IS~紅の戦乙女~   作:ピーナ

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中古ショップでワゴンセールの中にあった、ACERを買ってきてプレイしています。紅蓮、カッコイイんですけど、アクションの得意でない僕にはしんどいです。
第二次Zにしておけばよかった…。


第十三話 「何でそういう事になってんの?」

訓練アリーナの小競り合いがあった日から数日後、その日は何だか朝から皆騒がしかった。

 

「盛り上がってるけど今日何かあったっけ?」

「行事は学年別トーナメントまで無いはず…」

「だよね。じゃあ、なんでこんなに慌ただしいんだろ?また転校生?でも会長にそんな話も聞いてないし…」

 

生徒の間に流れる噂に疎い、というよりあまり興味の無いカレンと簪は頭にハテナマークを浮かべる。

そんな二人の為に説明をする本音。

 

「ありゃ?二人とも知らないの?なんでも、学年別トーナメントの優勝者がおりむーと付き合えるんだって」

「なんでそういう事になってんの?」

「詳しくは知らないけど、何日か前に誰かがおりむーに「私が優勝したら付き合ってもらう!」みたいな事を言ったのが原因らしいよ」

「それがどこをどうしたら、ああいう事になるのよ…」

『恐らくだが、その話を織斑一夏が了承したのだろう。で、それを聞いた誰かが、優勝すれば私とも付き合ってくれると勘違いをしたんだろう』

『『『なるほどー』』』

 

ルルーシュの説明に納得の三人。

 

「でも、誰が織斑君に言ったんだろう…?」

 

ふと、そう言った簪。

 

「多分、箒、セシリア、鈴の三人の内の誰かだと思う」

「だね~、クラスで見た感じその三人以外はまだ、様子見って感じだったし」

「でも、言い方的に箒っぽいけどね」

「確かにしののんぽいね~」

 

クラスでの観察の結果、そう判断するカレンと本音。

その話をしている内に、気付いたら一組の教室の前まで来ていたのだった。

教室の配置は寮に近い方から一組、二組…となっているので、いつもここで分かれる。

 

「それじゃあ、またお昼に…」

「うん、簪も頑張って」

「かんちゃん、じゃ~ね~」

 

そう言って、三人は分かれた。

 

 

その日の放課後、カレン達は訓練アリーナに居た。

居るメンバーはカレン、簪、楯無、本音、虚の五人。そう、打鉄弐式開発会議のメンバーだった。

といっても、実際にアリーナに居るのは簪だけで他の四人は管制室にいた。

 

「じゃあ、『山嵐』を含めた打鉄弐式の試験運用を始めるわよ。簪ちゃん、準備はいい?」

『いつでもいいよ。お姉ちゃん』

「ここからの管制はルルーシュに任せます」

『了解。始めるぞ簪。まずはターゲットを8個ずつ、8回出現させる。それを、すべてに一発ずつ当てる』

『了解』

『イメージが出来ないうちは、しっかりターゲットを見ろ。それでロックオンされる』

 

ルルーシュのアドバイスが終わった後、アリーナにはターゲットが出現する。

 

「しっかり、ターゲットを見るイメージで…」

 

簪がそう呟きながら、ターゲットをロックし、ミサイルを発射する。

最初はゆっくりながら確実に、少しずつ早く。

 

『第一段階完了。使用弾数64発、命中64発。完璧だな。次の段階いくぞ』

『うん』

『次はターゲットを16個出現させる。ただし、それは赤と白の半分ずつに分かれている。簪は赤だけを攻撃しろ。これも八回続ける』

『了解』

 

二色のターゲットがアリーナに出現する。

 

「ねえ、これは何の意味があるの?」

 

試験を見ながら、楯無が聞いた。

 

「ん?他の奴も聞きたいか?」

 

ルルーシュの質問に全員が首を縦に振った。

 

「マルチロックオンといっても、ただ、複数の相手に撃つのは芸が無いだろう?一対一や一対多はそれでいいが、複数対複数の時だと逆に『山嵐』は邪魔になる可能性がある。なら、自分で狙いたいターゲットだけにロックオンして撃てる方が便利だろう?…とまあ、運用法の事は置いておいて、これはマルチロックオンの精度を上げるための訓練の一つだな」

 

ルルーシュが答え終わった所で第二段階は終わった。

 

『ふむ、命中は64個中60個か初めてでは上々なのではないか?』

『そうかもしれないけど、もっと精度とスピードを上げれると思う。ただ、ターゲットを狙うよりこっちの方が練習になるから、訓練の一つとして使わせてもらう』

『構わない。俺もそのつもりでやらせたのだから。では第三段階行くぞ。次はターゲットを64個出現させる。全弾発射で全部落とせ』

『了解』

 

簪の言葉と共に64個のターゲットが出現する。

しかし、数秒後簪はすべてのターゲットにロックオンを終え、すべてのミサイルを発射した。

アリーナが、爆炎と爆音で包まれる。

あまりの光景に言葉の出ないルルーシュ以外の4人。

その状態も気にせずルルーシュはどんどん進めていく。

 

『ターゲットの全滅を確認。簪。『山嵐』の状態は?』

『特に不具合は無いよ』

『よし、これで『山嵐』の試験を終了する。簪、戻って来い』

『ううん、アレの試験もやる』

『アレか?構わんが、疲れてないか?』

『大丈夫。アレも使いこなせるようになりたいし』

『了解だ。準備をするから少し待ってくれ』

『分かった』

 

簪とルルーシュの話が終わったタイミングで全員がようやく戻ってきた。

 

「何あれ!」

「?何を言っているカレン。あれは『山嵐』だろう?」

「そうじゃなくて、あの威力!」

「楯無まで何を言っているんだ。ミサイルを64発同時に撃ったんだぞ。威力がすさまじいのは当たり前だろう?」

「でも、想像以上っていうか…」

「驚きました…」

「ビックリだよ~」

 

それぞれ口々に感想を言う。

 

「まあ、全弾発射なんか使う機会はほとんどないだろうがな」

「なら、何でしたのよ!」

「これは試験運用だぞ。なら、全弾発射は絶対にしておかないといけない行程なんだよ」

「それは、そうね」

「全員納得したな」

 

ルルーシュの問いかけに全員が頷いた。

 

『簪、準備は出来た、試験を再開するぞ』

『うん、分かった』

『内容は簡単だ。ターゲットの攻撃を攻撃無しで10分間凌ぎ切れ。それだけだ』

『了解』

『では、始めるぞ』

 

ルルーシュの言葉と共に30機近くのターゲットが出現した。

 

「ちょっと、待ってルルーシュ。あれじゃ、簪ちゃんが落ちちゃうよ!」

「そうだよ、ルルーシュ。あれを10分は無理だよ!」

「まあ、黙ってみておけ」

 

ルルーシュの言葉に渋々従うカレンと楯無。

簪は避けているものの、徐々に追い詰められていく。

そして、ついに当たりそうになった瞬間、

 

「「「「えっ」」」」

 

見ていた四人が驚きの声を上げた。

簪に当たりそうだった攻撃は、突現現れた、エネルギーフィールドで防がれたのだった。

その後も回避しつつ、当たりそうな攻撃はエネルギーフィールドで防ぎ、気が付けばノルマの10分が経っていたのだった。

無論、その間、4人はぽかんとしていた。

そんな、4人を無視してルルーシュと簪は話し始める。

 

『運用試験終了だ。お疲れ様、簪』

『うん。今日のやつ、映像で確認したいから、そっちに行っていい?』

『ああ、構わない』

『じゃあ、着替えてシャワー浴びてから行くよ』

 

 

簪が着替えなどを終えて管制室に行くと、いきなり四人に囲まれて、

 

「「「「簪(ちゃーん)(さん)(かんちゃーん)、くわしく話を聞かせてもらおうかしら」」」」

 

と言われたのだった。

 

「えーっと、少し前にね、ルルーシュに『ドルイドシステムを使うんだから、絶対守護領域も使えない?』って聞いたら、使えるって答えが返ってきたから、搭載してみた」

「俺の使っていたオリジナルの絶対守護領域よりは簡単な物だがな。イメージインターフェイスに対応させたから、かなり使いやすいだろう。今日の運用のデータだ」

「これ、凄いエネルギー効率良いわね。エネルギーシールドの事を考えると破格よ」

「ISの特徴である自己進化を生かせばもう少し抑えられると思うぞ。今はとりあえず俺の使っていた時のデータを移植して最適な形を作っているが、ISがそれを学び実際に使用すればもっと使いやすい物になるだろう」

「うん。使っていくよ。ありがとう、ルルーシュ」

「よし、これで簪ちゃんの専用IS打鉄弐式の完成よ!お祝いしましょ!今日は私の奢りよ!」

 

 

そう言って全員が食堂に行った。

食堂で食事をしていると、箒とセシリアが両腕に抱き着いている一夏がやって来た。

それをみて食堂にいた生徒は少し騒がしくなったが、カレン達はいつもの事と流した。




打鉄弐式が若干強化されました。なんとなくしたかったんです。

さて、前書きでACERをしていると書きましたが、なぜか最も使用していたのが、紅蓮でも、ランスロットでもなくアーバレストでした。
フルメタとISのクロスでも書こうかな…。

ルルーシュのマルチロックオンの時の説明はマクロスシリーズをイメージしています。
マルチロックオンといえば僕はガンダムSEEDよりマクロス、フリーダムよりバルキリーになります。

次回はセシリア&鈴VSラウラ辺りになるかな。その次が学年別トーナメントになります。
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