俺は今日、やよいと初デート。場所は七色が丘市の隣の東都市の市営ホール。やよいが太陽マンのヒーローショーを観にいきたいと言ったためそうなった。俺は七色が丘駅でやよいを待っていた。
「虎太朗く~ん!待ったー?」
「待ってないよ。」
「そっか!それじゃ早速、東都市に向かおう!」
俺とやよいは電車に乗り、東都市に向かった。東都市は七色が丘市以上に栄えており、人口が多く有名な東都タワーもある。
「虎太朗くん、楽しみだね~!太陽マンを間近で見られる機会なんてあんまりないよ!」
「あはは、でも俺、太陽マン分かんないなぁ...」
俺は苦笑いしながらやよいにそう言う。やよいは少し焦り気味な感じで俺にこう言う。
「と、とにかくショーを観たら虎太朗くんも太陽マンが好きになると思うよ!」
話しているうちに電車は東都駅に着いた。駅員のお馴染みのアナウンスがはいり、電車の扉が開く。やよいは勢いよく飛び出して改札まで走っていった。
「君が黄田虎太朗だね?」
突然、同い年くらいの知らない男に話しかけられた。だがやよいは目をキラキラ輝かせていた。
「あ、あの!あなたは天才物理学者の桐生戦兎くんだよね⁉︎」
「はぁ?何言ってんだ、俺は東都東中学2年の天才、桐生剣兎だ。」
「ええ..少し期待したのになぁ〜。」
「黄田虎太朗に渡しとけって天才物理学者に頼まれたから渡す。ほらよ、ビルドドライバーだ!」
桐生剣兎はベルトみたいなものを俺にくれた。ほかにも、フルボトルというアイテムを装填できるトラみたいな可愛いらしい機械もくれた。
「あと、なにか作ってほしいものあれば俺のところに来てくれ!連絡先教えとくからよ!」
「剣兎くんありがとう!」
話している時間が長かったので太陽マンショーに間に合うかわからなくなっていた。俺とやよいは桐生剣兎と話し終わった後、猛ダッシュで東都市営ホールへと向かった。
「はぁ...はぁ...なんとか間に合ったな...!」
「うん...!でも私、疲れちゃった...」
「おっ、始まるみたいだぞ。」
太陽マンショーが始まった。ショーを見ているとやよいが席を立ちだし、太陽マンのポーズをし始めた。
「ジャスティスヒーロー太陽マン!」
ショーを見ている他の人たちがクスクスと笑う。やよいは顔を赤らめ手で顔を隠し席へ座った。
「恥ずかしいよぉ〜....」
「あははは、面白かったぞ、やよい!」
「もうっ!虎太朗くん!」
その後、太陽マンショーを見終えた俺とやよいはまだまだ時間があったので東都の北にある、水族館へ向かった。
水族館に着くと、見覚えのある二人を見つけた。
「あれは...覇龍哉とれいか?」
「おっ、虎太朗にやよい!」
「虎太朗さんにやよいさん!」
「れいかちゃん!今日はデート?」
「はい、忙しいのですがたまには息抜きと思っていた頃に覇龍哉くんが水族館に誘ってくださって。」
「虎太朗も恵まれてんな〜可愛い彼女だし!」
覇龍哉はそう言うと自分の隣からものすごい殺気を感じた。
「.....」(ゴゴゴゴゴ.....)
れいかは覇龍哉を睨みつける
「れ、れれれいか!お前も可愛いから!」
慌てて覇龍哉が言うと
「覇龍哉くんったら照れるじゃないですか...///」
と頬を赤らめ、手をもじもじさせる。
「(はぁ...助かったー)」
俺はこれを見て、覇龍哉も大変だなぁ〜と思った。
「あれ、やよいさんは?」
「あれ、いない。」
れいかがそう言うので俺は辺りを見回すがやよいがいない。俺はすぐさまやよいの捜索活動を始めた。
「やよいー!どこいったんだー?」
俺が水族館中を探しているとお土産コーナーからやよいの声がした。
「わぁ...かわいい〜!」
「やよい!さがしたんだぞ!」
「ねぇ虎太朗くん、みてみてー可愛いジンベエザメのぬいぐるみ!欲しいなぁ〜...!」
「じ、自腹で買えよ!」
「虎太朗く〜ん...!」
俺は俺を見つめるやよいのキラキラ輝いた顔に負けた。
「虎太朗くん、ありがとう!」
「(俺の今月のお小遣いがぁ..)」
「(でも、やよいの喜ぶ姿が見れてよかった!)」
俺とやよいは水族館を後にし、七色ヶ丘に帰るべく、俺とやよいは東都駅に向かい、電車に乗った。
「今日は楽しかったな!」
「うん!人生で1番楽しかったかも!」
話しているうちに今日の疲れがたまっていてボーっとしていると肩に感覚があった。どうやら、やよいは疲れて寝てしまったらしい。
もうすぐ七色ヶ丘。俺は寝ているやよいの頭を撫でてあげた。
今日は俺にとってウルトラハッピーな1日だった。