あのパワパフガールズZが新しくなって帰って来た!
短編ですが、よろしくお願いします。
東京シティーの空。
光の球体が漂っている。
その球体が、寝室で眠る
夜が明け、ももこは目を覚ます。
「…………?」
起き上がりざまに、辺りを見渡した。
見覚えのない部屋。
自分の体に違和感を覚えたももこは、部屋にある鏡を見て驚いた。
「なんじゃこりゃあ!?」
鏡には、オレンジ長髪の端正な顔立ちをした女の子が映っている。
(な、なんだって俺がこんな姿に?)
全く身に覚えのないことに戸惑うももこ。
ベルトのバックル部にある、Pと書かれたコンパクトが点滅を始める。
「なんだ?」
ももこはコンパクトを手に取って開いた。
「ももこ、モジョだ!」
「モジョ?」
「とにかく来てくれ!」
通信の相手は、
モジョというモンスターが街で暴れているようだった。
(待て待て待て待て。俺にモジョとかいうやつを倒せというんじゃないだろうな? ただでさえこんなことになってるというのに)
ももこの指に指輪が出現する。
「ハイパー・ブロッサム!」
光に包まれ、ももこはハイパー・ブロッサムに変身した。
「へ?」
姿が変わったことに、戸惑うブロッサム。
「えっと……?」
体がフワリと浮揚を始める。
(なるほど)
ブロッサムはモジョが暴れる街へ駆け付けた。
「うりゃ!」
ブロッサムがヨーヨーでモジョの乗っているマシーンを攻撃する。
怯むマシーン。
ローリング・バブルスとパワード・バターカップが戦闘に加わる。
バブルスがマシーンを泡で包み込んで動けなくし、バターカップがハンマーでそれを叩きつける。
マシーンは爆裂霧散。モジョが取り残された。
「お、覚えていやがれ!」
モジョは逃げていった。
地上に降り、ブロッサムは変身を解いた。
*
「え、あなたももこさんじゃないんですか?」
「どこからどう見ても、ももこだけど」
信じられないというような顔をする
「気がついたらこの姿だったんだ」
「ユートニウム博士に見てもらおうぜ」
二人の案内でももこはユートニウムのいる化学研究所に移動した。
ユートニウムはももこを詳しく調べるが、こうなった原因はわからなかった。
「博士、ももこを元に戻してやってくれよ」
「そう言われても、原因がわからないんじゃな……」
ユートニウムは困り果てた。
「ももこくん……いや、ももこくんの中の君?」
「なんですか?」
「心の中でももこくんに話しかけてみてくれ」
ももこは目を瞑り、心の中で本来のももこに声をかけたが、しかし……。
「ダメでした」
「そうか……」
「どうやら、完全に眠っている状態なんでしょう」
「とりあえず、ももこくんが起きるまでは、君がももこくんとして、パワパフガールズのブロッサムとして働いてもらうことになるが……」
「パワッパ? ブロ?」
「パワパフガールズのハイパー・ブロッサム。さっき君達がやっつけたモジョ。あのような悪いモンスターを倒すのが、パワパフガールズの使命なのさ」
ユートニウムはそう言う。
果たして、ももこは元に戻れるのであろうか……。