このマジェスティックな狩人様に啓蒙を!   作:溶けない氷

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もしも灰と幻想のグリムガルに異世界転生して来たのがフロムキャラだったら

火の無い灰
神様絶対殺すマン
人間を弄ぶ異世界転生神に切れる、ヨルシカ様を見習え
神は殺され魂を奪われた
選ばれし勇者よ魔王を討伐するのだ。
ちなみにこの魔王様は無限リスポーンしてくる
命はいらん、両耳と舌、脊椎を置いてけ

狩人様
召喚すると嬉々としてモンスターの内臓を抜きまくる
どこもかしこも獣だらけだ
だから・・・
友よ かけがえの無い友よ
我が生贄となれ
・・げる

人類種の天敵
世界滅亡開始


第15話

貴方はアクセルの街に現れたベルディアをその他大勢の冒険者達と見物している。

どうやら彼はあのカズマ少年のパーティーに怒っているようだ。

ダクネス嬢が理想の騎士だったとか…ふむ、成る程

あの変態騎士は金髪碧眼で豊満な女騎士を無理矢理犯すのが理想だったのか…

「え、変態?」

「確かにそういう情報が書いてあったな…」

「やだ…魔王軍幹部でレ●プ魔?…」

 

冒険者の間でベルディアはレイ●魔で女冒険者にピーするのが趣味だという噂が出回っていた。

謂れの無い…もっともセクハラ魔だということには反論の余地がない事実だが、常識的に考えて魔王軍の幹部がセクハラ程度で済ませるはずがないという常識…

理不尽だがある意味自業自得な中傷がベルディアを襲う!

 

「ちちちちち違うわ!なに変な噂流しとるんだ貴様ら!

なに!?いじめ!?これ新手の陰険ないじめ!?

爆裂魔法は相変わらず撃ち込んでくるし、変な噂は流されるし

もう切れるよ!!俺の我慢がマッハで限界!」

 

「人でなしって?爆裂魔法なんか撃ち込んでねーぞ!」

「何を言ってるんだ!あれから毎日毎日そこの頭のおかしい紅魔族の娘が撃ち込んで来とるだろうが!」

 

どうやらめぐみん嬢はあれからも毎日大きくて硬いあの城に行っていたらしい。

 

遂にキャラまで崩壊してアクセルの街の前でキレまくるベルディア。

それにしても一体誰がめぐみんを爆裂魔法を撃った後に回収していたのだろうか。

 

「ひたいひたい!かじゅまぁ!だってあいつのせいで碌なクエスト無いんだもん!

バイト先の店長がコロッケが売れないと怒るのよぉ!」

わかった。

 

「聞け、愚か者ども。

この俺が真に頭に来て居る事は、爆裂魔法や謂れの無い噂だけではない。

貴様らには仲間の死に報いる気概は無かったのか!? 

この俺も、生前は真っ当な騎士のつもりだった。

あの仲間を庇って呪いに掛ったクルセイダ―を

騎士の鏡の様なあの者を、みすみす見殺しにする様な真似をしおって!」

すると後からダクネスが現れた…

「や、やあ……。その……、騎士の鏡などと……」

話が聞こえたのか照れくさそうに頬を掻いている。

 

「なになに? あのデュラハン、あれから毎日私たちが来るの待ってたわけ!? 

あの後すぐに呪い解かれたのも知らないで、何それウケるんですけど! ちょーウケるんですけど、プークスクスゥ!! 

かわいそー、あはははは!」

 

その後はアクアのターンアンデッドが直撃したり、

「ふっ、駆け出し冒険者の街のアークプリーストの浄化魔法など

神聖魔法対策をしたこの俺に通用する訳が――ぎゃあーっっ!!」

「ね、ねぇカズマ。おかしいわ!全然効いてないみたい!」

「いや、ぎゃーって叫んでたろ」

ところで自分の呪いがあっさり解除されたことは忘れていたのだろうか?攻撃が雑魚だと思って回避行動を怠るなど狩人失格である。

いかなる攻撃も一撃必殺だと仮定し常に最適な回避行動を取るべきであろう。

もっとも彼は狩人ではなくアンデッドなのでどうこういうべきものでもあるまいが。

遂に怒ったベルディアがアンデッドナイトを召喚したりした。

「もはや遠慮せんぞ!預言者の言う堕ちてきた光の調査なぞ、街ごと滅ぼしてからやればいい。態々この俺が相手をしてやるまでもない。アンデッドナイト達よ! この街の連中に地獄を見せてやれ!」

 

それは困る、貴方の研究はまだ始まったばかりだし気に入った本拠地を壊されるのは避けたい。

故に貴方はアクセルの街に向かってきたアンデッドナイトの大軍に単身で立ち向かった。

 

BGM Ash Crow

「む…貴様…ふふふ、駆け出し冒険者の中にも勇敢な者はあのクルセイダー以外にもいるようだな。

勇気は認めるが…いや勇気と無謀は違うぞ?」

別に問題はない、似たような連中なら殺してきたし殺し続けるだろう。

貴方がアンデッドの前に歩いて行くと瞬時に狩道具のノコギリ鉈を変形させ薙ぎ払う。

鉄塊そのものを叩きつけるとアンデッドが剣や盾で防ごうとする。

ガァンと鋼鉄が打ち合うとアンデッド数体が粉微塵になって宙を舞った。

貴方はアンデッドナイトの脆さに驚いた。

やはり肉ではなく神秘だけで繋がっているのではしっかりと繋げられないらしい。

つまりタフネスさではスケルトンよりゾンビの方が上という常識である。

「驚いだぞ…駆け出しの街だと聞いていたが、その力、技量。

貴様のような上級冒険者がいるとはな…ソードマスターか?」

ベルディアも感心している。

「だがその程度ではこのアンデッドナイトの大軍を相手しきることはできまい!」

確かに次から次へと物量に任せて押してくるアンデッドの大軍は貴方にとっては脅威だ。

先頭を倒しては後退してもいずれは追いつかれて囲まれてしまうだろう。貴方はガトリング砲を掃射してできるだけ距離を詰められないうちに掃射した。

数秒の掃射で更に第2陣のアンデッドが数十体粉砕されるがあっという間に弾丸切れを起こす。

「ほう…その武器、かつて俺が屠ったチート持ちのニホンジンの中に似たような物を持っていた奴がいたぞ。確か”ジュウ”だったな」

ベルディアは自らに向かって飛んできた銃弾を大剣を盾にして弾く。

超音速で飛んできた銃弾を防ぐは恐るべき剣筋だ。

アクアに煽られてお笑い要員になりつつあるが魔王軍幹部の実力は本物だということだ。

「だがこの程度の威力では俺は倒せんぞ?」

もちろん、貴方にしてもベルディアを遠距離から撃ち続けて倒せるとは思っていない。

そもそも弾丸の方があっという間に尽きるだろう。

貴方は弾切れを起こしたガトリング砲を捨てる。

弾丸の消費が激しいのが欠点だ、長期戦には向かない。

「終わりか?素晴らしい戦士だったが…行け!アンデッドナイト達よ!」

そしてアンデッドナイト達が向かってくる…アクアの方に向かって。

「アルェー!?」

 

自称女神を追いかけ回す不死者の騎士団

「こ、こらっ、お前達! そんなプリースト一人ばかり狙ってないで、ちゃんと他の冒険者や町の住民を血祭りに! き、聞いてない。どうなってるんだ一体?」

 

だがこれはチャンスでもある、貴方はカズマ少年達に不死者の騎士団の相手をしてくれるように伝えた。

 

ボスキャラは貴方の獲物だ、これでようやく狩りができる。

貴方はドラゴン相手にすら放たなかった絶殺の殺気を醸し出す。

これほどの獲物に全力で挑みかからぬなどあり得ない。

「やはりな…その殺気、俺ですら武者震いが止まらん。

成る程…貴様が光…つまり勇者というわけか」

もちろん貴方は勇者などではない、勇者とは人々に希望を与える存在らしいが

貴方が人々に与えられるのは狂気と絶望と殺戮と啓蒙だけである。

どっちかというと魔王に近い。

 

「おおお、なんという…貴様…一体どれだけの修羅場をくぐればそんな目ができる?深淵よりもなお暗い目など魔王軍の幹部の中にもおるまい」この程度の目など一夜で誰でもなる。

 

「いいぞ…それでこそ勇者というわけか。

わかる…わかるぞ…お前の実力、神器頼りの薄っぺらい連中とは厚みが違う…

我が名は魔王軍幹部『チート殺し』のベルディア。この名を胸に刻み、そして恐怖しながら死に絶えるがいい

行くぞ勇者y『エクスプロージョン!』へっ?」

 

その直後、戦闘開始しようとした貴方とベルディアは仲良く轟音と共に巨大な爆裂に包まれた。

…爆発の余波が過ぎ去る頃には、アクセルの街の直ぐ近くに巨大なクレーターが一つ穿たれた。

 

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