機動戦士ガンダムSEED 理想の従者   作:傍観者改め、介入者

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恐らく、リオン・フラガが、みんなの知っていたリオン・R・フラガに近づくきっかけがやってきます。

変化は亀のように遅いです。


そして残念ながら、フィオナは真・アスランにゾッコンなので、彼女ではないです。


砂時計の歌姫
第17話 囚われの少女


デブリベルトでの物資の積み込みは想像以上のものだった。ヘリオポリスの学生が目にしたのは巨大な大陸が浮かぶ宙域。

 

氷漬けになっている大量の水。そして、その中には氷漬けにされた何かが埋まっていた。

 

「―――――ここはまずいな」

リオンはデュエル二号機の中でしかめっ面をする。おそらく、ポッドに乗る作業員たちもすぐに気づいただろう。

 

 

――――ユニウスセブンの跡地か。

 

特にどうということはないが、他のクルーへの影響があると注意するリオン。大量の水がここまで氷漬けにされるのが宇宙空間なのだ。その他にも宇宙線などの有害な物質もあり、過酷な環境ともいえる。

 

――――当時そのままの死体が残っていても、なんらおかしくはないか

 

リオンの予想通り、ミリアリアは途中で気分を悪くし、トールも付き添いで離脱。アークエンジェルのクルーも顔を歪めながら作業に従事するなど、劣悪な環境だったことは間違いない。

 

「リオン君。敵影の姿は?」

アークエンジェルからの通信が入る。ラミアス艦長は補給中にデュエル二号機を出すほどだ。周囲への警戒が難しいデブリベルトでは、熱センサーが使い物にならない。

 

有視界による哨戒も重要になる。

 

しかし、いったん物資の搬入に駆り出されていた学生組は帰投し、約23万人もの民間人が眠るこの大地に哀悼の意と、生きる者として糧を分けてもらう懺悔の意味も込めて、折り紙を折ることになった。平和の象徴でもある様々な花を折り、無数に作り、それをユニウスセブンに散布する。

 

その時に、アサギとカガリもその力になったという。リオンは哨戒任務でその光景を見ることはできなかったが、キラからそのような報告を受けた。

 

――――少しずつでいい。いろいろなことを学んで、お前自身の夢に近づけるんだ、カガリ

 

回り道とは思いたくない。彼女は悲しい体験をしたといえる。だが、苦い経験も人を成長させる。生きている限り成長が出来るのだから。

 

 

艦内で憂鬱な雰囲気が流れる中、リオンは冷静だった。しかし、カガリのことに関してはそうではなく、まるで保護者のような感情を抱いていた。

うではなく、まるで保護者のような感情を抱いていた。

 

そしてついに怪我の完治したエリク・ブロードウェイ中尉が復帰。大破したメビウスに代わり、鹵獲したジンを使用して哨戒任務に当たっている。

 

「なかなか動きがいいな。やっぱコーディネイターのOSは同じだとやりやすい」

同じコーディネイターだからなのか、エリクは手足のように人を操る。初心者とは思えない技量だ。

 

「初めてでそれはなかなかいい線行っていると思います。俺も初心者ですが」

 

「そこらへんはいいぞ、リオン! ビギナーが化けるのなんて、どの世界にもあるからな」

 

これでエリクはMA乗りからMS乗りに変わった。今後の防衛がアークエンジェルにとっては楽になるだろう。

 

 

その後、いったんリオンはエリクに哨戒を任せて帰投する。パイロットにも休みは必要だ。

 

そこで、居住ブロックの一室である部屋で、アサギとカガリのもとを訪れるリオン。

 

「――――カガリ?」

 

「ああ。リオン。大事ないみたいだな」

リオンが無傷であることに安堵するカガリ。アルテミスの時はなかなか会うことが出来なかった。なので、少し日が空いた。

 

「遅れを取るほど鈍ってはいないさ。」

 

「――――デブリベルトを抜けて、おそらく第八艦隊と合流するとみていいだろう。その時だな、民間人の移送が始まるのは」

 

「――――けど、それで安心というわけではないのよね」

アサギはリオンが厳しい表情を崩していないことで、事態はそんなに安直ではないことに気づく。

 

「――――ザフトは降下前に最後の攻撃をしてくる可能性がある。ここを取られれば、これまでの努力が水の泡だ。民間人の安全は第一に考えているが、どこまでやれるかは」

 

恐らく、傭兵としての契約もそこで切れる。だが、あの艦長や第八艦隊の面々に降下直前での強襲があると思わせなければならない。ないかもしれないが、あの油断ならない男が追撃を突如として止めたのだ。この静けさの間にいろいろと想像したくもない準備をしているのは明白だった。

 

「――――本当に降下前にザフトが襲い掛かるのか? 地球圏だぞ。いや、アフリカ、オセアニアはプラント側だったな――――私に必要なことはないか?」

状況を整理し、言葉にして、考えをまとめたカガリ。毅然とした瞳でリオンに尋ねる。

 

「その時はオーブと君に迷惑をかけるかもしれない……オーブ連合首長国、ウズミ氏の娘であることを明かし、改めて俺に契約を持ち掛けてほしい。連合、ザフト、あらゆる障害を突破し、自身をオーブまで送り届けよと」

 

ここまで回り道をする必要はないかもしれない。だが、オーブのモルゲンレーテは戦闘データが欲しいと言っていた。まだ数回の戦闘。これではまだ足りない。

 

普通にザフトの襲撃がなければ取り越し苦労なのだが、こういう時の自分の予想は当たる。当たってほしくない予想はよく当たるものだ。

 

 

「ブロードウェイ機、帰投完了。リオン・フラガはデュエル二号機へ待機。準備完了後に発進を」

 

「すまない。話はまた後でだ」

 

「ああ、気をつけてな」

 

 

その後、エリクと入れ替わる形で出撃するリオン。

 

「物資の積み込み状況は?」

リオンは艦長に尋ねる。物質見込み時間完了まであとどのくらいかという切実な問題。

 

「あと一往復ほどで完了するわ。あともう一息よ」

明るいニュースだった。整備班や船外活動で尽力した者たちの努力の賜物ともいえる。

 

「了解しました。引き続き哨戒を続行します」

 

あと一往復。それでこの場所を離れることになる。すると、リオンはまだ真新しい船舶の残骸を発見した。

 

「!?」

 

そして慌ててリオンは物陰に隠れる。その船舶に接近したのは長距離強行偵察複座型ジン。

 

――――おそらく、あの船舶の調査、もしくは捜索。見逃してはくれないだろう

 

応援を呼ばれた場合、包囲されるのは危険だ。今も一機のポッドが最後の物資を運んでいる。

 

「悪く思うな」

 

リオンは迷わず無防備に背を向けているジンの背中に照準を合わせ、一瞬のためらいもなく引き金を引いた。

 

その弾丸は一発のみ。その正確な一撃がジンのコックピットを貫き、ジンは程なくして爆散した。

 

「―――こちらデュエル。強行偵察型ジンを発見。情報漏洩の危険ありと判断し、撃墜した。これでよかったか?」

 

 

 

「え、ええ。ポッドも程なくして帰投します。思わぬこともありましたが、これで当分物に困ることはありません。」

マリューからの感謝の気持ちのこもった言葉をいただいたリオン。それが欲しかったわけではないので、適当に答えようとしていた。

 

「いえ。私は任務を全うしただけです―――ん?」

 

リオンは船舶の残骸から救命ポッドらしきものを発見した。おそらくアレがジンの目的だったのだろう。

 

――――間が悪かったな。名も知らぬパイロット

 

少しばかり不憫に思うリオン。しかしそれだけを言った後、リオンはその救命ポッドをつかんだ。

 

「おい、接触回線から通信を入れている。中にいる者は聞こえるか?」

リオンは独断で救命ポッドへの接触を試みた。

 

「――――貴方は?」

中から聞こえたのは女性の声。それも、とても透き通るようなきれいな声。今まで聞いたことのないようなものだった。

 

「残骸の中にあった救命ポッドを見つけた。君の名前は?」

 

「わたくしの名前、ですね。わたくしは――――」

 

その名前を聞いた時、リオンは久しぶりに強烈な頭痛を食らうことになった。

 

 

 

一方、そのリオンの頭をブレイクした少女がいないプラントでは、混乱が起きていた。

 

シャワーを浴びていたアスランは、風呂から出た後、ゆっくりと自室にてくつろいでいたのだ。

 

「なんだと、ラクスがいない!?」

アスランは、プラント本国に帰還後、奪取した新型MSの説明、ヘリオポリスでの一件の説明など、説明に次ぐ説明の日々を送っていた。

 

そんな毎日に飛び込んできた重大なニュース。許嫁のラクス・クラインが船舶とともに行方不明となっている。

 

「―――――なぜだ。どうして彼女らが悲しむばかりなんだ!!」

奪うならば自分の命を奪えと、アスランは天に吠えた。なぜ自分の周りから奪っていくのだと。

 

「――――どうすれば、戦争は終わるんだ。終わらせようにも、どうすれば―――」

悩むアスラン。このままでは本当に憎しみのままに戦い続ける消耗戦になる。物量に劣るプラントではいずれ限界が来る。地球も汚染されつくされた場合、人が住めなくなる。

 

待っているのは生命の滅亡だ。

 

コンコン。

 

その時、ふいにアスランの自室のドアからノックの音が聞こえてきた。

 

「………??」

アスランは急な予定変更はメールで来るはずだと訝しむ。となると突発の用事。しかも個人のものに限られる。

 

インターホンに設置したカメラを見ると―――――

 

 

「――――――なっ!?」

 

どうしてフィオナが赤服に身を包んでいる。横にいる少女たちは何者なのか。彼女は戦争は嫌いだと言っていたではないか。

 

―――フィオナ、どうして!?

 

「フィオナっ!」

慌ててドアを開けたアスラン。しかし、自分の服装を考えてみよう。

 

 

浴衣を着ているとはいえ、ヘアアイロンで髪は乾かし、体もしっかりと拭いている。アスランは几帳面な性格だ。そこのところは余念がない。

 

だが、イケメンの部類に入るアスランが薄着で出てきた。これはラクスほどではないが、目の前の少女たちにとっては刺激が強すぎるだろう。

 

「あ、アスラン!? 服を着てください!!」

玄関を開けた先には、アスランの服装を見て思いっきりいつものポーカーフェイスを維持できなくなった彼女の姿が。

 

「フィオナ!? いや、服は着ているんだが」

冷静に突っ込むアスラン。ちがう、そうではない。

 

「う、うわぁあ……アスランさんの、アスランさんの薄着――――ぶはっ」

 

「何をやっているのよ、ニーナ!! すいません突然お伺いして」

興奮しっぱなしのニーナと呼ばれる紫色の髪の少女と、解放している金髪の少女が出合い頭に謝罪してきた。

 

「――――へぅ」

両手で顔を覆い、膝をへなへなと崩し、その場に座り込んでしまったフィオナ。アスランは何か悪いことをしたのだろうかとまだ気づかない。

 

「え!? フィオナ!? おい、大丈夫か!?」

気が気ではないアスラン。慌ててフィオナのそばに駆け寄るのだが、

 

「アスランさん。フィオナさんと私は……アレも一応女の子です。ここまではいいですね?」

金髪の少女が念を押すようにアスランに説明を始めた。神妙な顔でその話を聞くアスランだが、その様子で彼女も頬を染め始めていた。

 

あまりにも真剣な瞳でこちらを見るのだ。二枚目がこれをするのは卑怯だ。

 

「ああ」

 

「年頃の少女の前で、薄着で突然現れる殿方がいらっしゃいますか?」

そしてジト目でアスランを睨む少女。

 

「あ、すまない。俺の落ち度だった。申し訳ない。」

 

言い訳はしない。アスランはそういう男だった。頭を下げる。

 

 

「い、いいんですよ。次から気を付けてもらえたら。それで、アスランさんもあのニュースを見たんですよね」

真剣な瞳でアスランが驚愕しているであろうニュースの話をする少女。

 

 

「あ、ああ。ラクスのニュースな。ところで君たちは――――」

 

「フィオナの友人で、アフリカで作戦行動中のバルドフェルド隊への配属となりました、リディア・フローライトです!」

 

「は、はい!! えっと、その……近くクルーゼ隊に配属になります、ニーナ・エルトランドです。よろしく、お願いしましゅ!?」

 

憧れのアスランの目の前で、舌を噛んでしまうニーナ。痛みにプルプル震えるニーナだが、

 

すっ、

 

「!? あぅ………」

優しく彼女の頬に手を添えるか添えないかの辺りまで手を移動させたアスラン。しっかりと目線を彼女に向け、真剣な表情。

 

「痛みはどう?」

 

ウンウン、縦にうなずくニーナ。

 

「出血はある? ガーゼは必要かな」

 

フルフル、と首を横に振るニーナ。

 

「すまないな。また俺が何か緊張させてしまったようだ。気を張らせてしまった、楽にしてくれていい」

 

「は、はい――――」

恋する乙女のような顔で、惚けたようにアスランを見つめるままのニーナ。

 

 

「アスランさん。本当に懲りませんね」

無表情はどこへやら。ジト目のフィオナがアスランを睨んでいた。

 

「ち、違う! 他意はない! ただ、痛そうにしていたから心配しただけだ!」

 

「ラクスさんが大変なのに、これは酷いです。彼女に言いつけますからね」

ラクスと仲のいいフィオナ。ゆえに、行方不明中にアスランがまた女の子を引っ掛けたと報告するだけでいい。

 

「ちょっ」

狼狽えるアスラン。

 

「――――あれ~。アスランさんのイメージが少し違うんだけど」

 

「生真面目で、頭が固くて、義理堅くて、とっても優しくて、それで悪意を感じるほど鈍感な方ですが何か?」

フィオナの悪意と若干のデレを感じる紹介の仕方に、日ごろのフィオナを知る二人は目を丸くする。

 

―――フィオナって、親しい人にはこうも感情をさらけ出すのね~~

 

―――まるで兄妹ですわね~~

 

「俺が鈍いのは理解している。努力はしているのだが――――」

 

「実利の伴わない努力は努力とは言いません。」

 

「悪かった」

 

 

口論では勝てそうになりアスラン。勝負になる前に負けを認めていた。

 

その後、私服に着替えたアスランは改めて三人を自室に招いた。

 

「それで、今回フィオナとニーナさんが俺たちの部隊に、ということかな」

 

「はい! 急遽決まりましたが、準備は手早く終えました。後はフィオナさんがお世話になっている方と聞いたので、挨拶にも行こうかと―――」

 

「わざわざ律儀にありがとう。フィオナのこと、これからもよろしく頼む。本当にいい友人に恵まれた」

心からの笑顔だった。フィオナが本当にいい友人に巡り合えてよかったと安心している顔だった。

 

「に、ニーナ・エルトランドっ! これからも頑張ります!!」

 

「そこまで意識しなくていいさ。彼女の良き友人、時に諫めたり、助けられたり。一緒にいて楽しい友人であってほしいんだ。」

初々しいニーナの様子に微笑むアスラン。こういうときまで絵になる。

 

「――――君も、初の配属先が地球ということは、期待をされている証拠だ。気負いなく、訓練校で学んだことを活かして、戦場を生き延びるんだ」

 

先輩からのありがたい金言。勝つということではなく、生き延びることを重要とする教え。生存すれば、次の任務に挑むことが出来る。死亡すればそこで終わりだ。悲しむ人も出てくる。だからこそ、生き残るすべは何か、それを考えてほしいというアスランの願い。

 

「そのお言葉、心得ました。」

綺麗な敬礼でアスランの前に立つリディア。

 

 

その後、挨拶が終わり、すっかり仲良くなった4人。男一人と女三人。とんでもないリア充野郎である。

 

「その、ラクス姉さまは無事、なのでしょうか」

 

「ああ。ラクスのことは確かに心配だ。とにかく俺が動かなくては始まらない。救命ポッドに逃げ延びていれば、無事だと思いたいが――――」

 

 

 

そしてアークエンジェルに戻る場面。

 

 

救命ポッドの開閉口に保安兵が居並んだ。銃を構え、いつでも撃てる状況だ。

 

 

「――――ここは?」

惚けたように、辺りをきょろきょろと見まわすピンク色の髪の少女。

 

その瞬間、男たちの空気が止まる。

 

――――うわ、なんて美人だ。

 

トールが鼻の下をのばしていた。ミリアリアが脇の下を抓る。

 

―――えらい別嬪さんだなぁ、あの子!

 

ムウは一回り小さい少女になんて目を向けているのか。

 

―――うお、圧倒された

 

サイはフレイとは違う美人のタイプに圧倒されていた。危うく塗り替えられるところだった。

 

 

―――プラントはああいう人が何人もいるのか。

 

 

自覚症状なしにぶっ壊れたアルベルト。

 

保安兵も一部彼女の魅力にやられていたようで、惚けたように銃を構えていた。

 

 

「民間人みたいだな。名前は?」

リオンが名前を尋ねた。惚けている一同を差し置いて傭兵の彼が口にするのはよくないのだが、

 

―――この状況はうれしい誤算だ。早くに情報を植え付けるとしよう

 

リオンは正確には連合の完全な味方ではないのだから。

 

「セイラ・グレンベルですわ」

淀みなく目の前の彼女はその名前を口にした。

 

「その、セイラさんはどうしてあのポッドに?」

連合の方には全くと言っていいほどプラントの情報は流れてこない。当然プラントの住民の情報を持っているわけでもない。シーゲル・クラインが万が一の時に備えて娘の情報を固くブロックしていたのが大きかったのだ。

 

「わたくしは、ラクス・クライン様のユニウスセブン追悼式典に同行していた者です。ですが、地球軍の方とあの宙域でいさかいがありまして。ラクス様とわたくしはそれぞれポッドに入れられ、ラクス様の方には護衛の方が、わたくしはこのポッドに逃れたのです」

 

淀みなく嘘と真実を散りばめて、言葉を紡ぐ少女。

 

「連合の戦艦と!? なんということだ。」

ナタルは軍籍の者が民間の船舶を攻撃したことに頭を痛めていた。軍人としての誇りを穢す行為だ。

 

「とにかく、詳しい話はあとで。こんな場所だと、貴女も落ち着かないでしょう」

 

「はい……」

 

 

「発見者として、俺も同行させてもらう。ユニウスセブンについて聞きたいこともあるのでな」

そこへ、リオンが割り込んだ。越権行為も甚だしいが、完全に話のペースを握られているマリューは、リオンに対しそこまで警戒をしていなかった。

 

「ええ。」

 

「艦長、これはれっきとした―――」

ナタルが反論するが、

 

「同年代が一人くらいカカシのようにいれば、彼女も話しやすいでしょう。邪魔はしません」

リオンが話しやすさという点でナタルを攻める。こういう切り口で、理論詰めで行けば彼女は折れることを知っている。

 

「時間を奪われるわけにはいかん。手短にするためだ。特例だからな」

 

―――ほら、冷静な判断は出来つつあるようだが、まだ甘い。

 

 

そして彼女は、程なくしてセイラ・グレンベルとして認識され、オーブ経由でプラントに移送されることが決まった。正式な取り決めは、追ってオーブ政府とのコンタクトで決定される。

 

 

 




さて、この人誰なんだ・・・・(すっとぼけ


今回のリオン君は、攻略する側ではなく、攻略される側です。


なお、他にも幼女が複数彼の前に現れる模様。

やっぱりロリコンの血は根絶やしにしないとね 


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