ダンまちの方は、使おうと思ってたアイデア(魔法+神様のナイフ)を先にやられちゃったんで、展開的に二番煎じが酷いので、プロットを煮詰めてから再開します。
いつかは分からんけども。
「……はあ、転生ですか?」
「ええ、転生です転生。お好きでしょう?」
いや、お好きでしょうと言われましても……。
俺は、何にもない地平で普通の少女に、そんな話を切り出されていた。
え? 何にもない地平とか、普通の少女とか適当すぎだろって?
いや、なんというか、そうとしか言えないものをどういえば適当じゃない説明なんだろうか。
少なくとも、視覚的に“なんにもない”地平を、俺は何と言えば良いのか知らない。
ずっと先に続いていて、地平ということは分かるけど、“なんにもない”事しか分からない場所と、顔とか服装とか、体つきは分かるけど、それで顔とか服とか体つきの特徴とか理解できず、普通としか認識できない少女をなんという言葉で表現すれば良いんだ?
少なくとも、俺はそれ以外の言葉で表現する言葉を知らない。
表現できる言葉があるなら教えて欲しいほどである。
「なんだか、ごちゃごちゃと考えられているようですが、お話を再開してもよろしいですか?」
「え? あっはい。戻してもらって結構です」
なんかナチュラルに心を読まれたようだが、俺はそういうモノとして“納得”した。
……違和感がないんだけど、違和感がすごい。
あれー?
「ん? 精神操作が効きにくい感じ?」
「精神操作?」
「あやべっ……うぉっほん。話を戻しましょう。あなたには転生してもらいます」
「えっと、質問良いですか?」
「はい、なんでしょうか?」
「なぜ?」
なぜ、転生しなくてはならないのか。
なぜ、俺なのか。
というかなぜ、俺はこんなところに居るのか。
「……まあ、答えても良いですが」
「ではお願いします」
「第一のなぜですが、私たちの都合です。
第二のなぜですが、なんとなくです。
第三のなぜですが、ルールだからです。
これで満足でしょうか?」
「一応、全部のなぜに答えてくれ巻いたけど、簡潔すぎだし、身もふたもなさ過ぎてコメントしづらいです」
「そうですか」
いや、そうですかではなく。
「理解していないようですから言いますが、嫌がらせです。考えていることを読まれているからといって、コミュニケーションを横着した罰と思ってください」
「ええー」
「ええーではなく」
「まかりませんか?」
「まかりません……って何をだよ!」
「何をといわれても……」
「……ちょっと停止停止っ!
「ったく……やっぱ精神操作の効きが悪ぃなコイツ。どんな生活をすれば上位権限からの精神干渉に抗うほどのメンタルを持てるんだ……うげぇ……興味本位で覗くんじゃなかった……いいや、当初の予定を変えて『洗浄』しちまおう」
「……ぉ」
「あー出来事とか、人物とかのコイツの精神を構成している要素を除いて、今回の知識を最低限入れればいいじゃろ……面倒くせ」
「……ぁ」
「うーこれに触りたくないなぁ、下位位階でも、魂を触ることによる相互干渉機能カットできねぇかなぁ……無理か、じゃねーと微調整できねーし……あーいいや、この辺ごっそりいけば大体イケるじゃろ」
なにかが、削られていく感覚……。
「ふんふふーん……あっ」
“ガリ”と、そんな音がした気がした。
「やっべ」
存在しないはずの意識のどこかで、なんとなく思った。
一発ぶん殴りたい。
感想無くても、完結まではするつもりですが、感想があれば気持ち速く投稿すると思います。
気持ちだけに。
……笑って良いですよ?