本日も!晴天…なり…
なんという事であろうか、歩く戦術…じゃねーや、ソルティリーナ上級、てもう卒業してた…何と、あの卒業試験から早数ヶ月、坊主と美少年も上級修剣士として傍付きを取るくらい成長していた。そしてこの鍛冶屋も……
「はぁぁ……刀…打ちたい………」
なんという事であろうか……何の間違いか卒業トーナメントの翌日から客がひっきりなしで来やがった。それも、全部!打ち直し!!!
「あの堅物女…!!どんな宣伝の仕方したんだよ!!!いや、ありがとうございます!だけど!!!この数ヶ月間、いっっっしょう武器武具の打ち直し、手入れ、仕上げ!鍛冶屋だぞ?!武器作ってもらえや!!!あ、へっぽこだった…」
「あ、あのぉ…」
「んぁん!?って、んだよロリっ子か…」
「!ロリっ子とは何ですか!」
「いや、見たまんまな?」
「わ、た、し、は!キリト上級修剣士殿の傍付き、ロニエ・アラベル初等錬士です!」
「あ〜、はいはい。坊主なんちゃってガチ恋剣士のロリで巨乳初等…」
「うわぁぁぁ!!!」
「へぶっ!?ぶっらぁぁっー!!!」
「はぁはぁはぁ!!!」
何とあろう事か、このフラグ兼責任ガチ勢製造機(坊主)の事を好きになってしまった少女は自分の羞恥を隠すべく全力の力を込めて、こちらの…コメカミを撃ち抜いた。
あれ?おかしいよね?今まで色んな酔っ払いを経験してきた、ある時は酔拳使い、ある時は猫耳ちんちくりん、ある時は意気地無し娘、ある時は妹属性爆発義妹、ある時はクール系萌えたら可愛い女子。
それなのに、今に来て…王道の…
「ま、さか……」
「主さんのバカ!絶対にキリト上級修剣士殿に言ったらダメですからね!!!」
「ここに来て…後輩属性超高め、純粋無垢な恋する乙女、か…」
「あ、すいません!主さん、頭打っちゃいましたか…?」
「いや、打ってねぇよ…てゆーか、今になってお前さんみたいな属性は、時代に合わんて…」
「???」
「そもそもな…ツンデレが現れ、クーデレが現れ…そしてヤンデレが現れた。」
「?????」
「今の時代…反面ありのデレだ!お前さんみたいに、半端なデレやってる奴が生き残れるはずがない!!!」
「あの…さっきから言ってる言葉の意味は分かりませんが…キリト上級修剣士殿は私の…憧れで…私の―――大切な人何です。」
「!?!?ぐっぼぁっ?!?!」
その瞬間だった。いてもたってもいられず…俺は吐血し後方へと吹き飛んだ。その時、目の前にいた少女の表情、顔を赤面させながらもモジモジとたじたじしてしまう感じが、あまりにも愛おしく、そしていたたまれなくなり…酒瓶を次々になぎ倒し、挙句の果てに坊主とリーナ専用のワインセラーまでぶっ飛んだ。
「あ、バk…主さん?!」
「おい、今バカって言おうとしたか?」
「な、何のことでしょう…?」
「…ちく、しょう…完敗だ…俺は忘れてたみたいだ…―――デレデレ、お前さんみたいな…可能性を」
「あ、主さん…」
「くそが…なんだって言え…準ロリ……なんだって聞き入れてやる」
「じゃあ、準ロリってやめてください。」
「わかった。ロリ…なんだって…」
「次ロリって言ったら、あること無い事言いふらします。」
「ロニエちゃん…なんだって言って下さい!」
「じゃあ、お言葉に甘えて…」
「………何これ?」
「キリト上級修剣士殿からです。『明日までに頼む』との事です。」
「…真っ黒黒助出て来いや…でねーと必ずぶっ殺す…!!!」
「何でもですもんね?」
「ぁぃ…」
副団長、美少年、他諸々。同等の圧を感じながら、涙を流す。
今日も今日とて鍛冶屋は正常運転。