全てを読者さんの想像におまかせします。
私、画力無いもので……
とゆーわけで、今回は想像回です。
ごゆるりと……
こいしが心を閉ざし、無意識を操れるようになって5日後。こいしの精神も能力も安定してきており、普段通りの生活が送れるようになった頃。私達はまたもや、暑さに死にそうになっていた。さすがに何も無いのは暑くてサードアイが溶けそうだったので、簡易プールを作り、冷たい水で涼んでいた。水着もあったのでちょうど良かった。今少しだけ私たちの水着姿を見たくなった諸君。残念だけどこれは小説だよ。挿絵なんか以ての外だ。
「それっ」
「きゃっ!?ちょっと姉さん!!」
「あはは!さとり隙だらけ……いゃっ?!」
背後から冷たい水が全身にかかる。私が後ろを向くと、こいしがケラケラと笑っていた。
「こいしぃ〜!」
「ちょっ!しんりねぇ!かけすぎだよぉー!」
「知ったことかー!」
バシャバシャと3人で水をかけあう。こんな感じで姉妹水入らずの遊びをしたのも久しぶりで、少なくとも私はとても楽しめた。暑さも凌げたし、楽しかったし。そのかけあいもヒートアップしていっていた。
「くらえっ!」
「このっ!」
ばっしゃぁぁ…………三人同時に大量の水をかけた。簡易プールなのでもちろん範囲は狭い、外にも水はかかっている。私達はプールの目の前で水着に着替えたため、私服がすぐ隣に畳んで置いてあった。私達は後々、このことを忘れており、無我夢中に水をかけていた。
「あっ…」
「ん………?……あ」
私とこいしがそれに気づいた。そう、今の私たちの服がびっしょりと濡れていたのだ。
「あらら……地霊殿まで取りに行くか、そろそろお昼時だし、丁度いいよね」
「そうね……」
「仕方ないか……もっと遊びたかったけど……」
しょんぼりするこいしを横目で見て、私はプールからあがる。濡れた服を片手に、私は地霊殿の玄関へと歩いた。そのまま風呂場へと向かい、洗濯カゴに入れようとする。そのままそれも洗濯してしまおうと考えた時、まだ洗濯機がゴウンゴウンと回っていた。あ、そうだ。今日の朝、私達三人の私服を洗ってたんだ………後2時間くらいかな?私は水が腐るのですぐに洗いたかったが、渋々洗濯カゴに入れた。するとドアが開き、こいしが顔を出す。まだ髪の毛が濡れており、水着姿のこいしは全身に艶があるように見えた。
「どしたの?」
「私の服知らない?1枚もないんだけど………」
「え?……ほんと?あれ、おかしいな………」
「ごめん姉さん。私も」
「え、入れる棚間違えたかな………ちょっと待ってて」
私は2人にそう指摘され、自分の部屋に入り、棚を漁る。もしかしたら私の棚に2人の服が入ってるかもしれない。しかし、2人の服はおろか、私の服すらもなかった。しまった………全部洗濯してるんだった………私たちの服は調達するのが面倒で1人3着しか持っていない。ってことは…今現在2着洗濯中。1着びしょ濡れ…………何も着れない……そろそろ水が冷えてきたんだけど………
「しんりねぇー?」
「ごめん、今服無いや……」
「え、えー………じゃあどうするのよ?」
私はその場で頭を抱える。確かにほかの服はあるが……寝間着があるが、この後も寝間着で活動すると汗で眠れなくなってしまう。他には…………あるにはあるけど……恥ずかしくて着れないもんね………
「あ、そう言えば先月くらいに勇儀から可愛い服もらったよね?3人とも違うやつ。それでいいんじゃない?」
「こいし……あれは思いっきり『こすぷれ』ってやつだよ………恥ずかしい…」
「あ、あれはダメよ!勇儀さんのお遊びで作った服だし、派手で着てられないわ……」
「ええー?でも、このままじゃずっと水着のままだよ?」
「うっ……」
私たちが今議論しているのは、以前勇儀さんが『差し入れだ!古明地姉妹!』とかいって、1人1着の服をプレゼントしてくれた。無下にするのも心苦しかったので、私はそれを素直に受け取り、袋を開封した。まだ普通のTシャツとかだったら良かったものの、これがかなり過激でなおかつ『こすぷれ』と言わんばかりの派手な服なのだ。一度着てみたが、恥ずかしくてすぐに脱いでしまった。しかし、こいしだけはノリノリで着ていたのを覚えている。そうそのこすぷれとは…………
「早く着ようよ!魔女っ子!」
「嫌だぁぁぁ!」
自分たちのイメージカラーの露出の激しい魔女のコスプレなのだ。これを勇儀さんが作ったのか、一時はそう疑ったがどうやら地上の妖怪の友人と勇儀さんが話していた時、私達の話題で盛り上がっていて、せっかくだから……って感じで作られた代物らしい……なんか釈然としない…
「えぇー?涼しいのに……」
「そういう問題じゃないのよ……」
「とゆーかもう着てるし…」
私とさとりは水着姿のまま、そこで立ち尽くしていたが、こいしはいち早くその服に着替え、深緑の魔女っ子に変身していた。我が妹ながら可愛いな……。
「さ、お姉ちゃん達も着よ?」
「うぐ……」
確かに水着のままじゃ気持ち悪いし、着替えた方が楽かもしれない。少し諦め気味になり、私は自分の白の魔女服を手に取る。すると、さとりが少しだけ驚きと焦燥の顔を浮かべる。
「ちょっ、姉さん?!ほんとに着るの?」
「いや、恥ずかしいけど、水着のままは嫌だし……」
私は渋々魔女服を着る。肩が露出し、スカートもかなり短く、いつものフリルスカートよりも足がスースーする。私は赤面してスカートの裾を伸ばす。
「うぅ……」
「あっははは!しんりねぇ恥ずかしいの?」
「恥ずかしくないこいしがおかしいの!」
「さとりねぇは着ないの?」
私は置いてあった魔女の三角帽子を被り、扇風機の前にストンと腰をおろし、さとりの方を見る。さとりはまだ水着姿のままで、正直さとりが1番目立っていた。
「い、いやよ!それなら洗濯終わるまで待つわよ!」
「服が乾くの明日だよ?さとり?」
「うっ……」
じぃーっとさとりを2人で凝視する。その目線にお手上げだったのか、さとりは更に顔を赤くし、声を荒らげてこう放った。
「わ、分かったわよ!着ればいいんでしょ!」
「お、さすがさとりぃー!」
私はもうこの魔女姿に慣れ、心の余裕を生むことが出来た。さとりは少し涙目になりながらも、紫とピンクの魔女服を上から着る。やっぱりさとりのコスプレは冗談もお世辞も抜きで可愛いな………
「う、うぅ……そんなに見ないでよ姉さん!こいしも!」
「あ、照れてるさとりねぇって結構貴重かもね?」
「こいし、このさとりの姿をよーく目に焼き付けておくんだよ?」
「う、うるさいわよ!姉さんだって同じ格好してるじゃない!」
私は心の余裕が出来たなんて言っていたが、やはり落ち着かない。露出が激しいため、いくら姉妹とはいえ体の一部を見せるのはやはり恥ずかしくてつい隠してしまう。
「え、い、いやー…私はもう恥ずかしくないし……?………………ひゃんっ!?」
私は唐突にとんでもない声を上げてしまう。こいしに露出している肩を指でなぞられ、くすぐったさから声を上げてしまた。
「お、しんりねぇ凄い声出た。それに……肌スベスベ♪」
「ちょっ、こいし……!そんな触らないでっ!」
「………〜〜〜っ!私も混ぜなさいよ!」
「ちょっ!さとりまで!やめて!お姉ちゃんに何するのぉぉ………」
さとりが新たに混ざり、私の肩をくすぐる。この日、私達は遊んだ後、魔女服が今までにない以上の汗を纏っていた。ちなみに、私はこの日だけで数日分の体力を消費して、こいしとさとりは私の肌を触っていたからなのか、清々しい顔をしていた。世の中って不公平だよね。
「ふぅー………楽しかった♪」
「はぁ………はぁ……つ、疲れた……」
「でも、姉さんの肌、何でこんなに綺麗なのかしら?」
「知らないよ…………今はそれどころじゃない……」
夜、服がまだ乾かないので、3人で姉妹水入らず、久しぶりの風呂に入っていた。地霊殿の風呂はかなり広く、大浴場と言っても過言ではない。3人でも全然余裕で伸び伸び出来る。
「でも、こうやって3人でお風呂に入るの久しぶりね……」
「そうだね……しんりねぇもさとりねぇも1人で先に入っちゃうんだもん…………これからは一緒に入ろーよ!」
「ええ……毎日体触られるのは嫌だよ………」
「大丈夫よ姉さん。今日は気分が………ね?」
「ちょっとさとりその目怖いよ」
「あはは!でも、今日は楽しかったね?また魔女服で遊ぼ!」
こうして、私達の魔女っ子遊びの1日は私だけが不幸な目にあって幕を閉じたのだった。
しんりちゃんの肌ってどれくらいスベスベなんだろうね……
とゆーか魔女っ子なのに魔法系の物がないという完全な題名詐欺………まぁ、想像回だしね………
とゆーわけで少し百合要素のある小説でした!