盲目少女が見る界境防衛機関   作:うたた寝犬

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正隊員に昇格できた盲目の少女が、組織から特別なミッションを出される物語です。


File9「特別ミッション」

 ソロポイント4000を突破して正隊員入りを決めた直後のお話です。

 

 私は呼び出しを食らいました。

 

 呼び出したのは、ボーダーのトップである城戸正宗さん。

 

 組織に属する以上、そのトップの呼び出しとあれば私は応じるしかないのですが……、

 

(私、何にも悪いことしてない!)

 

 私には呼び出される心当たりが全くなくて、心の中で叫んでました。

 

 全く検討がつかないけど……正隊員昇格のタイミングで呼ばれたということは、それ関係のことだろうし……最悪の可能性だけは、考えている。

 

 ほぼ盲目な生身の身体を理由にされたり、学校にまるっきり行ってないのにボーダーとして活動させるのは世間体が悪いからとか言われて、正隊員昇格を取り消すとか……本当に最悪の場合、面倒事を避けるために組織から除隊されるとか……。

 

 何を言われるのか不安に思いながらも呼び出された会議室へと辿りついて、扉を数回ノックします。

 

「あの……先ほど呼び出しされた、盾花桜ですが……」

 

 緊張しているのが声に出てて、自分でもわかるくらいに声が震えてました。すると、

 

「……入りたまえ」

 

 とても威厳のあるというか……ああ、一組織のトップっぽい! って思える声が返ってきました。

 

(怖い……うぅ……せめて知ってる人……開発室で1番偉い人だっていう鬼怒田さんが中にいますように……)

 

 私が知り得る1番偉い人がいますように……と祈ります。ちゃんと真面目に見えるように、真剣な表情も作りました。準備はバッチリです。

 

 そして意を決して会議室のドアノブに手をかけました。

 

「し……失礼します」

 

 しかしそこには、

 

(全然知らないおじさんしかいない!)

 

 残念ながら私が見たことがない、知らないおじさん3人しかいませんでした。

 

 会議室の中にある長テーブル、私から見て1番遠い場所……お誕生日席に座る、顔に傷がついたおじさんと、その左前に座る眼鏡のおじさんと、さらにその左隣に座る若いおじさんの3人の視線が、私に向いています。

 

 座ればいいのか迷っていると、若いおじs……おにーさんとおじさんの境目くらいの人が、私に声をかけてくれました。

 

「……はじめまして……に、なるな。私は本部長を務める忍田だ」

 

「え、あ……はい。はじめまして、盾花桜……です」

 

「うむ。まずは、座ってくれ」

 

 言いながら、静かに立ち上がった忍田さんは入り口から1番近い席の椅子を引き、私に座るよう促します。逆らう理由もないので、ありがとうございますと言いながら、ちょこんと椅子に座りました。

 

「何か飲むかい?」

 

 座ると同時に、忍田の隣にいたメガネのおじさんが尋ねてくれました。

 

「いえ、お気遣いなく……」

 

「遠慮しなくても……って言いたいけど、無理強いは良くないよな」

 

 社交辞令というか形式上聞かれたみたいな感じがしました。

 

「自己紹介がまだだったな。俺は玉狛支部長の林藤だ。んで、こっちの怖い顔のおじさんが、我らがボスの城戸さん。君を呼んだのは、こっちのおじさんだ」

 

 林藤さんは手振りで私の視線を城戸さんへと誘導して、私と城戸さんの視線が合ったところで、

 

「城戸だ」

 

 言葉短く、自己紹介をしてくれました。

 

「……どうも」

 

 何かもっと良い言葉を返せればよかったけど、緊張してしまい、それどころじゃなかったです。

 

 城戸さんは見るからに、という感じなのですが……林藤さんも忍田さんも、普通の人とは何か違う雰囲気がありました。

 

 スポーツ選手がスーツを着ていても、佇まいでスポーツ選手だとわかってしまうように。

 

 お医者さんが病院にいなくても、何となくお医者さんだとわかるように。

 

 この3人にはそれぞれ、少なくとも一般人とは言えない雰囲気が出ていて、この部屋にはその雰囲気が作り出す空気が、満ちていました。

 

 それが、私の緊張に拍車をかけます。

 

 この緊張感から早く抜け出したくて、私は思い切って用件を問いかけることにしました。

 

「あの……私はなぜ呼び出されてしまったんでしょうか……?」

 

「なぜ、か……」

 

 小さく呟いてから、城戸さんは考え込むように視線をほんの少しだけ落としました。考え込まないで城戸さん。この緊張感漂う部屋に私を長く閉じ込めないで。

 

「用件の前に、1つ先に伝えたいことがある」

 

 いえ、そういうのは要らないので! 

 前置きとか要らないので、いきなり本題でお願いします! 

 緊張感で息が詰まる部屋から早く出たいので! 

 

 しかし当然、私のそんな心の声が聞こえない城戸さんは前置きとして、

 

「正隊員昇格……おめでとう」

 

 組織の一下っ端に過ぎない私の昇格を、褒めてくれました。

 

「ぅえ、あ……ありがとう、ございます……?」

 

 形式上とは言え褒められるなんて思ってなかったので、私の口からは疑問形の感謝の言葉が出てきました。

 

 最悪の場合、除隊されるかもと思っていたので、本当に予想外でした。

 

 机の上に両肘を着いて口元で両手の指を組みながら、城戸さんは言葉を続けます。

 

「正直なところ、君のような事情を抱えた者がこの時期に組織に現れることも……ましてや、これ程早く正隊員昇格を決めるのは想定外だった。報せを聞いた時は驚いた……というよりも、今も驚いている」

 

 ……全然驚いてるようには見えませんけど、そんな事は口が裂けても言えません。お口にチャックです。

 

「おかげで段取りは早まってしまったが……正隊員が増えたことは、非常に喜ばしい。ここは素直に、おめでとうを言わせてもらおう」

 

「……ありがとうございます」

 

 城戸さんが思ったより人間味がある人なことに、ちょっと驚きました。組織のボスって、もっと、こう……、

「お前は私が言う事を否定するのか?」

「何も違わない。私は何も間違えない」

「私が正しいと言った事が正しい」

 みたいなこと言っちゃう精神性な人って勝手に思ってましたけど、そんな事はなかったです。

 

 独特の雰囲気はあるけれども、ひとまず感情で権利を振り回すような人ではないと思えて、少し安心しました。

 

 ホッと一安心していると、

 

「喜ばしいが、少し懸念することもある。君を呼び出した理由は、そのことについて協力してもらいたいからだ」

 

 本題を切り出してくれました。嬉しい。

 

「懸念……ですか?」

 

「ああ」

 

 何から話そうかな……と言いたげな顔をしてから、城戸さんは「順を追って話そう」と前置きをしてから、その『懸念』について説明を始めました。

 

「まず……君のような事情を抱えた者を組織に受け入れるのは、まだ先のこと……。トリガー技術を医療方面に転用し、専門部門を設けるのは、それこそ年単位で先の事だと予定していた」

 

 それは何となく予想してました。今のところ私が知ってる限りで、正隊員の人も訓練生も健康な人ばかりですし、似たような境遇の人も『なすさん』って人しか、まだ聞いたことがないので。

 

「準備は進めていたが、準備の優先度は低く……言葉は悪くなるが、それこそ『ついで』程度のものだった。そのためボーダーという組織は、君のような身体に何かしらハンディキャップがある者を受け入れる体制が、まだ出来ていない」

 

 両手の指を組みなおしながら、城戸さんは念を押すように、

 

「君に……盾花くんに相応しい待遇を、我々はまだ与えることができない」

 

 と、私に向けて言いました。

 

 居場所が無いみたいな感じに言われたなぁと思いましたが、城戸さんはすぐに、

 

「よって我々は部署の設立と、必要な隊務規定を一通り制定した」

 

 お料理番組でお馴染みの、それら下準備を済ませたものがこちらです、みたいな事を言い出しました。

 

「え……あ……えっと、その……そういうのって、そんなに早く出来ちゃうものなんですか……?」

 

 思わず出てきた疑問に、城戸さんはすぐに答えてくれました。

 

「あくまでまだ、形式上の話だ。部署長も名前だけ借りている状態で、人員も予算もまだ何も無いに等しいが……少なくとも、君や、ゆくゆく現れる君と似たような境遇の隊員が何かトラブルに巻き込まれた時、たらい回しにされるようなことは無いだろう」

 

「……」

 

 こういう時、なんて言えばいいんでしょうか。

 

 私はあくまで、ボーダーという組織を構成してる小さな一欠片(パーツ)でしかなくて。

 

 しかも私というパーツは他の人(ふつう)とは違って歪で、多分この組織の中で、パチンと綺麗にハマる場所は無かった筈で。

 

 なのに……私は、綺麗にハマるかもしれない居場所をわざわざ用意してもらえた。

 

 もしかしたら、面倒事を避けたいっていう気持ちの方が強くて、そういうネガティブな感情で用意されたのかもしれない。

 

 けど、それでも。

 

 日頃から何気なく使う「ありがとうございます」で言い表すには足りないくらいの感謝の気持ちが、心の中いっぱいに満ちています。

 

「ありがとう、ございます……っ」

 

 一音一音丁寧に、その10文字の言葉を発音する。

 誰が見ても丁寧だと思ってもらえるくらいに丁寧に頭を下げながら、私は城戸さんにお礼の言葉を伝えました。

 

 感謝の気持ちが少しでも伝わってくれたらいいなと思いましたが、

 

「……顔を上げなさい。私はまだ君に本題を話していない」

 

 城戸さんは本当に伝わったのか不安になるくらいに、話題をスムーズに進めました。言われた通りに顔は上げました。

 

「集団には、何か新しいものが加わると反発する者たちが、必ず存在する。これから君たちのような隊員が増え、正式に通常任務に加えていくとなると、そういう事が起こるだろう」

 

 それは、何となく分かるなぁと思いました。

 

 ニュースとか聴いてると、何か新しい事が政治で決まると街角インタビューで必ず「前の方が良かった」っていう人たちがいるので、そういう感じに近いのかな。

 

 私の反応を伺い、問題なさそうだと思ったのか、城戸さんは言葉を続けます。

 

「さて、ここで本題だ」

 

 いよいよ本題ということもあって、私は無意識で生唾を飲み込み……待って、トリオン体ってそんなところまでも再現されてるんだ。初めて知りました。

 

「君を呼び出した理由は、現時点で正隊員が君のことを受け入れるかどうか……どんな反応をするか確認してみたい、という事だ。具体的には、いくつもの部隊に臨時入隊という形で短期間在籍し、その部隊が君に対してどんな反応をするか確かめてもらう」

 

 ……えーと、つまり……、

 

「……アレルギー検査みたいな感じですかね?」

 

「……まあ、そうだな」

 

 我ながら良い例えができた気がするけど、城戸さんは一瞬だけキョトンとした表情になりました。

 

「臨時入隊する部隊、及びその期間はこちらから指示する。したがって、本来ならば正隊員には自身が隊長になり部隊を作る権利が与えられるが、君にはしばらくその権利を行使するのを控えてもらいたいが……それでもいいかね?」

 

「はい、そこは大丈夫です」

 

 そもそもそういう権利がある事を今知りました。

 

 でもきっと、その権利を行使できたとしても、私は自分のチームを持つ事をしないと思う。

 

 私が一部隊を率いる姿が想像出来ないというか……二宮さんや望先生、カゲさんみたいに出来る自信が全く無いし、やりたいとも思わないです。

 

 城戸さんは一通り伝えたい事を言い切ったらしく、私から一瞬だけ視線を逸らして、またすぐに合わせました。

 

「こちらから伝えたい事は以上だが……何か質問はあるかね?」

 

「質問……」

 

 せっかくだし、今しか聞けないような事を聞いてみようかな……。あ……、

 

「では、1ついいですか?」

 

「構わない」

 

「今の時点で、私のような隊員を運用する事について、城戸さ……城戸司令官はどのように考えていますか?」

 

 率直な城戸さんの声を聞いてみたいなと思いました。

 

「……」

 

 城戸さんは確かな沈黙を……どの程度本音で話すべきか検討するような沈黙を挟んでから、一つ呼吸をしてから口を開きました。

 

「反対……の気持ちが強い」

 

 さっきまでより重みがある声で伝えられた本音に、私は、やっぱりかぁ……という気持ちになりました。いや、だって私が城戸さんの立場だったら同じように使いたくないって思いますし。

 

「城戸さん……!」

 

 ここまで会話に参加してなかった忍田さんが、思わずといった様子で立ち上がろうとしながら城戸さんの名前を呼びました。忍田さんはそこまで言わなくても、って思ってたみたいです。

 

「まあまあ……」

 

 そんな忍田さんを、林藤さんが言葉と手で諫めます。とりあえず城戸さんの話を最後まで聞こうぜ、って顔に書いてあります。

 

 忍田さんが渋々といった様子で座り直したところで、城戸さんが反対の理由を話してくれました。

 

「まず……考えられる問題がいくつもある、という事だ。先程伝えたように、既存の体制から変わることへの反発が第一だ。君のような……盲目の隊員を加えたことによる新体制が戦力的にも気持ちの面でも馴染むまでにどれだけ時間がかかるか……もしかしたら、馴染むことがないままかもしれない」

 

 城戸さんはここまで『私のような隊員』という遠回りな言葉を選んでいましたけど、ここではっきりと『盲目』という言葉を使いました。さっきまで僅かにあった、私の機嫌を損ねないようにという気遣いが消えて……今まで以上の真剣さが、感じられました。

 

「次に問題になるのは、有り体に言えば世間体だ。正隊員は若い隊員が多い。むしろ、過半数が未成年だ。トリオン器官の関係で仕方のないことではあるが……世間にはどうしても、『子供に戦わせて大人は見てるだけか』という声が確実にある。そこに盲目の隊員を加えることになると……いっそう、そういった声は出るだろうな」

 

 そういう事を言われるかも、という事に関してはぐうの音も出ません。ましてや私、学校サボってボーダーに通い詰めてますし……そっち方面の声も出るかもしれません……。

 

「その手の問題を言い出せばキリがない。……それに、なにより……」

 

 城戸さんはそこで少し言い淀むようなそぶりを見せてから、

 

「……君のような子に、無理を押して戦場に立って欲しくない。そんな私的な感情が、1番の理由だ」

 

 弱音にも似た思いを、教えてくれました。

 

 ……仮にも、一つの組織のトップにいるような人が、仲間もいるこの場所で、私のような下っ端未満の存在に、そんな事を言ってしまって良いんでしょうか。良い悪い以前に……最後まで隠しておかなきゃならないものじゃないのかと、思ってしまう。

 

「君は……君の意思は、どうかね」

 

 不意に、私が問いかけられる番になりました。

 

「君が望むなら……医療本面の活用への協力を強く優先し、正隊員としての活動は必要最低限に抑えることも……それ以上のこともできる。わざわざ危ない橋を渡らずに、ボーダーに居続けるという選択肢を取ってもいい」

 

 遠回しな言葉に含まれる意味を、私は考える。

 

「それは……正隊員にならずに、研究への協力に尽くす、ということですか?」

 

「……ああ。そういう選択肢も、君の前にはある」

 

 そう話す城戸さんの目は真剣そのものでした。私がここでその選択肢を選んだとしても、この人はまるで責めないんだろうなと、思う。

 

 さっき話してもらった言葉が本当だとしたら……むしろ、その選択肢を選んで欲しいのかもしれない。

 

 それは多分……私の身の回りにいる大人たちが、選んで欲しい選択肢。

 

 選んでくれたら、嬉しい選択肢。

 

 きっと、パパもママも私が危なくない環境にいてくれたら、そっちの方が嬉しいんだろうなと、思う。

 

 逆に……私が正隊員になることで、喜ぶ人はどれだけいるのだろうか。

 

 さっき、カゲさんやコウさん、二宮さんに望先生、寺島さんには喜んでもらえたけれども……。きっと、皆さんは良い人だから、私が研究協力に専念する事になったとしても、悪い顔はしないと、思う。

 

 けれども、それ以外の人はどうだろうか。

 

 それこそ城戸さんが言うように、なんで目が見えない隊員を……って反応する人もいるだろうし……。同じ学校で私が不登校なのを知ってる子たちからしたら、まあ、面白くはないだろうなと、思う。

 

 考えれば考えるほど、私は正隊員になるよりも、開発室と協力して医療方面にトリガーを活かせるように協力する方が、良い感情を持つ人が多いんだろうなと、思えてしまう。

 

()()()()()()()()()()()()

 

 城戸さんが最後に私情だったように、私も私情で選択肢を選びます。

 

 破格の条件を出してもらえたのに。

 私の事を考えて選択肢を与えて貰ったのに。

 

 城戸さんに対して心の中でごめんなさいと謝ってから、私は答えを突きつける。

 

「とても嬉しい提案ですが……それでも、私は正隊員として活動したいです」

 

 城戸さんの瞳が、一瞬……本当に一瞬だけ揺らいで、

 

「……そうか」

 

 喉から押し出した声でそう言って、頷きました。

 

「もちろん、私が正隊員として使えない、通常任務に支障が出るようなことがあれば、医療方面への研究協力に専念しますし……それでも足りなければ首を切ってもらっても構いません」

 

 私はもう一度、頭を下げる。

 

「なので……お願いします。私を正隊員として扱ってほしいです……!」

 

 丁寧に、我儘を押し通す。

 

「……よかろう」

 

「っ……いいんですか?」

 

「良いも何も……組織としては君を正隊員で運用するつもりでいる。そして君もまた、正隊員として活動する事を望んでいる。何も、問題はない」

 

 個人の願望より組織にとっての事を選ぶその姿は、リーダーとしてはとても頼もしく、でもどこか辛そうにも見えました。

 

 目が見えるようになってからは、誰かのそういう姿も見えてしまうようになったので……そこが、ちょっとだけ辛いです。

 

 私情を言った時に一瞬だけ見せた揺らぎは消えて、城戸さんは最初と同じく淡々とした態度に戻りました。

 

「では初めに言った通り、しばらくは正隊員として、いくつかの部隊に仮入隊してもらう。まだ所属する部隊は決めていないが……最初はA級の部隊を予定している。……君から他に質問がなければ、話は以上だ」

 

「わかりました。他に聞きたい事はないので……ここで、失礼しても良いですか?」

 

「ああ。わざわざ時間を取らせてしまい、申し訳ない」

 

「いえいえ、そんなことはないですよ」

 

 私は立ち上がって、今一度頭を下げて、

 

「それでは……失礼しました」

 

 退室の挨拶をして会議室を出て、ゆっくり扉を閉めました。

 

 扉を閉めたところで、私は、

 

「……きんちょうしたぁ」

 

 あえて小さく声に出して、緊張を解きました。部屋に入る前に作った真面目フェイスも解いちゃいます。

 

 長々とこの場所にとどまる理由もないので、私はそそくさと会議室の前から移動します。

 

 移動する私の心の中は、とりあえず首にされなくて良かったという安堵と、これからどこのチームに入るのかなというワクワクでいっぱいでした。

 

(最初はA級……って言ってたよね)

 

 私の知るA級は望先生だけなので……望先生のチームだったら良いなぁと、思いました。そして何より、

 

(……カゲさんのチームと、いつ一緒になれるかな)

 

 早くB級のチームにも参加したいな、と思わずにいられませんでした。




ここから後書きです。

盾花にとって忍田さんくらいの人はおじさんになるのか、おにーさんになるのか。そこにめちゃくちゃ悩みました。

さてさて、盾花はこれからどの部隊に入ることになるのか……。大晦日真っ只中でこの話を書いて投稿は夜になるので、続きは明日お正月、お餅を食べながら考えますね。そう、お餅を食べながら!きな粉餅とかいいですね!
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