「虎太朗くん、今日はどこ行くの?」
ピエーロを倒してから少し経った。俺とやよいは最近、2人で出かけてばっかである。
「今日は、病院に付き添いで来て欲しいんだ。最近俺、調子が悪くてね...」
俺はバッドエナジーを注入されてた時からずっと、体調不良が続いていた。
「虎太朗くん...」
やよいは悲しげな表情で俺の名を言った。
「まっ、どうせ大丈夫だから!心配すんなよ!」
2人は病院へ向かった。付き添いといってもやよいは受付の所にある席で座りながら虎太朗が検査を終えるのを待っていた。そして20分後、虎太朗が出てきた。虎太朗は喜んでも落ち込んでもいなく、普通の顔だった。
「虎太朗くん、どうだったの?」
「なんともないみたいだ。やはり、バッドエナジーが...」
俺は嫌な考えが頭によぎった。でも、異常なしという以上、そうと考えるしかなかった。
「こ、虎太朗くん!ヒーローショップでも行こうよ!私、欲しいものあるし!」
やよいはこの場の空気を変えるために良い方向に話を変えてくれた。
ヒーローショップについた。やよいは目を輝かせていた。
「わぁ...!これが、太陽マンの2号ヒーローの月影マン!かっこいいなぁ〜...」
やよいはまた俺にキラキラ輝く目を向けてきた。だが、すぐに我に返り、カバンから財布を取り出した。
「危ない、危ない...危うくまた虎太朗くんに買わせようとする所だった...」
「やよい...」
いつも俺に買わせてたやよいの成長に俺は少し感動した。
「楽しそうですねぇ〜お二人さん。」
どこからかジョーカーの声がした。ピエーロを倒して平和になったはずなのに。
店の外に出て上を見上げるとやよいが首元を掴まれ苦しそうにしていた。
「この怠け玉、使わせていただきますね♪」
闇のオーラをまとった玉がやよいを飲み込んだ。俺は後を追うため、ジョーカーに自分にも怠け玉を使うよう頼んだ。
「使ったら、怠けてしまいますよぉ〜、それでもいいのですかぁ〜?」
ジョーカーは煽るように俺に言う。
「やよいを取り戻す!」
「愛ですか...その愛とやらで抜け出せるよう頑張ってくださいね〜」
おれは怠け玉に取り込まれた。中に入ると、遊園地どうやら他の奴らもいるようだ。
「ねぇ、虎太朗くん、ここの食べ物食べ放題なんだって!食べようよ!はい、あ〜ん」
やよいにドーナツを食べさせてもらった。その瞬間、俺は怠けてしまった。だが、どこからか呼ぶ声が、そしてビンタをくらった。
「おい、虎太朗!目を覚ませ!俺だ、覇龍哉だ!」
俺は覇龍哉のビンタで目を覚ました。目を覚ますと周りにはレイプ目になっている5人がいた。
「俺は何を....」
「お前は怠けていたんだ!この中は全て
「くそっ!まんまとはめられていたのか....」
「今は、5人の眼を覚ますことが最優先だ!まず、自分の彼女から起こせ!」
覇龍哉はそう言うと、早速、れいかを起こしにいった。
「やよい!今、覚まさせてやるからな!」
俺はやよいの手を握った。やよいは以前、俺の手を亡き父の手みたいだと言っていた。大切な思い出を甦らせれば、目を覚ますかもしれないと思った。
「....‼︎この手..まさか、お父さん?」
やよいはどうやら目を覚ましたようだ。
「あれ...虎太朗くん、何してるの?」
やよいは、まだ少しボケているようだ。
「そう言ってる場合じゃないんだ!」
やよいは辺りを見回し、空を見上げた時、どういう事が起きているか気づいたらしい。
「ジョーカー....!私が倒す!」
「待て!」
虎太朗が言った時には遅かった。やよいは変身をしていた。
ready?
「プリキュア!スマイルチャージ!」
GO!GO! Let's Go! ピース!
「ピカピカぴかりん、じゃんけんポン♪キュアピース!」
「キュアピースですか...余裕ですね!」
「ピースだけじゃない!私もいます!」
ビューティがそう言った。どうやら、覇龍哉も目を覚まさせる事に成功したらしい。あとは、みゆき、あかね、なおの3人。
「キュアビューティ...やっかいですねぇ...」
「虎太朗さん、覇龍哉くん!今のうちにみゆきさん達を!」
「任せろ!」
虎太朗と覇龍哉はピースとビューティがジョーカーの相手をしてくれている間にみゆき達を懸命に起こしていた。
「起きろ!みゆき、あかね、なお!」
「しょうがない...この能力を使うか...」
俺は禁断の能力を使う事を決意した。
「覇龍哉もしも、俺に何かあったら止めてくれよ!」
「お前...!」
「バッドエンドチャージ!」
俺がそう言うと、みゆき達の身体にあった怠けが出ていき、俺の身体に取り込まれていく。
「虎太朗!何やってんだよ!」
「バッドエンドチャージはバッドエナジーを吸い取る事が出来るんだ...怠けも元はバッドエナジー、吸えばなくなる。だが、バッドエンドチャージをしすぎると俺は死ぬ。」
虎太朗は能力について深く話す。話している間に身体から怠けが無くなったみゆき達が目を覚ました。
「うーん...ここは?ってそうだった!ここはジョーカーの作った世界だ!ピースにビューティ!私も変身しなきゃ!」
「みゆき、ウチもいくで!」
「私も!」
みゆきに続きあかねとなおも変身する。
「プリキュア!スマイルチャージ!」
GO!GO! Let's Go!
「キラキラ輝く未来の光!キュアハッピー!」
「太陽サンサン熱血パワー!キュアサニー!」
「勇気リンリン直球勝負!キュアマーチ!
「揃っちゃいましたか...でも、私を倒すことはできない。」
「いけっ、ハイパーアカンベェ!」
ジョーカーは相変わらず余裕の表情。そして、ハイパーアカンベェを召喚してきた。
「頑張った先に笑顔があるの!怠けた先にはなにもない!」
ハッピーがそう言い、5人は手を重ね合う。すると、炎の力が巻き起こる。
「覚醒でござるか!」
「おにーちゃん!プリキュアは強くなるクル!見ててクル!」
「この炎...ま、まさか...!」
ジョーカーは驚いていた。
「皆、行くよ!」
「プリキュア、プリンセスフォーム!」
背景に写る神獣がペガサスからフェニックスに変わっている。
「プリキュア、ロイヤルレインボーバースト!」
5人の放ったロイヤルレインボーバーストはハイパーアカンベェに当たり、黒っ鼻が消滅した。
「くっ...ここは一旦、退散だ。」
そう言い残しジョーカーは去っていった。それと共に元の世界へと戻った。
「今度こそデコルデコールをいっぱいにすればロイヤルクイーン様が復活するでござる!」
「そこの口癖が忍者系のぬいぐるみ、名前は?」
虎太朗は聞いた。
「拙者の名前はポップでござる!」
「ポップか。よろしくな!」
「よろしくでござる!」
こうして、強敵ジョーカーを退けた5人+虎太朗、覇龍哉。ピエーロとの決戦の日は近いだろう。