「やよいの所に行かなきゃ!」
俺は走ってやよいが搬送された病院へと向かった。
「やよいは、大丈夫なんですか⁉︎」
俺は少し声を荒げながら病院のスタッフに聞いた。
「黄瀬やよいさんなら、今、841号室にいます。命に別状はなかったようですよ!」
俺は病室の場所を聞いた瞬間、また走り、やよいのいる病室に向かった。そして、841号室につき、病室に入るとベッドに横になりながら夜空を見ているやよいがいた。
「やよい...」
「あっ、虎太朗くん!よかった目を覚ましたんだね!」
やよいはごまかしている、自分を傷つけた本人が目の前にいるのに普通は笑顔で振る舞えない。
「やよい、ほんとごめん!」
俺はそう言いやよいに抱きついた。
「虎太朗くん、大丈夫だよ!いてて...今、抱き合ってると傷口に触れちゃって痛いからまた今度にしようよ!」
「ああ、すまん...」
まだ気にしている俺にやよいが言った。
「虎太朗くん、みんなに聞いたよ!明日、バッドエンド王国に行くんだってね!私もこの程度どうってことはないから明日、みんなと一緒にバッドエンド王国に行くよ!」
「やよい...でも...」
「大丈夫!虎太朗くんならその力を悪いほうじゃなくいい方に変えられるはず!だから、今日の事は忘れてね!」
やよいの言葉を聞いてもまだしょんぼりしていた俺にやよいが頰に顔を近づけて来た。
ちゅっ。
俺の頰にキスをしてくれた。
「頑張ろう、虎太朗くん!」
俺は少しだけ立ち直り、やよいにいつものような感じでこういった。
「おう!絶対、バッドエンド王国の奴らを倒すぞ!」
そして1日は終わり、翌日、みんなが秘密基地に集まった。やよいは昨日の傷が残っているが元気な顔で秘密基地に来てくれた。
「病院から抜け出しちゃった...!」
「やよい、無茶はすんなよ。」
「分かってるよ!」
「それじゃ、みんないくよ!」
みゆきがそういった。
昨日の惨劇の舞台であるメルヘンランドについた。ここからバッドエンド王国へ向かう。
「よし、みんな!乗れ!」
ぬいぐるみが鳥になった。このぬいぐるみがただ者ではないと俺は感じた。
しばらくして、バッドエンド王国が見えてきた。荒廃している不気味な世界だった。
するとその時どこからか聞き覚えのある声が聞こえた。
「やはり来たかプリキュア」
三幹部だった。
「ピエーロ様復活の邪魔はさせないだわさ」
と言うマジョリーナ。
「キャンディはどこ! キャンディを返して!」
と迫るみゆき。
「子羊ちゃんならあそこだぜ」
と後ろを指差すウルフルン。
キャンディは一際高い石柱の上にある柱に縛られている。疲れたか意識も無い。
「キャンディ・・・」
と少し悲しげにいうみゆき。
「助けたいなら、助けに行くオニ」
と言うアカオーニ。
「但し、俺達を倒せたらの・・・話だがな!」
とウルフルンは余裕そうな表情でそう言った。
キャンディは絶対に助けるとみゆきは決意した。
「いくよ、皆!」
ready?
「プリキュア!スマイルチャージ!」
GO!GO! Let's Go!
「キラキラ輝く未来の光!キュアハッピー!」
「太陽サンサン熱血パワー!キュアサニー!」
「ピカピカぴかりん、じゃんけんポン♪キュアピース!」
「勇気リンリン直球勝負!キュアマーチ!」
「しんしんと降り積もる清き心!キュアビューティ!」
「5つの光が導く未来!輝け!スマイルプリキュア!」
「へっへっへ...あいつの元には行かせないぜ。」
ウルフルンがそう言った。すると、マーチはハッピーに言った。
「ここは、私たちが食い止める!ハッピーはキャンディを!」
「えっ、でも...」
ハッピーが戸惑っているとビューティと他のみんなもハッピーに言った。
「私たちの目的はキャンディを助ける事です。ここで誰かが彼等を止めておかないとキャンディは救出できません!」
サニーとピースはも頷いた。
「よし、じゃあいってくる!」
ハッピーはキャンディのいる場所を目指し走っていった。
三幹部は容赦なく攻撃を仕掛ける、4人はなんとか食い止めていた。
「美しい友情ですねぇ〜!」
とジョーカーがガケからジャンプし、ハッピーの目の前に現れた。
「そう上手くはいきませんよ…!」
と言うジョーカーだったが何者かに阻まれた。顔を上げて前を見るとビューティと覇龍哉がいた。
「いけ!ハッピー!」
「ハッピー行ってください!」
ハッピーは2人にそう言われ再びキャンディを目指して走り出す。
サニーはウルフルンとマーチはマジョリーナと戦っている頃、俺とピースはアカオーニと戦っていた。
「昨日の傷のせいで動きが鈍ってるオニ、ほら、ふっとべオニ。」
やよいは吹っ飛ばされてしまいしばらく立ち上がれなかった。
「今度こそ最後オニ、くらえオニ!」
アカオーニが金棒をピースに振り下ろそうした時、俺はアカオーニに言った。
「まて!アカオーニ、俺と戦え。」
「フン、人間に何ができるオニ。」
「出来るさ...昨日受けたバッドエナジー、悪い方向じゃなくいい方向に使ってやる。」
虎太朗はそう言うと身体から黄色のオーラを出し始めた。
「なっ、なんだオニ⁉︎」
「はぁぁ!」
虎太朗の髪はピースと同じ黄色になり、顔には虎の模様。
「虎太朗くん...!」
ピースは苦しみながらもそう言った。
「これが、バッドエナジーをいい方向に使った力、気に入ったぜ...さぁ、やろうぜ、アカオーニ!」
虎太朗がそういうとBGMに究極の聖戦が流れる。
「ちっ、なめるなオニ!」
アカオーニが金棒を振りかぶった時にはアカオーニの後ろに回り込みパンチを10発ほど打っていた。
「なにっ⁉︎後ろにいるオニ!」
アカオーニがそう言った瞬間、さっき虎太朗がアカオーニに打った10発が釘パンチみたいになった。
アカオーニを無事に倒した。ちょうどいい感じにみんなもそれぞれの敵を倒し、集まっていた。少しすると、ハッピーがキャンディを連れて戻ってきた。
「はやく、デコルデコールに星デコルを入れるクル!そうすれば女王様が助けてくれるクル!」
そう言われ、ハッピーは最後のデコルである、星デコルをはめるが何も起こらない。すると、地震が起きた。なんと、ピエーロが蘇ったのだった。
「あぁ⁉︎バッドエナジー砲クル、バッドエナジー砲は星を破壊する力を持ってるクル!」
「じゃあ、私たちが止めよう!」
みゆきがそう言うと、5人はレインボーヒーリングをうつ態勢に入った。
「プリキュア・レインボーヒーリング!」
バッドエナジー砲に向けて打ったが押し負けてしまいみんなバッドエナジー砲に飲み込まれてしまった。
「全てを怠惰な世界に…」
と言うピエーロ。だが、キャンディは言い返した。
「プリキュアは皆の笑顔を守るクル、絶対に!絶対に負けないクル!」
みゆきもキャンディに便乗した。
「そうだよ。絶対に…諦めない!」
すると、光り出すデコルデコール、スマイルパクトに見慣れないデコルがはめられた。
「プリキュアの皆さんに、ペガサスのご加護を...」
と謎の声が聞こえた。
すると、新しい武器、プリンセスキャンドルが出てきた。
「女王様ありがとう!」
みゆきはお礼を言った。そして、5人はそれぞれ専用デコルをプリンセスキャンドルにはめていく。
「ペガサスよ、私たちに力を!」
5人は新たな姿へ変化した。
「プリキュア、プリンセスフォーム!」
5人はそう言ったあと、すぐにプリンセスキャンドルのトリガーを引いた。すると、ピースが虎太朗の手を握りながら言った。
「虎太朗くんも力を貸して!いくよ!」
俺はピースと手を繋ぎながらペガサスに乗った。
「羽ばたけ、未来へ!」
「プリキュア・レインボーバースト!」
すると、ピエーロは再びバッドエナジー砲を打ってきた。非常に重い攻撃だが、5人の気合が勝ち、レインボーバーストがバッドエナジー砲を打ち破り、ピエーロに直撃する。
「輝け、ハッピースマイル!」
と皆が言うとピエーロは消え去っていった。
「みんな〜!やったクルー!」
キャンディは喜んだ。端の方でやよいが虎太朗に言った。
「虎太朗くん、やったね!」
やよいがハイタッチを求めてきたので俺は返した。皆、笑い合い勝利を喜んでいた。
今日もウルトラハッピーな日となった。