僕の艦隊これくしょん ~提督になれば艦娘とイチャラブできると思っていた~   作:荒井うみウシ

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ようやく目指していた方面へ向けた気がします。


舞い踊るは桜吹雪2

「とりあえずはこれでどうにかしてもらうしかないかな?」

 

客室として使える部屋のうちある程度広さのある4部屋を選出。

そこに3組ずつ布団を用意して、一息つく。

部屋割りなどは彼女らに決めてもらおう。

 

「そうね。流石に12部屋は空いてないもの。司令官の艦娘らなら艦娘用の寮に入れても良さそうだけれど、今から準備するのでは時間がかかりすぎるし」

 

叢雲も同意してくれるなら問題ないだろう。

 

「いや、早めに動いてくれて助かりましたよ白雪さん」

 

「いえ、私は川内さんの指示に従っただけですから」

 

そういって謙遜する白雪。そういう奥床しいところイイネ!

 

「でも動いてくれたのは白雪さんですからね。当然川内さんの判断は優れていましたが、それとは別に礼を言いたかったんですよ」

 

先読みした指示をしっかりと汲み取れる部下っていうのは本当に有能で助かる。

 

「…はい。ありがとうございます」

 

静かに頭を下げ答える白雪。

丁寧な娘だとは思っていたけどここまで大和撫子的な娘だったっけ?

まぁ悪いことではないからいいか。

 

「さて、あんまり待たせるのもアレですから戻って呼びましょう。白雪さんと川内さんはもう上がって構いませんよ。もう少ししたら早朝担当が起きると思うので」

 

たしか今日の朝担当は満潮と磯波、それに曙だ。

僕や叢雲が居れば引継ぎはすぐにできるだろうし、先に休ませよう。

 

「別にいいよ。事情を分かっている人が多いほうが説明が楽でしょう?引継ぎ終ったら休むからさ」

 

川内が気を利かせてくれた。

 

「うーん、疲れてない?なら頼もうかな?」

 

元々夜間担当を頼んでいる所為か、うちの川内は夜戦夜戦と騒がない。

だから気遣いから仕事までできる単なる有能美少女さんなのだ。

 

「頼んだ、任された。でいいじゃん。早く呼びに行こうよ」

 

榛名たちが待つ会議室へ急いだ。

 

―・―・―・―・―・―

 

「お帰りなさいませ。提督」

 

榛名が出迎えてくれた。

 

「はい。皆さん、部屋の準備ができました。とはいえ3人ずつ4部屋に分かれて入ってもらいますけれど」

 

「用意していただけるだけありがたいです。感謝いたします」

 

赤城が礼を言う。

 

「割り振りはどうするのかしら?」

 

初めて加賀が喋った気がする。

 

「榛名さんと北上さん、それに瑞鶴の組で一組は良いのではないでしょうか?」

 

翔鶴が言う。つまり僕の艦娘をまずひとまとめにした形か。

 

「問題なければワタシ、比叡、霧島で一部屋に泊まりマス」

 

金剛の提案。榛名が抜ければまぁ、その三人で一緒になるのは当然か。

 

「我輩は筑摩が居ればなんでも良いぞ!」

 

利根が言う。こんな時間なのに元気なことだ。

 

「私も利根姉さんとご一緒できるなら残り一人は誰でも構いません」

 

筑摩も順調にシスコンだ。

 

「私はどなたとでもかまいませんよ」

 

鳳翔さんがにこやかに言う。

 

「私もかまわないわ」

 

凛と加賀が言う。別に赤城とセットじゃなくても良いんだ…

 

「ふふっ。私は加賀さんと一緒がいいです」

 

笑いながら赤城が言う。そうか、加賀は単に見栄を張っているだけか。

 

「赤城さんがそういうならご一緒します」

 

そういう建前ね。

 

「まとめますと、金剛さんたちの組は確定。利根さんと筑摩さんの組、赤城先輩と加賀先輩の組のどちらかに私と鳳翔さんが入る形で良いでしょうか?」

 

翔鶴がまとめてくれた。これ、赤城加賀組に翔鶴が入るの気を使いそうだなぁ…

こっちで助け舟をだすかね?

 

「良い案が思いついたのですが、よろしいですか?」

 

榛名が手をあげて言う。

良い案?

私に良い考えがある。

なんてね。某司令のアイデアはだいたい良くないイメージ。

 

「どうしたんだ榛名?」

 

「客室は4部屋あるのですよね?でしたらそのまま金剛お姉さまたちで1部屋。利根さんと筑摩さんで1部屋。赤城さんと加賀さんで1部屋。翔鶴さんと鳳翔さんで1部屋の割り振りにすればどうでしょうか?」

 

はて、それでは榛名たちはどうするんだ?

 

「ちょっとまってよ。私たちはどうする気?」

 

僕が聞く前に瑞鶴が問いただす。

当然の質問だよね。

 

「どうって…。提督とご一緒させてもらえば良いと思いますが?」

 

…は?

 

ちょっとナニヲイッテイルノデスカ榛名=サン…?

 

皆も固まっている。

 

 

「ええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

 

瑞鶴が叫ぶ。

 

「瑞鶴。うるさい」

 

うん。そうだけどしかたなくないかな?北上。

 

「あっ、ごめん。じゃなくて!ちょっと榛名さん!?いきなりなにを言い出すんですか!?」

 

そう詰め寄る瑞鶴に榛名はキョトンとしている。

キョトンハルナカワイイナー

 

「はい?ですから、榛名たちが提督とご一緒すれば、1部屋空きますよね?そしたらゆとりをもって振分けができると思ったのですが…。どこか問題がありますか?」

 

「問題大有りよ!どうして私たちが提督さんと一緒に寝るのよ!そういうのはまだ早いわ!」

 

「んー。では瑞鶴さんは翔鶴さんたちの部屋にしてもらって、榛名と北上さんと提督で寝ましょうか?」

 

「それでいいんじゃない?流石にそろそろ寝たいからさっさと決めようよ」

 

「ちょっ、北上!?それじゃ私が提督さんを嫌がっているみたいじゃない!?」

 

「でも一緒は嫌なんでしょ?」

 

「嫌とは言っていないわよ!早いって言っているの!…そういうのは時間をかけてもっとお互いをよく知ってからじゃないと…」

 

「榛名はもう提督のことをよく知っているので問題ありませんね!北上さんはどうします?」

 

「うーん。どこでもいいけど、どうせなら提督のところかな。おもしろそうだし」

 

「あぁ゛~!もうっ!そういうのはダメ!最初の振り分け通り私たちは私たちで寝るわよ!」

 

「うーん、でしたら榛名たちの部屋に提督をお招きするのですか?それでも榛名は大丈夫ですよ?」

 

「だぁーかぁーらぁー!なんで!提督さんと!一緒に!寝ることが!前提なの!?」

 

「?」

 

「そこで小首を傾げて不思議そうな顔しない!もー!」

 

「瑞鶴落ち着いて。榛名さんも今日は提督抜きで瑞鶴と寝てくれないかしら?」

 

「はぁ…。提督、どうします?」

 

 

…ハッ

正直目の前で起きている状況がちょっと僕の常識からかけ離れすぎていて傍観してしまった。

 

「とりあえず、翔鶴さんの案でお願いします…」

 

一体何がどうしてこうなった?

 

「提督がそうおっしゃるなら。榛名了解です」

 

「まぁ私はなんでもいいよー。ふゎあ。眠い…」

 

北上が欠伸する。

 

「最初っからそうしててよ…」

 

ぜぇぜぇと息を荒げながらうなだれる瑞鶴。

たぶんキミが一番まともだよ。

 

「鳳翔さんはどちらの部屋にします?」

 

「では赤城さんと加賀さんの部屋にお邪魔させてもらおうかしら。利根さん、筑摩さん、翔鶴さんをお願いできますか?」

 

「ウム!我輩に任せるのじゃ!」

 

「はい。問題ありませんわ」

 

「それじゃあもう日も出てきそうだけど、少し休んでくださいな…」

 

なんだかどっと疲れたよ…。

 

「テートク。何時ぐらいに起きればいいデスか?」

 

「あぁ、そうだね…。○八○○かな?○九三○に声をかけるからそれまでに食事とかを済ませて部屋で待機してください」

 

各自返事し、会議室を出て行く。

案内は白雪がしてくれるようだ。

 

そして僕と川内、叢雲が残った。

 

「提督、なんだかモテモテじゃん」

 

川内がからかってくる。

 

「正直僕もいっぱいいっぱい。そんな風に感じる余裕もないよ…」

 

本心。いろいろあって一回休んでから整理しよう…

 

「ちょっとアンタ。榛名さんのアレってなんだったのかしら?」

 

普段よりも微妙に低い声…な気がする叢雲。

アレってどれのことだ?

 

「さて、どれだい?とりあえず一旦執務室に引き上げようよ。一息入れてから整理したい」

 

のそのそと会議室を後にした。




はい、榛名は大丈夫です!


榛名の登場で鎮守府内が慌しくなりそうですね。
今後をお待ちください。
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