このマジェスティックな狩人様に啓蒙を!   作:溶けない氷

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Bloodborne PS plusフリープレイ記念
なおDLCはついてない
狩人様ってやってきたこと冷静に考えると酷いな
流石は灰と並ぶフロムのナチュラルボーンクレイジーサイコパスやな


第3話

急募

 

狩人仲間募集

今や世界は汚物に満ち、塗れ、溢れかえっている…

素晴らしい世界なので存分に狩り殺しましょう 

鐘を鳴らすので次元を超えて来てください

スキル 

内臓攻撃 ガンパリィ 神秘 リゲイン 輸血など

彼方への呼び掛けまで使えます

啓蒙がガンガンたまるパーティー 

鐘がなかったら掲示板まで

参加してくれた人には狂人の智慧と狂気の死血あげます

冒涜聖杯儀式手伝います

アメンドーズに哀れな慈悲をかけてくれる人

冒涜聖杯デブ狩りマラソン有り

すぐ死んでも怒りません

 

 

BGM 悪夢の主 ミコラーシュ 

 

『テケリリ…テケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリ!』

なぜかショゴスの鳴き声を発しながら求人欄を見た人間のSAN値を一瞬で削る求人票。

まさかの初心者ギルドに初見殺しのデストラップである。

 

「あああああああああああああああああああああああっ!」

「おお、アメンドーズ…アメンドーズ!」

「宇宙は…空にある!」

「ああ、ゴース…あるいはゴスム」

 

「ooh,Majestic!Hunter is a hunter even in a dream!」

 

アクセルの街のギルドはその張り紙が貼られるや否や阿鼻叫喚の地獄と化した。

期待の新人がパーティーメンバーを募集する、それだけでかなりの人が集まった。

同じく、期待の新人でもある女神アクアの募集とはえらい違いである。

結果、張り紙を見た者は字が瞳にフレームインした瞬間に発狂した。

実に啓蒙高き上位者の貴方が書くと、もはやただの張り紙だと言うのにまるでネクロノミコンの書のごとき啓蒙力である。

ちょっとこの狩人の殺傷力高すぎじゃないですかね?

 

「あなたは張り紙貼るの禁止です」

目を包帯で覆って掲示板の求人票を燃やす受付嬢に釘を刺されてしまった。

なんと、仲間を募集することさえ禁止されてしまったのだ。

 

ここであのダクネスという少女について考えてみよう。

彼女は防御に特化した職種でクルセイダーなるクラスらしい。

貴方のガンパリィからの内臓引っこ抜き攻撃の前には悪夢の巨人といえども一撃で沈む。

カレル文字強化は伊達ではない。

しかしながら防御に関しては当たらなければどうということはないが、狩人であるため軽視しまくっている。

正直に言うと狩衣装にしても殆どただの普段着ではないだろうか?

軽装と重装、考えてみるとなかなか悪い組み合わせではないのだろうか?

ダクネスが殴られている間に殺されきる前に貴方が背後からR2溜め攻撃からの内臓攻撃を喰らわせれば勝てる。

攻撃と防御にそれぞれ特化しているのなら案外良い関係になるだろう。

持ち運ぶ必要のない使い捨ての盾と考えれば良いのだろう。

 

そんなこんなで貴方は自分で求人票を書くことを禁止されてしまったので

仕方なく口頭で伝えた内容を受付嬢が書いて貼っている。

貴方は仕方なくテーブルに座った、これからやるべきことはあるがまずは拠点の作成だろう。

夢の中ではやはりイマイチ使い勝手が悪いので色々と持ち出すべきものがあるのだ。

 

すると銀髪の傷のある少女が向こう側のテーブル席に座る。

「君が噂の…あーその…求人票で人死を出しかけるってどんなのよ、それ…」

失敬な、ちょっと20人程発狂しかけただけではないか。

あの程度で発狂しかけるとはこの街の住人は耐性が低すぎるのでは?

深海を受領するのだ。

「私はクリス、このダクネスの友達ってところね。

ねぇダクネス、やっぱやめといたほうが良いよ。」

 

「いや!止めないでくれ!例え親友の忠告といえども私が選ぶべき道はここにあるのだ!」

 

パーティーを組みに来た女性とそれを止めに来た友人。

貴方は友人の忠告は聞いた方が良いと忠告した。

そしてダクネスに色々と聞いていく

パリィはできるのか?腸をブチまけられるか?武器変形攻撃は?

など質問をぶつけていくが

「うっ!す、すまない!実は私ひどく不器用で攻撃を受け止めるしかできないのだ…」

貴方はパーティーを組む以上は最低でも小楯パリィかパリンクダガーからの致命攻撃が今のダクネスの狂人…ではなく強靭から必要だと説明した。

さもなければスタミナを削られてよろけからの致命攻撃で盾としてすら役立たずだと言った

 

「くぅぅぅ!容赦無く私を役立たず扱いだとぉ!?良い、すごぉくいい!

頼む!そこは分かっているがそこを曲げて使ってくれ!なんなら夜の相手に貴方の性欲をぶちまける娼婦まがいでも構わない!」

 

「ちょっ!ダクネス!あなたねぇ、いくらなんでも私の親友をビ●チ扱いは許せないわよ!

勝負!そう、私が勝負して勝ったらダクネスのパーティーの話は無し!」

 

娼婦?ああ、あのアリアンナの話か…

あの女性の血は甘く、芳しかった。ダクネスも芳しい血の通う血の聖女にしたいと思ったのだが友達は反対らしい。

だがなぜあの話からそういう方向に持っていくのか。

 

実は…

「素晴らしい!私を娼婦と同じように扱って散々貢がせて用が無くなったら異種姦陵辱の上に異形出産陵辱の挙句、下水道にゴミのようにポイするだなんてまさに鬼畜の極み!

私の仲間に相応しい!」

 

「ちょっ!?ダクネス!?貴方何言ってんのぉ!させないわよ、絶対にダメだからね!」

という啓蒙が高い暴走をダクネスがクリスの前でしたらしい。

 

というわけで勝負することになってしまった。実に啓蒙低い展開だな。

 

「ルールは簡単、私がスティールのスキルで貴方のアイテムを一つ盗む。

それを1時間以内に貴方が取り戻せれば貴方の勝ち、私が逃げきれたら私の勝ち?

良いわね?」

それはそうと貴方が勝ったら、何をもらえるのだろうか?

出来ればクリスの血が欲しい。

「んなっ!?…あ、貴方まさか私までダクネスと同じように玩ぼうっていうの?

噂以上の鬼畜ね。この頭のおかしい狩人が!」

そんなことは言ってない筈だが。

「問答無用!スティール!」

クリスの右手が光ると貴方のアイテムが盗まれる…盗まれたのは。

「さぁ!このアイテムを返して欲しくば!(ぐちょ)…グチャ?」

クリスが右手に掴んだアイテムに違和感を感じる。

なんとなーく、生暖かく腐臭を感じ柔らかく脈打っている…『テケリリ…』

クリスが恐る恐る右手を開くと…ギョロ…

手の中に生きた肉塊があった…

『テケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリテケリ』

 

BGM 悪夢の主 ミコラーシュ 

(Majestic!)

 

なんと、貴重品である生きているヒモを盗まれてしまった。

「ああああああああああああああああああああっ!」

するとなぜか絶叫を発してクリスが白目を剥いて倒れこむ

うねうねとヒモが倒れたクリスの上を這い回り、なんというか…その…触手陵辱っぽい

「お!おいクリス!な、なんという戦術だ!か弱い婦女子にこんな淫猥な物を握らせるなんて

おまけに触手陵辱とは!ああ、なんて羨ましい!」

ダクネスは喜んでいる。

よくわからないが、喜んでもらえたのなら幸いだ。

今の所は無理にパーティーを組む必要はないしクリスもこう言っている。

この勝負はクリスの勝ちでいいと伝えておいてくれと貴方はダクネスに伝えた、

それとその生きているヒモは記念にあげるから可愛がって欲しい。

「か、可愛がられる!触手に可愛がってもらえるなんて…クリス…返す返すなんて羨ましい!」

喜んでもらえたようだ。


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