ぜんまい改二さん、園崎礼瑠さん、WILLCOさん、通りすがりの読む人さん、黒帽子さん、逸見エリカが可愛すぎて夜しか眠れないさん、誤字脱字報告感謝です!
それでは、第3話どーぞ(誤字脱字あったらごめんね)
水難事故、土砂災害、火事───数多の自然災害を想定して《スペースヒーロー・13号》が作り出した施設───USJは、現在ヴィランの襲撃を受けていた。
襲撃の首謀者は『ヴィラン連合』のリーダー。
平和の象徴───オールマイトを殺すべく、ヒーロー施設に攻撃を仕掛けたのだ。
だが、彼等の予想は外れ、そこにオールマイトはいなかった。
いるのはヒーローになる為に育成中の卵達。その他プロのヒーロー2名。
"個性"を封じるイレイザーヘッド、と施設を作り上げた13号のみだ。
二人のヒーローはヴィランに応戦するも、対平和の象徴改人───『脳無』の前に圧倒され、危機的状況に陥っていた。
ヒーローの卵である
◇
◇
◇
「死柄木弔…」
「……黒霧、13号はやったのか?」
突如現れた黒い霧の中から現れた黒霧が、弔に声をかける。
「戦闘不能までできたものの、散らした生徒に……一名逃げられました」
「───は?」
黒霧の逃げられた、と言う声に不快な声を上げ、青筋を浮かべる弔。
「……はぁ───」
ガシカシガシ
「は──────」
ガシカシガシガシカシガシガシカシガシ
髪の毛を異様に掻き毟る弔。その光景は、不気味で、見ている誰もに分かるように自分の苛立ちを表していた───だが、ここで更なる苛立ちを弔に与えるモノが一つ。
「これは?」
「寄せ集めのヴィランに一応持たせていた無線です。弔に代われと……」
黒霧は弔にソッと無線を手渡す。
ザーッザーッ
と、ノイズ音が鳴り響き、やがて声の主が正体を現す。
《とォォォォむゥゥゥゥゥゥゥらァァァァァァァァァァクゥゥゥゥン?》
「───はぁ?」
《雑魚相手にして随分調子乗ってるみてェじゃねェか? ギャハハ!化け物は化け物同士で遊ぼォぜ? 今そっち行くから覚悟しろォ……》
弔が知る、誰よりも厄介で誰よりも危険な男の声。
───
突如、ズガァンズガァンと、USJの建物が本当の災害の様に爆発し、無線の先では「ま、まって…俺は嫌々───ギャァアァア」とヴィランの悲鳴。
《さァて、ゴミ掃除だ。
最後、その声を残し。再び無線機は酷いノイズ音に包まれた。
ザーッザーッザーッ……。
弔は無線機を手で握りつぶし、
「あのクソガキャぁあああ! 殺してやる! 黒霧、アレだアレ、アレを出せ!」
「いえ、確かに
「状況が状況じゃなかったら、殺してるぞ? 黒霧……」
弔の悪意だけが、この場を支配していた、今のところは。
◇
◇
◇
ヴィランがUSJを襲撃する。それを知っていた
一般人は会社へ出勤する者、子連れのお母さんは何処かへ買い物へ向かうのだろう。
(さァて、情報がデマじゃ無ければ、あと一時間程で襲撃する筈なンだが……)
缶コーヒーを開け、ソッと口元へ一口。程よい苦味が口の中に広がり、一人優雅に小鳥がチュンチュン囀る中、その時を待つ。
暇だったので、デフォで設定されている反射物理演算を頭の中で意識し、そのベースを練り直す。自分に害のある物、全てを反射している
(まァ……対して変わンねェか。新しい素粒子がポンポン出てきたら世界そのモノがおかしくなっちまうからな)
そんな事を考えつつ、缶コーヒーをグビッと一気に飲み干した───その時。
「アァ? 思ったより、来るのが早いじゃねェかよ。クソッタレ」
それは、USJ内の大気の流れ、不自然な風が発生したのだ。
USJ内自体は、災害をシミュレートした施設なので、たまに不自然な風の流れを感じ取れるが、これは明らかに爆風などで起きた風。
全ての風の流れを感知していた
USJ内に入るには、数多のセキュリティを突破しなくてはいけないが、
「さァて、ゴミ掃除だ。10分で片付けてやる」
能力を全開。凄まじい速度の演算を行い、足元のベクトルと重力のベクトルを操作。目の前の高い壁を軽々しく跳躍で飛び越える。
ドーム状になっている屋根に向かって拳を一振り。最小限の破壊で防ぐ為、力の向きを一点集中。拳で殴られた所は、
◇
◇
◇
〜USJ内 倒壊ゾーン〜
そこはビルなどがヴィランの襲来により、破壊し尽くされた様な街並みが広がっている。
ビルなどは崩れており、道路は地割れを起こし、本当にこんな現場に居合わせたら、誰もが絶望する様な場所。
そんな倒壊ゾーンは二人のヒーローの卵。
「よし、一通りは片付いた───弱ぇな」
「っし! 早く皆を助けに行こうぜ! 俺らがここにいるって事はきっとUSJ内にいるだろうし、攻撃手段が少ないアイツ等が心配だ」
爆豪は敵の気絶した体をそこら辺へ放り投げ、切島は辺りを警戒しながら、他の者達を心配していた。
いきなりのヴィランの襲撃、攻撃力の高い爆豪と切島だから簡単に乗り切れたものの、あまり攻撃に向かない"個性"持ちのクラスメイトが狙われれば、簡単に殺されてしまうだろう。
「いや、俺らが先走ったせいで、13号先生が後手にまわった。先生があのモヤを吸っていれば、こんな事になっていなかっただろ……」
爆豪はそう言いつつ、歯をギシギシと歪ませる。
彼に今あるのはプロに迷惑をかけた責任───罪悪感。プライドが高く、絶対的勝利を掲げている彼だからこそ。
「俺はあの霧野郎をぶっ飛ばす。男として責任取らなくちゃな」
「はぁ!?この後に及んで何言ってやがる!? 大体あの霧野郎には攻撃が───」
「うっせ!」
切島が爆豪の意見を否定するが、彼はこうなってしまったら止まらない。
「それに対策がねぇって訳じゃねぇ。それに敵の出入り口だぞ? いざって時に逃げられねぇようにしとくのが当然だろうが」
爆豪の背後に迫る影、その気配に気が付いた爆豪は、「つーか」と言いながら左腕で相手の頭を掴み、爆破。
「俺らに当てられたのが、こんな三下なら余裕だろ」
切島は反応速度すげぇ、と内心思いつつ、疑問に思う事が一つあった。それは、彼の冷静さ。
普段は気性が荒く、暴力的な男にも関わらず、今は冷静に状況を判断しているのだから当然だ。
「つーか、おめぇそんな冷静な奴だっけ?」
「何言ってやがんだっ! 俺はいつも冷静だっ! クソ髪ヤロォ!」
「おー、それそれ」
切島は安心しつつ、そっと胸を撫で下ろす様に息を吐く。
そして、
「ノッタよ、ダチを信じる。男らしいぜ、爆豪!」
「ヘッ」
拳を合わせ。やる気満々だ。幸先が良く。これならいけるかも、と思ったのが束の間。
───悪魔は必ずやって来る。
「ギャァアァア!」
「く、来るな! 化け物ッ!───ひゃ、ぁぁああああ」
悲鳴、それはクラスメイトの者でもなく、知らない者の悲鳴。
直ぐ横にある、廃ビルの出入り口には、バシャッと先程まで人間だったモノが飛び散って来た。
「ヒャハハハハ……恨むならオマエ等の上を恨むンだな三下ァ」
その声はとても冷徹でヒーローとは到底思えない。だが、ヴィランを倒しているので味方?などと、二人は考えるがその正体を見て、思わず言葉を失った。
真っ白い髪に赤い目。体は痩せ細っているにも関わらず、弱さを感じさせないその風貌。
間違い無く、今噂になっている"最強"の一角、オールマイトにも引けを取らないと言われる男。
───
「あァ? まだ残ってやがったのかァ?」
まるで値踏みをしているかの様に。だが、
「オマエ等ァ……ヴィランじゃねェな? ヒーロー? いやガキすぎンか」
爆豪は頭に青筋を浮かべ、切島はイヤイヤ、おめぇにだけは言われたくねぇよ、と心の中で叫ぶ。
当然だろう、大して歳の変わらない奴にガキ扱いされたのだから。
「面白ぇ。テメェを倒しゃ"最強"になんだろ?」
「あ?」
切島は目を見開く、隣の馬鹿は何を言っているのかと。
エンデヴァーすら手も足も出なかった男を倒す。そう言ったのだ隣の馬鹿は。
「オマエ……何様?───俺を倒す? ギャハ、ヒャハハハハッ! 何抜かしちゃってンですかァオマエは?」
身構え臨戦態勢に入る爆豪に対し、
「おまっ、馬鹿っ! 勝てる訳ねぇーだろ!」
「やってみなきゃわかんねぇーだろうが! 誰が馬鹿だ!」
「大体、霧野郎を倒すんじゃなかったのかよ!? ケジメはどうしたケジメは!?」
「うるせェッ! 敵に出会ったんだからしょうがねぇだろ!」
「敵に出会ったじゃねぇ! どう見てもお前が喧嘩ふっかけたろ!? 絶対今の見逃してくれる雰囲気だったろ!」
「ヒーローが逃げてどうすんだ!」
切島と爆豪は意見の食い違いにより、喧嘩を始める。
その様子を見て、
「霧野郎? 今、霧野郎って言ったな?」
「え、あ、いや。言ったけど?」
「場所をすぐに教えろ。そうすりゃ命までは取らないでいてやる」
「聞きてぇなら、倒して吐かせてみろよ。悪党」
「オーケー、オマエは愉快な
次の瞬間、目にも止まらぬ速さで二人は激突した。
辺りは騒音が鳴り響き、倒壊ゾーンの廃ビルは今にも崩れおちそうだ。
爆豪ならもしかして勝てるかも、などという切島の考えは一瞬のうちに打ち砕かれた。
そんな、どうして……と、目の前の光景に絶句する。
「オイオイ、デケェ口聞いた割には大した事ねェなオマエ」
「ぐっ、く、そ……」
地面に倒れ伏し、たった一撃でズタボロになった爆豪。
それに比べ、
「ここ最近で一番倒し甲斐のねェ奴だ、オマエ」
「な、」
「あァ?」
「舐めてんじゃねェぞぉぉぉおおおおお!」
爆豪は
額には目に見える程の青筋。
爆破。
打撃。
爆破。
打撃。
とてつもない爆破音と強烈な打撃が
「そっかそっか、連続攻撃には俺の『反射』は発動しないと思ったわけねェ……そんな単純な方法で、この俺───
爆豪はガクリと膝をつく、今までの努力が全て無駄だったかの様に、奴には全て拒絶された。
人は生まれながらして、平等では無い。それを爆豪勝己は初めて知った。目の前にある、強大なとても手を伸ばしても届きそうに無い壁を。
切島は体が動かない。目の前の『化け物』を倒す方法など無いのではないか。誰も奴の前では無力なのではないか。そう思わせる程、敵は強大だった。
弱点を突き、攻撃をする爆豪が手も足もでず、地面に膝をついている。
「一つ教えといてやる。オマエ、"最強"になりてェみたいな事言ってたな?」
「!?」
爆豪は目の前にいる悪党の顔をそっと見つめる。
「無理だな、オマエのその性格と能力じゃ」
ただただ現実を突きつける。だが、彼の瞳は決して意地悪を言っている様には見えなかった。
それは決して自分の土俵に上がらせない為───いや違う。何かを伝えたそうな。そんな表情だ。
次の瞬間、一方通行の手が爆豪の頭に触れただけで、白目を剥いてその場に倒れ伏す。
「で、オマエはどォすンだ? ヒーローの尊厳を捨てて悪党に情報を流すかァ? それとも、俺と一戦交えるか」
切島は身構える。覚悟を決めて身構えた。膝はガクガクと震え、目の前の敵の強大さを前にしても立ち向かおうとした。
友を助ける為、自分がヒーローになる為に。
「なるほどなァ……オマエはイイ
切島は自分の個性を最大限に生かし、体を硬くする。どんな攻撃も耐えられる様に。
しかし、目を一瞬敵から離しただけで、目の前の敵は姿を消し。
「ど、どこへ?」
一歩、後ろに下がる。
コツ
と、背中に違和感。
「だが、俺には届かねェ……」
振り返ると、同時。
手の甲がゆっくりと頬へ触れる。
ドンッ
体は吹き飛ばされ、体がグルグルと宙を舞う。
「チッ、胸糞悪ィ……」
◇
◇
◇
目の前には二人のヒーローの卵。
名前は知らないが、ヴィランを倒し、少々強気になっていたのだろう。
俺の存在を知っていたが、片方の男がフザケタ事を抜かしてきた。
"最強"になんだろ?
その言葉に無性にイラついた。"最強"になって何がある? あるのは孤独と"最強"の座欲しさに集まってくるボンクラ共。
だから俺は誰にも手をつけられない、同じ土俵に立たせない『無敵』を目指しているのだ。
大体、俺を倒すという事がどういう事か分かっていない。もし、この俺を倒せたとしても、その先にあるのは『化け物』という二つ名。この俺の能力
そんな簡単に、オールマイトなどをみて、ふざけた事を抜かさないでもらいたい。だから、目の前の卵を踏み潰した。
もう一人はそこそこ見所のある奴だったが、それでもヒーローには程遠い。
まあ、あれだけやられても再び立ち上がるのがヒーローって奴であり、そこで倒れたままなら、そこらのゴミと変わらない。
だから、試してやる事にした。その卵が孵化するまで。
生き残って、せいぜいヒーローになってみせろ。
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