以上抵抗───応戦させないように仕向けられた言葉。
エンデヴァーは何故? と疑問に思う。情けをかけられたなら、酷い屈辱───だが、違う。まるで何かを大切にしろ、と。そう言ってる様な気がした。
「もうあの店、行けねェじゃねェかよ。クソッタレが」
ギャラクシーさん、バルメさん、うましかさん、Westさん、クフーさん、ばっふーーーさん、ザギラファスさん、Ruinsさん、ネコココさん、おkさん、クリームポテトさん、ユウ。さん、第777第北斗神拳伝承者さん、suraimさん、あべしさん、物理破壊設定さん、yajueさん、道端家成さん、カルデスさん、ファンブルさん、外道ちゃん。
評価どうもありがとうございまーす。
というより、さっき仕事終わって、覗いてみたらめちゃくちゃ評価付けてくれてる人いて、焦った焦った。
あと、コメントは投稿した後にまとめて返しまーす。
これからもよろしく〜。