黒の剣士 after
雰囲気のある夜の街、そんな中で一際賑わって見える1つの酒場。そんな所に今日も1人のプレイヤーが足を運ぶ。
「いらっしゃい!って久しいな坊主!」
入口を潜り、入店したのは私服だと言うのに黒一色たんでいかにも友達のいなさそうなテンションの低い1人の少年だった。
「?どうした?そんなに落ち込んで?…ははぁん。さてはとうとう副団長殿に振られたな?え、そんなんじゃない?じゃあ、ズバリ喧嘩だな?」
エールを渡し、乾杯する。こんなウザイ絡みをしながらも会話は淡々と進んでいく。そんな中図星をつかれたようにビクッと坊主は身体を反応させる。
「あ?図星かよ。なんでまた喧嘩なんざしたんだよ…っとちょい待ち、ほれピリ辛トード焼きだ。へ?これ?」
エールを一気に流し込んだかと思えばすぐさま樽ジョッキを起き、自分が出した料理を指さす。
「え?なになに、お前さん食いもん1つで喧嘩したってのか?あ?1つじゃない?クリームワームに綿飴クモ、3首ヘビも捨てられた?はぁ、見事にゲテモノばっかだな…」
少し出来上がってるのか顔を赤くして、テンションが安定しない坊主。まぁ、喧嘩しているから仕方がないが、それにしても酷い食材ばかりだ。
「まぁ、確かに副団長殿の飯はいつも洗礼されてて綺麗で上手いしな…たまにはジャンクなゲテモノも食いたくなりそうだけどよ…え?そうじゃない?いつも上手いもん食わして貰ってるからお礼がしたかった?んー…坊主、だとしてもチョイスがだな…」
坊主の気持ちが分からんでもない。まぁ、自分には坊主のように嫁などいないが、その料理の腕前を知っているため何となく想像がついてしまう。
「へ?美味さを共有したかった?かぁー…お前さん食材をそのままだしただろ?美味さ共有したいならお前さんが料理しなきゃダメだろうが!あ?したことない?知るか!だったら、教えてやるから厨房こい!」
そう言って、5杯目に突入したエールを無理やり置かせ坊主の手を引き厨房へと引きずり料理を教える。酔っ払いがどこまで覚えているかは分からないが、とりあえず仕上げまで済ませた。
「ふっ、これでゲテモノ嫌いのあの子もイチコロさ…!」
かなりキメ顔で料理を仕上げ、坊主に食わせた。まぁ、坊主からは大絶賛だった。すると、
「おっ!明日の朝にでもご馳走する?いいじゃねーか頑張れよ!って坊主〜!お勘定ー!!」
よほど嬉しかったのか出来上がった坊主は食材片手に店を飛び出していった。
「…まぁ、いっか!今度払わせればいいし…ってあいつ持ってったの…ただのトードじゃなくてポイズントードじゃねーか…」
翌日の朝、ボコボコに晴れた顔に虚ろな目をした坊主は微妙に溶けだしたポイズントードが入った鍋を握りしてただ、涙はしていた
夜の街は今日も賑わう
記憶が曖昧でちょっと違うと思いますが許してください┏○┓